耐震等級3相当「将来を見据えた高い安全性能」
最近ほとんど寝て無くて、昨日は2日間で睡眠時間3時間という中、久しぶりに7時間も寝れました(笑)
さて、いつの間にか11月。
しょっぱなですが、「またかよ・・・・」って思う広告が入っていたので、突っ込みます!
というか、正しい知識を持ってもらう為に、同じような内容を何度もブログに書いています。
では、前書き長くなりましたが、行ってみましょう!!
入ってきた広告はこんな感じです。
これ、その会社の人とか、見る人が見たらわかっちゃいますよね(笑)
会社批判をするわけではありません。
これを見て、魅力を感じてしまう事に「それは勘違いですよ」って教えてあげたいだけです。
営業妨害だ!!って苦情は受け付けません。
嘘を書くつもりはないですから。
目を引くポイント
- 家族の未来を育む
- 新しい住宅性能
- UA値0.45
- ZEH
- 耐震等級3相当 ※2
つ~~か・・
注意書き小ぃぃっちぇえ!!
ハズキルーペでもないと、読めね~~よ(笑)
高齢者は特に(^_^;)
僕は普通に読めましたけど。
こんくらいデカくないと読めないよね。
まあ、注意書きは小さく書かれているのが、よくある事(笑)
でね、よく分からない人は、さら~~っと流してしまうのが、耐震等級3の後に、少し小さく書いてある「相当」。
※2が付いているので、老眼の人は、虫眼鏡でも使って見ろと言っているようなもの。
で、※2はこんな事が小さく書かれています。重要な事なのにね。
※2
①商品シリーズにより異なります。
②間取りプランにより対応出来ない場合があります。
③住宅性能表示制度による住宅性能評価書の交付を受ける場合は、登録住宅性能評価機関の評価を受ける必要があります。別途申請費用がかかります。
まず、家づくりにおいて、「耐震等級3相当」って書いてある時点で、僕はふるいから落とします。
ただ例外として、LIXILのスーパーストロング工法は、相当を取っても大丈夫なくらいの信頼性はあります。
で、この広告の※2では、個人的に、有り得ない事が①~③のうち、2つも書いてある。
「商品シリーズにより、異なるって、耐震等級3相当にもならない事があるって事?」
「間取りプランにより対応出来ない場合があります。って将来を見据えた高い安全性能はないって事だよね?」
③は「費用」の事なので、そもそもがさ、おかしいだろ!?って話です。
基本的に、耐震等級3というのは、ここでいう「住宅性能表示制度」をクリアできる耐震等級3と、もっと詳細な構造計算によって導き出す「耐震等級3」の2種類がある。
「相当」ってのは、早く言えば、耐震等級3もどきってやつ。
↓こんな感じですよ。
「ミッ〇ー&ミ〇ー相当」
「ミッ〇ー&ド〇ルド相当」
つまり、この広告から読み取れる事は・・・
安全性が担保出来ない家になるかは、施主にかかっているよ!
って事です。
キチンと許容応力度計算をすれば、耐震等級3とれますからね?
プランによって出来ませんって事は、建築士の考えるプランなら有り得ないし、お客様が希望されたプランだとしても、耐震等級3が取れるように、間取りのアドバイスをするのが、普通です。
ん~~・・・
基本的に、UA値だけで表示されているだけでは、全然家の性能は測れない。
広告に色んな事書くのは自由だけどさ・・・
依頼者に、夢見せるような広告作って、展示場とかにお客様よんでさ、広告と違った事になるのは、どうなの!?って思いますよね?
あ、言っておきますが、住宅性能表示の為の耐震等級3は、簡単に取得できます。
正直、こんな名前だけの耐震等級3とか基準つくるなよ!って思うくらいのレベルの耐震等級3です。
これで耐震等級3取れても、許容応力度計算をして耐震等級3取ろうと思うと、計算で1980項目中、90個NGが出たりしますからね(笑)
つまり、その家は、90項目のNG・エラー箇所があるにも関わらず、耐震等級3とか言っちゃってるわけですよ。
だから、「相当」なんてつく場合、耐震等級3にも全く似つかないものなのですよ。
僕の中では、↓これくらい本物とかけ離れている認識です。
許容応力度設計は大変?
まあ、大変?というか、少し時間がかかりますよね。
でも計算しているのは「ソフト」ですから。
でも、依頼者にはそんな話関係ないですよね。
「大変」だからと言って、やらない理由には絶対ならないんですよ。
皆さん、広告に書いてある事が、「夢」になるのか「現実」になるかは、まず・・・
「耐震等級3相当」
という文言を見つけてください。
間違っても・・・
「着工棟数No1」
とか
「お客様満足度NO1」
って文言に食いつかないでください。
特に「お客様満足度NO1」ってのは、「富裕層」のアンケート結果に該当する可能性も高いです。
P.S
多分11月下旬になると思いますが・・・
凄い発表が出来ると思います!
お楽しみに~~