断熱や気密について、解説2025年バージョン追加

SNSでも、断熱と気密と遮熱の違いをよく分かってない方が発信をしたりコメントしたりするのをみますが、皆さん「イメージ」で語られることがほとんどかなと思っています。

特に、気密を高める事が暖かさに寄与すると思っている人はもう間違い。

気密は隙間風によって寒くなるのを防止するイメージの人も間違い。

 

確かに昔の家は、隙間風が発生して、その隙間風を受けて寒いというのは事実としてあるけど、気密というのはその隙間風によって計画換気(設計通りの換気)ができなくなるために気密を高めるというのが目的。

また、換気ONをした時に、狙っていない所(穴)から外気が入ってくると、本来給気口を設けた部分からの給気量が設計通りにならない。

その為に、気密を高めるのです。

また、気密を高めても、結露は表面温度の低い所で起こりますので、気密=断熱ではありませんから、特に外壁貫通部に鉄系のダクトを使った場合、そこを気密処理してもダクトが冷えたら結露します。

まあ、色んな知識が間違って伝わっている世の中ですが、正しい知識も、間違いの知識の人たちが増えれば正しいような話に聞こえてしまう。

 

2025年09月03日