地震保険で命は守れないよ

「地震保険にお金使うなら、制振ダンパーに使う」

スレッズで投稿した所、沢山のコメントいただいたので紹介します。

・わざわざ保険どーこー言わなければ「そういう設備もイイなー♪」ってなったモノをw

・木製の筋交い入れれば良くないか

・金のムダ。安い建築業者が提案しそうなパーツですね

・コレって効き目ありますの?
普通の方杖を入れるのと何が変わるのでしょう?
制振より制震の方が良い気がする。

・地震保険は確定申告で控除になるけどね

・ウチにもHMの標準でダンパー入っています。
何となくイメージでは、効果あるのかもって思うけど実際はどうなんだろう?

・両方ですね

・制震ダンパーと地震保険は別物。
性能としてのモノに注力するのは良い事だけど、他の別の効能を持つ保険を貶めるのは悪しき職人的考え方だな。

・大地震はその上でやって来る

・ダンパー効くんかなぁ。
そんなセコイ対策するなら、鉄骨入れるわ

・自分の家だけ耐えても、大津波や火災に巻き込まれたら残念ですが家は無くなりますよね。
保険とダブルが一番いいんじゃないですか?

・上下逆に付ければ経年劣化でシールがダメになった時にオイル漏れだけは防げると思うのですが...

・馬鹿だ

・カヤバとか不正してるから、意味なさそう
他社製なら良いかも

・両方できないもんなの?

・これ良さそうだけど地震で半壊とかで保険がほんの少ししかおりないってなったらそれも悲しいよな
どうせなら全壊になって保険金たくさん欲しいよね

・水害は関係ないなぁ

・単発でダンパー入れてもなあ。
panaのテクノストラクチャーなどで基礎設計からキチンと入れて、その上で保険も入るのが最近の当たり前だと思うけど。どちらかじゃなく、どちらも。

・ダンパーあってもなくても耐震等級3なら大きい地震に何度かは耐えるけど、揺れる度に金具が緩んだりダメージを追って耐震性は下がっていく。
なので余震本震を繰り返し受けてくと何度目かの地震で倒壊域に達する。
制振ダンパー入れると家の揺れを抑えて蓄積ダメージも減らしてくれる = 耐震性能が下がりにくいので大型地震に耐えれる回数が増える
って感じでしたよね?

・地震が起因の火災は地震保険です。

・そもそも保険安いのに、このダンパーをつけてどうゆう効果があるのかわかりませんね。
すごく興味があります。

・地震保険とダンパーは意味合いがまったく違います💦
倒壊はしにくいでしょうからダンパーは良いと思いますが

・付け根割れませんか?経年劣化で

・おもちゃみたいなダンパーですね。住友ゴムのMIRAIEとはエラい違い。

・MIRAIEは熊本地震での実績があるんですが、これはどうなんですかね?わかりませんが…

・火事は?

・地震保険が建物倒壊だけの補償の場合は、それでいいんでしょうけど
そのダンパーで津波や土砂崩れ、浸水等も防げますか?

・15年前に買ったけどダンパー入ってます

 

まあこんな感じです。

ちょっと下にまとめます。

1. 「耐震等級3+倍率なしダンパー」の論理的整合性

多くのコメントに「地震保険」や「筋交い」との比較がありますが、本質が異なります。
私が「Winダンパー」を採用し、かつ壁倍率を見込まない理由は、構造の健全性を永続させるためです。
高倍率のダンパーは、地震時にそこに力が集中し、接合部(ビスや金物)を破壊するリスクがあります。
「耐震等級3」でガッチリ固めた上で、ダンパーで揺れを「いなす」。

これにより、繰り返しの余震でも構造への蓄積ダメージを最小限に抑え、地盤との共振(固有周期の一致)を回避するのが狙いです。


2. 地震保険と制振装置の「役割」の決定的な違い

「保険があればいい」という意見は、住まいの「資産価値の補填」と「生命の安全維持」を混同しています。

地震保険:被災後の「お金」の補助。最長5年で、契約年数ごとの更新が必要で、建物が壊れることが前提。
制振装置:被災時の「命」を守り、被災後も「住み続けられる状態」を維持するための投資。

命を失えば保険金に意味はありません。保険は「もしも」の備えですが、設計者の仕事は「もしも」を「日常」に戻すための構造を造ることです。


3. 津波・火災・水害への言及に対する回答

「津波や火災には無力」という声もありますが、それは論点のすり替えです。
自動車で言えば、シートベルト(耐震)やエアバッグ(制振)に対し、「水没したら意味がない」と言っているようなものです。
地震大国において、まず解決すべきは「揺れによる倒壊・損傷のリスク」であり、そこを疎かにして他の災害を語るのは順序が違います。


私の考え

全壊して保険金をもらえばいいというのは、住む人の命と、震災後の生活再建の過酷さを軽視した発言です。
設計者の義務は、次の地震によって住めないような家でなく、すなわち『地震の後もそのまま住み続けられる家』を提供することにあります。

2025年12月22日