『耐震性能』皆が知らない事
熊本地震の恐怖
建築士会から毎月届く会誌
特集で、「熊本地震」について取り上げられていました。
この熊本地震は、現在の耐震に対する建築基準法の概念・想定をはるかに超える地震であった事は事実です。
理由を説明します。
熊本地震の最大の特徴は、震度7を2回・・・受けたという事です。
数百年に一度と想定していたのが2回来たのですから、もう、耐震設計基準の想定を超えているわけですよね。
ちょっと、下記で概要を見てみましょう。
本震では震度7ですが、余震でこれまた「数百年に一度」であるはずの「震度6強」を5回も受けてます。
ここまで何度も地震を受けると、強度を増して地震に対抗するという『耐震等級3』であっても、場合によっては倒壊に繋がります。
「余震」
震度6強/5回
震度6弱/3回
震度5強/4回
震度5弱/9回
震度4/97回
震度3/295回
震度2/687回
震度1/1016回
合計2115回(2016年9月26日現在)
建物の全壊が8151棟
建物の半壊が29072棟
建物の被害が169490棟
そりゃ倒壊しますよね・・・。