本当に酷過ぎる日本の住宅

『工務店のZEH(ゼッチ)とBELS(ベルス)の使い方』のセミナー参加でのお話


イグルーってご存知ですか?

 

(出典:大和ハウスグループ)

イヌイットの家・休憩所です。
マイナス20℃とかの世界で暮らす人たちです。

そしてこのイグルーの室温って何℃くらいあるかご存知ですか?

13~15℃らしいです。

暖房を我慢する日本の家は・・・
冬寝る時に、14℃で、朝起きる時は10℃以下になるのが「笑える日本の常識」だそうです。

イグルー以下レベルという事です(笑)

これ、昔の家の話ではないです。

省エネ基準をクリアした住宅のレベルです。

14℃って途上国の貧困層の下層レベルという事らしいです。

日本の省エネ住宅はイメージすると↓こんな感じです。

※服は着てるが、スカート


下記は別なセミナーでの話ですが・・・
ZEH(ネットゼロエネルギー)の家を造って、暖房無しでどれくらい家の温度があがるのか?

9℃くらいらしいです(笑)

我々の中で14℃って、結構当たり前というか、普通に生活できる室温な認識だと思いますが・・・

14℃くらいしか行かない住宅って、裁判したら負けるレベルです。
僕的には住宅設計における犯罪レベルだと思っています。

室温を21℃以上に上げる事は、世界の常識・日本の非常識ともいえます。

 

室温21℃の根拠は↓

 

ZEHや長期優良、断熱等級4など、名前負けしまくってる基準ばかりです。

それらの基準をクリアする事=幸せな快適・健康住宅にはなりません。

では、ZEHなどを目指しても意味はないのか?
いいえ、違います。

目指す事は、一つの基準であり、性能を認めてもらった証にもなります。

5つ星レストラン、5つ星ホテルのように、

5つ星住宅です。
ここで注意なのが、「エネルギー消費量削減住宅5つ星」という事です。

断熱住宅=5つ星住宅ではございません。

なので、断熱性能をギリギリクリアしたようなZEH住宅ではなく、

「圧倒的に基準をクリア」したZEH住宅がこれからは必要なのです。