制震装置『SSダンパー』

本日、色々気になっていた商品について、説明を受けてきました。
『エヴォルツ』制震ダンパー
ベンツにも使われている信頼性の高いものです。

この制震ダンパーは、耐震等級3でも1でも、その耐震の性能を保てるというものであり、
考え方としては・・・
「耐震」+「制震」のハイブリット的なイメージです。

地震による揺れでとても怖い「共振」が起きないそうです。

『地震に備える方法』として色々な考えがあると思います。

  • 耐震等級3取得し、倒壊した時の保証があるから、家が倒壊したら保険かけてまた建てればいいや
  • いつそんな大きな地震が来るかわからない
  • 大きな地震が来なければ、制震とか導入しても無駄

などなど・・・

まあ、そう言いたい気持ちも分かりますし、実際、栃木県でこの前の3.11東日本大震災で、どれだけの家が倒壊した?
となった時・・・ほとんど倒壊なんてしていません。

特に被害の大きかった地域に県からの要請で「危険度判定」に行きましたが、倒壊はなかったです。
ただ、筋かいが壁を突き破っていたり、屋根の瓦が落下してたり、ガラスが割れたりでした。

私の実家も築60年以上は建っていて、耐震の新基準を当然満たしておりません。
ですが、大きな損傷もなく建っています。
多くの家が同じでしょう。

そんな理由から、地震に対する備えといいますか、地震に対する考え方が、基本的に低い方なのだと思います。

多分、皆さんは『予算的に簡単に導入できるなら導入するに越したことはない』っていうふうには思うはずです。

ここのページ
でも耐震について触れていますが、
国で決めた基準で耐震化してる・新耐震の基準で建てている・・・
これは、いわば最低ランクの条件を満たしているに過ぎません。

これからの地震に対して・・・
怖いなと思う方は、この『制震』という考え方を尊重するべきだと私は思います。

  • 地震が発生している最中でも家の中はどこよりも安全である

このような考え方がこれからの住宅建築もの必要だと思っています。

2016年12月19日