ダブル断熱住宅完成への最後のパーツ

今日は、先日完成したダブル断熱住宅の「完了検査」でした。

特に問題なく、無指摘で無事に終える事が出来ました。

完成の様子、見学会の様子は後で時間出来た時にUPします。

 

今日は、そんなダブル断熱住宅完成に必要だった最後のパーツを設置して、明日の引き渡しとなりました。

そのパーツというのが『欄間(らんま)』

 

下記のような所に使われていたものです。

 

 

 

架台は棟梁にお願いして作っていただきました。

 

今回のお宅は建て替えだったのですが・・・

お亡くなりになられたお父様と過ごした昔の家の思い出で残しておいた『らんま』を玄関にディスプレイする計画でいました。

壁に埋め込む事なども考えましたが、ちょうどいい所は、許容応力度計算をして「耐力壁」となっている所ばかりで、お客様と話し合って、「自立」を選びました。

そのような思い出の一部が新居にも一緒にお引越!


お父様が優しい光で出迎えてくれてる感じです♪
カラーガラスブロックの前に置くと綺麗だなぁ(*´∀`)

 




昔の家って、こういった手の込んだ、いわゆる「職人の想いが詰まったもの」が普通に使われていたのに、今は壁とドアだけが普通です。

同じ様な欄間を設けたとしても、ガラスだけで終わる感じですね。

 

これらの写真を取り合えずお客様に送って、かなり満足していただけたので、明日の引き渡しが楽しみでございます♪

外観デザインも、内観デザインも、僕は住まい手だけが満足してくださればいいと思っています。

つまり、プロうけするものは求めていないという事です。

何故なら、僕の設計は、住まい手にとって一番最適なものを考えているからです。

オンリーワンというものです。

 

今回のような欄間ディスプレイは、住まい手の要望があって、初めて実現するものです。

そこには、住まい手の「込められた想い」が存在します。

 

住まい手と設計者の想いが、ベストマッチした時、「家を建てて良かったな」と思えるのだと思っています。

2017年10月04日