ダブル断熱住宅をご案内
昨日、高気密高断熱住宅を建てたいという相談者のご夫婦を、以前ラファエル設計で設計したお宅をご案内させていただきました。
住まい手の方も、掃除のテンションが上がると快諾してくださいました(笑)
ご協力ありがとうございました!
ご案内の中で、
ラファエル設計が、監理中にどういった所を厳しくチェックしているか、何故このようなカタチになっているかなど、説明させていただきました。
サーモカメラでも、温度のムラが無い事も見ていただきました。
自然素材の床や壁、空気感の違いや空間の匂いなども感じていただけたかと思います。
住まい手の奥様との質問タイムも設けていただき、
- ラファエル設計に依頼した理由
- コタツは不要か?
- 夏は暑いか?
- お風呂や脱衣所は寒くないか?
などなど、実際に1年半住まわれている方の実体験の感想を聞く事が出来て、とても有意義な時間だったのではないでしょうか?
てきとうに展示場見て回り、ただのパートの女性や
知識のない営業マンが説明するわけではないですからね(笑)
住まい手の奥様のお話で、個人的に印象に残ったお話があります。
『家はよく、3回建てないと理想のものは出来ないと言うけれど、設計段階でかなり細かい所まで考えてくれたから、あ~・・・ここをこうすればよかったと言う事が全くない、動線も全く不自由がない』
『冬は旦那さんがいつも半そでTシャツで、夏はエアコンたまに付けるくらいに涼しい』
『基本エアコン1台しか動かしていない』
という感じ。
これは、僕が家づくりの理想の1つとして考えている・・・
『住んでからも満足の続く家』
が実現出来ているという事で、嬉しく思いました。
また、このような事を見学者ご夫婦に話されていました。
『この家は自分たちの希望でこうなったけど、神長さんなら理想とする設計をしてくれますよ』
という話。
これもとても喜ばしいお話ですね。
この意見て、ちゃんと僕がどのような設計を提案するのか、施主様が理解してくださっているという事だと思うのです。
『パントリーは自分達は不要と言ったけど、パントリーあった方がいいと言われて作ったら、めちゃめちゃ活用しまくっている』
という笑い話がありましたが、これこそ、住まい手と設計者が一緒になって理想の設計をするということだと思うのです。
注文住宅というのは、住まい手の意見を聞いて建てる家の事ですが、外観のデザインは決まっている事が多い。
間取りだけ注文って感じです。
僕は、温熱を含めて、デザインもかなり提案します。
つまり、提案住宅です。
ラファエル設計の理想形は・・・
『注文住宅+提案住宅』の融合です。
住まい手の注文ばかり聞いて造る家、
住まい手の注文だけ聞いて造る家
そんなのは設計でも何でもないし、住んでから後悔や不満を住まい手自身が見つけていく事になります。
完成した当初は、自分の理想がそのままカタチになれば、かなり満足でしょう。
これは『見える部分』だからです。
希望が通れば満足なのは当たり前です。
でも、「それだけ」というのが、注文住宅の落とし穴ですよね。
そして、「住んでから後悔や不満」というのは、『見えない部分』です。
これを設計段階でいかに見える化してあげるかが、設計力になりますよね。
そこが『提案』の部分です。
『注文』というのは素人がする部分
『提案』というのはプロがする部分
という考えです。
家づくりをしている皆様・・・
ハウスメーカーの策略でもある
- 太陽光無料
- トリプルガラス無料
- カーテン無料
- オプション無料
こんなふざけた話に飛びつかないでくださいね(笑)
無料にする事できるんなら、初めっから、無料にしろよ!って話です(笑)
無料じゃなく契約した人が可哀想ですし、失礼だと思いますね。
決算前とかがそういったのが多いかと思いますが・・・
当然、その時期は受注が増えます。
ですが、その家を造ってくれる大工さんやその他職人さん、下請けの設計事務所さんが全員、
クッソ安い金額で仕事させられて、工期重視に追われ・・・
住まい手の為の家づくりではなく、ハウスメーカーの為の家づくりをしているというのが現状です。
こんな事言ったら何処かから苦情が来そうですが・・・(;´∀`)
でも、もっと言っちゃいます(笑)
ハウスメーカーの下請けで傘下に入っている職人さんたちは、皆さん、本当はやりたくない人が多いはずなのです。
でも、定期的に仕事が来るから、安心はある。でも、安い。だから数をこなさなきゃいけない。
これじゃ、建築業界というか、家づくりの職人を目指そうという人たちに夢が無いです・・・。
家づくりには、色んなドラマが存在しますが・・・
ラファエル設計は、住まい手と楽しい家づくりをしていきたいと思っております。