マニアックな職人さんとの出逢い

本日、大谷塗を実践すべく、とある内装の職人さんとの打ち合わせを行いました。

 

この方へは、私の方から問い合わせをしたのですが、「是非、会ってみたいですね!」とお互いがなりまして、実際に今日がその日となったわけです。

 

打合せは5時間近くでしたかね・・・(笑)

 

お互いが拘っている所や、過去の作品なども見せてもらったのですが、凄い方でした(笑)

 

デザイン的にも、もの凄く面白い事が出来そうな期待感と、面倒くさいデザインや納まりを、好んでやってくださる感じで、心が躍りました!!!!

 

今の時代・・・

『自分が面白いと思う事しかやらない!』

という職人さん・・・

僕は大好きです(笑)

 

僕は、建築士でもあり、設計士でもあり、建築家です。

基本的に、建築士の描いた図面というのが、建築をする上では全てです。

建築士(設計士)が描いた図面を、現場の職人さんたちが造っていく感じです。

 

でも、僕が理想とするのは、ちょっと違います。

 

職人さん達には、僕の図面に対して、あーだこーだ言ってもらいたいのです。

 

例えば、納まりに関してや、こうすれば施工もやりやすいなどなど・・・。

 

つまり、レベルの高い所への是正箇所があれば、どんどん言ってもらいたい。

 

家づくりというのは、「チーム」です。

職人さんは、ただ僕の設計したものを建ててくればそれでいい!なんて思いたくもないのです。

一度きりの付合いではなく、ずっと一緒にやっていく為の関係を築いていきたいのです。

 

設計士というのは、威張り腐っている人が沢山いますが、そんな大先生は大抵、自分のデザインに寄っている・・・
「マスター〇ーション野郎」なやつばかりです。

自己満足野郎という感じでしょうか。

 

そんなやつは「僕の作品」とかいいやがる(笑)

 

「ん?作品?なんか模型でも作ったんですか?」

って感じですよね。

 

現在、大工さんもかなりの勢いで減少しています。

 

自分が建てた家に、誇りを持てないようでは、職人としての喜びもないですよね。

そして、本来持っている自分の職人ポテンシャルを発揮して、それが喜ばれないような家づくりでも、職人さんたちは生き甲斐も感じないですよね。

安さ勝負の家づくりがヒートアップしているこの時代、ラファエル設計は、技術の全てにおいて「本物」を追求したいです。

 

ラファエル設計の家づくりが出来て良かったと思うのは、住まい手だけではなく、職人さんもそうなって欲しいし、自分も、そうなりたい。

2018年08月11日