暑がりの人は高気密高断熱住宅は必要ない?
暑がりの人は高気密高断熱住宅は必要ない?
思いっきり勘違いしてますよ。
ちょっとたとえ話します。
貴方は「氷」だとします。
とっても暑がりで、冷凍庫に入れて置かないと、汗をダラダラかいて、解けてしまいます。
では、まずその冷蔵庫の冷凍庫!
高気密ですか?
低気密ですか?
当然、高気密です。
では、別な質問。
高断熱ですか?
低断熱ですか?
中断熱ですか?
↑黄色い所が断熱材になります。
住宅にウレタンが良い、悪いは置いておいて、しっかり断熱されています。
冷蔵庫には、暑い夏は、冷却の度合いの設定を「高」にしたり出来ますよね?
寒い冬は、逆に「高」にしておくと、冷蔵庫の中身が冷蔵庫でも凍るはずです。
こういった設定が無い場合、夏に冷蔵庫の中で食品が腐りやすいのは、断熱材の厚みなどが足りない為に、冷蔵庫の冷やす力が足りなかったりするのも一つの要因ですよね。
話を戻します。
貴方は暑がりの「氷」です。
真夏に、炎天下のバーベキューに出かけます。
汗だくで溶けないために、高気密高断熱のクーラーボックスに入りたいですか?
それとも・・・
通気性抜群の「0気密0断熱」の買い物かごみたいな箱で運ばれたいですか?
はい・・・
後者の買い物かごの場合、「氷」として生きられる貴方の寿命は、真夏の場合数分ですよね。
つまり・・・
高気密高断熱というのは、
「外気温に左右されにくい」
という事なのです。
クーラーボックスに、氷を沢山入れれば中身は真夏でも数時間冷えてくれますよね?
サーモスのボトルに、熱い飲み物入れれば、真冬でも数時間熱いままですよね?
つまりは・・・
暑がりの人程、真夏は冷房がめっちゃ効きやすい家に住めることになりますので、最適&快適なのです。
では、寒がりの人はどうか?
暑がりの旦那さんに合わせるなら、寒がりの奥様は、着衣量で調節してください。
家の中の究極は、「暑くもなく、寒くもない」です。
でも、贅肉という断熱材を纏った男性は暑がりになるし、痩せた女性は寒がりになりやすい。
そういった人が同じ屋根の下に住む場合、両者の感覚も違いますし、動いている寒がりの奥様も、時には寝っ転がっている暑がりの旦那様よりも汗をかくときがあるはずです。
そうなった時、着衣量とエアコン設定温度でやはり同じように調節する事によって、両者が不快とならない環境を創り出せるかどうか?
が重要であり、「高気密高断熱」でしか、その環境は作り出せないのです。
家やクーラーボックスなど・・・
通気の為に窓を開けていても、クーラーボックスの蓋をあけていても、冷感を保てないのと一緒で、どんなものも、基本は外気温に近付こうとします。
その「スピード」がアベノマスクの到着や給付金配布のように遅いか、
このコロナ禍で国家公務員のボーナスのように早いか、
安倍政権のやばいものはシュレッダーにかけるかの如く、音速か?
という感じです。