低燃費住宅とは?車の燃費に例えて解説しましょう!
低燃費住宅って、聞いたことありますか?
燃費=光熱費
光熱費→安い
こんな感じで、光熱費が安くて済む家を「低燃費住宅」っていいます。
でね、この低燃費住宅ですが、「冬暖かく、夏涼しい」という、うたい文句の家が低燃費ではないという事。
それは勘違いしないでください。
そもそも「冬暖かく、夏涼しい」とうたっている会社が、すべて省エネ計算しているとは限りません。
そのような会社に依頼しようとしているそこの貴方!
「この家って、Q値とUA値はいくつなのでしょうか?」
と聞いてみてください。
そして究極は、「光熱費ってどれくらいの家になるんですか?」
と聞いてみてください。
本物の省エネ住宅、健康住宅、低燃費住宅というのは、しっかりと「冬のエネルギー」を削減できなければ、全て偽物だと思っても過言ではありません。
UA値やQ値なんて、簡単に良く出来ます。
UA値はQ値が良くでも、エネルギーが削減できない家というのも、簡単に出来てしまいます。
極論は、窓が少ない家はUA値が良くなります。
でも、エネルギー削減は絶対に出来ません。
付加断熱や気密処理をしない住宅で、熱交換の第一種換気扇を導入しても、これまたほとんど意味がありません。
大手ハウスメーカーなどでも、普通の断熱工法なら、全然、熱交換の恩恵がないです。
外の冷風は入ってこないかもしれませんけど、それ以上に、室内の熱は逃げまくってますからね。
普通の断熱工法で、部屋が暖かくなると思って熱交換をお考えの方、お金の無駄ですから、止めた方がいいですからね。
- 基本的に、低燃費というのは、車で言えば「プリウス」みたいなものです。
同じガソリンの量で低燃費車は1ℓ辺り20km以上走るのに対して、他の車は1ℓ辺り10kmしか走らない。
言ってみれば、これが燃費半分の車って事です。
Q1.0住宅も同じです。
日本人の一般的な光熱費は年間20~25万といわれています。
その半分の光熱費で済むのが「燃費半分の家」であり、Q1.0住宅がそれにあたります。
そうする為には、冬の暖房エネルギーの削減が出来ないと、そうなりません。
皆さんも、年間の光熱費をきちんとデータとって欲しいのですが、恐らく1月、2月が一年で一番光熱費が掛かっていると思います。
Q1.0住宅は、普通の家よりも省エネという位置づけである、次世代省エネ基準を対象基準としており、
次世代省エネ基準の暖房エネルギーが100%とした時、40%のエネルギーで済むのがQ1.0住宅です。
つまり、燃費半分の家って事ですよね。
- ラファエル設計では、「燃費」を必ず表示しています。
下記はQPEXでの計算結果です。
冬は14,688円
夏は8,327円
合計23,015円
で済む家という事です。
- 実際の光熱費(電気代)って燃費とどう関係してくるの?
目安としては、大人2人の子ども1人
パパは1日夕方まで仕事、ママが基本家にいて、子どもは小学生くらいの生活スタイルですと・・・
UA値0.36くらいでも、冬のエネルギー削減があまりなく、次世代省エネ基準くらいの家の性能ですと、
冷暖房を使わない中間期で、光熱費は月8,000円台くらいです。
年間約23,000円の燃費となると月々平均にすれば、月1,917円の冷暖房費という事になります。
それを基本の8,000円にプラスしてやればいいので・・・
8,000+1,917=9,917円/月
となり、年間の光熱費は119,004円となります。
仮に月8,999円がベースとすれば、月10,916円となり、
年間の光熱費は130,992円となります。
という事で、ラファエル設計の考える低燃費住宅というのは、
年間で119,000円~131,000円
くらいの光熱費以下となる考えでいます。
新住協加入前に取り組んでいたダブル断熱工法は、Q1.0住宅までのエネルギー削減とはいってませんでしたが、
お客様に年間の光熱費を教えていただいた所、年間約13万という感じでした。
そこのお宅の住まいは、お子さんは小さいですが、やはりママは1日家にいるような生活スタイルですね。
実際のシミュレーションと比べると、生活スタイルなどを詳細に入力して行ったら、この前行ったシミュレーション結果は、実際の光熱費と117円しか違わなかったので、結構ラファエル設計のシミュレーションは正確な感じしてます(笑)
まあ、月々の光熱費が約1万円前後というのは、安いですよね。
あ、ちなみにこれに水道代は入ってません。
電気代って事です。
本当の低燃費住宅を建てれば、月1万円前後となるわけですから、家のローンが月8万円だとすると、
家のローンとしては、月々9万円と考えればいいのです。
逆に、次世代省エネ基準の家くらいの性能で月7.4万、光熱費1.6万円だとしても、
家のローンとしては、月々9万円と同じなんですよね。
8万円と7.4万円・・・
その差6000円
これは、35年ローンで考えると、家の値段は200万円くらいの差になります。
どうですか?
結局200万けちると、その分、35年かけて200万の電気代を払う事になるのです。
つまり、36年目からは、初期投資の金額に対する家の値段が逆転するという事です。
200万てね・・・
太陽光とか載せれますし、トリプルガラスの窓だって余裕で入れられますよ。
ダブル断熱(付加断熱)にだって余裕で出来ますよ。
全館空調(パッシブエアコン)だって余裕で入れられます。
最近、低燃費住宅とか省エネ住宅について、一生懸命説明しても、それを否定しようとしている人に、いくら話しても無駄って事が分かってきました(笑)
否定しようとしている人は、絶対に同調しようとしません。
こちらの考えに、耳を傾けるという事もありません。
「電気代もローンの一部として考える」
という考えが納得できない人、本当にそうなのか?
と疑ってかかる人は、どうぞ、普通の電気代のかかる、廊下とかお風呂が寒い家を建ててくださいと思います。
だって、安くそういった家を建てたい!と思うわけで、初期投資のかかるQ1.0住宅を建てる必要がないと、自分に言い聞かせたいのですから、それ以上、私も説明するつもりもないです(笑)
- Q1.0住宅というのは、ある意味「ブランド」だと思っています。
ユニクロやGUで全然よいと思っている人は、ヴィトンやシャネルなんて着ようと思わないですよね?
例えるならば・・・
ヴィトンやシャネル、クロムハーツなどの50万とかする本革コートを着ようとする人に、
「何でユニクロのフリースとかヒートテックじゃダメなんですか?」
と言っているのと同じです。
でもね、Q1.0住宅というのは、大手ハウスメーカーに比べて「安くて高性能」だと思っています。
つまり、ユニクロやGUを着たいと思う人は、どちらかというと、Q1.0住宅を求めようとする人たちなのですよ?
ユニクロやGUは、耐久性に難ありですが・・・(笑)
家の場合は、ブランド力だけあって、性能が低いなら、意味がないんです。
ファッション関係でいえば、買ったり売ったり、気に入らなければ、買い替えたりできますが、
家の場合は、値段の桁数が全然違いますよね?(笑)
- 低燃費のプリウス300万、燃費40km/L
- 排気量 1,797 cc
燃料タンク 38 L
- 低燃費の軽自動車150万、燃費28km/L
- 排気量 658 cc
燃料タンク 30 L
- 人気NO1の低燃費セレナ250万、燃費17 km/L
- 排気量 1,997 cc
燃料タンク 55 L
まず、皆さん何処に一番注目しましたか?
低燃費?
プリウス?
軽自動車?
セレナ?
人気NO1?
値段?
燃費?
排気量?
と聞かれたら、まず、排気量なんかより先に、デザイン&値段と燃費を見ませんか?
そして、こんな比較をしませんか?
低燃費のプリウス300万、燃費40km/L
低燃費の軽自動車150万、燃費28km/L
低燃費のプリウス300万、燃費40km/L
人気NO1のセレナ250万、燃費17 km/L
この2つを比較すると、50万高いプリウスは23km/Lも多く走ります。
そして、1回の給油量とガソリン代、月に皆さんどれくらいですかね?
これはね、「燃料タンク」の容量を知らなきゃ分からないんですよ。
- 低燃費のプリウス300万、燃費40km/L
- 燃料タンク 38 L
- 低燃費の軽自動車150万、燃費28km/L
- 燃料タンク 30 L
- 人気NO1の低燃費セレナ250万、燃費17 km/L
- 燃料タンク 55 L
低燃費のプリウス300万、燃費40km/L
低燃費の軽自動車150万、燃費28km/L
これだけなら、何となく軽自動車の方が半分の値段だけど、燃費は半分よりも多い。
軽自動車の方がいいのかな?って思いません?
ですが、燃料タンクは軽自動車は8L小さいだけですよ。
つまり、軽自動車は、プリウスに比べて月に1.4倍の給油が必要って事です。
では、
低燃費のプリウス300万、燃費40km/L
人気NO1のセレナ250万、燃費17 km/L
これはどうですかね?
セレナは50万安いけど、燃費は2.3倍も悪い。
そして燃料タンクも大きい!
145円/Lなら満タン入れて・・・
プリウスは5510円。
セレナは7975円
その差2465円。
燃費は2.3倍悪いので5669.5円の差となる。
プリウスが月に1回の給油だとしたら最低2回でセレナは11339円くらいの差が出てくる。
50か月(約4年)乗った場合、多分50万安かったセレナよりも、プリウスの方が、ガソリン代はかからないので、差額はペイ出来そうじゃないですか?
だから、プリウスの方が買い!!!
とはならないですよね。人によっては。
何故ならセレナは8人乗りだから。
プリウスは5人です。
エアコンと一緒で、対応人数が大きくなれば、燃費は悪くなります。
でも、セレナも結構頑張っている方だと思います!
まあ、こんな感じで、車を買う時って「燃費」を必死に考えるんですよ。
車の値段の10倍はする家ですが、「家の燃費」って表示されてるの見た事あります?
- 車の展示場に行く行為=住宅展示場に行く行為
- 車の試乗=展示場の家巡り
- 車の値段交渉=家の値段交渉
- 車のオプション攻撃=家のオプション攻撃
- 車今日決めてくれたら○○円安くします=家今週決めてくれたら○○円安くします
はい、こんな感じで車買う時、家買う時、行動は激似です(笑)
この中で足りないもの・・・
『車の燃費は?40km/Lです=家の燃費は?計算したことありません』
この図式ですよね。
皆さん、よく考えてくださいね?
何故、250万の車の燃費は必死に考えるのに、2500万の家の燃費は誰も考えないのでしょうか?
よく、そのような家を35年もローン組んで買えるのかと思いませんか?
というか、燃費計算をしない会社の「家」を信用できますよね!って話です。
会社、人は、話したりすれば、信用できます。
では、その信用出来た人たちが造る家が、子どもや自分達が病気になりまくる家だったり、アレルギーが酷くなる家だったらどうするんですかね?
『いい人で終わる』
って、そんなゴールデンボンバーの歌みたいな事になったら大変ですよね?(笑)
『いい人で終わるな!』って感じですよね。
では、世界が電気自動車のみの販売となりました。
皆さん、どんな事考えます?
どれくらい走るのか?要は燃費ですよね?
充電はどうするのか?
では、自然災害により、充電が出来なくなった時どうしますかね?
太陽の力で充電できる電気自動車と、出来ない電気自動車、どちらを欲しいと思いますか?
当然、前者ですよね。
- 今の住宅業界、低燃費住宅や高気密高断熱という明確な基準がありません。
エアコンに頼る家というのは、高気密高断熱であっても、低燃費ではないんですよ。
暖房エネルギーが削減出来ない家というのは、高気密高断熱であっても、太陽の力で充電出来ない電気自動車と同じなんですよ。
Q1.0住宅のような本物の高気密高断熱は、太陽の力を蓄える事が出来て、逃がさないので、「低燃費住宅」である理由なのです。
こんなアホな事いう人がいます。
「お前はビニールハウスに1週間でも住んだことがあんのか?」
と聞きたい。
高気密高断熱や低燃費住宅のデメリットを必死で探そうとする人は、正直どんな答えを知りたいんですかね?
初期投資に対する失敗を恐れているんですかね?
デメリットが、費用が高いという人がいれば、普通の家のデメリットに「光熱費が高くなる」って書いてあるんですかね?
それとも、普通の家のデメリットには、
「冬は我慢すれば光熱費が安くなる」とか
「冬は気合で乗り切れば光熱費が安くなる」とか書いてあるんですかね?
普通の家のデメリットに、「ヒートショックで死ぬ確率が上がる」とか
「病気になる確率が増える」って書いてありますかね?
逆に、低燃費住宅を目指さない事のメリットって何ですか?
教えてください(笑)