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低燃費住宅とは?車の燃費に例えて解説しましょう!

低燃費住宅とは?車の燃費に例えて解説しましょう!

 

低燃費住宅って、聞いたことありますか?

燃費=光熱費

光熱費→安い

こんな感じで、光熱費が安くて済む家を「低燃費住宅」っていいます。

 

でね、この低燃費住宅ですが、「冬暖かく、夏涼しい」という、うたい文句の家が低燃費ではないという事。

それは勘違いしないでください。

 

そもそも「冬暖かく、夏涼しい」とうたっている会社が、すべて省エネ計算しているとは限りません。

そのような会社に依頼しようとしているそこの貴方!

 

「この家って、Q値とUA値はいくつなのでしょうか?」

と聞いてみてください。

 

そして究極は、「光熱費ってどれくらいの家になるんですか?」

と聞いてみてください。

 

本物の省エネ住宅、健康住宅、低燃費住宅というのは、しっかりと「冬のエネルギー」を削減できなければ、全て偽物だと思っても過言ではありません。

UA値やQ値なんて、簡単に良く出来ます。

UA値はQ値が良くでも、エネルギーが削減できない家というのも、簡単に出来てしまいます。

 

極論は、窓が少ない家はUA値が良くなります。

でも、エネルギー削減は絶対に出来ません。

 

付加断熱や気密処理をしない住宅で、熱交換の第一種換気扇を導入しても、これまたほとんど意味がありません。

大手ハウスメーカーなどでも、普通の断熱工法なら、全然、熱交換の恩恵がないです。

外の冷風は入ってこないかもしれませんけど、それ以上に、室内の熱は逃げまくってますからね。
普通の断熱工法で、部屋が暖かくなると思って熱交換をお考えの方、お金の無駄ですから、止めた方がいいですからね。

 

  • 基本的に、低燃費というのは、車で言えば「プリウス」みたいなものです。

 

同じガソリンの量で低燃費車は1ℓ辺り20km以上走るのに対して、他の車は1ℓ辺り10kmしか走らない。

言ってみれば、これが燃費半分の車って事です。

Q1.0住宅も同じです。

日本人の一般的な光熱費は年間20~25万といわれています。

その半分の光熱費で済むのが「燃費半分の家」であり、Q1.0住宅がそれにあたります。

そうする為には、冬の暖房エネルギーの削減が出来ないと、そうなりません。

 

皆さんも、年間の光熱費をきちんとデータとって欲しいのですが、恐らく1月、2月が一年で一番光熱費が掛かっていると思います。

 

Q1.0住宅は、普通の家よりも省エネという位置づけである、次世代省エネ基準を対象基準としており、

次世代省エネ基準の暖房エネルギーが100%とした時、40%のエネルギーで済むのがQ1.0住宅です。

つまり、燃費半分の家って事ですよね。

 

 

  • ラファエル設計では、「燃費」を必ず表示しています。

 

下記はQPEXでの計算結果です。

冬は14,688円
夏は8,327円

合計23,015円
で済む家という事です。

 

 

  • 実際の光熱費(電気代)って燃費とどう関係してくるの?

 

目安としては、大人2人の子ども1人

パパは1日夕方まで仕事、ママが基本家にいて、子どもは小学生くらいの生活スタイルですと・・・

UA値0.36くらいでも、冬のエネルギー削減があまりなく、次世代省エネ基準くらいの家の性能ですと、

冷暖房を使わない中間期で、光熱費は月8,000円台くらいです。

年間約23,000円の燃費となると月々平均にすれば、月1,917円の冷暖房費という事になります。

それを基本の8,000円にプラスしてやればいいので・・・

8,000+1,917=9,917円/月

となり、年間の光熱費は119,004円となります。

仮に月8,999円がベースとすれば、月10,916円となり、

年間の光熱費は130,992円となります。

 

  • 低燃費住宅といえる基準は?

という事で、ラファエル設計の考える低燃費住宅というのは、
年間で119,000円~131,000円
くらいの光熱費以下となる考えでいます。

新住協加入前に取り組んでいたダブル断熱工法は、Q1.0住宅までのエネルギー削減とはいってませんでしたが、

お客様に年間の光熱費を教えていただいた所、年間約13万という感じでした。

そこのお宅の住まいは、お子さんは小さいですが、やはりママは1日家にいるような生活スタイルですね。

 

実際のシミュレーションと比べると、生活スタイルなどを詳細に入力して行ったら、この前行ったシミュレーション結果は、実際の光熱費と117円しか違わなかったので、結構ラファエル設計のシミュレーションは正確な感じしてます(笑)

 

まあ、月々の光熱費が約1万円前後というのは、安いですよね。

あ、ちなみにこれに水道代は入ってません。

電気代って事です。

 

  • 家のローンと光熱費

 

本当の低燃費住宅を建てれば、月1万円前後となるわけですから、家のローンが月8万円だとすると、
家のローンとしては、月々9万円と考えればいいのです。

逆に、次世代省エネ基準の家くらいの性能で月7.4万、光熱費1.6万円だとしても、
家のローンとしては、月々9万円と同じなんですよね。

8万円と7.4万円・・・

その差6000円

これは、35年ローンで考えると、家の値段は200万円くらいの差になります。

どうですか?

結局200万けちると、その分、35年かけて200万の電気代を払う事になるのです。

つまり、36年目からは、初期投資の金額に対する家の値段が逆転するという事です。

200万てね・・・

太陽光とか載せれますし、トリプルガラスの窓だって余裕で入れられますよ。

ダブル断熱(付加断熱)にだって余裕で出来ますよ。

全館空調(パッシブエアコン)だって余裕で入れられます。

 

最近、低燃費住宅とか省エネ住宅について、一生懸命説明しても、それを否定しようとしている人に、いくら話しても無駄って事が分かってきました(笑)

 

否定しようとしている人は、絶対に同調しようとしません。

こちらの考えに、耳を傾けるという事もありません。

 

電気代もローンの一部として考える

という考えが納得できない人、本当にそうなのか?
と疑ってかかる人は、どうぞ、普通の電気代のかかる、廊下とかお風呂が寒い家を建ててくださいと思います。

だって、安くそういった家を建てたい!と思うわけで、初期投資のかかるQ1.0住宅を建てる必要がないと、自分に言い聞かせたいのですから、それ以上、私も説明するつもりもないです(笑)

 

  • Q1.0住宅というのは、ある意味「ブランド」だと思っています。

 

ユニクロやGUで全然よいと思っている人は、ヴィトンやシャネルなんて着ようと思わないですよね?

例えるならば・・・

ヴィトンやシャネル、クロムハーツなどの50万とかする本革コートを着ようとする人に、

「何でユニクロのフリースとかヒートテックじゃダメなんですか?」

と言っているのと同じです。

 

でもね、Q1.0住宅というのは、大手ハウスメーカーに比べて「安くて高性能」だと思っています。

つまり、ユニクロやGUを着たいと思う人は、どちらかというと、Q1.0住宅を求めようとする人たちなのですよ?

 

ユニクロやGUは、耐久性に難ありですが・・・(笑)

 

家の場合は、ブランド力だけあって、性能が低いなら、意味がないんです。

 

ファッション関係でいえば、買ったり売ったり、気に入らなければ、買い替えたりできますが、

家の場合は、値段の桁数が全然違いますよね?(笑)

 

  • 車で例えて見ましょう!

 

低燃費のプリウス300万、燃費40km/L
排気量 1,797 cc
燃料タンク 38 L
低燃費の軽自動車150万、燃費28km/L
排気量 658 cc
燃料タンク 30 L
人気NO1の低燃費セレナ250万、燃費17 km/L
排気量 1,997 cc
燃料タンク 55 L

 

まず、皆さん何処に一番注目しましたか?

低燃費?
プリウス?
軽自動車?
セレナ?
人気NO1?
値段?
燃費?
排気量?

  • どれが一番初めに対象から外れます?

と聞かれたら、まず、排気量なんかより先に、デザイン&値段と燃費を見ませんか?

そして、こんな比較をしませんか?

低燃費のプリウス300万、燃費40km/L
低燃費の軽自動車150万、燃費28km/L


低燃費のプリウス300万、燃費40km/L
人気NO1のセレナ250万、燃費17 km/L

この2つを比較すると、50万高いプリウスは23km/Lも多く走ります。

そして、1回の給油量とガソリン代、月に皆さんどれくらいですかね?

これはね、「燃料タンク」の容量を知らなきゃ分からないんですよ。

低燃費のプリウス300万、燃費40km/L
燃料タンク 38 L
低燃費の軽自動車150万、燃費28km/L
燃料タンク 30 L
人気NO1の低燃費セレナ250万、燃費17 km/L
燃料タンク 55 L

低燃費のプリウス300万、燃費40km/L
低燃費の軽自動車150万、燃費28km/L

これだけなら、何となく軽自動車の方が半分の値段だけど、燃費は半分よりも多い。
軽自動車の方がいいのかな?って思いません?

ですが、燃料タンクは軽自動車は8L小さいだけですよ。

つまり、軽自動車は、プリウスに比べて月に1.4倍の給油が必要って事です。

 

では、
低燃費のプリウス300万、燃費40km/L
人気NO1のセレナ250万、燃費17 km/L

これはどうですかね?

セレナは50万安いけど、燃費は2.3倍も悪い。
そして燃料タンクも大きい!
145円/Lなら満タン入れて・・・
プリウスは5510円。
セレナは7975円

その差2465円。

燃費は2.3倍悪いので5669.5円の差となる。

プリウスが月に1回の給油だとしたら最低2回でセレナは11339円くらいの差が出てくる。

50か月(約4年)乗った場合、多分50万安かったセレナよりも、プリウスの方が、ガソリン代はかからないので、差額はペイ出来そうじゃないですか?

だから、プリウスの方が買い!!!

とはならないですよね。人によっては。

何故ならセレナは8人乗りだから。

プリウスは5人です。

 

エアコンと一緒で、対応人数が大きくなれば、燃費は悪くなります。

でも、セレナも結構頑張っている方だと思います!

 

まあ、こんな感じで、車を買う時って「燃費」を必死に考えるんですよ。

 

  • では皆さん、家を買う時どうしてますか?

 

車の値段の10倍はする家ですが、「家の燃費」って表示されてるの見た事あります?

  • 車の展示場に行く行為=住宅展示場に行く行為
  • 車の試乗=展示場の家巡り
  • 車の値段交渉=家の値段交渉
  • 車のオプション攻撃=家のオプション攻撃
  • 車今日決めてくれたら○○円安くします=家今週決めてくれたら○○円安くします

はい、こんな感じで車買う時、家買う時、行動は激似です(笑)

この中で足りないもの・・・

『車の燃費は?40km/Lです=家の燃費は?計算したことありません』

この図式ですよね。

 

皆さん、よく考えてくださいね?

何故、250万の車の燃費は必死に考えるのに、2500万の家の燃費は誰も考えないのでしょうか?

よく、そのような家を35年もローン組んで買えるのかと思いませんか?

というか、燃費計算をしない会社の「家」を信用できますよね!って話です。


会社、人は、話したりすれば、信用できます。

では、その信用出来た人たちが造る家が、子どもや自分達が病気になりまくる家だったり、アレルギーが酷くなる家だったらどうするんですかね?

『いい人で終わる』

って、そんなゴールデンボンバーの歌みたいな事になったら大変ですよね?(笑)

『いい人で終わるな!』って感じですよね。

 

では、世界が電気自動車のみの販売となりました。

 

皆さん、どんな事考えます?

どれくらい走るのか?要は燃費ですよね?

充電はどうするのか?

では、自然災害により、充電が出来なくなった時どうしますかね?

 

太陽の力で充電できる電気自動車と、出来ない電気自動車、どちらを欲しいと思いますか?

 

当然、前者ですよね。

 

  • 今の住宅業界、低燃費住宅や高気密高断熱という明確な基準がありません。

 

エアコンに頼る家というのは、高気密高断熱であっても、低燃費ではないんですよ。

暖房エネルギーが削減出来ない家というのは、高気密高断熱であっても、太陽の力で充電出来ない電気自動車と同じなんですよ。

Q1.0住宅のような本物の高気密高断熱は、太陽の力を蓄える事が出来て、逃がさないので、「低燃費住宅」である理由なのです。

 

  • 高気密高断熱住宅はビニールハウスのようだ

こんなアホな事いう人がいます。

「お前はビニールハウスに1週間でも住んだことがあんのか?」

と聞きたい。

 

高気密高断熱や低燃費住宅のデメリットを必死で探そうとする人は、正直どんな答えを知りたいんですかね?


初期投資に対する失敗を恐れているんですかね?

デメリットが、費用が高いという人がいれば、普通の家のデメリットに「光熱費が高くなる」って書いてあるんですかね?

それとも、普通の家のデメリットには、
「冬は我慢すれば光熱費が安くなる」とか
「冬は気合で乗り切れば光熱費が安くなる」とか書いてあるんですかね?

普通の家のデメリットに、「ヒートショックで死ぬ確率が上がる」とか

「病気になる確率が増える」って書いてありますかね?

 

逆に、低燃費住宅を目指さない事のメリットって何ですか?

教えてください(笑)

2018年08月12日

壁内結露を防ぐ近道が何故ウレタン!?見極めポイント②

壁内結露を防ぐ近道が何故ウレタン!?見極めポイント②。

ウレタン関係ないから。

 

はい、昨日から連日お届けする「経年劣化しない建物の見極めポイント」

雑誌に載っていたその特集がちょっと無理やり感満載なので、独自の目線で、消費者が変な知識を植え付けられないように、生意気にもぶった切るブログです。

では、早速取り上げます。

 

雑誌にはこんな見出しです。

経年劣化しない建物の見極めポイント②

  • 採用されている断熱材自体の『耐水性能』に不安がないか?

雑誌の文言そのままで書いていきますね。


建物に水分を寄せ付けない事が、壁内結露対策の最重要ポイントだ。

「耐水性能に優れた断熱材=ウレタン」の特性を知ろう。


 

という事で、壁内結露に関しても、結論的にウレタンが一番いいという、訳ワカメな事が書いてあります。

 

そこで、これまたこんな写真載せる意味が何故ある?という写真が載っていました。

↓ですが、水の中に断熱材を沈めた浸水実験の写真で、
左の赤い方が多分グラスウールで、右がウレタンです。

 

下記は雑誌の文言そのまま記載します。


他の素材はやがて沈んでしまうが、ヨットやサーフボードなどに使用されるウレタン素材は浸水性が極めて低い為、沈まず浮かび上がる。

また下の模型はウレタンの耐水性をイメージしたもの。

 

プラスチック容器の左側に入った水は、中央のウレタンで仕切られた部分を境に右側へ侵入しない。
優れた防水性能を表す。

建物を経年劣化させる張本人=壁内結露
をシャットアウトする為には、原因となる水蒸気の侵入、吸湿、滞留そして極端な温度差を防ぐこと。
それには断熱材に耐水性に優れるウレタン素材を採用する事が近道の1つだ。

発泡状態のウレタンを専用設計の木枠の中に圧力を掛けて充填し製造した「FPウレタン断熱パネル」
この水に強い構造材を、建物に隙間なく取り囲むように施工する事で、壁内結露を限りなく「ゼロ」へと近づけた画期的アイテムの住宅が「FPの家」なのだ。


という事が書いてあり、そのまま転記しました。

 

まず、この特集記事を読んで、一番初めに思った事は・・・

「え!?水の中に家建てるんですか?」

です(笑)


次に思った事は、
「壁内に結露が生じる事を前提とした施工をしているから、耐水性に優れるウレタンが壁内結露防止の為の近道なの?」

 

まあ、恐らく、「夏型結露」の観点から、ウレタンを推奨しているのかもしれませんが・・・

そもそも、充填断熱の場合、それらを防ぐのは、断熱材ではありません。

外貼り断熱の場合は、蒸し返し現象は起きなくなると思いますが、木材の外側にウレタンを貼った場合によりますよね。

 

なので、壁内結露に有効なのがウレタンという持って行き方は、無理やりすぎて正直笑ってしまいます(笑)

 

まあ、仮に壁内結露が生じた場合、断熱材が無効化されるかという観点からみたら、グラスウールに比べてウレタンは優れているでしょう。

がしかし、浸水実験みたいな状況って、Q1.0住宅の工法であれば、まずありえないですし、夏型結露によって壁内に大量の水が浸入するという事も、しっかりした設計・施工をすれば、ありえません。

 

ちょっとここで、夏型結露を話すると、長くなりすぎるので、割愛します。
別のブログで解説します。
夏型結露

 

ざっくりお話すると、夏の暑い時、日射を受けた外壁は50℃近くになり、その外壁の下地である木材が熱を発し、水蒸気が吹き出す為、太陽が木材を蒸している状態ってわけです。

これを『蒸し返し現象』と呼びます。

その水蒸気が室内の方へ行き、防湿層までたどり着いた時に、キンキンに冷えた室内側の影響で、冷やされて、そこで結露するわけですね。

夏型結露は、室内側の手前の防湿層で結露するけど、その水分は通気層から排出されます。

 

  • 夏型結露を防ぐ方法はあるの?

夏型結露というのは、室内の温度が27℃とか28℃であれば、重大な夏型結露が起きる環境にはなりません。

なので、夏型結露を防ぐには、Q1.0住宅のような、高気密高断熱の家で、室温も26~27℃程度でOKな室内環境を保てるのが、夏型結露を防ぐ為の基本だと思います。

 

とりあえず、ダメな施工というのを解説しちゃいますよ。
まず、通気が重要になってくるわけですが、結構、この通気が取れないような下地を作っている職人さん、多いですよ。

基本的に、今の世の中の家作りでは、サイディングの外壁が圧倒的に多いです。

で、その多くは「通気工法」というもので、サイディングを貼って行きます。

サイディングを横に張る場合は、下地が「縦胴縁」

サイディングを縦に張る場合は、下地が「横胴縁」

となるのが一般的だと思います。

通気工法は下記の様な考えです。

通気層工法の湿気の放散・雨水の排水の仕組み(イメージ縦断面図)
通気層は湿気を逃がす役割を担います。※出典:デユポン タイペック カタログ
通気層が取れなくなるダメな施工(横胴縁)
茶色の部分が木材で胴縁と言います。
横に取りつけてあるので「横胴縁」といいます。
赤くなっているのは、矢印の向きに湿気が逃げて行かない事を表しています。
こういう施工をしちゃうなら、ウレタンは有効かもしれませんが、そもそもこんな施工してたら経年劣化以前の問題で劣化します。
通気層が取れる最適な施工(横胴縁)
窓廻りが特に、通気が遮断されるポイントなので、横胴縁をさっきみたいにぶつける人が多いんですよね。
下図のように通気が出来れば、OKです。
グラスウールでも、全く問題ありません。
通気層が取れなくなるダメな施工(縦胴縁)
茶色の部分が木材で胴縁と言います。縦に取りつけてあるので「縦胴縁」といいます。
赤くなっているのは、矢印の向きに湿気が逃げて行かない事を表しています。
先ほど同様、こういう施工をしちゃうなら、ウレタンは有効かもしれませんが、そもそもこんな施工してたら経年劣化以前の問題で劣化します。
やはり、窓廻りでこういった事が起きやすいです。
初めて付き合う職人さんにはこの辺をしっかり説明しないといけません。
僕に依頼する設計監理というのは、こういった所もチェックします。
こういった所に、住まい手はお金を出さずに、自分でチェック出来ますかね?
通気層が取れる最適な施工(縦胴縁)
窓廻りで縦胴縁を離します。
こうする事で、通気が正常に働きます。
これもまた、グラスウールでも全く問題ありません。

 

まあ、こんな感じで、施工が悪かったり、断熱・気密性能が悪い家と比較してなら、ウレタンの工法でもいいのかもしれませんが、ラファエル設計は、絶対的にウレタンを使うメリットをこの特集記事を読んでも、思いつきません。

雑誌に書かれている事は、別にグラスウールを使ったって、問題なく解決できる問題ですから。

 

新住協では、施工後の壁体内検証を数件行っています。

その記事も、後日ブログで書きますね。

結論をいうと、施工がしっかりしていればグラスウールを使った新住協の工法で全く問題ないという検証結果が出ています。

 

  • まとめ

ちょっとまとめます。

そもそも、この特集記事は、前回同様、「ウレタンは超絶最高」と言わんばかりの無いようなわけですが・・・

ウレタンに頼った家づくりをしているのかと思うくらい、一般ユーザーに対して、結論への持って行き方が、無理やりすぎます。

水に強いから、壁内結露を防ぐ方法の近道がウレタンって・・・

そうじゃないですよね(笑)

こういった内容のものを見た一般ユーザーは、多分ウレタン最強だと思い、ウレタン以外は眼中にない状態になるでしょうね。

前回の無いようにも少し触れますが・・・

グラスウールとウレタンで、両者全く同じ厚みで比べた場合、ウレタンの方が、Q値もUA値も良くなるのは当たり前です。
でも、そうはならないのが付加断熱だったりするわけです。

今回も、ウレタンを使った家づくりを否定するわけではないです。

ウレタン最強説へ持って行こうとする内容を否定したいだけです(笑)

 

「高性能な家」とか「快適な家」、「経年劣化に強い家」というのは、どの断熱材を使えばそうなるかというのは、まずあり得ないんですよ。

どんな断熱材を使っても、しっかり施工すれば、どれも同じ性能が出せますから。

適材適所というべきでしょうか・・・

皆さん、あまりこういった雑誌の内容を100%鵜呑みにしないでくださいね。

 

断熱材は特にですけど、何かが突出して、それが家全体に影響を及ぼすほどの最強のものってないですから。

 

壁内結露を防ぐ見極めポイント・・・

それは断熱性能・気密性能、外壁の通気を意識している設計がされているか?という所だと思いますよ。

2018年08月10日

ウレタンが理想的だと!?見極めポイント①

理想的な断熱材がウレタンだと!?そんなバカな!

僕からすれば、それはありえない。

 


本屋さんに立ち寄った際、建築雑誌コーナーにこんな雑誌が置いてありました。

「建てた人に聞く、家づくりの本音。すみごこち」

「へ~~」と思い、ちょっと立ち読み。

結論を申し上げるとFPの家で建てている家ばかりで、所々、「FPの家」という文字が出てくるので、FPの家が監修的な構成なのだろう。

住み心地というのは、住まい手の体系・作業状態などによっても、「快適性」という意味で言えば、感想は異なってくるものだ。

なので、こういった雑誌全般に言える事だが・・・

どんな断熱材を使って、その厚さが何mmなのか?

窓はどのメーカーのどんなものを使っているのか?

UA値、Q値はいくつなのか?

外と室内の、自然温度差は何℃なのか?

そんな情報は全く書かれていない。


 

まあ、そんな中で、読み進めて行くと、「はあ?」という内容が出てきた。

『経年劣化しない建物の見極めポイント』

という事で、見極めポイント1として、
長期的に劣化しにくい、「バランスに優れた断熱素材」を採用しているのか?

という見出しがあり、最初のポイントは言うまでもなく「適切な断熱材選び」で断熱材選びに失敗しないよう基礎知識を頭に入れよう!と書いてある。

結論は、「硬質ウレタンフォームは理想的な断熱素材と言えるだろう」と締めくくっているのだが、これには賛同できないです。

理由は、「燃える」から。

他にも理由も含めて色々突っ込みたい所はありますが、とりあえず・・・

そこに至る過程を、本に書かれている文章では分かりにくいと思うので、本に書かれている文言そのまま使用して、僕なりにまとめてみますね。

グラスウール(繊維系断熱材)
【長所】
断熱性、難燃性、防音性に充分対応している

【短所】
  • 隙間なく施工するのが難しい
  • 施工後に自重や度重なる地震等により少しずつずり落ちてしまう点で性能が劣化するリスクが高い
ポリスチレンフォーム
【長所】
防水性、耐久性に富み、外貼り断熱として多用される

【短所】
熱に弱く、脆い
セルロースファイバー
【長所】
無記載

【短所】
作業工程に手間がかかり、やはり隙間が出来やすい
硬質ウレタンフォーム
【長所】
  • 性能数値に優れるのは勿論
  • 他の断熱材に較べて致命的な欠点が見当たらない比較的バランスの取れた素材といえよう
  • 断熱性能(熱伝導率の値)は他を圧倒している
  • 断熱材の厚みと断熱力との相関ではグラスウールよりも有利

って感じで、ウレタンごり押しなのですが・・・

そもそも、この熱伝導率だけに着目した内容での議論は全く意味がないし、上記内容は洗脳レベルの話ですよ。
厚みの表では、何故ウレタンだけ厚み105mmで、他は100mmとか50mmなんだよ(笑)

熱伝導率が一番低いウレタンだけ厚み一番大きくしたら、他より圧倒的に熱抵抗良くなるのは当たり前だろ(笑)

そして、そもそも、普通のグラスウールなんて今時使わないから(笑)
高性能グラスウールで16kg(16K)なら「熱伝導率0.038」辺りを使います。

仮に、厚みを同じにしても、ウレタンが一番抵抗力は強くなるのだが、
熱が損失・伝導する部分は、床・壁・天井(屋根)・窓・換気です。

充填断熱の場合は、断熱材の厚みをいくら厚くしても、断熱材が入らない部分が出てきます。
それが柱の部分です。

そういった所をヒートブリッジ(熱橋)といいます。

 

 

それを防ぐ為に、ラファエル設計では「付加断熱」をします。

断熱材の厚み勝負で言ったらウレタンにグラスウールは勝てないですけど、例えば外壁であれば・・・
構造用合板9mm+断熱材+石膏ボード12.5mm
という構成になり、
断熱材の部分が・・・
ウレタンならU値は0.32
付加断熱の高性能グラスウールならU値は0.2と、圧倒的に勝ちます。

外壁だけ高性能グラスウールのQ1.0住宅仕様から、付加断熱ではなく、雑誌がごり押しのウレタンに変えて見ます。
そうすると・・・

高性能グラスウール105+105mm付加断熱
Q値:1.19
UA値:0.32
ウレタン
Q値:1.33
UA値:0.37

断熱材では圧倒的に勝っていたウレタンのはずなのに、Q値もUA値も、グラスウール付加断熱のQ1.0住宅に負けましたね。

再度確認ですが、外壁以外、窓や天井、基礎の断熱、換気など、全て同じ条件での比較です。

 

それを、室温変動で見て見ましょう。
一応言って行きますが、Q1.0住宅仕様がベースで、外壁だけ変えたものです。
ベースが、しっかり日射取得を考えたQ1.0住宅なので、両者とも外気温マイナス8.2℃でも無暖房で驚異的な室温です(笑)

高性能グラスウール105+105mm付加断熱(1階)
Q値:1.19
UA値:0.32

ウレタン105mm充填(1階)
Q値:1.33
UA値:0.37

高性能グラスウール105+105mm付加断熱(2階)
Q値:1.19
UA値:0.32

ウレタン105mm充填(2階)
Q値:1.33
UA値:0.37

ウレタンの方が2℃も低いですね。

たかが2℃だと思うなかれ!

27℃の室温と25℃の室温、夏をイメージしてもらえば、どちらが汗ばむか想像出来ると思います。

Ua値が0.7~0.6あたりの家ですと、1℃室温上げるのに必要な家の性能のコストUPは、大体100万円です。

断熱材の熱伝導率だけ見れば、ウレタンはかなり熱抵抗が高いですが、家というのは、損失する部分が沢山点在します。

 

さっきの比較は、あくまでも外壁だけを変えたらそうなるかという比較で、
UAもQ値もどちらもいい同士の比較なので、ちょと実際に基礎とか天井とかウレタンで、UA0.5くらいの家を、モデル化してみます。※ベースはQ1.0住宅ではありません。

ウレタンでUA0.5辺りですと、次世代省エネ基準より、高性能という事で宣伝している会社もあります。

では、無暖房での比較を見て見ましょう!

外気温はすべてマイナス8.2℃です。

高性能グラスウール105+105mm付加断熱(1階)
Q値:1.19
UA値:0.32

ウレタン105mm充填(1階)
Q値:1.64
UA値:0.50

高性能グラスウール105+105mm付加断熱(2階)
Q値:1.19
UA値:0.32

ウレタン105mm充填(2階)
Q値:1.64
UA値:0.50

 

はい、今度は結構な差が出ましたね。

真っ青な方が、雑誌では「理想的な断熱材」として「見極めポイント1」だと言っているのです。


これで見てもらうと理解出来たと思いますが、断熱材なんて、断熱材だけに着目して、熱伝導が低いだの熱抵抗が高いだの話していても意味がないのです。

 

もう一度、長所・短所を見てみましょう!

 

今度はそれぞれ、私の見解を「赤字」で入れて行きます。

グラスウール(繊維系断熱材)
【長所】
断熱性、難燃性、防音性に充分対応している

ラファエル設計は新住協のマスター会員として、高性能グラスウールを使います。


【短所】
  • 隙間なく施工するのが難しい
  • 施工後に自重や度重なる地震等により少しずつずり落ちてしまう点で性能が劣化するリスクが高い

これはその通りです。
グラスウールには、裸のグラスウールと気密フィルム付のグラスウールがあります。

【裸のグラスウール】※黄色の部分が気密シート0.2mm
【フィルム付グラスウール】※気密フィルム0.1mm
ラファエル設計をはじめ、グラスウールで高性能な家を造っている人たちは、共通点があります。
それは・・・
フィルム付グラスウールは絶対に使わないという事。

フィルム付のやつは、元から気密シートが付いているので、施工が楽と思われがちですが、これがまた施工の難易度をあげます。

掛け布団のカバーと中綿とかの部分を紐で結んでいないと、中綿部分だけズレますよね?(笑)

そんなイメージなのですが、ラファエル設計の現場でも、浴室周りにだけ、断熱・防音なども含めてこのフィルム付を使用したことがあります。

が!!上部だけ少し沈んでしまっている写真が↓です。
グラスウールは黄色なのですが、梁から5cmくらい下がっているのです。
監理していて気が付いたので、直してもらいました。

なので、しっかりと施工状況がわかる裸のグラスウールを使用して、腕の良い大工さんがしっかりとやれば、グラスウールがダメと言う理由には全くなりません。

ポリスチレンフォーム
【長所】
防水性、耐久性に富み、外貼り断熱として多用される

【短所】
熱に弱く、脆い

これは、落雷火災の際、やっぱり危ないです。
よって、ラファエル設計では外壁、屋根には使用しません。
セルロースファイバー
【長所】
無記載

何故長所を語ってやらない!?(笑)
セルロースファイバーも、基本は火事に強いですよ。
金額があえば、基本的にはセルロースを使いたいです。
隙間なく充填出来ますので。


【短所】
作業工程に手間がかかり、やはり隙間が出来やすい

おいおい・・・
手間がかかるって・・・?
そんな事ないでしょ!
それは全然短所でも何でもないからね。

隙間が出来やすい?
きちんと60K(60kg)くらい入っていれば、パンパンですからね。
45Kとかにケチってしまうと、自重で自沈します。
そんな事も知らずに、欠点だとか言う人が実際にいます。
硬質ウレタンフォーム
【長所】
  • 性能数値に優れるのは勿論
  • 他の断熱材に較べて致命的な欠点が見当たらない比較的バランスの取れた素材といえよう

    え!?
    燃えまくるのがウレタンですよね?
    致命的だと思うのですが・・・。
  • 断熱性能(熱伝導率の値)は他を圧倒している
  • 断熱材の厚みと断熱力との相関ではグラスウールよりも有利さっきの室温変動、省エネ計算結果からそういう見解述べてくれる?


    てゆーか、ウレタンの「短所」については一切触れずかい!!?(笑)

    では、僕が触れましょう。
    ウレタンは、グラスウールに比べて燃えます。

    ウレタンは250℃まで発火しないとか書いてあったりしますが・・・
    火事というのは、250℃ではなく、700℃以上になるわけですよ。

    ウレタンの燃える「自社実験」というのは、どういった実験したのかまで書いていない。

    最近のウレタンの事故・ニュース、知ってますよね?
    ロンドン火災とかもそうですけど。

    「燃えないウレタン」なんて、この世に存在しません。

はい、まあこんな感じです。

この見極めポイントというのは、「バランスに優れた断熱素材を採用しているか?」がポイントですよね。

断熱性能も、火災についても、長期的に劣化しにくいという点でも・・・

ラファエル設計が行う家づくりでは、グラスウールかセルロースファイバーを充填断熱に使います。

理由は、これまで述べられてきた「短所」は、いい加減な施工ありきの「短所」ですもん。

ウレタンが施工性が楽というならば、それは施工者によってのメリットであって、住まい手にとっては関係ないです。

手間が掛かればその人工分は、お客様に負担となるかもしれませんが、ラファエル設計の場合、そこまで大きな施工手間代を取っていません。

ラファエル設計の所属する新住協では、数年経過後のグラスウール劣化検証というのもの行っており、全く問題ないという検証結果も出ています。

 

長期的に劣化しやすいかし難いかというのは、「施工がしっかり出来ているか?」という所が正直一番大きい所ですよ。

ウレタンは、「他の断熱材に較べて致命的な欠点が見当たらない比較的バランスの取れた素材といえよう」って、明らかにおかしな情報操作ですよ(笑)

落雷火災が起きた時には、もの凄く危険です。

外貼り断熱での短所に、熱に弱く脆いと言っていますが、火事レベルになったら、ウレタンだって同じような短所だと思いますけどね。

 

いずれにしても、ここらへんの話は、正直「水掛け論」的に発展していきます。

ちょっとまとめますが・・・

 

ウレタンを使った断熱工法を、ラファエル設計は「危険」と思うから、絶対にやらないですけど、ウレタンを肯定している人たちを否定したいわけではありません。

ウレタンを使った断熱工法で家を建てたい人は、ご自由に建てればいいと思いますよ。

 

家づくりの工法については、その人たちが考える「視点」からメリット・デメリットの話が生まれます。

 

ウレタンだって、火事が起きなきゃ、全然いいわけですよ。

耐震等級3だって、加速度の大きい地震が起きないと思う人は、別に建てなきゃいい話です。

 

ラファエル設計は、「家づくり」という行為を色んな角度から見た時に、現時点で考えられるベストな方法を、選定していきます。

地震が起きる確率とか、火事が起きる確率を考えていても、ハッキリいって時間の無駄なわけです。

「どんな状況であっても、住まい手にとって、快適で安心できる家」というのを提供したいと考えています。

確率論で家を提供して、例えば1%の確率で起こるかもしれない問題が起きてしまった時、それを自然現象のせいとかに、皆さんはするんですかね?
僕はそんな事はしないです。

地震にしても、落雷火災にして、起きるかもしれないという「予想」が出来るものなのですから。

それに対して何の対策もアプローチもしない方が、僕からしたら信じられない行為です。

 

今回、ウレタンを使用した家と、グラスウールで建てた家の室温変動を、わざわざ作って説明しました(笑)
UA値とQ値も出しました。

これが、ラファエル設計の考える家づくりの「根拠」の1つです。

断熱材を選定する上での「根拠」の1つです。

ウレタンが理想的な断熱材でも、工法によってはグラスウールだって、その理想的なウレタンを圧倒する室温を高める事が出来る。

 

僕は、しっかりと「根拠」を示しての説明をさせていただきました。

単に、ウレタンがいいとか、グラスウールが良いという「イメージ」での話は避けました。

 

結局ね、断熱材は、熱伝導率と熱抵抗だけ見て、その断熱材が理想的なんていう事が間違っていると僕は思うのです。

熱伝導率と熱抵抗が劣っている欠点だとするならば、長所や、欠点を伸ばしてやる工法で家を造ってあげればいいのです。

何の断熱材を選んだ方がいいか?というのは、正直・・・
素人である一般ユーザーが考えるものではありませんよ。

何の断熱材がいいと思う?かは、プロ側が選ぶものです。

そのプロが提供する断熱材が良いかどうかは、一般ユーザーが決めるものなのですが、正直、それが良いかどうかなんて、分からないと思いますよ。

ラファエル設計が示すような室温変動なども見せてもらいながら提案されれば、判断も付けやすいとは思いますけどね。

極論言えば・・・

無暖房でも、寝室などの室温は20℃とかあれば、住まい手はどんな断熱材使おうがいいわけです。

コスト的にも同じくらいなら、住まい手はどんな断熱材だろうがいいわけです。

そうなると、後は火事の時に燃えやすいとか、経年劣化で断熱材がどうなるのか?

という議論になります。

これも、経年劣化の部分は、大工さんの腕によるものも出てきます。

 

なので、ブローイングでグラスウールとかセルロースファイバーを、自沈しないように充填すれば簡単な話なんですけどね(笑)

いずれにしても、ネットや雑誌含めて、家の性能自体がまるで掲載されていない。

これは、そういった計算自体をしていない可能性も高い。

今の日本の家づくりなんて、それくらいずさんです。

 

下記の雑誌には、QPEXというソフトで計算した結果が、きちんと全て表記されています。

 

 

余談ですが・・・初めていくレストランに、下記のメニューがあった場合、どう思いますか?

「濃厚ミートソース」

「じっくり煮込んだミートソース」

僕なら「どっちも美味そうだな」と絶対に言います(笑)

 

では・・・

「1時間煮込んだ濃厚ミートソース」

「24時間じっくり煮込んだミートソース」

こうなった場合、どちらを注文しますか?

多分、24時間煮込んだ方を選びませんか?(笑)

「濃厚」という言葉が24時間の方にはないのですが、24時間煮込んでいるという時点で、勝手に濃厚だと思い込むわけですよね。

もしかすると、1時間の方は、赤ワインを入れて濃厚さを出しているかもしれません。

24時間の方は、赤ワインを使わずに、トマトを24時間煮込んで作った滑らかな舌触りのソースかもしれません。

 

もし、料理人がそれぞれの特徴を説明してくれれば、1時間煮込んだ濃厚ミートソースを選ぶかもしれませんよね。

これって、食べに来てくれるお客様の事を考えた、メニュー作りだと思いませんか?

 

素材の活かし方を知っている料理人にしか出来ないですよね。

 

2種類のメニューの違いを説明されて、食して、味が美味しければ、余計に美味しさ倍増しそうですけどね(笑)

 

他にいうと、生の肉とか、牡蠣で、食あたりとか、なる訳ないと思って食べても、なる人はなりますよね。

それって、それらを食べようか迷った時、確率論の話になるわけですよね。

 

家というのは、何千万も払って、数十年のローンを組んで、購入するものです。

依頼しようとしている会社の家の性能がどういったものなのか、

選定している建材を選ぶ理由はなんなのか?

色々と気になる所はあると思いますが、今日はこの辺で終わりたいと思います。

 

明日は、見極めポイント②「採用されている断熱性能の耐水性能に不安がないか?」を取り上げたいというか、思いっきり突っ込んで行きたいと思います。

 

P.S

このブログを書く題材にする為に¥540円も払って、僕自身、全く不要な雑誌を買いました(笑)

明日もお楽しみに(笑)

2018年08月09日

エアコンの電気代計算

所長ブログの方で『エアコンの電気代っていくら?エアコンの選び方も解説します!

を大ボリュームで書きました。タイトルクリックでURL飛べます。

 

エアコンに限らず、電気代というのは次式で計算できます。

「消費電力 ÷ 1000 x 使用時間 x 電気の単価」

 

 

エアコンのカタログには、こんな性能表が載っています。

 

6帖用エアコンの場合の1時間当たりの、電気代を計算します。

冷房の消費電力が425wの場合、カッコの中(220~820)で計算します。

【最小時】110W÷1000×1時間×27円≒2.97円
【最大時】780W÷1000×1時間×27円≒21.06円

24時間つけっぱなしの場合、約72円~505円の冷房代がかかるという事です。
1か月(30日)つけっぱの場合は約2160円~15150円の冷房代が掛かるという事です。

 

最近、エアコンは付けっぱなしがいいのかどうか、外出何時間ならお得なの?とか、TVでも取り上げられていますが・・・

基本的に、これらの検証が、自分の家と一致するという事は、あまりありません。

でも説明している事ですが・・・

まず、外皮性能(断熱性能)が違います。

次に、気密性も違います。

よって、エアコンがどれだけ頑張れば、設定温度になるのか?

という部分で、消費電力が変わります。

 

さっきの6帖エアコンなら、Q1.0住宅などでチョロチョロ運転していた場合、一日付けっぱなしでも、約72円で済むわけです。

ですが、次世代省エネ基準くらいの性能ですと、JET運転にしないとダメな時だってあるわけです。

そうしたら、ちょっと出かける時ならお得とか、そういった話の土台には乗らないのですよね。


下図は、日射遮蔽を全くせずに、あえて冷房負荷となるような窓の配置をしたQ1.0住宅でのエアコン(冷暖房)の電気代です。※24時間付けっぱなしです。

5月:321円
6月:1545円
7月:2587円
8月:3003円
9月:2004円

基本的に、窓だけが極端に弱点となっているのですが、24時間つけっぱなしで、8月が最高の3003円ですよ(笑)

これって・・・

これだけで済むなら、つけっぱなしでずっといた方が、家じゅう快適な温度ってわけですよね。

宅配PIZZAの1枚くらいの値段ですよ(笑)

 

TVとか、ネットの情報を信じるのではなく、自分の使っているエアコンの消費電力が何wで、どれくらいつければいくらになるのか?という事を計算すれば、目安の金額は算出できます。

慣れれば簡単ですし、加湿器の電気代なども算出出来ますので、やってみてください。

2018年08月07日

2x6工法は在来工法よりも断熱性能優れているの?

2x6工法は在来工法よりも断熱性能優れているの?

誰がそんなデタラメな話をしたのか分かりませんが、恐らくこんな話の流れです。

ラファエル設計が行う設計でもある在来工法の場合、柱は基本的に105mmx105mmです。
つまり、断熱材は内断熱(充填断熱)の場合、105mm以上断熱材は入れる事が出来ません。

しかし、ハウスメーカーが行う2x6(ツーバイシックス)とは、壁厚が140mmとなり、断熱材も140mm入れる事ができます。

 

というわけで、ハウスメーカーの営業マンが恐らくこう言います。

『140mmの断熱材が入るから、在来工法よりも、断熱性能は優れています!在来なんて105mmですからね!』

と。

 

もう、本当にこういった間違いな情報を植え付けないでいただきたい。

断熱材単体でみたら、そりゃ105mmよりも140mmの方が優れていますし、僕のHPでも断熱材は厚みが大切です!と言っています。

ですが、こういった事をいう営業マンも勿論存在するのですが、プロの設計士たちでさえ・・・
例えばダブル断熱で家を造れば、「夏涼しく、冬暖かい」という錯覚を起こすのです。

これは、実話です。

実際に調査もしています。

相談に来社していただいた方にはそのサーモカメラ画像もお見せしてます。

 

まず、壁の断熱材だけが厚くても、全く意味が無い事を理解してください。

室内の熱というのは・・・

  • 天井(屋根)
  • 換気扇

から逃げます。

これを防ごうとするのが「冬」の考えです。

下図のU値が逃げる熱の値です。
これらを平均したのがUA値です。

つまり、140mmの断熱材とか、ダブル断熱というのは、外壁だけの話であり、基礎や屋根、窓の断熱性能も上げないと意味が無い事が理解出来ますよね?

 

逆に、夏は、下図でも分かる通り、日射が・・・

  • 屋根
  • 外壁

を通じて室内に侵入します。
夏は、下図のように屋根や壁から熱は逃げません。
生活熱(照明や家電、人間)も室内を暖める要因となります。
食洗器はかなりの天敵となります。

 

断熱性能の話を、住まい手に話をする時は、これらの事を説明しないと、全然意味がないんですよ。

そして、外壁の断熱材を140mmにしただけでも、ダブル断熱にしただけでも、他を強化しない限り、全く意味がありません。

スキー場に、上半身スキーウェアで、下半身パンツ一枚で行くみたいな状況なわけです。

というわけで、2x6の140mmにして窓をトリプルガラスにしたハウスメーカーのピッタリな参考がありますので見て見ましょう!(いつものやつです(笑))

↓1月2日の朝7:00、外気温マイナス8.2℃の時の室温

 

↓同じ間取りでラファエル設計が考えた断熱工法
※時間帯など同じ
違う所は、壁はダブル断熱105mm+105mm
窓は樹脂でトリプルではなくダブル
基礎や屋根も少し変えています。

 

という感じで外壁と窓だけ強化しても、
屋根とか基礎などもしっかり考えると、窓が若干劣っても、室温はこんなに違う。
約8℃くらい温度差がでる。

それでいて、ラファエル設計の見積もりよりも、1200万も高いハウスメーカーでした。

 

最近よく思うのは・・・
ダブル断熱の欠点とか、Q1.0住宅の欠点、高気密高断熱の欠点というのを、皆さん必死に探して、普通断熱のクソ寒くて、クソ暑い家を、心の何処かで求めようとする。
そんな家を直接的に求めようとしている訳ではないのですが、断熱性能が普通の家は、そういう家なのですよ。
結果的に、殺人的な暑さ&殺人的な寒さの家を求めているのです。

誰もが安く家を建てたいわけで、自分達には高気密高断熱の家は、手が届かないんじゃないか?と思ってしまう。

 

これもよく言われたりするのですが・・・

エアコンをつけたりすれば築60年の無断熱の家だって、暖かくなるんですよ。

寒かったら暖房・ストーブつければいいじゃん!

暑かったら冷房つければいいじゃん!

って、高断熱住宅に否定的な人は、みんな言います。

 

でもね、震災にあって、電気が使えなくなったら、どうするんですか?

最近、異常気象が続いていますが、これは地球温暖化が影響している可能性はとても高いですよね?

住宅分譲地などで、隣の家が近い場合、隣の家がエアコンガンガンかけていて、夏何かは特に周辺の地面の温度は40~50℃になるなか、窓なんて開けられませんよ。

夏、電気代を気にして、35℃近くの熱風を扇風機で代用しても、室内の熱中症になるだけです。

冬は、特に床暖房なんて入れた家は、電気代気にして、2年目からは付けない家が多いですよ。

リビングなどは暖かくでも、廊下や浴室は寒い。

ヒートショックの原因です。

 

僕は毎回、温熱の話になると、同じような内容のブログを書いています。

これは、記憶を定着させる「海馬」という脳の部分からふるい落とされないようにする為です。

人の記憶というのは、「海馬」のふるいのような網目を通過する程、忘れます。

右の耳から聞いて、左の耳から抜けてしまうような感じですね(笑)

 

だから、一般の人でも最低限理解出来る内容の話をしています。

何処の会社で家を建てても自由です。

ただ、多くの人は、何故光熱費が沢山かかり、夏は暑くて冬は寒い家を、2000~3000万で買うのですよ。

35年ローンを組むのですよ。

 

ここまで述べた事を全く理解していないハウスメーカーの営業マン・工務店から
『140mmの断熱材が入るから、在来工法よりも、断熱性能は優れています!在来なんて105mmですからね!』

と言われただけで、2x6の家しか選択肢に入らなくなり、結果的に地球温暖化を加速させる家を買ってしまう。

こんな悲惨な事にはなって欲しくない。

 

家を建てようとする「素人」の方も、
『140mmの断熱材が入るから、在来工法よりも、断熱性能は優れています!在来なんて105mmですからね!』
という「プロ」の立場の人も・・・

『同じ素人』です。

2x6だから構造的にも優れているとか言っている人も「素人」です。

 

家が快適かどうか?というのは、室内環境と外気環境を、冬にも夏にもアプローチして設計出来て、初めてその議論の基礎が出来ます。

 

信頼できる設計事務所なのか、工務店なのか、ハウスメーカーなのか・・・

それは、素敵なデザインやネームバリューが優れているかという所は、あまり関係ないと思うのです。

 

しっかりと温熱環境を考えている会社というのは、住まい手の負担となる光熱費まで考えている事ですから。

これこそ、住まい手にとっては信頼性が高いのではないでしょうか?

 

2x6工法は在来工法よりも断熱性能優れているの?

特に大きな差はありません。

2018年08月05日

鹿沼市で建てた高気密高断熱住宅の感想

先日、鹿沼市で建てた高気密高断熱住宅である、ダブル断熱を採用していただいたお客様の元へ、ヒヤリングしてきました。

ここは、鹿沼市の新築住宅で、「オーダーメイド」満載のお宅です。また、デザイン住宅でもあります。

 

この殺人的な猛暑にも関わらず、とても快適だという話でした。

光熱費も、新居前の住まいから比べると、かなり減っている模様。

月々も、想定していた1万円くらい安いという話も聞きました。

 

住まい手のお母様がこんな事を話してくれました。

『おかげ様で、この家は色んな人から褒められるの』

『本当にありがとうございました』


息子様からも、
『デザインについて黒と茶色の柱が結構効いているみたい』

との事。

柱が黒と茶色の理由に関しては↓で。

外部足場が撤去されました!

家のデザインは、こんなのどうですか~?って感じで提案して、お客様も『面白そう!』って感じで、特に反対もなく、大体受け入れてくれた感じでした。
この場所は、道路拡幅によって、建て替えを余儀なくされたおうちだったので、周りも軒並み新築が並ぶ通りなのですが、このおうちのデザインのような感じは他にない!という事も自覚され、周りからも言われるようです。

 

夏も冬も、エアコン1台づつつければ全然大丈夫らしく、僕も、家に入った瞬間、「涼しい!」と思いました。

設定温度は25℃のようでした。

 

僕は基本的に、外観デザインに関してはお客様のご希望になるべく沿ったデザインに出来るように心がけています。

ここのお客様は、デザインに関しては、
「のっぺりしない方がいい」
「無理にでも凹凸つけたい」
「バルコニーを兎に角格好良く!」
というくらいのご要望でしたので、全体的なデザインはほぼラファエル設計の提案でしたね。

 

まあ、いずれにしても、デザインに関しては、住まい手が一番喜んでくだされば良いわけで、

室内の快適性も、しっかり「快適」という事なので、安心しました。

 

うちの双子たちが小学校上がる前に、実家の鹿沼市に引っ越す予定なので、数年後はラファエル設計の所在地は鹿沼市になります。

宇都宮市でも、鹿沼市でも信頼できる設計事務所として頑張って行きたいと思います。

2018年08月04日

自立循環型住宅関東ゼミ『第3回』に参加

今日は自立循環型住宅関東ゼミで東大の前真之先生による講義。

主催者の方から「神長さん特等席で!」といって一番前を指示される(笑)
まあ、講習会・セミナーは必ず一番前に座るのがポリシーですけどね(笑)


前先生の話はいつもかなり面白い。

今回の話では、人類の祖先の話から、普段聞けないような話を聞くお事が出来ました。

メインは温熱の話です。

PMVとPPDの話と空気線図の書き方・読み取り方を勉強しました。
一級建築士試験では定番の問題なので、問題なく知っている知識でした♪

放射の不均一性の限界が、冷たい壁面は10℃以内、暖かい天井は5℃以内と言うのも定番だ。
何で暖かい天井の方が数値が厳しいかというと、足元寒くて頭付近が暖かいと不快度が高くなるからですね。
実はこの基準は、世界のISOで決まっています。

ラファエル設計のQ1.0住宅は、温かい天井も床も、全て1℃以内な感じです。

サーモカメラの設定とか意外に参考になった部分もあった!

 

ちょっと空気線図というものをご紹介します。

結露が分かる(冬季)
結露というのは「相対湿度(湿度計が示す)が100%」の状態である「露点温度」に達すると結露発生となるのですが、室温度と湿度の関係などは、『湿り空気線図』と呼ばれる下記の図で簡単に分かります!

うわっ!!ミカンのネットみたいで見るのやだ~~~ってなると思いますが、とりあえず、室温と湿度が分かれば結露は何度で発生するのか分かればOKですよ♪

室温24℃、湿度50%の時、窓面など約13℃以下のものが結露発生となります!
グラスのコップなども結露が起きます。
別パターン
室温20℃、湿度50%の時、窓面など約9℃以下のものが結露発生となります!
室温と湿度の交点から左に矢印!(相対湿度100%の所まで)
そして下に矢印!
そこが結露する温度です!!

簡単でしょ?(笑)
上記は冬の室内を想定して説明しております。

「夏型結露」は室温が高く、湿度も高いので、結露の発生温度も高くなります。

温度が高い程、水蒸気を多く含むことが出来るので、そういった感じになります。

まあ、講義ではもっと多くの読取をやったのですが、それは高度で専門的な話ですので、割愛します。

エンタルピーとかの話しても、子守歌のようになってしまいますからね(笑)

一般の方は、上記の空気線図が読めれば、「結露する温度と湿度の関係」について、分かると思います。

 

講義の最後で、まさにホームズ君(ソフト名は言ってないけど)を使ったプレゼン順序の話がありました!
僕のプレゼン順序は全く一緒だったので、ソフト開発者の方々が望むような使い方に沿って、ソフト使えているのかもしれないと、思えました(^-^)

ホームズ君は、この前先生の研究結果によって生み出されたソフトです。


つ~か、前先生も参加する懇親会に出られなかったのが、ショック過ぎる・・・

胸くそ悪い打合せを強制的に入れられて、大バトルの話し合いをしてきました。
こんな打合せの為にと思うと悲しい・・・

という事で・・・

↓去年の写真(笑)


2018年07月31日

落雷による火災ってあるの知ってる?

タイトル通りですが、「落雷」によって火災が発生するのはご存知ですか?

新住協のQ1.0住宅は、火事にも強い家というコンセプトを持っているのですが、それは落雷火災にも対応しています。

建築基準法の防火認定などは、落雷を想定していません。

外壁(サイディング)~断熱材~内壁(石膏ボード)という、いわゆるサンドイッチされた状態をイメージして、認定が取れています。

もっと詳しく説明すると、釘やビスなども含めての認定なので、これらの構成が変わると認定外になるという事。
これって、リノベーションする時に、かなり問題になる話です。

つまり、タマゴサンドの具がハムになったら、それはタマゴサンドとは言わないですよね。

まあ、そんなイメージです。

これらの認定は沢山あるのですが、セルロースファイバーを使った断熱工法の場合は、そのメーカーが認定取ってる事も多く、サイディングを使用する場合は、サイディング協会で認定取っているものだったりするわけですね。

 

話を戻しますが、建築基準法の防火認定というのは、サンドイッチで例えるなら、パンの部分を強化する感じです。

サンドイッチを側面からみた時、タマゴサンドならタマゴが見えますよね。

ペロンと舐めたら、タマゴだけ舐められますねど、パンの部分から舐めても、タマゴには届かないですよね?(笑)

つまり、パンの部分から舐めようとするのが、建築基準法で想定している火災です。

しかし、落雷火災というのは、サイドからタマゴを舐めようとする状態です。

なので、ウレタンなんて使用すると、即効で燃えまくるわけです。

一酸化炭素中毒死に一番なるのがウレタンだと思っています。

ロンドン火災などもそうです。

 

↓写真の右上が良く分かると思いますが、ウレタンです。

燃えると有毒ガスが出る断熱材なので、ラファエル設計では木造住宅の設計で使った事がありません。
とても危険です。

 

ちょっと、落雷火災の記事を見て見ましょうか!

2016年12月 新潟
文字
2012年5月 新潟
2007年6月 山形
2015年4月 北海道
落雷による火災が各地で発生というニュース(群馬)
落雷による火災が各地で発生というニュース(福岡)
落雷による火災が各地で発生というニュース(佐賀)

まあ、とりあえずこのような感じで、ニュースにもなったりしているわけですね。

以前、無料間取り診断を行っていた際、この落雷による火災のお話をさせていただいた機会があった相談者の方がいて、

おじい様が火災で亡くなられていたから、自分達は火事に強い家を求めていた・・・けど

忘れてしまっていたという事がありました。

 

ハッとしました。という事を仰っていました。

その後感謝のメールをいただき「私達家族の未来を考えてくださった」という内容の事を言っていただけました。

 

ウレタンって、基本的に「高断熱化」というと、ほとんどがウレタン使ってる工務店多いんですよね~。

栃木県でも、高断熱のオプションだとウレタン使うという工務店もいましたし、オープンハウスでUA値0.55!とかって宣伝していた工務店もウレタンでしたね。

ハウスメーカーでもウレタンの所ありますよね。

 

僕は、ウレタンに関しては一切使う気もないので、営業さんには申し訳ないですけど、話を聞く事もないです
(;´∀`)

前に、営業断る事しばしば・・・。

 

落雷の火災というのは、サンドイッチの側面を見ているような状態で火が回りますから、火に強いサイディングとか石膏ボードを使っていても、断熱材(タマゴ)が火で直で燃やされますから、どんどん燃えて行きますよね。

建築基準法は、横方向に壁を貫通しないような決まりですが、落雷は壁を縦に貫通していくような感じですからね。

 

グラスウールを使う理由は、一番はこの落雷火災による危険性を最小限にするという狙いもあるわけです。

単に他の標品使えば、グラスウールの半分の厚みで同程度の断熱性能を発揮できる商品もありますが、それらは全て火災で燃えまくる商品です。

なので、あえてグラスウールを使うという事なのです。

壁の厚みが200mmm以上なんて分厚くてカッコ悪い~なんて言う人いますが、落雷火災の現状を知っていると、他の商品は使いたくないというのが正直な所です。

充填断熱部分は、セルロースファイバーとかロックウールでもよいと思いますけど、値段が高いですよね。

 

ラファエル設計の家づくりというのは、大きく・・・

・断熱性

・自然素材

・耐震等級3

というのを掲げていますが、隠れメニュー的に、「落雷火災による危険防止」というものもしっかり考えているという事を知っていただけると、嬉しいですね。

 

いつか、この落雷火災の事は書こうと思っていたのですが、1年以上経ってしまった
(;´∀`)

 

基本的に、基準法を守れるように、各メーカー達も認定取っているので、家事に弱いという概念もないのが一般的なんですよね。

落雷火災なんて、確率論でもありますが、その確率論によって、家の性能を決めるという事はしません。

 

田んぼのど真ん中にポツンと一軒建っているような家なら、隣の家はないので、自分の敷地外の家からの延焼は考えられないですが、落雷によっての火災の発生率は、隣家の延焼よりも高いわけです。

なので、僕は田舎の方に建つ家こそ、落雷による火災にも強い家づくりをするべきだと思っています。

2018年07月28日

Q1.0住宅の実力!この猛暑での室温設定は何と・・・

Q1.0住宅の実力!この猛暑での室温設定は何と・・・

 

『27℃で快適です!!』

 

という、住まい手からの驚愕のお話(笑)

 

実は本日、4月に引き渡ししたQ1.0住宅に導入した「パッシブエアコン(全館空調)」が、どうも子供室への風量が足らないという報告を受けたので、調査&是正に行ってきました。

ここは、栃木市の新築住宅で、「オーダーメイド」満載のお宅です。また、デザイン住宅でもあります。

 

 

室温は何度に設定しているか?という質問に対し、「27℃です」と。

確かに、冷房の設定は、省エネ計算などで27℃で計算する話をして、一応27℃が良いけれど、外が暑い時は25℃とかにしても問題ない事はお伝えしていたので、僕の話をキッチリ守ってくださったのか!?

と思ったわけですが・・・

子供室以外は、27℃設定で全く問題ないとの事。

この殺人的な猛暑の中、27℃の設定から変えていないというのが、驚きでした(笑)

 

外気温が40℃近い時は25℃とか23℃にしても大丈夫ですからね?

と言っても、27℃で大丈夫との返答(笑)

これには、設計した僕自身がビックリΣ(・ω・ノ)ノ!

でした。

 

で、まあ・・・

暑いという子供室にあった温度計を見ると、26.1℃とか26.7℃でした。

勿論、設定温度は27℃。

色んな所の表面温度を、40万するサーモカメラで測定。

殆ど25~26℃台。

1階も2階も。

2階の天井裏なんて、普通殺人的な暑さと思うけど、点検口から小屋裏覗いても、全く暑くない。

高断熱にすると、夏はめちゃくちゃ暑くなるという勘違い発言をする人がプロも含めていますが、全くそんな話はデタラメで、高気密高断熱にしたのに、2階が暑いという人は、申し訳ないですが・・・

「なんちゃって高気密高断熱」

の可能性が大です。

 

よく、ビニールハウスに住むイメージだとかクレイジーな事を言う人がいますが、本当にビニールハウスのような家だったら「快適」なんて言葉は出てきませんよ(笑)

 

基本的に、玄関なども、表面温度25~26℃台。

 

閉め切りのトイレなども26℃台。

ウォークインクローゼットの中も26℃台。

 

まあ、家の性能とパッシブエアコンがベストマッチした結果と言えるでしょう。

では、そんな様子を画像で見ていただきます。

2Fサブリビング&廊下&子供室入口
外気温29℃
エアコン設定温度27℃

各部分の表面温度25℃台

カメラの中で、温度差が無いと一面同じような色になります。
1Fキッチン・ダイニング
外気温29℃
エアコン設定温度27℃

各部分の表面温度26℃台
※窓のガラス部分は約28℃

窓部分と温度差があるので、天井面などは青くなっていますが、窓ガラス部分約28℃に対して天井面は26.5℃くらい。
玄関の床と玄関ドアの枠とガラス部
外気温29℃
エアコン設定温度27℃

各部分の表面温度25℃台
ガラス部分が28.6℃
枠下27.5℃
玄関上部
外気温29℃
エアコン設定温度27℃

各部分の表面温度25℃台
ガラス部分が29℃
枠上29.9℃
エアコン吹き出しの風量と温度の測定
風がどのように出ているのか、どのように冷やされているかをサーモカメラで確認。

まあ、こんな感じで、他にも撮ってますが、同じような画像ばっかりなので、これらでご勘弁を(笑)

注目すべきは、玄関とキッチンが同じような表面温度という事。

これにより、帰宅時の「ムワッ」っていう感じが無いという事です。

29℃の外から入ると、やはり涼しく感じました。

 

帰り際、住まい手の奥様から・・・

『こんなに素晴らしい家を造ってくださり、ありがとうございます』

という言葉に、設計者としての喜びを感じる瞬間でした。

栃木市でも、信頼できる設計事務所として頑張って行きたいと思います。

2018年07月27日

問題です!解ける人は何人くらいいますかね?

まず初めに・・・

①何故Q1.0住宅が求められるのか

②何故QPEXやホームズ君のようなシミュレーションを行うのか?

そんな話から入りたいと思います。

ここの所、Q値やUA値、エネルギーの事について色々書いてます。

 

多分、この問題をやると、僕の行っている事が、何となく理解出来ると思います。

UA値というのは、省エネ基準をクリアする為だけに求める数値だという事。

単純にエクセルとかで外皮計算だけやっても意味がないという事。

そんな事が見えてくるでしょう!

 

下記の問題を解けないプロの方は、解けるようになった時、今まで見えなかったものが見えてくると思います。

それをこれからの家づくりに生かしてください。

 

では問題です。

 

分かりますか?

これはですね、QPEXでの計算結果を理解していると、解ける問題です。

Q値は、建物にどんな影響があるのか?ってのが分かります。

 

ヒントは、QA(総熱損失係数)を求めればいいのですね。

 

 

 

では、答えです。

初めにQA(総熱損失係数)を求めます。
2.4x100㎡=240 Wh℃(K)

 

室温を考える時に↓を頭にイメージする


問題文で、生活熱Wと日射取得熱Wが与えられていますね。

これをQAを使って、Wを℃に変換します。

生活熱465Wは 465÷240(QA)=1.94℃に相当。
日射熱635Wは 635÷240 (QA)= 2.65℃に相当。


ここまでくれば、表に埋めるだけですね。

したがって暖房器は、外気温10℃-(1.94℃+2.65℃)=5.42

 

こんな感じで、暖房は5.42℃分の働きをしなくてはいけなくなるという事です。

つまり、これが『エアコンに頼る家』と僕は呼んでいます。

だって、日射熱が暖房よりも低いんですから。

Q1.0住宅というのは、暖房熱がとても小さくなります。

 

これが、外気温0℃の時は、暖房熱は15.42℃の働きをしなくてはいけないという事です。

日射熱が全然ない深夜~朝方なんかは、18.07℃分も、暖房が頑張らないといけないわけです。

『どこまでもエアコンに頼る家』

って言いたくなるのが分かりますか?

 

ここまでで、皆さん気が付きましたか?

UAなんて、一つも出てこないんですね。

 

Q値というのは、UAのように、熱の損失をイメージしていただければ分かりやすいと思います。

つまり、室温1℃上げる為に必要な情報というのは、UAではなくQ値から求められるQAなのです。

室温20℃の場合、QAが20個積み重なって、その室温になるのです。
つまり、少ないQAが積み重なれば、容量は軽いですよね。

省エネって事です。

 

この考えは、省エネ基準にはありません。

だから、Uaというのは、省エネ基準をクリアする為に存在する、いわば、「届出の為の数値」だと思っています。


これらの事から、「次世代省エネ基準」「低炭素住宅」というのは基準として、大した事ない性能なんだなと思うわけです。

問題文のQ値2.4って、以前の省エネ基準クリアしている数値です。

 

先日、別なブログでこんな事を書きました。

家の性能を語る上での要素
①Q値
②UA値
③気密性
④換気(漏気)
⑤日射熱
⑥生活熱
⑦外気温
⑧室温
⑨周辺環境
⑩方位
これらが関係してきます。

①~⑩の事を全て考えた上で、その家は「暖かいのか、寒いのか」という判断が初めてできます。ネット上や、プロの人でも、ほとんどが①と②、若しくは①~④くらいまでのことだけ考えての話にしかなっていません。だから、UA値とQ値だけ考えても家の本当の性能なんて分かりっこないのです。目安でしかないという事ですね。

さっきの問題で上記の要素に絡んでくるのは・・・
①Q値
④換気(漏気)
⑤日射熱
⑥生活熱
⑦外気温
⑧室温
⑨周辺環境
⑩方位

ですね。

日射熱というのは、周辺環境と方位も大きく関係します。

 

如何でしたでしょうか?

以前、新住協の勉強会で、講師として登壇した際に、この問題を取り上げたのですが、初めての人はちょっと難易度高いと感じたようですが、理解してしまえば簡単ですよね。

家づくりに関しては素人だと思っている、住まい手の皆さん・・・

この↓表くらいはイメージ出来ますよね?



室温を形成する者たちは、この表をイメージ出来れば簡単ですよね?

つまり、Q値やUA値がどれくらい低い(良い)か?という事を勝負しあっても、なんら意味がないという事です。

特に、これも最近話題に出していますが・・・

『UA値⇔Q値換算式は当てにならないよ』問題。

 

いいですか?

換算式というのは、テキトウです。

 

UA値から、Q値を算出して、このQ値が当てにならなかったら、生活熱、日射熱、暖房熱まで間違えるというか、あてにならない数値になるのです。

 

冒頭の話に戻りましょう。

①何故Q1.0住宅が求められるのか

エアコンに頼らない家が、本当の低炭素化になるからです。
自然災害が起きているこの地球にとって、必要な家づくりなのです。


②何故QPEXやホームズ君のようなシミュレーションを行うのか?

Q値、UA値を含めて、それ以外の家の性能を正確に知る為です。
自分が、どんな家の性能を、住まい手に提供しているのか?というのを把握する為です。

 

下記は、全棟標準で行う、QPEX計算書の一部です。
上記の内容も含めて、依頼者に提示・お渡ししています。

 

このような計算書を添付しない、若しくは、ソフトで計算もしない・・・

というのは、自分が、どんな家を設計・施工しているのか?

住まい手に、どんな家を提供しているのか?

全く分からない状態

という事ですからね。

 

レストランで言えば、一切味見をしないで、新作の料理を作り・・・

「美味しいですよ」

「絶品ですよ」

と言っているのと同じです。

もっと言えば、分量も毎回テキトウなので、味も毎回違うわけです。

このような計算をしないというのは、

『冬暖かく、夏涼しい』

ってホントなの?って事です。

 

このような計算を行わずに、単純に外皮計算してUA値出しただけで、

『冬暖かく、夏涼しい』

って言うのは、味見をしないで料理を出しているレストランと同じ事ですからね。

 

誰の為の家づくり?

誰の為の仕事なの?

 

自分の造ろうとしている家の性能が一切分からないで、よくお客様に

「夢のマイホーム」として提供出来ますよね。

 

住まい手の皆さんに、もう一度いいますね。

UA値、Q値だけで、家の性能を評価するのは危険です。

止めてください。

依頼する会社には、計算書をちゃんと作成してもらい、下記の様な部分を自分の目で確かめて、契約してください。
そうでないなら、燃費性能とか一切分からない車を高いお金出して買うのと同じ行為ですからね。

 

僕はUAなんか興味はなくて、上記表の「自然温度差」を重要視して設計しています。

9.5℃というのは、外気温との差が平均して9.5℃あると思っていただければ良いです。

この計算書のQ1.0住宅はレベル3という性能ですが、10℃以上になると、Q1.0住宅level4という最高レベルにいける感じになりますね。

現行の次世代省エネ基準よりも、
エネルギーを
60%以上削減がQ1.0住宅level1
70%以上削減がQ1.0住宅level2
80%以上削減がQ1.0住宅level3
90%以上削減がQ1.0住宅level4
という事になります。

 

ラファエル設計は、UA値もQ値も、専用のソフトでしっかり計算して、冬暖かく夏涼しいという根拠を出しています。

とりあえず、頭の中は↓の表を常に思い描いています(笑)

 

兎に角、素人の方で、よく分からないという場合、日射熱を多くして、暖房熱を小さくするのが省エネ住宅だと思っていただければよいと思います。

そして、「日射熱」が多くなればなるほど、光熱費も安くなります。

そしてこの日射熱は冬は味方ですが、夏は敵になりますので、遮蔽が必要になります。

一番効果的なのは、窓の外で遮蔽をする事。

つまり、外付けブラインドやよしずなんかも有効です。

 

日射熱を巧く料理できれば「冬暖かく、夏涼しい」となります。

 

夏の日射にビビって、南側の大開口窓(ガラス)に遮熱タイプを選んでしまうと・・・

『冬寒くて、夏涼しい』家となります。


夏の日射遮蔽の考えが不十分で、南側の大開口窓(ガラス)に断熱性もない普通の内側ロールスクリーンを選定してしまうと・・・

『冬暖かく、夏地獄』の家となります。

 

家づくりには、太陽の性格を見極めないと、全然省エネにもならないし、快適にもならないという事ですね。

 

数千万も出して購入する家です。

これらの計算書を出してもらわないで、家を買うのって、恐ろし過ぎませんか?

 

プロの方は、今回も問題をパッと解答できるくらいの知識は持っておいた方が良いと思います。

2018年07月11日

heat20のG2グレード(UA0.34)って凄いの?

heat20のG2グレード(UA0.34)って凄いの?

別に凄くありません(笑)

UA値0.34というのは、那須、日光を除く栃木県の場合、省エネの地域区分は「5地域」となりますので、
5地域でUA値0.34以下となれば、G2グレードとなり、国内最高レベルの省エネ性能となります。

 

え!?それなのに凄くないの?

と思うかもしれませんが、凄くないです(笑)

 

下記を見てください。

 

赤線の注意書きを分かりやすく説明すると・・・

いくらこれらのUA値をクリアしても、日射遮蔽(しゃへい)と日射取得が出来なければ、性能を発揮出来ませんよ!
と言ってるわけです。

heat20では、上記のUAを目指すと、室温と体感温度がどんな感じになるのかというのも発表されています。

↓な感じで、暖房したり、しなかったりで、どうなるのか?って事です。

 

結果としては↓になります。

次世代省エネ基準のUa値(0.87)の場合、『冬の家の中での体感温度が15℃未満となる割合』が30%程度
と言ってます。

一方、4~7地域(福島~関西方面とか南の方)の場合でG2グレードなら体感温度が15℃未満となる割合は15%程度と言っています。

次世代省エネ基準の半分になるって事ですね。

また、表3では、冬に体感温度が大体8℃を下回らないのが次世代省エネ基準の家で、大体13℃を下回らないのがG2グレードだと言っているのですね。

 

では、見て見ましょう!

ドーーん!!

上記は宇都宮での次世代省エネ基準クリアの家です。
大体8℃を下回らない・・・のですが、無暖房で朝方は、余裕で8℃以下になります。

 

はい、では、G1グレードをクリアしたハウスメーカーの家。
(UA0.46)

ドーーーーん!!

上記は小山でのG1グレードクリアの家です。

大体10℃を下回らない・・・はずですが・・・

午前10時になっても外気温が-0.3℃くらいだと10℃下回っていますね。

実は、この家、全てトリプルガラスの樹脂サッシです。

 

では、UA0.27というG2グレードクリアの家を見て見ましょう。
場所は黒磯です。

ドーーーん!!!!

 

大体13℃を下回らないはずが・・・朝も夜も13℃以下です。
朝方なんて、ほぼ10℃以下ですね。

 

はい、もう一度、振り返ってみましょう!
上記のUA0.27というのは、北海道の一番寒い所のG2グレードの基準さえもクリアしているのです。

恐らく、G2グレードをクリアしていたとしても、北海道で-20℃くらいになる地域であれば、室温も0℃に近付くでしょう。

 

 

もう一度この表を見てください。
リビングや寝室などの居室は、暖房をしているけど、トイレや廊下、洗面・浴室は無暖房なので、さっきのシミュレーション通りになるわけです。

これは思いっきり、「ヒートショック」の状況が出来上がるというわけですね。

 

G2グレードにするという事は、次世代省エネ基準クリアの家からすれば、プラス300万くらいはUPするはずです。

それなのに、上記シミュレーションの様な家になったとしたら、無意味に高いお金出して、寒い家になっているという事なんですよね。

 

それは何故か!?

下記表の、赤線注意書きが全てです。

 

冬の日射取得と夏の日射遮蔽(しゃへい)・・・

つまり、冬は太陽を取り込んで、夏は日射熱をカットするという事が出来なければ、

意味がないという事なのです。

 

ちなみに・・・
下記のプランは、北が30度くらい振れています。
南東や東面に大きな窓があるのですが、太陽が1日のうち、3時間も当たらないのです。
そうなると、室温を上げる為には、エアコンに頼るしかなくなります。

 

 

これは、相談された物件なのですが、上記のプランから窓の配置や大きさをアドバイスした所・・・
こんなに室温が変わりました↓

ビフォー

 

アフター

 

 

ちなみに・・・

UA値が同じくらい(0.27)でラファエル設計のQ1.0住宅であれば・・・

宇都宮の朝5:00、外気温マイナス5.2℃でも、一日中『無暖房』で室温は全て20℃超えてます↓。

 

 

ここで、正確な情報をお伝えします。

UA値というのはUのA(アベレージ)『平均値』なのです。
UA値がheat20のG2グレードをクリアしてようが、日射取得と日射遮蔽という、「エネルギー」に対してもアプローチしたG2グレードでなければ、数値だけよくして喜んでいるだけとなるのです。

 

厚くて高性能な断熱材のU値を0.5としてみましょう。無断熱は1.0とします。

  • 屋根U値 0.5点(屋根の熱貫流率U値)
  • 外壁U値 0.5点(外壁の熱貫流率U値)
  • 窓U値  0.5点(窓の熱貫流率U値)
  • 基礎U値 1.0点(基礎の熱貫流率U値)

平均(UA値)はなんと0.625となり、次世代省エネ基準をクリア出来てしまうのです。
信じられますか?
床か基礎が無断熱でも、UA値とは平均となる為、他の部分の性能が良くなれば、次世代省エネ基準なんて、楽勝でクリア出来てしまうのです。

 

よく、「窓が弱点だから、窓の性能を上げる」という話を住宅展示場巡りなどをした時に聞いたりしませんか?
それが上記で言っている事です。
窓以外の断熱性能は大したことないのに、窓だけ性能上げて、『うちは高断熱住宅仕様です』というのは、どういう事か、下記で説明します。

  • 屋根U値 0.7点(屋根の熱貫流率U値)
  • 外壁U値 0.7点(外壁の熱貫流率U値)
  • 窓U値  0.1(窓の熱貫流率U値)
  • 基礎U値 0.7点(基礎の熱貫流率U値)

UA値0.55です。
5地域のZEH(ゼロエネルギーハウス)のUA値0.6をクリア出来る基準となります。

これは、性能だけクリアしているけど、実際は寒いという事になります。

だって、窓以外は断熱材薄いんですから(笑)

この例が下記です。

窓だけトリプルガラスで、他の断熱は普通。という状況。

 

このパターンは、南までトリプルにして、日射取得の低いガラスを選定してしまっているのですよね。

「トリプルガラス」=暖かい

みたいな、思いっきり勘違いから、住まい手に勧めてしまうという、悲しい事例です。

ちなみに、このような事例も、ラファエル設計のQ1.0住宅仕様になると、下記まで室温はあがります。

勿論、無暖房です。

外気温マイナス8.2℃という条件と時間も同じです。

UAもheat20のG1グレード内です。

 


これでお分かり頂けたでしょうか?

heat20のG2グレードをクリアするUA値なら、【凄い】わけではないのです。

heat20に限らず、UAというのは、あくまでも「省エネ基準」をクリアする為の数値なのです。

しかも、この省エネ基準というのは、これまでシミュレーション結果をお見せした通り、クソみたいなもんです。

 

基準を厳しくすると、単に安くて寒い家を造っている人たちが、文句の声をあげるのです。

 

Ua値なんて、ハッキリ言って、結果論です。

平均点なんですから、いくらでも数値上のごまかしは、し放題なのですよ。

 

家の性能というのは、Q値もしっかり考えなくてはなりません。

ですが、このQ値、今の省エネ基準から消されてしまい、本当に都合よく、偽物の省エネ住宅を普及する手助けの
省エネ基準となっているのです。

 

このQ値ですが、ちょっと笑ってしまうような内容がネット上で出回っているようです。
相談あって僕も知ったのですが・・・

UA値ーQ値の換算式の存在です。

Ua ≒ 0.37Q ー 0.13

って式。

この換算式は当てになりませんからね(笑)。

Q2.7,UA0.87という次世代省エネ基準に合わせて算出すれば、何となく合っているような感じがしますが、Q値は家の形状などによっても、全然変わってきますし、延面積でも変わります。

つまり、全ての家で、この式が当てはまる訳がないのです。

先日竣工したQ1.0住宅は、QPEXで計算すると・・・
Q値0.89
UA値0.36
です。

ちなみにこのUA値を、ネットの換算式で計算すると・・・

Q値は実際0.89が1.3となります。
UA値は実際0.36が0.19というバカげた数値になります。

 

ネットではこの換算式を利用して、

『Q値0.89だからUA値は換算して0.19です!』

『だから家の性能は高い!』
『○○ハウスメーカーの性能は高い!』
『〇〇工務店の性能は高い!』

なんて書いてあったりするみたいですが・・・

スルーしてください(笑)

UA値からQ値を換算する場合、実際よりも悪く出ると思うので、「参考」までに換算するのは、まあ目安でやれば?という感じですが、Q値からUA値を換算すると、凄まじく良くなりすぎる場合がありますので、全く当てになりませんよ。

いずれにしても、目安にするのはいいかも知れませんが、それで性能が良い・悪いを判断するのはナンセンスです。

Q値換算式でQ値がいくつ? みたいな話をネット上でしている人達は、QPEXのようなソフトで、温熱計算をした事が無い人たちが殆どだと思います。これはプロの人達でも同じ事です。

エクセルなどで外皮のUA値出して、上記の換算式でQ値は〇〇です!なんて言っているプロの人がいたら、そこに依頼するのは止めた方がいいです。

それは「嘘」といいます。終わってます。

 

これって、Q値もUA値も、しっかりと住まい手に示していないから、こんな事が起きるんですよね。
(;´∀`)

Q値0.89
UA値0.36

本来はこのような性能だとしても、換算式で評価した場合、

Q値を換算して評価したなら、実際は0.89という高性能な設計をしている会社を過小評価する事になります。

また、Ua値を換算して評価したなら、実際よりも数倍の性能になりますので、『住んでみたら思ったより寒い』という事が起きると思います。

実際に建ってから、そういったUA換算をして自邸を評価した場合、実際の性能よりも高性能をうたうわけですから、「ホラ吹き」状態となってしまいます。

嘘つきという事です。

 

こういった事が、ネットでは信用できない項目なんですよね。

 

今の時代、素人のブログの方が影響力高いと感じる人もいますからね~・・・。

僕からすれば、Q値がいくつ、UAがいくつって豪語するのは自由ですが・・・

で!?

という感じです。

Q値やUA値が良ければ、室温が良くなるわけではないんですよ。

室温が良くならないという事は、省エネではないんですよ。

なんちゃって高断熱住宅

です。

自然温度差は何℃になるのか?

エネルギーはどれくらい軽減できるのか?

暖房エネルギーはどれくらい必要なのか?

ここらへんもしっかり考えられた情報を見ない限り、単にQ値やUA値だけで評価は出来ないですよ。

だって、これら全部含めて「家の燃費」ですからね?

燃費というのは「光熱費」です。

車でいうガソリン代です。

 

UAがheat20のG2グレードをクリアしていたとしても、エネルギーの事を考えられなければ、光熱費は安くなりません。

実際の案件ですが・・・

ラファエル設計のダブル断熱でUA0.49という家と、他社の設計したheat20のG2に後一歩のUA0.37という家があるのですが・・・

去年の一年間の光熱費を比較すると・・・

ラファエル設計のUA0.49の家は年間約13万円

他社のUa0.37の家は年間約14万円


家族構成など、同じようなケースの比較です。

どちらも、エアコンを我慢するような生活ではありません。

自動でつけっぱなしです。

 

Uaだけで比較すると、ラファエル設計の家の性能は圧倒的に負けてますが、光熱費では勝っています。

Uaが悪かったとしても、冬なら熱が逃げる量より日射熱を沢山取込めれば、省エネになります。
そして住まい手は「快適」と感じるものです。

 

取り合えず、今回はこの辺で♪

 

今回は、あまりにもテキトウな内容がネットに溢れているので、

有料のセミナーレベル(一部)で、お話をさせていただきました。

2018年07月06日

基礎断熱『タイトモールド工法』見学

昨日ですが、父と一緒に前橋へ行ってきました!

目的は、基礎断熱『タイトモールド工法』を父に見てもらう為。

以前から注目していて、今までも使いたかったのですが、あまりにも高額な見積もりで、工務店さんが出してくるので採用を見送っていました。

70~90万プラスくらいで、ちょっとこれではふざけた単価過ぎます(笑)

 

ですが、これからは、実家の神力建設と一緒に家づくりをはじめる準備が整いました。

実家は基礎やです。

特に大幅なコストアップせずに、採用できそうです。

 

日本人は、新しいものに対して、邪険に扱う習慣があります。

「出る杭は打つ」

みたいな・・・。

 

僕は、高校生の夏休みの時に、実家で基礎工事を友人たちと一緒に、アルバイトしました。


実は僕は中学生から経験あります(笑)

 

実は、真夏の基礎工事って、死ぬほどつらいです。

10棟くらいは基礎工事を経験しました。

本当にきついです。

何か若いのもあってか、楽しかったですけどね(笑)

 

実は、実家は、中学卒業の生徒さんを採用する事が多いです。

父が、バスケットボールの外部指導を、小学校は45年、中学校を20年以上行っているのもあるとは思います。

ですが、そんな採用をしてきた中で現在、続いている人材は、僕が中学校を卒業してから1人だけです。

22年間で1人だけです(;´∀`)

 

それくらいに、「辛い仕事」というわけです。

 

まず、基礎工事って、下記の様な鋼製型枠を使います。

 

これをですね、

  • ダンプへ積む(現場へ運ぶため)
  • ダンプから降ろす(組む為)
  • 組む
  • バラす
  • ダンプへ積む(持ち帰る)
  • ダンプから降ろす(持ち帰った後)

これらの作業をしなくてはなりません。

これが、非常にキツイ!!

 

これらの作業がキツイ為、根性がある人じゃないと、続きません。

基礎工事をやる人が、年々減っているのも、これらの辛さがあると思います。

 

しかし・・・

タイトモールド工法は、「組む」以外、自分達ではやる必要がありません(笑)

断熱型枠の為、組んだらそれで終わりです!

基礎断熱として、家を守ってくれるのです。

(出典:司コーポレーション)

 

実は、地下空間も出来ちゃいます!

これからラファエル設計のホームページでも、『地下空間のある家づくり』を取り入れていきますので、近々案内致します!

 

こういった工法を取り入れる事で、職人さんも、肉体的に作業し易い環境の家づくりって大切だなと思ってます。

2018年05月20日

窓は弱点、玄関も弱点ですよ!

【窓は弱点】

これは、プロでも分かる事であり、一般ユーザーの方々も、少し調べれば当たり前のように答えが見つかります。

そうです、弱点です。

しかし、あまりにも皆が弱点弱点と言うもんだから、『熱を逃がさない』という事にしかフォーカス出来ていません。

前回のブログでも書きましたが、窓は、冬に日射熱を必要とし、その熱を逃がさないというのが正しい考えです。

なので、日射熱を取り込めるのは窓だけであり、窓だけが持つ長所の1つなのです。

これを、忘れないようにしましょう!

 

そして、今回のブログはここからが本題(笑)

実は、大手ハウスメーカーの設計について、何とも残念な考えで家づくりが進んでいる物件を拝見しました。

窓はLIXILの「サーモスX」で、アルミ樹脂ながら、少し断熱仕様のいい窓です。

省エネ基準の仕様値では熱貫流率2.33です。

 

ですが・・・

玄関は、熱貫流率4.07という、断熱性は全くないドアを選定しているのです。

普通のシャッターで6くらいですからね(笑)

カタログを見て、寒冷地仕様かそうでないかで決めている。

 

省エネ住宅を設計する上で、熱貫流率は1.3前後くらいで考えられると、栃木県ではとても省エネになる感じです。

まあ、それでも、日射取得率のよいガラスを選定して、適切に配置をしないと意味ないですが・・・。

 

実は、玄関って、個人的には一番の弱点だと思っています。

理由は・・・

熱が逃げる部分がとても多いからです。

ラファエル設計は、玄関の平場は約30cmくらい断熱材を敷き込み、立上りも外周部を断熱材で包みます。
これ教えるの、ちょっと特別サービスね(笑)

 

完成時、3月下旬でしたが、無垢のフローリング部は表面温度20度あり、玄関タイルは18~19℃もありましたね。

こうしないと、玄関タイルや基礎の立上り部分で、思いっきり熱が逃げて行きます。

リビングと玄関が一体になっているようなお宅で、これくらいやらないと、暖房なんて全然効かなくなりますよ。

 

玄関って、ホールも入れると基本的に1坪~2坪くらいとったりしませんか?

そんな小さい面積ながら、幅1m×高さ2mもの玄関ドアが付き、更に、窓なんかを沢山つけたりしますよね?

つまり、面積が小さいくせに、玄関ドアは必ず付くものなので、開口部が増え、もの凄く弱点なのですよ。

 

そんな中、基礎断熱、玄関土間断熱もしない、玄関ドアも断熱性なし・・・

これで窓だけ断熱性考えても、あまり意味がありません。

さらに、このような状況で、壁をダブル断熱にしても、全く効果がないという事態になります。

 

窓が弱点というのは、断熱材の入らない「開口部」だからです。

ガラスの性能は良いので、窓は、窓枠が弱点という感じです。

 

「開口部」っていうのは、窓以外にも、玄関ドアだって開口部です。

垂直面で考えた場合ね。

水平面で考えれば、床下点検口、床下収納庫、天井点検口も開口部です。

ローコストハウスメーカーは、この床下点検口を、断熱タイプではなく、「気密タイプ」というものを標準としていたりします。

気密タイプは、断熱性能は全くありません。

断熱性能が不要な部分に使う商品です。

これはメーカーも言ってますから。

 

こうしたように、「窓が弱点」ってのは、呪文のように皆が唱えているのですが、それ以外の弱点を知らないというか、考えられないのが、日本の家づくりの現状です。

 

家づくりを依頼する会社の選別する為に、UA値、Q値、C値を聞くのは有効ですが、

玄関土間の断熱、玄関全体についての断熱をどのように考えているかで、キチンと熱損失、ヒートブリッジ(熱橋)の事などをしっかり考えた設計・施工を行っているかが分かります。

外貼り基礎断熱以外で、例えば多くで採用されている床断熱の場合で、

玄関の立上りの断熱をしない時点で、もうそこの会社は無しだと思います。

 

例えば、窓が弱点という人がいれば、「窓のどの部分が弱点なのですか?」って聞いてみてください(笑)

2018年05月18日

QA値って説明できる人いる?Q値、UA値が良くてもあるものを考えなければ意味ないよ!

これまで、色んなページでUA値、Q値、C値の話をしています。

家づくり選定の際、これら3つを聞く事が、家づくりをお願いする一つの目安にもなるという事を知っておいてください。

ざっくり説明すると・・・

Q値=建物からの熱の逃げにくさを表します

UA値=窓や外壁から熱が移動・通過する量を表します

C値=気密性能でもある、家全体の隙間を表します

省エネを示す数値なので、基本的に数値は小さい方が省エネであり、家の性能も良くなります。

 

家づくりの際、これらの数値を目安にする事は大切ですが、これだけではダメな事を知って欲しいと思っています。

 

これだけで難しく思う方は・・・

Q値とUA値は、建物の熱がどれくらい逃げるのか?

と一括りに思ってくださればイメージはつかめると思いますよ。

下記は別ページでも使用している解説となり。少し詳しく説明していますが、難しい方は、下までスクロールジャンプしてください(笑)
(※緑の背景の部分は一度スルー)

ここから・・・


 

Q値(熱損失係数)
※建物からの熱の逃げにくさを表します。

数値が小さい方が高性能

現在は省エネ基準から無くなり、下で説明するUA値へ変わりました。
※ポイントは画像※1に記載のある
換気と漏気で失う熱量を含みますよ
って所。

基準からは無くなりましたが、無視できない数値となります。
つまり、基準改定後もきちんと計算して算出する事が重要です。
UA値(外皮平均熱貫流率)
※窓や外壁から熱が移動・通過する量を表します。

数値が小さい方が高性能

ここでポイントは、画像※2に記載のある
『換気と漏気で失う熱量は考慮してない』
って所。

気密性が悪くて隙間だらけの家でも、UA値が小さければ高性能です!
と言えてしまう矛盾。

何故そうなるのかというとUAのAはアベレージ(平均)のAなのです。
U値というのは熱貫流率(W/㎡・K)の事で、熱の通りやすさを表します。
U値が大きいという事は、それだけ熱が通過しやすいという事です。

建物には、どんなに高性能な家を造ろうと、屋根や外壁、窓や基礎で熱貫流が発生します。

  • 屋根の熱貫流率U値
  • 外壁の熱貫流率U値
  • 窓の熱貫流率U値
  • 基礎の熱貫流率U値
これらを平均したものがUA値と思っていただければOKイメージしやすいと思います。
ここで問題なのが、このUA値には、換気扇などから失う熱量が抜けちゃったという事なのです。

理解しやすいように、もっと噛み砕きます。
下記の様にイメージしてください。
  • 国語(屋根の熱貫流率U値)
  • 数学(外壁の熱貫流率U値)
  • 理科(窓の熱貫流率U値)
  • 社会(基礎の熱貫流率U値)
  • 英語(換気と漏気で失う熱量)
これらに点数を付けて見ます。
  • 国語 100点(屋根の熱貫流率U値)
  • 数学 100点(外壁の熱貫流率U値)
  • 理科 100点(窓の熱貫流率U値)
  • 社会 100点(基礎の熱貫流率U値)
  • 英語 0点(換気と漏気で失う熱量)
青字の部分がUA値になりますので、平均点は400点で満点です。
でも、Q値で考えたら同じ400点/500点ですが、満点ではなくなりますよね?
平均点80点です。

UA値とは、残念な役人さんたちが作った、謎仕様なのです。
如何にQ値の大切さがわかるのです。

では、UA値で同じことを考えて見ましょう。
今度は断熱材の有無で考えます。
断熱性能というのは数値が小さい方が高性能となります。
薄い断熱材が入っていれば0.87とします。
無断熱は1.0とします。
  • 屋根U値 0.87点(屋根の熱貫流率U値)
  • 外壁U値 0.87点(外壁の熱貫流率U値)
  • 窓U値  0.87点(窓の熱貫流率U値)
  • 基礎U値 1.0点(基礎の熱貫流率U値)
平均(UA値)は0.9025なので、次世代省エネ基準はクリア出来ない事になります。

では、今度は厚くて高性能な断熱材を0.5としてみましょう。
無断熱は1.0とします。
  • 屋根U値 0.5点(屋根の熱貫流率U値)
  • 外壁U値 0.5点(外壁の熱貫流率U値)
  • 窓U値  0.5点(窓の熱貫流率U値)
  • 基礎U値 1.0点(基礎の熱貫流率U値)
平均(UA値)はなんと0.625となり、次世代省エネ基準をクリア出来てしまうのです。

信じられますか?
床か基礎が無断熱でも、UA値とは平均となる為、他の部分の性能が良くなれば、次世代省エネ基準なんて、楽勝でクリア出来てしまうのです。

よく、「窓が弱点だから、窓の性能を上げる」という話を住宅展示場巡りなどをした時に聞いたりしませんか?
それが上記で言っている事です。

窓以外の断熱性能は大したことないのに、窓だけ性能上げて、
『うちは高断熱住宅仕様です』
というのはこういう事です。
  • 屋根U値 0.7点(屋根の熱貫流率U値)
  • 外壁U値 0.7点(外壁の熱貫流率U値)
  • 窓U値  0.1点(窓の熱貫流率U値)
  • 基礎U値 0.7点(基礎の熱貫流率U値)
UA値0.55です。
ZEH(ゼロエネルギーハウス)をクリア出来る基準となります。

これは、性能だけクリアしているけど、実際は寒いという事になります。

冒頭でQ値は換気と漏気で失う熱量を含みますという事を説明しました。

なので、下で説明する『C値』も漏気に係わるので重要なのです。
C値(相当隙間面積)
※気密性能を表します。
家全体の隙間を表します。

数値が小さい方が高性能です。

C値1.0というのは
1㎠/m²
となります。
床面積1m²につき1の隙間があるという事です。

ハガキに例えます。
ハガキというのは10cm×14.8cmです。

面積にすると148㎠になりますね。

家の床面積が148㎡(44.8坪)でC値1.0なら、その家は隙間を合計すると、
ハガキ1枚分の隙間があるという事です。

C値が0.5なら、半分となりますのでハガキ半分の隙間という事になります。

ただ、勘違いしてはいけないのが、このC値は『家全体』の隙間であるという事。

窓の気密性能だったり、ドアのカギ穴だったり、そういった所にも影響されるのがC値です。

個人的に、C値が1.0以下であれば、0.5でも1.0でも、それほど室温に影響するとは思っていません。
測定は換気扇や給気口などを塞いで測定しますが、
実際の暮らしでは、換気扇回せば暖かい空気は逃げますし、窓を開ければもっと暖かい空気は逃げます。
第三種換気の場合、給気口全て開けたら実際のC値は大きくなります。

どちらかというと、グラスウールであれば、気流が起きれば断熱性能は6倍以上低下してしまうので、気流止めが必要なわけです。
気流が起きてしまうような建物の場合、C値がいくら良くても断熱性能はほぼ無いです。
気密を取るのは勿論重要ですが、C値だけで家の性能を判断するのは間違いです。

断熱材の厚みや種類の方がよっぽど重要です。

C値0.1とか0.2が出せれば、それはかなり凄い事ですが、0.5切れなかったからダメとか文句言うとか、
そういったレベルの話ではありません。

そして、壁の中で気流が起きないように、入口と出口を造らないようにする事の方が重要です。
まとめ・注意事項
よく、UA値を小さくする為に窓が少なくほとんど壁ってデザインを見ますが、これは光熱費削減の観点からしたら巧いデザインではありません。

トリプルガラスを多用してUA値を下げるという事をしても、屋根や天井・壁の断熱材の厚みが薄かったり、熱橋が多くては、熱がジワジワと逃げて行ってしまいます。

大体、光熱費が一番かかるのは1月です。
12~2月が1年で一番高くなる時期でしょう。

つまり、夏のエネルギーよりも冬のエネルギーの方が沢山使うのです。

太陽は自然の暖房機です。

太陽に素直な窓の計画をしない事には、いくら数値を良くしても、
『思ったより』寒いという事が実際に起きます。

家づくりをする際は、これらの事をしっかりと話が出来る会社と契約するようにしましょう!

 


ここまでジャンプ!!(笑)

ハウスメーカーでも、目標としているUA値やQ値を公表している所もあると思うのですが・・・

何故、これだけで評価してはダメなのか?

ここを詳しくご説明致します。

 

まず、Q値とUA値というのは、24時間換気などによって熱が逃げるという考えを、無くしてしまって、
もの凄く、都合よく、高性能だと錯覚させる為に出来上がったものが『UA値』というのもです。

何故、このようなUA値が出来てしまったのか、意味不明ですが・・・

 

実は、これらの数値だけでは、実際の省エネ性能は評価出来ません。

先ほども話したように、『建物の熱が逃げる』という数値であると説明しました。

『建物の』ですが、そもそも、家の中にあるその熱は、一体どこからやってくるのでしょうか?

どれだけ高気密高断熱の家を造ったとしても、外気温が0℃なら、室温も0℃に向かっていきます。

 

ケーキなどをお土産で買う時など、保冷剤を付ける為に、持ち帰り時間を聞かれたりしませんか?


それと同じで、クーラーボックスや保温バッグがあれば、保冷剤のもちが全然違いますよね。

保温のお弁当も、熱を保つために、味噌汁などのスープが必要ですよね?

 

家の場合は、それらの熱は、色んなものから発せられています。

  • 人間
  • 家電(冷暖房器具以外)
  • キッチンの食洗器など
  • 照明
  • 太陽

などなど・・・。

人間なども含めて、太陽以外を『生活熱』と呼びます。

太陽を『日射熱』と呼びます。

冷暖房器を『冷暖房熱』と呼びます。

それぞれの熱を数値化すると、単位はW/hとなります。

hは時間で、1時間当たり、どれくらいの熱があるの?って考えるとイメージしやすいと思います。

Wは、ストーブなどで300W、500W、1200Wとか暖房能力を示しますよね?

当然、1200Wとかの方が、沢山の熱を発する事が出来る訳です。

これで、またイメージしやすくなりましたか?(笑)

 

先ほどもお話したように、家の中では、1時間あたり、生活熱で400Wとかの熱が生み出され、太陽からは600Wとかの熱が、窓を通じでやってきます。

これらの熱が、高くなるほど、室温は上がるのです。

そこで、これらの熱が、どれだけ逃げてしまうのか?

というがQ値やUA値なのですね。

当然、断熱性能が良い家は、熱を逃がすスピードが遅いわけですから、『保温力が高い』というわけです。

 

例えば、室内の熱(生活熱+日射熱)が1時間で1000W、

Q値が2.4の場合、どれくらい熱が逃げるのか?

実はこれだけでは分かりません。ってゆーか、全くイメージ出来ませんよね(笑)

ここで必要なのが、ブログタイトルにもある、QA値という値です。

Q値は熱損失係数ですが

QA値は総熱損失係数と言います。

 

家は、四角い家もあれば、L字の様な家もあり、凸のような家、凹のような家、色々あります。

Q値は床面積に左右され、UA値は外皮の面積に左右されます。

つまり、延べ床面積が同じ建物でUA値が同じだとしても、1階の面積が広くて凹の形状の様な平屋の方がQ値は悪くなるという事です。

逆に言うと、Q値は悪いはずなのに、UA値は良く出てしまうという事になります。

 

なので、平屋が流行っているとかあるかもしれませんが、UA値だけだしてもQ値も知らなきゃ、本当の性能は不透明です。

 

で、重要なのがやっぱりQ値・・・というかQA値

このQA値が分かれば、室温1℃上げるために、それだけの熱量が必要か、分かるのです!!

こういった事を考えながら設計している人はほどんといないと思いますが(笑)

それではこれからの時代、ダメなのですよね。

 

話を戻しましょう。

 

室内の熱(生活熱+日射熱)が1時間で1000W、
Q値が2.4の場合、そして床面積が100㎡の場合、どれくらい熱が必要か?が分かるようになります。

 

つまり、こういう事です。

Q値2.4、床面積100㎡の家で・・・
外気温10℃、生活熱が400W、日射熱が600Wの場合、
室温を20℃にするには、どれくらい暖房が働かなくてはいけないのか?ってのが分かります。

暖房に働いた分は、その賃金を東電とかに支払わなくてはなりません。

エアコンというのは、派遣社員のようなものです。

この家の場合、生活熱+日射熱で『約4.17℃』室温を上げる事が出来ます。

外気温10℃ですから、現在の室温は14.17℃という事になります。

つまり、室温20℃にする為に、暖房は5.83℃の働きをしなくてはいけないという事です。

では、この家で、生活熱+日射熱が変らなかったとしたら、
外気温が0℃になった場合は15.83℃もの働きをエアコンがしなくてはいけません。

 

しかし、真冬の深夜~早朝の場合、生活熱は殆ど期待できませんし、日射熱は0です。

外気温が0℃の場合、生活熱は100Wとすると室温は0.5℃分の熱量しかないわけですから、エアコンは19.5℃もの働きをしなくてはならないのです。

つまり、エアコンは一瞬で20℃に室温をするには、4000Wもの働きをしなくてはいけないのですよ。

でもまあ、そんな一瞬では不可能なのでジワジワ暖めるわけです。

ですが、家には隙間・気密性を示すC値もあり、熱が逃げるQ値やUa値があるので・・・

無数に穴の開いたバケツに水を入れ続けるというイメージしていただくと分かりやすいかと思いますが、

入れる水 VS 漏れる水

ならぬ

暖める熱 VS 逃げる熱

というバトルが生まれるわけですね。

つまり、Q値が2.4という家は、常にエアコンが頑張り続けるという事になり、

Q値1.0のような家は、エアコンが殆ど動かない、もしくはスタートだけ動いであとは休憩。

という状態なのですね。

 

そこで皆さん、思い出してください。

僕は、冬の日射取得と、夏の日射遮蔽(日射カット)が重要だといつも話しております。

そうです!冬の日射取得とは、これまで話してきた、『日射熱』の事です。

今回のブログタイトルの「あるもの」とは日射熱です!!

つまり、窓が弱点といって、窓を小さくしたり、窓が殆どなくてUA値が良いというような家というのは、この太陽エネルギーである日射熱が殆ど取込めないのですね。

つまり、Q値やUA値が低くて「省エネ住宅」と言っても間違いではないのですが、僕からすれば、そのような省エネ住宅は「まがい物」。レプリカという事です。

だって、冬は日射熱がなければ、エアコンが頑張るしかないんですから(笑)

これは、南側の窓を大きくして、遮熱ガラスにしちゃうという行為も同じです。

昔、南側の縁側のような所などの暖かさをイメージしている人が、遮熱ガラスの南側の家に住むと、その心地よさもなくなり、むしろ「寒い」と思うようになり、窓を開けた方が日射熱が取込めて、その場所は暖かいという現象が起きます。

 

UA値というのは、省エネ法の届出で算出が必要な数値であり、Q値は現在省エネ法から削除されたから、Q値を示す意味がないという人もいるし、シミュレーションソフトメーカーも、そういった理由からQ値が出せないという事になっていました。

なので、ソフトメーカーにもQ値を出せるようにしてくださいと、ずっと言い続けてきて、やっと実現しました。

今までは、別のソフトでQ値を出していたので、二度手間だったのですが、だいぶ楽になりました。

ちなみに・・・

Q値1.0、床面積100㎡の家で・・・

外気温10℃、生活熱が400W、日射熱が600Wの場合、室温を20℃にするには、どれくらい暖房が働かなくてはいけないのか?

この家の場合、生活熱+日射熱で『約10℃』室温を上げる事が出来ます。
先ほどQ2.4の家は『約4.17℃』でしたね。
外気温10℃の場合、現在の室温は20℃という事になります。
つまり、室温20℃にする為に、暖房は『停止状態』いう事です。
では、この家で、生活熱+日射熱が変らなかったとしたら、外気温が0℃になった場合は10℃の働きをエアコンがするようになるという事です。

5.8℃の差がある訳ですが、気温で5.8℃も違ったら、全然違いますよね(笑)

 

換気設備を熱交換型の第一種でやるか、熱交換のない自然給気口の第三種、高気密高断熱に熱交換がないのはあり得ないという考えの人もいるかもしれませんが、別にそんな事はありません。

窓も熱損失の為の「弱点」だと考えられる人は多いけど、日射取得の為の「長所」と考えられる人は少ない。

C値でもある、気密性能も、1以下であれば高気密と言えると思いますが、1と0.5でメチャクチャ違うかと言えば、室温にはそれほど影響はない。

 

本物の省エネ住宅というのは、お金を掛けて、木製サッシやら熱交換器やらに出来れば、UA値やQ値を良くするのは簡単過ぎますが、実際に重要なのは『室温』や床・壁・天井の『表面温度』です。

窓が弱点という人は、窓ばっかり性能上げて、外壁の性能は低かったりする。

玄関のドアをもの凄く性能が良く、高いお金出しているのに土間の断熱は一切してないとか・・・

そんなのは住まい手に「ただ高いお金出させているだけの家」でしかありません。

 

家というのは、断熱性能だけ上げれば暖かいと勘違いしている人が、プロでも、高断熱を造っているプロたちでも理解していない人が多いです。

 

つまり、省エネ住宅は造っているけど、キチンと温熱について、理解しながら設計・施工をしているのか?

って事です。

せっかく省エネ住宅を造ったなら、光熱費だって安くならなきゃ意味がありません。

 

UA値、Q値、C値というものは、家づくりの依頼先を、ふるいに落とす材料となりますが・・・

そこから先は、これらの数値の意味と理解などの領域に入っていくのではないでしょうか?

2018年05月12日

バルコニーの存在意義

突然ですが皆さん・・・

バルコニーって必要ですか??(笑)

 

僕は、いらない派です(笑)


理由その①

妻がかなりの花粉症

僕も花粉症

なので、絶対に外には干したくない(笑)

 

理由その②

布団とかはレイコップでいいんじゃない!?

天日干しよりも除菌力高いみたいですもんね

 

理由その③

乾燥機付きのドラム洗濯機があるので、ほとんど乾燥機使用でOK

 

まあ、そんなわけで、バルコニーってほぼ使ってないです。

バルコニーって、なければかなりの建築コスト削減になりますし、あまり必要性を感じないのですよね(笑)

 

太陽で干した後のシーツやふとんってメチャ気持ちいい感じしますけど・・・

環境によっては埃っぽい所もありますし、僕は外にはあまり干したくないのです。

 

高気密高断熱の家にすれば、洗濯物もすぐ乾きます。

バルコニーって、洗濯動線長くなりますし、1階に干す人なら、バルコニーの存在意義は布団を干すくらいしかないんですよね~。

まあ、庇代わりにはなりますが、どうしてもバルコニーが欲しい場合、すのこのような床にすると、防水も不要なので建築コストは安く抑えられます。

1階に洗濯物を干す事が出来なかったりするのであれば、また話は別ですが・・・

バルコニー不要論を必ず一回は打合せで話しますが、不要という方に出逢った事がありません(笑)

2018年04月29日

減額案・・・坪単価で考えてはいけません

初めにいいます!

坪単価とは結果論でしかないです。



さあ、家づくり終盤?

希望のものを盛り込んでいくと、予算オーバー。。。

 

そこで、本格的に減額して行かなきゃならないな・・・
となる訳ですが、

減額の一番は家の面積を小さくする事か住宅設備の仕様を落とす事です。

断熱材の厚みを最低基準に薄くしたりは、間違ってもしてはいけません。

 

で、家を小さくする時に、勘違いしている人が多いのが、坪単価。

例えば、坪80万の見積もり。

40坪で3200万。

 

【間違いの例】

坪80万だから、仮に1坪減らせばマイナス80万。

3坪減らせば240万マイナスに出来る・・・

 

これは大きな間違いです。

坪単価というのは、キッチンやトイレの住宅設備も含んでの坪単価です。

もっと言えば、ウッドデッキやバルコニーなども含んでの坪単価。

 

だから、10坪の部屋を7坪にしただけで、単純にフローリングと天井、壁の面積しか減らないんであれば、3坪小さくしたってマイナス240万にはなりません。

だってそうですよね?

住宅設備を含んでの坪単価なわけですから、住宅設備が絡まない部分を減らしたって、住宅設備分の金額の恩恵を、マイナス部分で受けられるわけではないですからね(笑)

 

僕は坪いくら?って話で高い・安いを判断する話は好きではありません。

だって、キッチン100万の家と300万の家では、キッチン以外の仕様が全て同じでも、坪単価は大きく違います。

だから、目安で話するならいいのですが、坪いくら×坪数で減額なんて考えたら滅茶苦茶な話になってるだけです。

単に坪数削って、凸凹の平面になったら、外壁面積が大きくなったり、構造部材が大きくなったりで、見えない所で逆にコストアップになります。

なので、削るなら、キレイな形になるように削るのが、減額のポイントでもありますよ!

2018年04月17日

Q1.0住宅 気密測定の結果は!?

家には、どれくらい漏気しているかを示す『隙間の数値』として、C値というものがあります。

現在は撤廃されてしまいましたが・・・
以前の省エネ基準では宮城辺りから南の地域の省エネ基準でC値は5㎠/㎡でした。
以前は5㎠/㎡以下であれば、高気密住宅と言えたわけです。

ですが・・・
基本的に僕は1㎠/㎡を切るべきだと思っていまして・・・
聞いた話ですと、一条工務店は0.6を目指してやっているみたいですね。

 

本題です。
本日気密測定を行いました。

 

3回行い、本番として2回行い・・・

【結果】

0.44㎠/㎡
0.45㎠/㎡

とてもいい数値だと思います。

今回は、床面積が約192㎡なので約86㎠/㎡の隙間があるという事です。

以前の省エネ基準で例えるなら、960㎠/㎡で高気密認定となっていたわけです。
それに比べたら、約11倍以上の気密性があるという事です。

C値(相当隙間面積)
※気密性能を表します。
家全体の隙間を表します。

数値が小さい方が高性能です。

C値1.0というのは
1㎠/m²
となります。
床面積1m²につき1の隙間があるという事です。

ハガキに例えます。
ハガキというのは10cm×14.8cmです。

面積にすると148㎠になりますね。

家の床面積が148㎡(44.8坪)でC値1.0なら、その家は隙間を合計すると、
ハガキ1枚分の隙間があるという事です。

C値が0.5なら、半分となりますのでハガキ半分の74㎠/㎡の隙間という事になります。

気密性の悪い引き違い窓を2つ使ってこの数値なので、気密性の良い窓にこだわればもうちょっと良い数値出せたかもしれませんが、今回の様な数値であれば、そんなに気にする必要もないです。

勘違いしてはいけないのが、このC値は『家全体』の合計の隙間であるという事。

窓の気密性能だったり、ドアのカギ穴だったり、そういった所にも影響されるのがC値です。

個人的に、C値が1.0以下であれば、0.5でも1.0でも、それほど室温に影響するとは思っていません。
測定は換気扇や給気口などを塞いで測定しますが、
実際の暮らしでは、換気扇回せば暖かい空気は逃げますし、窓を開ければもっと暖かい空気は逃げます。
第三種換気の場合、給気口全て開けたら実際のC値は大きくなります。

どちらかというと、グラスウールであれば、気流が起きれば断熱性能は6倍以上低下してしまうので、気流止めが必要なわけです。
気流が起きてしまうような建物の場合、C値がいくら良くても断熱性能はほぼ無いです。
気密を取るのは勿論重要ですが、C値だけで家の性能を判断するのは間違いです。

断熱材の厚みや種類の方がよっぽど重要です。

C値0.1とか0.2が出せれば、それはかなり凄い事ですが、0.5切れなかったからダメとか文句言うとか、
そういったレベルの話ではありません。

そして、壁の中で気流が起きないように、入口と出口を造らないようにする事の方が重要です。

本日来ていただいた気密測定士の方の話ですと、その方は0.5を切る事は殆ど経験が無いみたいですね。
一般的な工務店で2㎠/㎡とか3㎠/㎡って所も沢山あるようです。
ちょっとそれは、室内の空気ダダ漏れですね
(;´∀`)


気密測定士の方は、測定中、
「あれ!?全然気流感じないですね!!かなり良い数値出るんじゃないですか?」

と言っていましたが、
工事中、かなり気密に関しては細かく監理・指導してきたので、その成果ですね!

コンセントBOXの近くに手をかざしても、全然気流を感じなく、床下の基礎空間にも全然気流を感じませんでした。

これで、このお宅に関しては、設計の話だけで高気密高断熱という事ではなく、
実際にそうだという事が証明出来ましたね♪

2018年03月28日

ラファエル設計のQ1.0住宅は工事段階から暖かい

本日、現在進行中のQ1.0(キューワン)住宅の現場監理に行っていました。

UA値0.37
Q値1.3
という性能の家です。

24時間エアコン1台つけっぱなしで、

冬は20℃
夏は27℃
に保つための冷暖房費は年間約15,000円という凄まじさです(笑)

キチンと窓の配置や室温シミュレーションをしているので、このような数値を実現出来ております。

 

2階へ行くと、室温と湿度計付の時計が!!

 

AM11:09分

室温16.6℃

湿度41%

外気温8℃

 

2階の部屋ですが、南側の窓の日射取得を高めてやるだけでこんなにも内外温度差が出ます!
遮熱タイプの窓にしてしまうと、こうはなりません。


まだまだ工事途中で換気の穴とか空いてるし玄関ドアとか開いてる状態だけど結構暖かい!

 

お施主様も、先日寒い時に現場来ていただき、

『さみぃ~~』

と震えてましたが、

家に入った瞬間

『あったけぇーー』

と(笑)


職人さんたちも、かなり暖かさを感じているようです。

勿論、暖房なんてついてませんよ(笑)

 

完成は今月末。

これから室内の壁は漆喰で塗って行きます。

写真右側に見えるのは、どんな塗り方にしましょうか~?ってお客様と決めていた形跡です。

 

いや~ほんと完成が楽しみですね(^-^)

2018年03月02日

床暖房の電気代ってこんなに高い!ホントいらないよ

今回は、メーカーが出した床暖房費を取り上げたいと思います。

私の設計で導入する訳ではありませんので、勘違いしないようお願い致します(笑)

 

まず、おさらいですが・・・

私は、床暖房は絶対にいらない派です。

 

↓床暖房について、何度か触れていますので、よかったらどうぞ。

 

えーと、まず、床暖房って・・・

入れるとすれば、「リビング」や「キッチン」「ダイニング」を提案されるのではないでしょうか?

設置面積は、室面積の8割を目安にしたりして。


では、参考例を目安に取り上げて見たいと思います。

 

電気式床暖房です。

17帖程度のLDK(リビング・ダイニング・キッチン)
緑がリビング用
青がダイニングスペース用
です。

★緑のリビング用の床暖房面積は2.43㎡×3枚=7.29㎡
電圧200V
電流2.65A
容量0.53kw
合計電流7.95A
総容量1.59kw
1か月の電気代目安¥3,550円

★青のダイニングスペース用の床暖房面積は
2.43㎡×1枚
1.62㎡×1枚
合計4.05㎡

電圧200V
電流2.65A+1.65A
容量0.53kw+0.33kw
合計電流2.65A+1.65A=4.3A
総容量0.86kw
1か月の電気代目安¥1,920円

両方つけると¥5,470
18帖程度のLDK(リビング・ダイニング・キッチン)

★緑のリビング用の床暖房面積は2.43㎡×4枚=9.72㎡

電圧200V
電流2.65A
容量0.53kw
合計電流10.6A
総容量2.12kw

1か月の電気代目安¥4,730円

★青と赤のダイニングスペース用の床暖房面積は
1.08㎡×1枚
1.44㎡×1枚
1.62㎡×2枚
合計15.48㎡
電圧200V
電流1.1A+1.47A+1.77A
容量0.22kw+0.294kw+0.354kw
合計電流1.1A+1.47A+3.54A=6.11A
総容量1.22kw

1か月の電気代目安¥2,720円

両方つけると¥7,450

 

いかがでしょうか?

とてもアホらしいぞ床暖房!
って感じです。

 

そもそも、床暖房が必要な家というのは、

『床暖房がないと寒い』

という事なわけですよ。

そうすると、エアコンの設定温度は23~26℃くらいになるはずです。

その場合の一ヶ月の電気代というのは、3万前後になるはずです。

エアコンの設定温度が20~22℃くらいで1~2万円代となるはずです。
※あくまでも目安で。

 

つまり、繰り返しますが・・・

床暖房が必要な家というのは、エアコン設定が25℃前後以上でないと、寒いという事。

電気代3万前後に5000~7000円の床暖房費が加算される訳です。

 

そりゃ、皆さん、電気代を気にして使わなくなったりしますよね。

月の光熱費が4万近くになるなんて、誰もそんなに払いたくないですよね!!

 

ラファエル設計の設計するQ1.0(キューワン)住宅は、床暖房なんて全く必要がなく、寒さに我慢なんてしなくても良いのです。

下記は24時間エアコンずっとつけっぱなしの冷暖房費のシミュレーション結果です。
年間約15,000円です。

※この他に冷暖房以外の電気代が加算されます。

 

このような安いエアコン代という事は、
冬は室温20℃
夏は室温27℃
という室温を、エアコンほぼ無しでOKという事なのです。

 

冷暖房費のシミュレーションを数多く行っておりますが、エアコン1台で、24時間つけっぱなしで、
高くても2万円台には納まるように設計しております。

床暖房に月7000円も払うんだったら、迷うことなく断熱材の厚みを厚くしたりした方が良いです。

 

一応確認ですが、これらは17~18帖のリビングのみの場合です。

1階と2階で導入しようとするならば、1万円は超えてくると思います。

 

う~~~ん・・・

ホントに床暖房なんて無駄すぎる。

 

設備機器に思いっきり頼らないと室温20℃にならない家づくりって、悲しくないですか?

だってその家、2千万とか行きますよね?

もし、東日本大震災のような地震が来て、計画停電などが実施されたりして、電気が使えなったらどうします?

床暖房なんて使えないですよね?

エアコンだって使えないですよね?

 

一生に一度の家づくり・・・

もっと最高のものにしませんか?

 

単刀直入に申し上げますと・・・

Q1.0住宅を建てませんか?

2018年02月25日

「プロでもウソ発信」ネットの建築情報、見抜き方

「医師でもウソ発信」 ネットの医療情報、現役医師が教える見抜き方

というネットの記事を読みました。

 

今回はその内容ではなく、タイトル通り、プロでも『ウソ発信』という事について述べたいと思います。

どんなものかというと・・・

『夏涼しく、冬暖かい』

『冬暖かく、夏涼しい』

『エアコン1台で暖かい家』

これらについて述べたいと思います。

よく、新築の完成広告などにうたい文句で入っているものです。

 

これ・・・

ハッキリ言って、言ったもん勝ちみたいな危険性があるのを知ってもらいたくて、書く事にしました。

 

まず・・・

『夏涼しく、冬暖かい』
『冬暖かく、夏涼しい』

どちらも同じ事ですが、これって本当に間違っている会社がとても多いです。

 

結論を先に申し上げますと、そのうたい文句通りになっていないという事です。

 

ダメなパターンでどんな感じになっているかというとですね、

  • 充填断熱(厚み100mm)で窓がトリプルサッシ
  • ウレタンの断熱材で隙間なく!窓は樹脂サッシ
  • 次世代省エネ基準クリアの家
  • 外断熱だから暖かい
  • ダブル断熱(付加断熱)だから結露もしないし暖かい

みたいな感じですね。

 

何がダメなのかというと・・・

『夏涼しく、冬暖かい』『冬暖かく、夏涼しい』

というのは、何か2つ3つ部分を性能UPしただけでは、実現不可能だという事です。



充填断熱(厚み100mm)で窓がトリプルサッシ
これだけでは、壁から熱が逃げていく量が大きいです。
何故なら、ヒートブリッジ(熱橋)が防がれていないから。
2x6工法で断熱材140mmとかになったとしても、同じで、窓ガラスをトリプルにしようが室温は保たれません。
ウレタンの断熱材で隙間なく!窓は樹脂サッシ
ウレタン=暖かいと勘違いされている方も多いですが、木が伸縮したりすれば隙間が出来ます。
また、ウレタンだろうが、上記と同じでヒートブリッジを防がなければ、窓が樹脂だろうが熱は逃げる一方です。
外断熱だから暖かい
外断熱ならヒートブリッジは充填断熱よりも防げますが、それだけではダメです。
例えば、外断熱+窓をトリプルや樹脂窓にすれば大丈夫か?と思われるかもしれませんが、熱が逃げるのは、
天井面や床面にもあるのです。
なので、ダクトが沢山通る天井面に天井断熱をしてみたり、床断熱で省エネ基準ギリギリの厚みの断熱材が入っているだけだとしたらこれまた同じ事で、暖かいとはなりません。
気密処理がきちんとされていなかったり、断熱材の施工が悪ければ意味がありません。
ダブル断熱(付加断熱)だから結露もしないし暖かい
これは、ダブル断熱をすれば暖かいと思っている人が沢山いるのが問題で、これも、上記の外断熱の話と一緒で、ダブル断熱にしただけで暖かくなるはずがなく、結露の問題も、冬寒いからと言って24時間換気扇などを止めてしまうと結露は100%起きます。
ダブル断熱って、結局壁だけなのですよ。
天井断熱が150mm程度しかなかったり、気流止めがしっかりなされていなければ、天井面からガンガン熱は逃げて行きます。

少しはお分かりいただけたでしょうか?

要するに、『夏涼しく、冬暖かい』『冬暖かく、夏涼しい』ってのは、断熱・気密・換気などの施工がしっかりとなされているもので、それらがバランスよく設計されていないと、そうにはならないという事なのですよ。

そうしないと、暖房が全然効かなかったりするわけです。

恐らく、ハウスメーカーで建てた人は、最近だとしても、エアコンがあまり効かないか、効いてもそれはリビングなどだけで、トイレや洗面所は極寒だったりするはずなんです。

ラファエル設計は、壁は100%付加断熱で、
高性能グラスウール充填105mm+高性能グラスウール外105mmで行っております。
更には、裸のグラスウールで、0.2mmの気密シートを別張りしています。

天井は300mm断熱、基礎断熱で全面に断熱材を敷いています。

ダクトや配管、金物が外部に貫通する所は、ウレタンでヒートブリッジを防ぎ、窓廻りも気密・断熱性を考慮しています。

 

以前は充填セルロースファイバー+外EPSで行っていましたが、Q1.0住宅マスター会員となる為に、燃えやすいEPSは使用しない事にしました。
燃えやすいと言っても、きちんと防火認定を取得した工法で行っていたので、基準法をクリアしています。

 

次に『エアコン1台で暖かい家』ですが、これまた勘違いしている人が多いのですが、夏も冬も一家に1台だけエアコンがある訳ではありません。

夏用・冬用と2台購入する必要があると思います。

大抵は、冬用は1階で夏用が2階になると思います。

理由は、暖かい空気は上昇し、冷たい空気は下降するからですね。

真夏、2階が地獄の様に暑くなるのは、屋根面の断熱性能が悪い証拠ですね。

 

この手のオープンハウスに行った時、必ず見て欲しいのは床点検口からの基礎断熱の状況です。

床断熱の場合は基礎に断熱はされていませんが、基礎にウレタンを吹く事が結構多くなっているのですが、問題は次のポイントです。

赤い部分の様に、外周部にぶつかる基礎がある場合(アルファベットのTになる場合)、そこにも断熱材を折り返さないと黄色矢印の部分から熱が逃げて行きます。

基礎断熱の意味があまりない状態です。

スラブ面も、省エネの計算上は45cmまでしか計算に含む事が出来ない為に、45cmだけ断熱材を敷くのでは、効果が薄いのです。

ラファエル設計では、このスラブ面を全て断熱材で敷き詰めて、コンクリート面が見えないようにします。

壁面をウレタンで断熱する場合、基礎もウレタンで断熱を行う場合が多いと思います。

そんな時、赤色の部分を断熱してない事が多々あります。

ここはコストにも結構違いが出てくる所です。
安さ勝負の家づくりでは、ここら辺はきちんとやっていない事が殆どでしょうね。

ちなみに、UA値の計算でこの赤色をやったものとやっていないものでUA値は変わらない可能性が高いです。
やってもやらなくてもUA値0.5で変わらず・・・みたいな。

特に、玄関で基礎の立上りをやらない事がほとんどという悲しい現実があるのですが、これもUA値にはほとんど影響しない為、例えば同じUA値でも、当然しっかり断熱材を入れている方が室内の温度は高くなります。

やってなければ、玄関はとても寒いような状態にもなったりします。

なので、土間・玄関と室内が一体空間のような感じですと、玄関の床面に室内の熱が奪われたりして、暖房の効きが悪くなったりします。

玄関というのは、小さい面積ながら、玄関ドアや採光の為の窓がついていたりするので、熱の損失がとても大きい部分でもあるのです。

よく、玄関ドアだけめちゃ性能の高いドアにしている会社もありますが、土間のヒートブリッジを防がない事には、本来の効果を発揮できないでしょう。

 

熱が損失する部分というのは・・・

  • 基礎
  • 外壁
  • 天井
  • 屋根
  • 換気

です。

どんなに凄まじい高性能な高断熱住宅を造ったとしても、外気温0℃ならば、0℃に向かって室温は下がって行きます。

ですが、家の場合そうはなりません。

理由は、室内で発生する「熱」がある為です。

その熱とは・・・

  • 照明
  • 家電製品
  • 人間

などです。

それに加えて、室内の温度を上昇させるには【太陽】が必要です。

なので、窓じゃ弱点だと言って、窓を小さくした家の場合は、太陽以外の熱やエアコンの暖房に頼るしかなくなるわけです。

これらの熱を如何に逃がさないかというのが『高気密高断熱住宅』という物です。

 

では、これらの事を絵でお見せ致します。

 

【設計】
Q1.0住宅レベルの
UA値0.29の家

VS


【比較】
次世代省エネ基準クリアの
UA値0.69の家

※UA値は小さい程高性能です。

 

Q1.0住宅の方は、暖房負荷が2,235kwhに対し、
次世代省エネ基準の方は13,996kwhもあります。

これが光熱費にどうかかわってくるかというと・・・

冷暖房24時間連続運転

【Q1.0住宅】
暖房費24,231円

【次世代省エネ基準住宅】
暖房費173,611円

その差、約15万円です。

 

上部は栃木県の中でも寒冷地での設定です。

 

例えばこの次世代省エネ基準クリアという家が宇都宮だとして
『夏涼しく、冬暖かい』
『冬暖かく、夏涼しい』

とうたっているならば、省エネ基準UA値0.87に対して0.69ですから、結構余裕をもってクリアしているので、そうだと思っちゃいますよね。

Q1.0住宅の方は、

  • 基礎
  • 外壁
  • 天井
  • 屋根
  • 換気

全てにおいて、結構細かくヒートブリッジを防ぐような設計をしています。

それもグラフで見て見ましょう!

『損失』を補う為に、どれくらい『取得』があればいいのか?という考えで見てください。

 

Q1.0住宅(設計プラン)と次世代省エネ基準住宅(比較プラン)で、それぞれの「取得」を見てもらうと分かりますが、「暖」というのが暖房です。
暖房以外の取得はほぼ同じという事が読み取れますか?

次に『損失』を見てください。
比較プランである次世代省エネ基準住宅は、外&窓からの損失が、設計プランのQ1.0住宅に比べて、
倍以上大きい事が分かりますか?

Q1.0住宅はダブル断熱(付加断熱)であり、次世代は普通の充填断熱です。

始めの方にご説明しましたが・・・

窓だけトリプルにすると、窓の損失が減りますが、「外」の部分は変わりませんので、外に対する損失は大きいままです。

これが、どれかの部分だけ性能UPしてもダメという事なのです。

仮に、窓の性能を上げれば次世代省エネ住宅のUA値は0.69から0.5台まで減るでしょう。

 

でも、外からの損失が大きいですので、

UA値が良くでもエアコンの効きが悪い

思ったより寒い

なんて事が起きるわけです。

オープンハウスに行って、「窓」に対する性能アップしか話ししてこない会社は、今まさに話している通りの

「窓の部分のグラフを下げる事しかやっていない」

という事なのですよ。

 

窓が弱点というのは間違っていません。

ただ、窓というのは、ガラスと窓枠で成り立っていまして、窓の熱の伝わりは両者を合わせた数値になっているのです。

窓の性能を高くしても、窓廻りの断熱気密処理がしっかりなされていなければ、そっちの方からも熱は逃げます。

逆に、窓が弱点といって、窓を小さくすれば『窓の取得』は減りますので『暖房』のグラフが増えます。

 

そうすると、暖房費はUPしますよね?

 

じゃあ、窓はデカく!!!

となりそうですが、そうなると今度は「夏」に対しての『冷房負荷』を考えなくてはなりません。

高断熱住宅になれば、夏の日射熱が侵入しては、室内はオーバーヒートしてサウナ状態になります。

だからこちらでも、そのような事が無いようにと窓を小さくしたがる人が沢山いますが、

そうなると、さっきの話に戻って、窓からの熱取得がないから暖房費が上がるという事になります。

 

つまり・・・

日射遮蔽と日射取得

をしっかり考えられない家は問題外であり、設計者としても大問題です。

この手の話は、建築のプロの人に話をしていても、頭がパンクします(笑)

 

理解すれば簡単なのですが・・・

日射遮蔽とは、熱を遮る事であり、外付けブラインドや断熱カーテン、オーニングなども有効です。

日射取得とは、太陽を味方につける事です。

で、こう考えれば簡単な話だと思いますが、後の問題はコストです。

お金ですね。

 

例えば、窓を全部遮蔽タイプではなく「取得タイプ」にすれば、いいじゃーん!

となり、

夏は全部外付けブラインドつければいいじゃーーん!

となる人がいますが、これはクレイジーです(笑)

どんだけコストUPするんだ?という話ですよ(笑)

 

たまに、東西の面に窓が沢山あり、冬の為に窓を取得タイプにしました!っていうプランの相談をうけますが、
外付けブラインドなどを設けられない場合は、カーテンなどになる訳ですけど、

カーテンって結構高いですからね!?

ニトリや通販などで自分で揃えれば安くはなるでしょうが、この辺の事まで提案出来ないと、施主様に余計な出費を生み出す原因にもなるのですよね。

 

ここまで、少し難しい話になりましたが、これらを理解しなければ、ハウスメーカーや工務店の言いなりになってしまい、住んでから不満爆発という結果を歩むことになる確率がとても高いです。

 

ドラクエで例えるなら・・・
「勇者の鎧」という最強防具は装備してステータス(UA値)は良くなっているけど、
勇者の盾は未装備、
武器はこん棒・・・
故に寒さという敵を倒せない。

「こごえる吹雪」攻撃食らいまくって、回復(暖房)いくらしても回復できない・・・

みたいな家が多いように思います。

 

何度も言いますが・・・

窓やドアの性能が良ければ、その家はすごく性能が良いと勘違いしてはいけません。
U値が1を切るようなサッシやドアを設けたとしても、日射取得が出来なければ熱源は家電か人間などしかなくなるので、外気温度差はさほど大きくならないので、住んでみると思ったより光熱費かかるという現実。

結局、窓が弱点と言って窓だけ性能上げても、床・壁・天井の断熱がザルなら無駄に金掛けてるみたいな感じなどが分からない。

 

高気密高断熱の家というのは、『小さな積み重ねとバランス』なのですよ。

ドラクエやFFでいうならば、中途半端な装備でラスボスに挑んでも全滅させられますよね?

ワンピースで例えるなら、ルフィだけでは海賊王になれませんよね?

ゾロやサンジやナミやチョッパー、ウソップ、フランキーやロビンやブルックがいなくては海賊王になる為の旅は出来ません。

どんなに素晴らしい仲間がいても『船』が無くては海は進めませんし、
性能が良くなくては新世界は航海出来ません。

つまり、船という名の命の基本仕様である「断熱性能」が良く、その船で旅する仲間がしっかりした強さが無ければ、ダメなんですよ。

 

ラファエル設計が行う温熱シミュレーションは、航海士であるナミのような役割です。

その航路で行くのが住まい手にとって最適なのかを見極めるのです。

 

ネットの情報などに惑わされない為には、これらの命の基本仕様の概念を理解するしかありません。

 

今回のブログが、家づくりをしている方々の道しるべ(ログポース)となってくれることを願います。

 

2018年02月13日

UA値が良い=家の内外温度差が大きくなるわけではない

始めに、UA値とは『外皮平均熱貫流率』を言います。

このUA値問題に関する内容は、色んな視点からブログ等で書いてますが、先日発売になった、ラファエル設計も掲載されている『北関東の高断熱住宅』の書籍からピックアップしてみます。

新住協のQ1.0住宅を判定するのにも使用する「QPEX」というソフトで省エネ計算を行うと、

【自然温度差】

ってのが分かります。

それを見て見ましょう!

まずは表の見方です。

 

ケース1
まずは、下記の2社の性能の違いから見て見ましょう!
Q値もU値(UA値)も似たような感じ。

UA値0.3W台 自然温度差7℃台

どちらも数字が低い方が優れた性能です。
上の画像の会社の方がどちらも数値が低いので、性能としては優れていて、自然温度差も優れた性能を表していますね。
まあトリプルガラスを使用しているのでQ値もU値も良くなるのは当たり前の結果と言えます。
ケース2
こちらのケースはQ値もU値も凄まじく良い性能であり、国の基準を圧倒的に凌駕している性能です。

赤線をよ~~く見てください。
上はQ値が勝っていてU値は下に負けてます。
※勝ち負け判定をするわけではなく、分かりやすいようにこのような表現をしています。



おや?
上下の性能(Q値・U値)ってほとんど違いませんよね?
しかし、自然温度差が上は9.22℃もあるのに、下はケース1と同じ7℃台です。
ケース1よりもU値は0.143Wも低い数値を出していて、北関東でU値0.2台って、北海道などで建てる高断熱レベルの数値です。

何故でしょうかね?
理由は最後に説明します。
ケース3
ラファエル設計登場です(笑)

このケース3は、これまでのモノと比べると数値の面では若干悪くなりますがZEHをクリア出来る数値はちゃんと出ています。

では見て見ましょう!



おやおや!?
U値はラファエル設計の方がいいけどQ値は下の会社の方がいい。
それよりも自然温度差がかなり違いますよね!?

3.33℃もラファエル設計よりも大きいです。
というか、ケース2の下の会社の比べて倍の性能をもつケース2の方が自然温度差が負けてますね!!

不思議な事が起きまくっています(笑)
理由は簡単というか複雑なので、少しづつ解説しますね♪
まずはこのケース3の違いから説明しましょう!
まず、「換気方式・回数」って所がQ値の上の欄に書いてありますのでご覧ください。

ラファエル設計は第三種換気で、換気回数が1時間に0.5回
下の会社は熱交換で回数は0.3回

第三種というのは、皆さんも経験あると思いますが、給気口から冬は冷たい風が入って、トイレなどにある24時間換気扇から排気するというシステムです。さらに、0.5回換気するので、暖められた空気も排出されてしまうので、自然温度差は当然低くなります。

ちなみに、0.5回というのは、建築基準法で決まっている回数です。
シックハウスなどの対策の為ですね。

下の場合は熱交換なので、冷たい空気を温風に変えて室内へ取込んでくれます。
さらに、換気回数も0.3回と少ないので、室温は保たれます。
これがまずケース3の大きな違いの1つです。

また、この家は、色んな所から日射を取得出来てるんですね。
なので、窓もトリプルでもなく、U値も0.55、Q値も約1.9なのに、このような自然温度差を出せてるのです。
U値の下にη値が2.5となってますよね?
η(イータ)と読みます。
日射取得率なので、数値が多い方が日射を取得出来ている事になります。

ラファエル設計は1.5ですので、性能的にはラファエル設計の方がいいのですが、このように自然温度差の話になると、勝敗が逆転するのです。

ちなみに、このη値(平均日射熱取得率)は大きい窓を設けると値が大きくなって、栃木県あたりの地域ですと、3以下にしなくてはいけません。
平均日射熱取得率】なのであくまでも平均です。

つまり、夏が考えに入っているからです。
冷房負荷になるって事です。

ちなみに、ラファエル設計の性能データ表は一番数値が低いですが・・・
『年間の光熱費』は約¥13万円となっています。
これは、実際に1年住んでの結果です。
U値が約0.5なので、エアコンを自動で24時間運転していても、動いてるか分からないそうです。

実際に暖房つけて日射も入ると寒い日でも27℃くらいになってしまうので、暖房は消してしまうとお客様は話しておられました。
ケース1からケース3までの自然温度差の勝者の比較
優勝
【ケース2】
同率準優勝
【ケース1】

同率準優勝
【ケース3】
まとめ
如何でしょうか?

UA値勝負というのが如何に無駄というか、あてにならないか・・・。

ケース1は熱交換で換気回数0.5回なので、自然温度差が低いのだと思われます。
よって、同じ0.3回で計算すれば、ケース3が3位となるはずです。

勘違いしてはいけないので補足しますが・・・
ここに記載されている自然温度差が大きい方が性能がいい=光熱費が安くなる
わけではないという事です。

η値が大きく、冬の暖房の手助けになるという考えだけであればよいのですが、夏の冷房負荷をしっかり考えなければ、光熱費は冷房代が夏にかかるという事になります。

つまり、ケース3だけでお話すると、ラファエル設計の家は冷房代が少ないという事ですね。

今回のブログで何が言いたいかといいますと、タイトル通り・・・
【UA値が良い=内外温度差が大きくなるわけではない】
という事です。

そして、UA値をよくするためにトリプルガラスなどを使わなくても、安価で光熱費のかからない家は設計出来るという事なんですよ!!

温熱設計というのは、窓の種類によってもUA値は大きく変わってきますし、
換気の方式や回数で自然温度差が大きく変わります。

適材適所という言葉があるように、家を建てる地域・場所によって、これらの設計は大きく違うという事です。

だから、UA値勝負になっているような今の風潮が間違っていると僕は言いたいのです。

窓が弱点だからといって、窓を小さくしたり、無くしたりすれば、UA値はどんどん下がります。

仮に、窓が全くないUA値0.1という凄まじい性能の家があったとします。
しかし、無暖房では、太陽の力を全く借りる事が出来ないので、冬の光熱費がドンと高くなるのですよ。

だから、UA値を小さくするために窓を小さくしたりする考えは、時に大間違いになるのです。

UA値が小さいから性能はいいですよ!なんて説明受けて、家建てて住んでみたら・・・

思ったより寒いぞ!?

ってなるのは目に見えています。

やっぱり、実際に建つ家の周辺環境などを考慮して下記の様な日当たりシミュレーションをしなくては、真実というか、目指すべき道は見えてこなくて、ゴールなんてたどり着けるわけもないのですよね。
QPEXでいう、自然温度差で1℃違うと灯油に換算すると100ℓの差があるのです。

今、ラファエル設計が初めた『温熱環境の見える化』ですが、今回のQPEXでデータ出したお宅の時代は室温変動をシミュレーションするソフトが出て無かったんですよね(^_^;)

その時に存在していれば、もうちょっと光熱費を削減できる設計が出来たのかもしれませんが、年間光熱費13万というのはとても良い性能なんですよ♪
Q1.0住宅であれば大体10万前後って感じです。

光熱費が元々削減できるQ1.0住宅なら、太陽光載せれば、逆に儲けが出るという事にもなりますね(笑)

まあ、兎に角、UA値ってのは、土間に断熱材入れて無くても言い数値が出てしまったりするので、実際の温熱環境に反映されるのかっていうと、ちゃんとシミュレーションしない限り、あまりあてにならないんですよ。

UA値やQ値っていうのは、あくまでも設計段階での目安であり、一番大切なのは、気密をしっかり取った施工が出来という『施工精度』が何と言って大切なんです。
机上の空論にならないようにするのが大変なので、施工する人の知識なんかも本当に重要なのです。


間取りをしっかり考えるのも重要なのですが、目指すべきゴールという名の温熱環境が数値や結果で見えた設計をするのが一番初めの段階なのですよ。

もう、これからの時代は温熱環境の設計が出来てこそ、住宅設計を仕事として出来るものだと考えています。

ただ間取りや外観デザインをお洒落に考えるのが設計という時代ではなくなりましたよね。

そこに温熱環境・省エネなどの要素も入らないとね。

温熱官許の設計をして、耐震性も考えて、
それらが「設計料」として反映されないと・・・
そして、その設計料を払う価値があるクオリティの高い住宅設計を目指して、日々精進していきます。

 

後日、こちらのブログを書きました。

超高性能(UA0.29)な家なのに室温10℃だと!?

 

2018年02月02日

つららで分かる断熱気密

今日は『つらら』に関する面白いお話をしたいと思います。

北関東の高断熱住宅5号で掲載されている内容です。

 

今回の大雪で屋根に沢山の雪が積もったと思います。

皆さん、「つらら」が出来ていませんか?

最近新築で出来ているのなら、それはちょっとヤバいです。

 

下記の写真を見てください。

つららがある部分と無い部分がありますね。

(出典:北関東の高断熱住宅5号)

 


つららは何故出来るのか?

想像で分かると思いますが、屋根の雪解け水が屋根から落ちる時に凍る事で出来ます。

宇都宮あたりだと出来なかったかな?

 

雪が溶ける原因は2つあります。

1つは簡単で、「太陽」ですよね。

 

 

2つめは分かりますか?

 

 

 

 

答えは・・・

 

 

「家の中(部屋の中)の熱」です。

 

暖房しますよね?

その暖房した熱が2階の天井裏・・・
つまり、小屋裏に侵入する事で、屋根の雪を小屋裏側から溶かすのです。

↓こういう事です。

 

つまり、下記写真の様に片方だけつららがあるという事は、室内の熱が逃げている事になるのです。

 

ハウスメーカーや安さ勝負の工務店に依頼した場合、こうなっている可能性は非常に高いです。

いくら暖房をつけても寒いと感じたり、高断熱住宅のはずなのに寒い・エアコンが効かないというのは、こういった原因かもしれません。

単純にUA値やQ値を計算するだけでは、こういった「熱が逃げる」という事が分からないのです。

そもそも、気密はきちんと取れている前提の計算ですから。

ラファエル設計が使っているシミュレーションソフトはUA値やQ値の計算は勿論出来ますが、実際の漏気や換気などを考慮した室温設計もきちんと出来ます。

 

ちなみに、断熱性&気密性がダブルで悪い家は、暖房を強運転にすればするほど、つららはレベルアップして大きくなります。

 

関東の家づくりというか、栃木県は家の中での冬の死亡増加率が日本一なので、雪が降り続けたらこうなるのですよ。

雪がほとんど降らないし、つららが出来るような事がほとんどないから気が付かない・分からないだけです。

 

なので、高断熱中気密とか、高断熱低気密とかあり得ないのですよ。

 

ハウスメーカーや一般的な工務店は、「天井断熱」↓が基本です。

木の所に天井を張ります。
(天井の上が断熱材になるので天井断熱といいます。)

天井断熱は、個人的に、ほとんど断熱性能を確保出来ない工法だと思っているので、絶対に天井断熱を設計・施工する事はあり得ません。
どうしても安くしなくてはならない場合でも、やりません(笑)

赤丸部分の所から気流の経路になってしまいます。

 

ラファエル設計は、吹込み断熱材を使用した屋根断熱か桁上(桁中)断熱しか採用しません。

下記は梁と梁の間にセルロースファイバーを充填する桁中断熱で、セレラップと記載されているシートから40cmくらい下がった所に天井を張ります。
ここに設備のダクトや電気の配線を持ってくるので、梁に穴をあけたりという事もありません。


↓隙間が全く無くなります。



下記は屋根断熱(母屋間)です。
正確には屋根断熱とは垂木間に充填する事を言うので、下記は母屋間断熱というべきでしょうが、桁上・桁中断熱と違って、屋根面の下が断熱層になるので、全館空調などを設ける場合に適した断熱工法であり、外皮面積も上がりますので、UA値も良くなります。

 

何より、小屋裏も部屋の中と同じ状況であり、屋根面を暖める事が限りなくなくなるので、つららとは無縁となります。
下記画像の矢印が屋根にぶつかっている3つあると思いますが、ここにラファエル設計の場合は断熱材があるのです。
下記の画像は天井が太い線であり、クネクネした表記のものが断熱材であり、天井断熱を表します。

 

 

そして、間柱などの「気流止め」を忘れたり知らなかったりが当たり前なのですよ。

気流止めなしと書いてある所から天井に抜けて、先ほどの天井断熱の気流経路の所から小屋裏に抜けます。

すると、つららの出来上がりです。

 

太陽光載せようが、効果のない暖房を付け続けるわけですから、電気代は上がる一方ですよね。

 

エアコンをつけると、室内の空気はもの凄い動く事になります。

 

まあ、こんな感じで、ラファエル設計が行う「設計」というのは、間取りや外観・内観デザインを考えるだけではないという事です。

間取りや見た目のデザインなんて、学生でも出来るわけだし、主婦でも出来ます。

 

『プロ』と呼ばれる為の仕事とは、「環境」なども考えた、それ以上の仕事です。

学生や主婦では出来ない部分まで設計するのが「設計」という仕事です。

 

最近新築したけど寒い・エアコンが全然効かないという方は、一度問い合わせください。

サーモカメラを使用したりしての調査も行います。

相談お待ちしております。

2018年01月24日

エアコンつけっぱなしVSこまめに消す

現在12月中旬。

結構寒くなってきましたよね!

暖房もフル稼働の家も多いのではないでしょうか?

 

先日、実家に帰った時に母からこんな事を言われました。

母『TVでやってたんだけど、暖房はつけっぱなしよりも、こまめに切った方が電気代安いらしいよ』

僕『断熱性能が悪い家ではそうなるでしょうね』

 

という会話をしました。

そこで、ネットで色々調べてみると、結構色んな人が検証してますね(笑)

 

そもそも、この話って、「冷房」に限っての話から拡散したのですが、いつの間にか、暖房も含まれてしまっているんですよね(笑)

伝言ゲームの間違っているパターンです。

 

まあ、そうはいっても・・・

始めにちょっと指摘しますが・・・

皆さん、大切な前提条件を忘れています

 

『検証している家の断熱性能』

 

家の性能、

H25年までで言えば、Q値

現在はUA値

という数値が家の省エネ性能を表すものとなります。

 

話を戻しますが・・・

ネットで調べてみると、

室内の環境を別な家と同じ様にして、2つの家(部屋)で比べている人もいました。

 

調べた限りの全ての人が、全く無意味な検証と言えるでしょう。

だって、家の性能が分からないし、家の気密性能だって違うんですから(笑)

なので、途中で調べるの止めました(笑)

 

どういう事か?

 

例え話します。

  • 車って速い?


という疑問があったとします。

車とは、何の車種か指定されていない状態です。

そこで・・・

軽自動車に乗ってる人が『出だしはそんなに速くないよね』

F1に乗ってる人が『メチャ速いよ』

こういった意見が出ると思うんです。

それと同じです。

 

違う例え話します。

  • 車って燃費良い?

 

という疑問があったとします。

燃費とは、何の車種か指定されていない状態です。

僕も載っていましたが・・・

RX-7 FD3S(燃費リッター4.5kmでした)のような車に乗ってる人は
『燃費悪い』というでしょう。

逆に・・・

プリウスに乗ってる人は
『燃費良い』というでしょう。

 

はい。

どちらも、「前提条件」が全く違いますよね?

 

では、今回のブログタイトルに似せた例えをしましょう。

家を水槽に例えます。

断熱性能は同じという前提です。

C値というのは気密性能を示す数値で、小さい方が気密性が高い=隙間が少ない
という事になります。

C値は大工さんたちの施工精度にもよりますが、高気密で売ってる会社は0.2~0.5くらいだと思います。
ラファエル設計は0.2~0.4あたりを目指してます。

 

それで・・・
ネットで検証している家(部屋)の断熱性能・気密性能がどれくらいのなの?

って所が重要なのですよ。

 

で、その例える水槽に穴が開いていて、穴がC値です。

水を水槽いっぱいになると、水が自動で止まる仕組みです。
溜め続けるには、連続で水を出しっぱなしがいいか、こまめに手動で水を出した方がいいか?

という議論と同じような例えだと思ってください。

 

昔の家の様な気密性能が低い住宅の人達(C値1~3)が水(暖房)を出しっぱなしなら、出ていく量も多いので、こまめに水を止めて、穴の位置まで水位が下がったらまた一気に水を出せばいい(エアコン強にすればいい)!

という考えの人。

 

 

当然、C値3.0の方が、穴(隙間)が大きいので、水を出しても出しても、水槽から出て行くだけですよね。

暖房も同じです。

断熱性能・気密性能が悪い家でエアコンを自動運転23℃に設定したとしても、暖気がダダ漏れなので、エアコン君は休まる暇もないですよね?

つまり、電気代が高くなるという事です。

寒くなってきたらエアコンつけるという方が、当然ながら電気代は安いです。

 

ネットで調べた限り、皆さんこんな感じです。

違うかもしれませんが、つけっぱなしの方が電気代高くなったというのが多いので、そうだと推測できます。

 

一方・・・

Q1.0住宅のような高気密高断熱住宅の場合、折角暖まった空気が殆ど逃げません。

穴が小さいです。

 

もう分かりますよね?

エアコン君は、さぼりながら、楽しながら運転できるという事です。

24時間運転しながらでも、穴の影響はほとんどないのです。

つまり、光熱費が安いという事です。

 

下記はQ1.0住宅の『年間』の冷暖房費です。

24時間つけっぱなしで年間14873円です。

暖房の設定温度は20℃、冷房の設定温度は27℃です。

つまり、冬の室温が20℃、夏の室温が27℃になる為に、ほとんどエアコンをつけっぱなしでも、全然電気代がかからないという事がお分かりいただけますでしょうか?

 

 

ここで、重要な事をお伝えしております。

冬であれば、室温を18~21℃に保つことが非常に重要です。

それ以下は健康被害が生じます。

エアコンをつけっぱなしの方が安いかどうかという議論は、自分の命を守れるかどうか?という話と同じだと思ってください。

この時期、「ヒートショック」による室内での死亡事故が多く発生します。

栃木県はなんと、室内での冬の死亡率が日本1位です。

世界を見ても、温暖地域と思っている国や地域ほど、死亡率が高いです。

これはヒートショックによる影響がもの凄く多いです。

 

上記をみても分かる通り、布団から出る時にヒートショックが起きます。

廊下、トイレと続くたびに、死の危険が迫ります。

特に入浴時は3回の死の危険があります。

(出典:もっとモックセミナー)

 

という事で・・・

『エアコンつけっぱなし VS こまめに消す』

対決は、対決する為の土俵が違うor劣悪な環境下に置いての検証が多い為、

つけっぱなしがほとんど勝てるわけない(笑)

 

こまめに消す方は、家の性能が悪い。
そして電気代は安くなるが、死ぬ確率が高くなるという事。

つけっぱなしの方が安いという結果を出している人は家の性能が良い可能性が高い。
電気代も安くなるし、死ぬ確率も低くなる。

 

こんな感じです。

 

ネットの情報に惑わされないようにしてくださいね。

 

そもそも論ですが・・・

『エアコンつけっぱなし VS こまめに消す』

という対決ならば、一番安いのは

『エアコンつけなくても大丈夫という環境』

です。

2017年12月15日

家の中が寒いと思う人結構います!

先日こんなブログを書きました。

 

ダブル断熱をはじめとする「付加断熱」のような高断熱住宅を体験してもらいたい・・・。

この時期は本当に生死と隣り合わせの季節です。

 

『ヒートショック』に注意する為に、高断熱住宅に住んでいる人たちは、ドアを全部開けて暖房して、家の中に寒い所が無いようにしましょう!

高断熱住宅であれば、部屋単位で暖房するより、家全体を暖房するようにして、暖房設計温度を20℃辺りで消さずに連続運転させましょう!

ちょくちょくON-OFF繰り返すよりも、連続運転の方が電気代も安くなるはずです。

2017年12月07日

「床暖房」必要かどうか問題

今日は床暖房は必要か?問題に触れたいと思います。

他のページも書いてる事は似たような感じなのですが(笑)

 

結論からいうと、Q1.0住宅レベルの性能の家づくりをしている人からすると、

「絶対に必要ない」

と言われると思います。

 

先日発売にもなり、ラファエル設計も掲載されている「北関東の高断熱住宅6号(最終号)」

で、続々と感想のアンケート葉書が新住協の本部に届いているそうです。

異例の事態で、大変好評のようですよ♪

 

その中で、皆さんがとても参考になったと書いてくださっている所が、私も注目すべきところで紹介した

「座談会 つくる側からのホンネのアドバイス」

これがもの凄く参考になっているようですね。

 

で、その中で何が参考になっているかというと、「床暖房」について。

 

私も↓のページで書いてあるのでよかったら読んでみてください。



私も相談を受けた時に必ずと言っていいほど話題に出るのが「床暖房」です。

他でも同じこと答えてますが、結論は冒頭で書いた通り、Q1.0住宅のような高断熱住宅ではいらないという事ですね。

で、補足すると・・・

床材によってもそれは変わってくると思います。

熱というのは、温度の高い方から低い方へ移動します。

室内の体感温度というのは、床・壁・天井の表面温度で決まります。

 

一番人の肌に触れているのが足元です。

つまり、床面の表面温度が人の不快感を表すものに大きく左右されるという事です。

 

これはイメージで構いませんので想像してください。

鉄の床と無垢の床、冬なら室内が暖かくても鉄の方が冷たそうじゃないですか?

一般的なフローリングと無垢の床材でももの凄く体感温度が異なります。

スリッパが必要か不要かくらいに分かれます。

これは無垢の床でも、基礎や床の断熱材の厚みや工法によっても変ってきますが、

Q1.0住宅というのは、ただUA値などの数値がいいものを良しとするわけではなく、床暖房なくても大丈夫なように設計・施工するように気を使って家づくりをしています。

 

ネットのサイトでも、〇〇工務店、〇〇ホームは床暖房必要ですか?とか暖かいですか?なんて質問あったりしますが、暖かいか寒いか?なんて、暖房つけたら暖かいと感じて答えているのか無暖房でも暖かいのと答えているのか分からないわけですよ。

 

床暖房を入れたいと思うなら、床暖房を入れようとするお金と、維持・メンテナンスに必要なお金を断熱材や窓の性能を上げるのに使った方が、よっぽどいいですよ♪

床暖房は足元が熱くなりすぎるので、頭付近が寒くなり、「局所不快感」が生じます。

つまり、床面は暖かいけど、上着は厚着しないといられない状態だったりするわけです。

 

局所不快感についてはこちら↓

ざっくり説明すると

局所不快感とは・・・

  • 部屋は暖かいのにフローリングに素足で立ってると、上半身は暖かいけど足が冷たい
  • 上半身は暖かいけど、手は寒い

のような状態の事で、局部的(部分的)に寒かったり、暑かったりで、不快に感じる状態の事です。

頭付近と足元付近で「局所不快感」を感じさせない限界温度は、3~4℃です。

2℃を超えると局所不快感を感じると言われています。

を見ていただくとお分かりいただけると思いますが・・・

家じゅう同じ様な温度というのが非常に理想的な状態なのです。

 

なので、床暖房を入れた方がいいかどうか?

を気にするよりも、入れなくても大丈夫な設計、性能はどういうものなのか?というのを知識として持つべきです。

 

床暖房を入れた方がいいと話す会社は性能が悪い家づくりをしている会社で

不要と話す会社は高性能な家づくりをしている会社です。

余談ですが、一条工務店は床暖房不要ですが、入れれば誰も文句を言わないからというスタンスで入れているようです。

 

最後に言います。

ラファエル設計の設計する「夢より素敵な家づくり」の場合、床暖房は不要です。

ですので、床暖房を入れるだけの予算があるのであれば・・・
ルイスポールセンなどのデザイン照明を入れても良し、
デザイン家具を入れてもよし、
さらに窓の性能を上げてもよし・・・

お好きなようにその予算をお使いください(笑)

2017年12月04日

高い家=良い家・・・?家族の幸せって?

先日、美容室に行った時に家の話になり、こんな話題が出ました。

『家って、高いほどいい家なのかと思ってた』

『ハウスメーカーはCMとかやってるし、何となく安心感がある』

という事を思っているそうです。

 

これは、世間一般的にそう思っている人が多いのではないでしょうか?

 

まず、『高い家』ですが、何が高いのかにもよりますよ。

これは、腕時計や家電、洋服などにだって言えます。

ブランドによって高いのか、熟練の職人さんが造ったオンリーワンなものなのか、使用している素材が高いのか・・・。

今回の家の場合で、ハウスメーカーの家は高いから凄くいい家というのは大きな間違いですよね(笑)

ハウスメーカーが高い理由は、CMなどの膨大な広告料、展示場運営の為の資金、営業さんなどの人件費がもの凄くかかっているわけですよね。

その分を回収しないといけませんから、僕が設計する家よりもメーカーによっては1000万も高くなります。

で、その分性能なども結構いいのかと思えば、「え!?(;´・ω・)」って感じのが多いですよ正直。

 

まず、ハウスメーカーなども含めてですが、一般的なクロスやフローリングなどは「新建材」が多いです。

自然素材を売りにしている工務店でも壁だけ塗り壁なんて事もあります。

「新建材」ってのは量産品でもありますので、その商品が廃盤・生産中止になった場合、

例えば床を一部分張り替えたいと言ってもそのフローリングがこの世に存在しなければ、そこだけパッチワークみたいになってしまいます。

一方で、無垢の床材であれば、生産中止になる事はありませんので、とても安心です。

当然、一般的なフローリングよりも単価は高くなります。

ラファエル設計の家は無垢の床材が基本で、ハウスメーカーは普通のフローリングが基本です。

ラファエル設計は壁も塗り壁が基本ですが、ハウスメーカーは普通のクロスが基本です。

まず、ここで考えれば当然ラファエル設計の方が高いはずですが、ハウスメーカーよりも断然安いです。

 

断熱性能を見ても、ラファエル設計仕様はハウスメーカーの数倍性能がいいですが、断然安いです。

 

次に

『ハウスメーカーはCMとかやってるし、何となく安心感がある』

という事ですが、完全に先入観というか、思い込みですよね。

 

1つ・・・多くの人達が勘違いしてるであろう事をお話すると・・・

ハウスメーカーの家を建ててる人は、地元の工務店などですからね?(笑)

監督さんはハウスメーカーの人が基本でしょう。

しかし、最終的な図面を描いたりするのは地元や県外の協力会社となっている「設計事務所」

工事をするのは「工務店」

って感じですからね。

そして、展示場にいるお姉さんたちは、建築のプロの方ではない、一般のパートさん達が多いと思います。

オプションの説明やキャンペーンの説明をするのはプロかもしれませんがね(笑)

 

先日、床暖房を進める家は、性能が悪いとブログで書きましたが、

一条工務店は、つける必要がないけどつけてるようなので、例外とすると、他のハスメーカーって床暖房がないと寒い家なんですよ・・・。


ラファエル設計や他の高性能住宅を造る工務店が勧める
『床暖房が必要ない性能の良い¥2000万の家』
『光熱費10~13万』

より

ハウスメーカーが勧める
『床暖房が必要な性能の悪い¥2500万の家』
『光熱費18~25万』

を何故求めるのか不思議でなりません(笑)

 

車に例えるなら、

ラファエル設計が行う家づくりは、
地球環境にも優しい車で排気ガスもほぼ出さないし、燃費もよく、メンテナンスなどの維持費も財布に優しい車です。
【高性能な軽自動車的存在】

 

一方、ハウスメーカーの行う家づくりは、
オプションなどを付けるという特典満載で購入させ、
外観はカッコイイけど実は排気ガスバンバン出すし、燃費も悪い、メンテナンスなどの維持費が非常にかかる財布に厳しい車です。
【見た目が高級なだけの存在】

 

僕は、今の日本の家づくりが本当に変わって欲しいと思っています。

高断熱住宅を造っている人たちのUA値勝負みたいな感じや、高性能住宅を造っている人達同士の性能の自慢大会みたいな感じがどうも違和感を感じます。

性能が悪くてもお客さんが来るハウスメーカーこそ、高断熱住宅を造る姿勢を見せてもらいたいです。

 

家づくりをする人たちにとって、展示場などは非常に参考になるものですし、家づくりのスタートラインみたいなものだと思っています。

会社の規模や今の家づくりの現状をピラミッドにすると、頂点には間違いなくハウスメーカーが君臨します。

ハウスメーカーの言いなりで業者さんたちは動かされています。

断れば次は仕事ださね~ぞとか、ローテーションから外される怖さから、ハウスメーカーの家づくりをやらざる負えない工務店や大工さんが数多く存在している事を一般の人達が認識しなければダメだと思っています。

ハウスメーカーではなく、地元の工務店が主導権を握るには、自分達で仕事を取れなくてはいけません。

ハウスメーカーの下請けではなく、自分達が持っている高い技術を、日本のよりよい家づくりの為に生かせるようになれると、日本経済もすごくよくなるはずなのです。

 

理由は、日本の黒字分が中東に思いっきり持っていかれている為です。

何でか?

エネルギー自給率3%くらいしかない日本が、エネルギー使いまくりの為です。

分かりやすく説明すると、光熱費かかりまくっている家に多くの人が住んでいるし、今もそういった家を新築しまくっているからです。

 

性能の良い家づくりをする事は、日本の未来にも繋がるのですよ。

子どもを持つ親ならば、子どもの成長を楽しみにするし、子どもに苦労を掛けようなんて思わないはずです。

しかし、省エネな家を新築しない限り、子どもや孫世代は親が造った性能の悪い家により、病気がちになったり、将来リフォームが必要になったり、親が造った総工費3000万もした家を壊して、子どもたちも同じような3000万の家を造って・・・

みたいな事を繰り返すんですよね。

お金の面では、間違いなく苦労させるのですよ。


子どもの育て方みたいなものはものすごく親は勉強しますし、そういったセミナーみたいなものも多いですよね。

それって「成長」に関しての事ですよね。

自分の子どもが「天才」「すごい人」「えらい人」になる為の事しか考えられてなくて、

「健康面」の事なんてほとんど考えられてないんですよね。

 

分の家族にアトピーの人がいるという事で『自然素材の家』を望む人は圧倒的に多いですが、
家族が健康であって欲しいという事で『健康な家』を望む人は、まずいません。

空気がキレイという事で、そういった素材を選ぶことは多いと思いますが。

 

多分、本屋に2つの本が並んでいて・・・

どっち取ります?(笑)

子どものお受験などをするような富裕層の方ほど「天才に育てる方法」を手に取るのではないでしょうか?(笑)

富裕層でなくても、健康に育てる方法の本を一番最初に手に取りますかね?

 

タイトルが変ったらどうですかね?

これが他の建築雑誌と並んだ場合・・・

恐らく、デザイン住宅特集を手に取るでしょう!(笑)

 

タイトル変わったらどうでしょうか?

 

デザイン系のタイトルと並んだ場合、我が子が健康な人は、これでもほとんど手に取らないかもしれませんね。

僕は思うのですよ。

我が子が天才になってくれたりすれば親からしてみれば凄く嬉しい事です。

しかしそれ以前に、「健康」であってくれる事が一番の幸せなのではないのかと。

そして・・・

子どもからすれば、自分たち親には、長生きしてもらいたいと思っていませんかね?
自分たち親は、子どもの成長を1日でも長く見届けたい=長生きしたいと思いませんかね?

恐らく、そういう事を心底思う時って、自分が、家族が余命宣告されるような病気になった時なんですよね。

 

家って、他の人にカッコイイデザインを自慢する為に建てるんじゃないですよ。

やっぱり、家族の健康と幸せの為に、そしてこれからの未来の為の家づくりをして欲しいと心から思うし、願っている事です。

これも他のページでも書いてる事ですが、ヒートショックなどで亡くなる人数は交通事故死亡者数の3~4倍ですよ。

運転や外出している時よりも、安全なはずの家の中の方が危険なのですから。

「いってらっしゃい気を付けて~」と見送る人の方が危険という話です。


家づくりをはじめた人たちには、これだけは言いたいです。

『家族の未来を考えた家づくりをしてください』

2017年12月03日

注文住宅を依頼・紹介、その基準は?

先日、とっても残念なお話をお聞きしました。

新築早々・・・雨漏り。

何故そこでお願いしたのか?

『親族が初めそこで建ててもらい、すごく良かったから紹介してもらった。』

という話。

 

話を聞いている限りだと、問題外というか・・・

何故家づくりしてるんですか?レベル。

 

皆さんも、自分が建ててもらった工務店、図面描いてもらった設計事務所、ハウスメーカーで、自分が良かったと思う会社を紹介ってしたくなったり、実際に紹介する事ってあると思うんです。

でもね、ちょっと待ってくださいね。

 

新築を建てた際、自身はどれくらい家づくりについて詳しくなりましたか?

 

正直・・・

依頼した会社の対応が良かったくらいの理由だけで、人に紹介してはいけません。

安くやってくれたというだけの理由もいけません。

 

対応が良かったのはどのタイミングですか?

設計段階ですか?
工事段階ですか?
アフターフォローですか?
全般的にですか?

 

設計段階であれば・・・

ちゃんと温熱環境のシミュレーションや、UA値などの省エネ計算しましたか?

耐震等級3は取れてますか?

 

工事段階であれば・・・

監理報告書や工事監理の写真の提出はしてもらいましたか?

 

アフターフォローであれば・・・

どうすれば快適に住めるのか、どんな風の流れを計算して設計してるのか、引き渡しの時に説明ありましたか?
つまり、「住まい方の説明」です。

 

これらを『全て』しっかりやっている会社であれば、紹介すべき、素晴らしき会社です。


紹介っていうのは、気軽そうで、ものすごい責任があるのです。

 

家づくりのポイントというか、依頼する会社の評価ポイントとしては・・・

  • 温熱シミュレーションなどを行っている
  • 耐震等級3の家づくりをしている
  • 値引きにあまり応じない。元々適正価格で勝負している
  • 構造部分の施工の時など、お施主様を必ず現場に呼んで、見てもらうという事をしているかどうか。
  • お施主様が毎日現場に来ても文句を言わない・嫌がらない
  • 現場がキレイ
  • 気密測定をちゃんとしている
  • 現場監督がちゃんと現場にきて確認している。(電話確認などではダメ)
  • 監督に質問した時、ちゃんと現場の状況が分かっている
  • 安さ勝負ではなく、住まい手の為の家づくりをしている
  • 過去に施工したお宅を見せてもらえる
  • アフターフォローは、問題があった時の対応ではなく定期的に点検をしてくれる。(保全)

これらは最低限、全ての項目にあてはまる会社でないと、僕は紹介なんてしませんね。

 

よく考えてください。何千万もお金出して家を買うのです。

上記の項目は、「当たり前」にやるべき事です。

 

設計段階の項目は、家を建てる前に誰もが経験出来るので、依頼先の選定ポイントにはなりますが、家づくりをする人は、ちゃんとした家を建ててもらいたいのが当たり前です。

しかし、工事始まった時の項目は、既に家を建てた人じゃないと、評価出来ないんですよね。

だから、紹介する側の人は、その辺の評価をしっかり評価した上で、紹介しているのか?って事です。

 

建った家に対しての評価だけではなんの評価にもなりません。

 

紹介してくれる人がいない場合は、これらの項目について、自分自身で詳しく聞く他ありません。

ここで注意なのは、「現場監督はしっかり現場監理してくれるんですか?」

なんて質問はしても無駄です、

「しっかりやります!!」って答えない人いないですから(笑)

現場監理をしている様子の書類や写真を見せてもらってください。

 

僕の現場監理についてこんな事をいう人たちがいます。

・公共事業じゃないんだから、そこまでやる必要あるの?
・ハウスメーカーでもそこまでやってないっすよ

その考えの基準を逆に聞きたいっす(笑)

監理指針には、住宅ならやらなくていいなんて書いてあるわけもないし、ハウスメーカーが何故絶対的に正しいと思うのか?

ハウスメーカーなんて、自分たちが悪くならないよう工法にはお金出して、クレームが来ないようにするのは特化してますし、これらに関してはピカイチです(笑)

しかし、温熱環境を良くしようなんて考えは全くありません。
土間の断熱材だって入れないんですから(笑)

理由は・・・

高くなるから。

何かの基準があれば、それをギリギリ満たすようにするのがハウスメーカーです。


まあ、いずれにしても、これからの時代は、家の性能が高くないと、何十年か先、ローンを払い終える頃には全く価値が無く、何千万した建物が500万にもならない可能性だってあります。

断熱リフォームが必要であれば、仮に500万で家買ってもそれも併せて1000万必要とかなりかねない。


いずれにしても、家づくりの紹介者は、紹介する事に責任を持ち、
家づくりを依頼する会社の選定は自分自身がしっかり見極めなくてはなりません。

そういう事が出来ない人の為に、僕の様な設計事務所が存在します。

設計事務所がすべて同じとはいいませんが、設計事務所含めて、じっくり選定する事が大切です。


2017年11月28日

北関東の高断熱住宅6号に掲載!!

所属する新住協での企画の書籍
『北関東の高断熱住宅』6号が発売されます。
弊社、ラファエル設計も4ページ掲載されています。

価格は280円と激安で凄まじく濃い内容です。




今回の第6号が当初の予定通り最終号となるようです。
注目すべきは、私の掲載ページというよりも、はじめのページから始まる『座談会』!!
【つくる側からホンネのアドバイス】という事で載っています。


高断熱住宅を長年建て続けている新住協の先輩方による、他では聴けないような話満載ですね(笑)
いくらくらいで建てられるのか?という話や、超高断熱住宅に住んでの面白い裏話なども書かれています。

これまで僕のホームページでも書いてあることの内容などもありますが、
「うんうん!そうだねよ~」って思いながら読ませていただきました!

色々と本の掲載量的に削ぎ落された内容があるようなので、次の勉強会で集まった時に話きかせてもらおうっと!


これを読んでからハウスメーカーの展示場まわったりする方が、断然家づくりに対するものの見え方が変わると思います♪

業務エリアの範囲で問合わせ頂いた方には無料でお配りすることを考えてます!

書籍の方は、セブンイレブンを除くコンビニと書店で取り扱ってます。

以前TSUTAYAで5号を見かけましたね!

本を書店で読んでみて、聞いてみたい事などありましたらラファエル設計に問い合わせしてください♪

実際にお会いして本の内容というよりQ1.0住宅についてなど、お話出来れば幸いです。

 

初めにお断りしておきますが、屁理屈ばかり並べて、高断熱住宅を否定してやろう!って方には、
お話する事ありません(笑)

 


 

高断熱住宅に住む事のメリットは、健康面や医療費面、地球環境面でも実証されています。

デメリットは建築時の工事費が200~300万くらいアップする事。
しかしこのデメリットは、【建築時】にだけフォーカスした場合の話です。

30年間で自分が住む家にかかるコストなど、光熱費なども一緒に考えた場合、デメリットではなくなります。

 

これからの住宅は、長い目で家づくりを見る事が出来なければいけません。

 

後でブログで書きますが・・・

日本が不景気・お金ないのって、電気・ガソリンなどのエネルギーを中東に持っていかれているからです。

アメリカや韓国に対してかなりの貿易黒字を出しても、中東へ全部持っていかれてる感じなのです。

それは、我々がエネルギー自給率がないのに、エネルギー使いすぎという問題があるからです。

 

ハウスメーカーの家ではなく、Q1.0住宅のような高断熱住宅に日本中が住む事で、景気も回復していくはずです。

『保育園落ちた。日本〇ね』という問題がクローズアップされましたが、

今の日本は65歳以上が0~14歳よりも圧倒的に多いのです。

したがって、保育園造るよりも、老人ホームなどの方が必要なのです。

がしかし・・・

高断熱住宅に住むと、要介護になる年齢が4歳遅くなるという研究結果が出ています。

今、寝たきりになる老人が多いのが、住宅環境が大きく影響している事がはっきり言えます。

我々日本人が、安かろう悪かろうの家づくりを肯定してきた結果です。

もっというと、我々日本人が、自分の国や地元に対してお金を使ってくれるようにならないと、我々の生活も豊かにはなりません。

中東の人達は、日本に対してお金を落としてくれません。

全くです。

一方的に日本の片思い状態です・・・。

 

再度言います。

省エネ設備を導入しまくっても、意味がありません。

 

省エネ設備を開発して、中国などに日本製を買ってもらって、かなりのお金を落として行ってくれるのに、我々がそれ以上に電気などのエネルギーを使いまくっているので、省エネ設備によって使用エネルギーは少し減ってますが、利益分のお金を中東へ持っていかれるので、全然国も潤わないし、高断熱住宅を建てないと、地元も潤いません。

 

高断熱住宅を否定する人は、中東にお金を払うのを肯定する人たちと言う事です。

 

高断熱住宅を建てる事により、地元の工務店などが潤います。

木造であれば、鉄筋コンクリートなどの建物を造るよりも遥かに二酸化炭素も削減できるし、エネルギーも削減できます。

地元工務店が潤えば、家族で食事に出かける事が多くなったりします。

地元の食材を使っているお見せであれば、農家も潤います。

こうやって地元がどんどん潤って行きます。

高断熱住宅に住めば、健康でいられる確率も高くなり、医療費も削減出来ます。

地元(市)も潤えば、子どもに対しての助成金なども手厚くなるのではないでしょうか?

 

子どもも産みやすい・育てやすい街になったりしませんかね?

不妊治療に対しての助成金だってもっと使いやすくなるかもしれません。

 

待機児童問題などは、我々の劣悪な環境の住まいや、安さ勝負の家づくりが原因の一つとして僕は考えております。


中東にお金を払いまくっているから。

 

家の中で死亡する人の人数は交通事故による死亡者数の約3~4倍多いのご存知ですか?

今の時期、芸能界に対してのニュースを連日ワイドショーで連日ヒートショックの危険性などを発信して欲しいですよね。

不倫問題なんかよりも、今の家づくりの現状を連日報道してもらいたいです。

マンションなんかに住むよりも高断熱住宅に住む方が長生きできるし、健康でいられる確率が高い事は事実です。

 

日本に対して暴言を吐くよりも、保育園が造れなかったりする現状が、今の日本の家づくり・住まいが大きく影響している現実を皆が知らなくてはいけないと思っています。

 

 

2017年11月24日

高性能住宅のはずなのにエアコンに頼る家

今回は、皆さんの誤解というか、勘違いのお話をしたいと思います。

別なページでUA値の話はしてますが、まずはこちらでおさらい。
UA値が小さいほど、高性能という事になり、下記のUA値をクリアしたものが

「次世代省エネ基準」クリア!

と言えます。

ですが、前回もお話した通り、栃木県で次世代省エネ基準クリアのUA値を少し上回った所で、まったく凄くもありませんし、高性能でもなく、エアコンに頼りまくりの光熱費かかりまくりの家になります。

つまり、UA値が低い(性能が良い)という事は、冬であれば家の中の暖かさが長時間続くという事です。

 

地域区分 地域詳細(一部) 熱損失係数 外皮平均熱貫流率 冷房期の平均日射熱取得率
1地域  北海道(旭川・富良野・釧路・稚内) Q1.6 UA値0.46
2地域  北海道(札幌・苫小牧・室蘭) Q1.9 UA値0.46
3地域  函館・青森・山形・秋田 Q2.4 UA値0.56
4地域  宮城・福島・栃木県(那須、日光) Q2.4 UA値0.75
5地域  宇都宮(4地域以外の栃木県) Q2.7 UA値0.87 ηA値3.0
6地域  千葉・横浜 Q2.7 UA値0.87 ηA値2.8
7地域  長崎・鹿児島 Q2.7 UA値0.87 ηA値2.7
8地域  沖縄 Q3.7 ηA値3.2

 

ちなみに・・・

ZEH(ゼッチ)をクリアするUA値は

1~3地域は0.4

4~7地域は0.6

です。

ラファエル設計の行うQ1.0住宅の設計のUA値は0.35前後が目安ですね。

ダブル断熱は0.48~0.5くらいですね。

栃木県の次世代省エネ基準の約半分といいますが、2倍の性能という事です。

窓の性能をあげてやれば、UA値0.26くらいの性能の家は簡単に設計出来ますが、宇都宮でそこまでお金をかけなくても高性能で快適な家づくりは可能です。

 

で!!

ですよ・・・

 

これから裁判事例にもなるんじゃないかと思うのがこの

「UA値勝負」

皆さんは、これまでの話を聞いても

「UA値が低い住宅を造ってもらえれば、冬は暖かく、夏涼しい」

と思ってませんか?

実は、半分間違ってます。

実はこのUA値、北側の外壁に断熱材を入れなくても、次世代省エネ基準ってクリア出来てしまうのです。

もっというと、玄関土間の下などには断熱材を敷き、基礎の立上りにも断熱材を敷くのが熱損失の観点からも非常に有効なのですが・・・

玄関土間の断熱材を敷かなくてもUA値って0.4とか出せちゃいます。

という事は、同じUA値0.4の家でも、土間に断熱材が敷いてある家と敷いてない家では、室温の変動が全く違うわけです。
つまり、光熱費が余計にかかるという事です。

 

また、UA値に「気密」は関係ないので、外壁部のコンセントに「気密コンセントBOX」を使用しなくてもUA値は良いままで高性能と謳えてしまいます。

 

要するに・・・

UA値がよいだけでは高性能とは言えない


って事です。

だから、UA値がよいから高性能と思っていても、入居後、気密性が悪くて冬寒いなんて事が有り得ます。

これが、裁判沙汰になるケースの1つかなと思っています。

 

UA値は宇都宮でも、ダブル断熱にしなくても普通にLow-eガラスの窓を使用したりすれば、
0.6~0.7くらいの性能は出せます。

しかし、ダブル断熱の様に、付加断熱としなければ、熱が柱から逃げていきます。

ダブル断熱
内断熱(充填断熱) 一般的にこの断熱方法が日本ではほとんどです。

 

なので、付加断熱にしないかぎり、いくらUA値が良くても、室温は保てないのが温熱環境シミュレーションをやりまくって分かった事です。

つまり、高性能なのにエアコンに頼りまくる家って事です。

太陽が殆ど入らないような所では、いくらダブル断熱やQ1.0住宅にしても、エアコンに頼らざる負えません。

しかし、頼るのが良くないという意味ではありません。

頼ってもいいけど、エアコンが頑張り過ぎないような性能にする事が大切なのです。

 

シミュレーションを繰り返して分かっている事は・・・

ダブル断熱でも太陽がほとんど入らないような敷地状況ですと、外気温がマイナス6℃の早朝、

室温は5℃くらいにしかなりません。

しかし、次世代省エネ基準クリア程度の家はマイナス2℃くらいの室温になってしまうのです

 

エアコンに頼る家というのは、自分たちが我慢をすればエアコンに頼らないという意味ではありません。

全く違います。

 

そもそも、現在の日本の家づくりは「我慢」によって、光熱費を抑えたりしている現状です。


まあ、究極の「パッシブ」は我慢とも言えなくもないですが・・・

我慢をするのは人間ではありませんよ。

機械(エアコンなど)がJET運転などをしなくても平気な家の性能が重要なのです。

 

夏の日射を考慮して、窓を小さくするというのは、個人的にはNGです。

光熱費というのは12~2月が断然高くなるのですが、大抵1月が1年で一番高いでしょう。

冬のエネルギーというのは、本当にバカ高いし、極力使わない方が地球にも環境にもよいのです。

 

太陽というのは暖房の代わりになります。

なるべく安い家を造ろうとしている人は、何故、太陽の力をメインで使おうとしないで、電気代のかかるエアコンをメインで使おうとするのか不思議です。

 

年間冷暖房費が・・・

1万円前後ならエアコンに頼らない家。

2~4万円以内ならちょっとエアコンに頼る家

4~6万円以上ならエアコンに頼る家

6~10万円ならエアコンに頼りまくる家

10万円以上ならエアコン無しじゃ生きていけない家

と言えるのではないでしょうか?

 

栃木県でラファエル設計が行うQ1.0住宅は下記の様な冷暖房費を目指して設計致します。

ちなみに、下記はエアコン1台で24時間連続運転のシミュレーション結果です。

これ、トリプルガラスではなく、ダブルガラス(複層)でこの結果ですので、トリプルにして夏の日射遮蔽をもうちょっと出来れば冷暖房費は削減できます。


最近、こういったシミュレーションをしての設計をしないと、設計にストーリー性がないなと思っています。

これらを元に、窓の位置や大きさなども考慮した設計を行います。

言ってみれば、余力を残した設計です。

あえてトリプルガラスにもしないで、この結果ですので、建築コストも削減出来ているという事です。

例えばこれで太陽光設備を載せられれば、冷暖房費はほとんどかからないという可能性も出てきます。

トリプルガラスにする為の予算を太陽光設備の一部に持っていけるのですよ。

一番最適な選択肢を見極めながら、設計をするという事です。

 

一生に一度の家づくり・・・

光熱費の事もしっかり考えた家づくりをするようになれば、栃木県も、家の中での冬の死亡率全国1位という汚名を返上できると思っています。

これまでお話した事は・・・

家事動線や子供室をどうするか?

なんて悩みよりも重要な事達です。

家づくりの最中で、このような考えをもった事が無い方、依頼しようとしている会社から説明もない場合、温熱環境と光熱費の話について、確認するようにしてください。

 

家づくりにおいて、一番初めに基礎として知識として知っていなければならない事を、今回お話させていただきました。

数千万も出して購入する家ですから、『生活の質』についてもしっかり考えられるようにしましょう!

2017年11月21日

めちゃ寒かったよ次世代省エネ基準クリアの家

先日、次世代省エネ基準クリアの家が完成したという事で、見学する出来たので、行ってきました。

初めに結論というか、感想を述べると・・・

半端なく寒い!!!

の一言です。

最近、新住協での研修会をはじめとして、素晴らしい高断熱住宅の見学ばかり参加していたので、余計に・・・

天と地くらいの差を感じてしまいました・・・

(;´▽`A``


夏にもこのように見学する機会があったので、同じ次世代省エネ基準クリアの家を見てきましたが、
正直、酷評しか出てきません。

その時のブログは↓

『オープンハウスを見学!凄い局所不快感』

 

今回の話に戻ります。

外もシャツ一枚では寒いような感じでした。

室内は無垢などは一切使わずに、床はフローリングです。

壁と天井はクロスです。

窓はアルミ&樹脂サッシのLow-eでした。

外観のデザインは、好きな人もいるだろう。

 

最近は本当に自分の設計も含めて無垢の床材しか使った事がなかったし、高断熱住宅でも床は無垢だったので、

普通のフローリングは新築では久々に拝見&触れました。

やはり、かなりの冷たさ。

 

熱は暖かい方から冷たい方へ移動します。

つまり、人間の熱は冷たい床に奪われます。

体感温度とは、(室温+表面温度)÷2

で数値化できますが、人が感じる暖かさ、寒さというのは、室温というよりかは、

床・壁・天井の表面温度で決まるのです。

すなわち、室温が16℃、床が10℃だとすると、足元の体感温度は13℃になります。


床暖房を入れるそうですが、そりゃ必要ですわねという感じですね。

床暖房を入れるなら、床材は無垢にして、断熱性能をもっと上げて、床の表面温度を上げる工夫をすれば、全然必要ないんですけどね。

 

次世代省エネ基準クリアの家は、夏に続いて今回秋を体験しましたが・・・

「次世代省エネ基準クリアの家!」

って宣伝している家は、寒いんだな、暑いんだなと見学に行かなくても分かるという事ですね。

 

次世代省エネ基準

って名前はカッコイイ感じしますが、激甘ちゃんな基準で、クリア出来ない方がおかしいレベルなのですよ。

最低の断熱材の厚みを入れたりLow-eガラスの窓を入れたら簡単にクリア出来ます。

なので、熱損失・ヒートブリッジ(熱橋)を防ぐことなんて一切考えなくても、次世代省エネ基準はクリア出来てしまう基準なのです。

 

もし、同じような見学会などがあった場合、

「どれだけ暖かいのかな」

「どれだけ涼しいのかな」

なんて期待していったらダメなレベルですよ(笑)

 

最近非常に思う事は、インテリアや外観のデザインが如何に優れていようと、温熱環境が最悪な家にはまったく魅力を感じない所か、興味も沸かなくなりました。

省エネ基準に関しては「やりすぎ」って事はないのです。

 

例えば、ダブル断熱+外付けブラインドで年間光熱費が5000円安くなる場合と、外付けブラインドなしで5000円高い場合・・・

外付けブラインドの設置に200万かかるとするなら、それはやりすぎと言えなくもないですが・・・

「やりすぎ」という事をいうならば、その前提条件が大切って事です。

 

まあ、今回も次世代省エネ基準クリアというものを体験しましたが、

どれだけ劣悪な環境なのかを伝える知識量が増えた事くらいが良かったのか、悪かったのか・・・。

 

とにかく、次世代省エネ基準クリアというならば、UA値を表記して欲しいですね(笑)

現在、「本物のZEH(ゼッチ)と偽物のZEH」というブログを書いてる途中です。

かなり濃い内容なので、なかなかまとめる時間が無くて書き上げられないですが、時間出来たらUPします。

お楽しみに♪

2017年11月19日

外壁の色を黒にしたい!白がいい?

外壁って悩ましい所ですよね~~~!

黒はカッコイイ系

白はかわいい系?そしてカッコイイ系にもなる!

 

基本的に、室内の温熱環境を考える上で、「放射熱」を考慮しなくてはなりません。

外壁などが熱をうけたら、その熱が室内に入ってくるという危険性です。

断熱材が付いているガルバなどがありますが、それは結露防止の意味合いが強い。

 

以前、オーブンハウス見学の記事を載せました。

その抜粋をすると・・・

1階でエアコンの影響を受けているような所は、24℃台。

2階でエアコンの影響を受けているような所は、24℃台。

それ以外は25℃~26℃くらい。

基本的に場所によってバラバラ・・・。

驚いたのが、1階の太陽光線を受けている外壁面の室内壁が28℃くらいになっていた事。

断熱材が効いていない感じがしました。

これは、「放射熱」を受けている影響と言えます。

 

この放射熱のせいで、その部分が3℃も上がっているのですよ。

室内の壁が、夏は暖房機になっているという事です。

エアコンも効きませんよね(;´▽`A``

 

断熱材が付加断熱・ダブル断熱で200mmとか入っていれば問題ないと思いますが、反射率の高い白系の方がいいと思っています。

僕はガルバはあまり好きではないので採用しません。

デザインもあまり好きではないです。

兎に角、黒いガルバの外壁の場合、夏に窓を開けても上に上がっている熱が室内に入ってくる感じがどうなのかと思います。

 

勘違いしないでいただきたいのは、黒がダメと言っているわけではありません。

黒で問題あるかないかのレベルの議論でもありません。

金属で黒の外壁は、カッコイイけど、僕は選びませんという話です。

白は、飽きがこないし、好きです。

白は汚れやすいか?

外壁に関しては、それは白も黒も同じだと思います。

洋服だと断然白の方が汚れやすいというか、目立ちますけどね(笑)

白の外壁は汚れが目立ち、黒の外壁が目立たないという事よりも、低汚染なら大丈夫とか、そういった事を考えた方がいいです。

外壁も、低汚染型のものを選べば何ら問題ないと思っています。

黒い汚ダレがでたら、白も茶色も同じです。

 

汚れに敏感なのであれば、杉板張りなどにしましょう。

汚れたら張り替えればいいだけです。

2017年11月16日

夏涼しく、冬暖かい・・・ってホント?冬編

よく、住宅の広告などでも目にしたり聞いたりする

夏涼しく、冬暖かい・・・ってホント?

今回は「冬暖かいって本当?」

について触れたいと思います。

 

現在、省エネ基準がH28年度基準という事で法律が変わって、これを満たしたのが

「次世代省エネ基準クリア!」

と謳っているわけなのですが・・・

前回、そんな激アマな基準をギリギリクリアしても意味がないという話をしました。


って記事を書きましたが、これを住まい手が感じるには、

設計手法・設計の意図を住まい手にきちんと説明して、

「住まい方の説明書」のようなものを引き渡しと一緒に贈呈すべきと考えています。

今、「通風」について、通風を考慮すれば、シミュレーションや冷房負荷軽減になると言われたり、そう考えられるものですが、僕は、通風は考慮すべきではないと思っています。

何故なら、じめじめした夏、窓を開けたら通風は確保されて、部屋の暖かい熱が逃げる!・・・

何て思っても、外から熱帯雨林のような熱風が入ってくる場合、どうなります?

窓閉めますよね?(笑)

そうなると、シミュレーション通りにはいかないですよね。
『夏涼しく、冬暖かい』って考えは、どれだけの会社が、キチンとシミュレーションソフトを使って、うたい文句にしているのだろう?って思います。

 

そのような実例をお見せしますね!

窓をトリプルLOW-Eガラスにしました!

UA値は0.47です!

断熱材は140mm入れます!

屋根断熱で、性能がいい断熱材を入れます!!

 

このような性能の家の室温です。
間取りはとある大手ハウスメーカーのものです。
家の総工費は¥5700万くらいする家です。

 

アメダスデータは「栃木県小山市」に基づいてシミュレーションされています。

床壁天井の表面温度を表しています。

(室温+表面温度)÷2が体感温度となり、室温よりも表面温度が重要で、体温は表面温度の低い床や壁面に熱を奪われますので、表面温度が高い家づくりでなければなりません。

栃木県小山市で最も寒い日の午前7時。
外気温は氷点下マイナス8.2℃の時、寝室などは暖房使わないと6℃ですよ!?

Σ( ̄ロ ̄lll)ガーン

 

10時です。
外気温は氷点下マイナス0.3℃
全体的に10℃にもなりません。
LDKは9℃台

日射を取り入れられないので、室温は当然上がりません。



 

14時です。

外気温は5.3℃

全体的に11~12℃台。

 

 

暖房を入れないと寒くて仕方無いですよね!?

(;´▽`A``

 

これを、全く同じ間取り、同じ外観で、ラファエル設計の行う

Q1.0(キューワン)住宅仕様にしてみましょう!

ただしワザと、トリプルガラスではなく、安い値段の複層のLOW-Eガラスにしています。

UA値は0.35です。

 

全く同じ時間で比較します。

 

栃木県で最も寒い日の午前7時。(同じく暖房無し)

上がQ1.0住宅、下の画像は全てハウスメーカーです。比較の為に上下させています。

 

外気温は氷点下マイナス8.2℃の時、寝室は14.7℃で子供室の2つは15℃を超えています。

ハウスメーカーのトリプルLOW-Eの¥5700万家よりも1千万以上も遥かに安いラファエル設計の家の仕様の方が

寝室だと8.7℃も高いです。

全体を通じて8℃以上違う感じですよね(笑)

※上がQ1.0住宅

 

 

 

10時です。

 

LDKは18.6℃です。

同じ様に8.7℃も違います。

ちょうど、家事をしている時間になるそうです。

寝室には多分誰もいませんが、20.9℃です。

※上がQ1.0住宅

 

 

 

14時です。

全室20℃超えています。(北東クローゼット19℃(笑))

12時でLDKは20℃超えます。

大手ハウスメーカーよりもLDKは10℃も違います。

※上がQ1.0住宅

 

この後、夜19時までLDKは20℃を保っています。

 

 

氷点下マイナス1.6℃の夜23時でこんな感じです。

 

 

一応再確認ですが・・・

1年で「最も寒い日」の氷点下の世界の結果ですからね?(笑)

 

Q1.0住宅であれば12月の大晦日とか、日中は27℃くらいありますし、深夜でも17℃くらいはあります。

ほとんど暖房いらずで過ごせます。

 

大晦日、Q1.0住宅なら寒さいらず&暖房いらずで年を越せますよ♪(笑)

 

※21℃以上というのが、昼間の『居間』の最低推奨「室温」という事で、
健康な温度としてイギリスの保健省で定められています。

 

栃木でも宇都宮より南に位置する小山市で氷点下マイナス8℃とか行く事に驚きでしょうが、

ハウスメーカーのUA値0.47というZEH(ゼッチ)をクリア出来る、基準としては最高レベルと言える「数値」の結果がこのような惨劇なわけです。

 

建物以外の金額も含めた値段で

¥5700万のハウスメーカー仕様(内装:自然素材未使用)

¥4500万以下のラファエル設計仕様(内装:天井以外自然素材)

その差¥1200万円

※断熱材・窓・内装以外は全て同じ仕様なのでこんなに高いです(笑)

 

これは、ハウスメーカーで見ているものと同じ床暖房や住宅設備なので、当然床暖房なんて不要だと思いますし、自然素材も使わなければもっともっと金額は下がります。

全館空調なども導入なのですが、ハウスメーカーのものより安く導入出来るので、さらに実際は安くなります。

 

如何でしょうか?

UA値が良くて、ZEH(ゼッチ)もクリア出来る仕様だとしても、暖房を使わないならこれだけの性能差があるのです。

 

当然、暖房をガンガンかけないと、寒いという事です。

つまり、光熱費が上がると言うわけです。

 

一応、今回のQ1.0住宅の1年間の冷暖房費です。

1日中連続運転なのに¥27,932円(笑)

年間約3万円以下という感じですね。

我が家は年間20万以上です(笑)

 

 

UA値のおさらいです。

次世代省エネ基準のUA値は0.87ですから、ハウスメーカーは北海道の一番寒い地域とほぼ同等の「性能値」なわけです。

地域区分 地域詳細(一部) 熱損失係数 外皮平均熱貫流率 冷房期の平均日射熱取得率
1地域  北海道(旭川・富良野・釧路・稚内) Q1.6 UA値0.46
2地域  北海道(札幌・苫小牧・室蘭) Q1.9 UA値0.46
3地域  函館・青森・山形・秋田 Q2.4 UA値0.56
4地域  宮城・福島・栃木県(那須、日光) Q2.4 UA値0.75
5地域  宇都宮(4地域以外の栃木県) Q2.7 UA値0.87 ηA値3.0
6地域  千葉・横浜 Q2.7 UA値0.87 ηA値2.8
7地域  長崎・鹿児島 Q2.7 UA値0.87 ηA値2.7
8地域  沖縄 Q3.7 ηA値3.2

 

それなのにこのような表面温度の差が出ています。

如何にUA値が当てにならないかって事ですよね。

例えば北面の断熱材を半分無くしても、場合によっては次世代省エネ基準をクリア出来ます。

ハウスメーカーは床断熱ですが、玄関などの「土間」部分は無断熱です。

しかしUA値0.47という数値を出しています。

ここらへんの所から熱が逃げまくっているのです。

 

トリプルLOW-Wガラスや超断熱玄関ドアにお金を掛けても、上手く日射を取り入れられないとこのような結果になるという事です。

一方、断熱やヒートブリッジとなる部分を防いで、日射を取り込んであげられるような設計であれば、
トリプルLOW-Eガラスなどを使わなくても、室温は保てるという事です。

 

今回は、そんな違いを見ていただく為のシミュレーションです。

 

「夏涼しく、冬暖かい」

の冬についてお伝えしました。

例えば今回のハウスメーカーの仕様で¥2500万
ラファエル設計の仕様で¥3000万

どちらを建てたいと思いますか?

僕なら¥1000万でも前者の仕様の家なんて建てません。

 

まさにこれが、光熱費を考えたローンの基礎となります。

 

一生に一度の家づくり・・・

「夏涼しく、冬暖かい」

という、うたい文句に安易に飛びついては行けないという事を知っておいてくださいね♪

 

2017年08月26日

室温21℃って何か分かる?

健康でいられる目安の室温です。

21℃(推奨温度)というのは?
昼間の『居間』の最低推奨「室温」です。
18℃(許容温度)
夜間の『寝室』の最低推奨「室温」です。
16℃未満
呼吸器系疾患に影響あり
9~12℃
血圧上昇、心臓血管疾患のリスク
×5℃
低体温症を起こすハイリスク

下記は、温熱環境を勉強すると、一度は目にする画像です。

(出典:英国保健省 冬季室内温度指針 2010.3及び慶応大学 伊香賀研究室)

 

大手ハウスメーカーのエレガントのような外観など、デザインに特化したような外観の場合、どんなに断熱性能上げてもエアコンつけなきゃ9~12℃か、それ以下にしかなりません。
温熱ソフトでシミュレーションしてそれが分かりました。

冬は、如何に日射を取り込めるかによって、室温がまるで違います。

 

健康な室温というのは冬『21℃以上』です。

最低21℃ですからね?(笑)

これは覚えておきましょう!!

2017年08月18日

環境問題~遅れている住宅部門~

皆さんは、今、当たり前のように使用している『電気』って元は何だか知ってますか?

何から「電気」が造られるのかです。

電気ってどうやってつくるの?
電気をつくる為には『エネルギー』が必要です。
エネルギーって?
  • 石油
  • 天然ガス
  • 石炭
  • 原子力
これらからつくられて行きます。
これらの原料をを『化石燃料』『化石エネルギー』って呼びます。
エネルギー自給率
日本がどれくらいエネルギーを自給できるのか見て見ましょう!

(出典:原子力コンセンサス)
こんな感じです。
僅か、6%ですよ・・・。

日本はエネルギー赤ちゃんなわけです。
自分じゃ何も出来ないに等しいのです。

食料の自給率は39%です。

エネルギー赤ちゃんの日本は、化石エネルギーを他国から輸入という形で手に入れなくてはなりません。
エネルギー赤ちゃんなのに、電気使いすぎ日本

日本は10.4×1000億kWhなわけです。
同じ様なエネルギー赤ちゃんのフランスは約半分くらいしか電気を使っていません。
ドイツは6.2×1000億kWhです。

本来、日本もドイツくらいになるはずなのです。
取り合えず今の日本では8×1000億kWhくらいにならないとダメって事です。

エネルギー赤ちゃん日本の、化石エネルギーの輸入先を見てみましょう!
原油の輸入先

80%を超える割合で中東から輸入している事が分かりますね?
もの凄く偏ってますよね・・・。
石炭の輸入

基本オーストラリアって感じですよね。
天然ガスの輸入

キレイに割合が散ってます。
それでもちょっとオーストラリアが多いですけど・・・。
電気を沢山買うとどうなる?
これまで僕のホームページの色んな所で話していますが、
安い家を建てて、電気代(光熱費)を買いまくると・・・

中東などの○○王みたいな人の高級食事代などへ変わるわけです。
化石エネルギー・化石燃料は何が悪い?
地球温暖化の原因です。

実は石炭はめちゅめちゃ二酸化炭素を排出する化石燃料なのです。
ですが結構使われてますよね!!
石炭を100%とすると・・・
石油は80%
天然ガスは60%って感じです。

そんな中・・・日本は石炭34%です。
天然ガス41%。

化石エネルギー・化石燃料 枯渇問題
今後進む化石燃料の価格高騰に供え、出来るだけエネルギーの必要ない省エネ住宅を普及させる事が非常に大切だと思いませんか?

エネルギーを沢山購入するような建物は、エネルギーも無駄に排出するので温室効果ガスが発生し、二酸化炭素が増える原因です。

温室効果ガス、二酸化炭素の増加が地球温暖化の原因の一部となる。
気温が上がれば熱伝達率(熱の伝わりやすさ)も上がってしまう。
熱伝達率(熱の伝わりやすさ)が上がるとどうなる?
断熱材の効き目が弱くなるという事です。
二酸化炭素は何処から発生?
日本の部門別二酸化炭素排出量の割合があり、全13億トンの約36%が建物から発生しているのです。

安さ勝負の家づくりが、ボディーブローのようにコツコツと二酸化炭素を増やし続けているのです。

まるで、二酸化炭素の貯金です。
地球温暖化の恐怖
もう説明されなくても分かっていると思いますが・・・

  • 異常気象
  • 自然災害の増加
  • 海岸線の変化
  • シーズン観光業への影響(スキーなど)
  • 生物相の変化
  • 農林水産業への影響(お米の味など)
  • 特定生物の絶滅
  • 伝染病の原因となる生物の菌類の移動
これらが起きます。
化石燃料への依存はどれだけ無駄か
  • 再生不可能
  • 使ったら終わり
  • 価格変動により、家計・経済への打撃
  • 輸入する為のお金の無駄
核燃料の使用
  • 廃棄物問題
  • テロリストの標的化
このような事が起こってきます。
これからの家づくり
地球温暖化は自然災害の増加にもつながるので、エネルギー赤ちゃんの日本は、出来る限り化石燃料・エネルギーを使わない省エネ住宅を普及させる。
そして省エネの建物は断熱性能もよいので、太陽熱などを取り入れたパッシブな手法が生かされる。
その上で、化石燃料を使わなくても、再生可能エネルギーで発電などをする「創エネ」が出来るような住宅などを普及させる事が、一番求められている事である。
省エネ化が遅れている家庭部門と業務部門が一番の急務であると言える。

 

2017年08月06日

家の「設計料」を軽視し過ぎてませんか?

家を建てようとするとき、費用の面で問題に上がる「設計料」

最近思う事は、設計士に依頼すると「設計料」が高くつくと思っている人がかなりいらっしゃるという事。

そして、その「設計料」に対する認識は・・・

  • 間取りを考えてもらう
  • 外観デザインを考えてもらう

この二つだけにしかフォーカスされてないんじゃないかと思っています。

 

これによって、どんな事が起きるか?

  • 自分で間取りを考える
  • 気に入った外観の写真や雑誌を見せる
  • 自分でスケッチする

こうなるのが殆どだと思います。

 

設計料は10~20%くらいの間で様々な設定が各会社によって定められています。

ラファエル設計はこちらで規定しています。

 

これらを考えると、

  • 間取りを考えてもらう
  • 外観デザインを考えてもらう

この2つだけに「設計」という付加価値があるのだとしたら、「設計料」は高いですよね(笑)

実際にこれだけしかやらない設計なら、僕も高すぎると思います。

 

ハウスメーカーや工務店に依頼すれば、設計料はかからないから、僕みたいな設計事務所に依頼して家づくりを行うよりも安く済ませる事が出来る。

と考える方は、2000万とか出して、イグルー(かまくら)以下の性能しかない家を買うという事に、気が付いてもらいたい。

 

勿論、工務店でも、素晴らしい家づくりをしている会社は沢山ありますが、全国の2割くらいだと思います。

家は、買い替え可能な「家電」「車」ではないんです。

 

家電を買いました。
機種の価格は安かったけど、「電気代」がもの凄くかかるので、1か月で手放す。

 

車を買いました。
デザイン優先で、ガソリン代・燃費は目を瞑りました。
ガソリン代高騰・・・2~4年で手放そう。

 

家を可能な限り安く買いました。
家は35年ローン。
簡単に買い替えできません。
しかし、その買った家が夏・冬ともエアコンをガンガンかけないと満足のいく室温・快適性が得られません。
光熱費が冬は4万円にもなってしまいました。
年間光熱費は25万円です。
月々に直すと約21000円です。

ローンは月8万円です。
光熱費は月2万円です。
合計10万円を月々支払うのが絶対です。

2万円という金額は、35年のローンに換算すると、500~600万円くらいに相当します。

 

という事は、家の値段を500万UPしたとしても、光熱費を払うのと同じような月々の出費で、
室内環境もよい家、
長生き出来る可能性の高い家、
病気になりにくい家
アトピーなどのアレルギーが緩和出来る家・・・

そのような家を「設計」してもらえたら、月々の出費は同じなので、住まい手は嬉しくないですか?

光熱費を抑えようとしたら、「我慢」するしかありません。

「我慢」とは、エアコンをつけない事が一番思い浮かぶと思います。

もし、夏に我慢をすれば、家の中で熱中症になる可能性が非常に高く、

冬はヒートショックになる可能性も高くなります。

2000万も出して建てた家が、このような状況。

 

2000万だして、エアコンをつけないと快適な環境が得られない家を買うわけです。
要介護に早い年齢でなってしまう可能性の家を買うわけです。
病気になりやすい家を買うわけです。

酷過ぎませんか?
殺人レベルの家という事です。

 

しかし、これらを解消できる家を「設計」してもらえるとすれば・・・
「設計料」を払う価値がありませんか?

 

僕のホームページでは、色んな所で光熱費との関係をお話しています。

家を建てようとした時、

大切なのは「家だけの値段」で決め手は駄目という事。

 

設計料・光熱費も含めて、月々の支払が、安い家を買った時と同じであれば、十分・・・

設計士に依頼する価値はあると思いませんか?

 

ラファエル設計のお話をさせていただきます。

他ではもっと安い設計料があるでしょう。

ラファエル設計は、

  • 構造計算(耐震等級3)
  • 温熱環境シミュレーション
  • 30年間の光熱費のシミュレーション
  • ストーリー性のある間取り
  • 外観デザイン
  • 内観デザイン
  • 設計監理

これらを行います。

間取り&外観デザイン、設計監理だけ主な設計業務の会社とラファエル設計を比較しても、設計料に対する内容が違います。

詳しい温熱環境のシミュレーション

すまい燃費
一次エネルギーを元に住宅の燃費性能(光熱費)を示す計算書を作成します。
断熱性能や設備が異なった場合のプランの比較検討も行います。

また、ラファエル設計はエネルギーエージェントの資格を有していますのでエネルギーパス協会でプログラムされたソフトも使用して、30年間の光熱費のシミュレーションも行います。
精度も高く、ISOの世界基準もものさしで「家の性能」を見える化します。
室温シミュレーション
建物の外皮性能(UA値、ηA値)と気象データ(外気温、直達・天空日射量)、冷暖房設備の能力と運転計画を元に、部屋ごとの室温変化を見える化します。
これらを元に、予想される室温とその部屋での「健康度」も見える化します。
日射熱シミュレーション
季節・期間ごとの日射熱取得量を見える化します。
全国837地点の気象データによる直達・天空日射、軒や庇・隣の家、周辺の家からの日影の影響、
窓・外壁・屋根の日射取得率(η)を考慮します。
期間累計表示、指定時間単位のアニメーションで見える化します。
照度シミュレーション
隣の家や庇・軒の日射遮蔽を考慮しながら天空日射による照度の検討をします。
読書する部屋、食事をする部屋、北側に面した洗面所など、各室に求められる明るさを見える化します。
天窓や吹抜けによる採光の効果も見える化します。
日照時間シミュレーション
室内に入る日差し(直達日射)をもとに指定日、年間・月別などの日照時間を見える化します。
1日累計表示、指定時間単位のアニメーション表示も可能です。
夏期の日射遮蔽効果や冬期の隣接建物による日照障害もシミュレーションできます。
将来の隣地計画を加味した設計が可能です。
日影シミュレーション
敷地周辺環境の建物や樹木などから受ける日影を見える化します。
季節や時間ごとにリアルタイムに変化する一日の動きをアニメーションで見える化します。
これを元に、配置の根拠、リビングの位置やキッチンの位置など、間取りの根拠を見える化します。

これは、建物の配置などを決める上で一番初めに重要となる事です。
日射断面図
敷地周辺環境の建物や樹木の遮蔽物を考慮し、窓から日射がどれ程度家の中に入るのか見える化します。
夏至、冬至、秋分などをはじめ、お客様が希望される指定日でも作成します。
日射が必要な冬、周辺環境の遮蔽物がどれくらい邪魔するかなども見える化します。
通風シミュレーション
窓からの通風経路や各開口部の風量や風速も見える化します。
効果的な「換気計画」と「涼感を得るための通風計画」を行います。
天窓や高窓(ハイサイドライト)の効果も考慮します。
太陽光発電シミュレーション
太陽光発電の導入を検討するのに有効なシミュレーションで見える化します。
熱収支の明細シミュレーション
冬季において「日射や内部発熱(家電等)で熱をどのくらい得られているか」「窓と壁とで熱の取得や損失がどの程度の差があるか」など見える化します。
最適エアコンの選定
エアコンの効率や能力不足を簡単に確認でき、建物や生活条件に最適なエアコンを選定します。
ヒートショック・熱中症の危険度を知る
ヒートショック・熱中症の危険度を見える化します。

 

 

『家は何処で建てても、完成しちゃえば一緒』

なんて思っている方がいれば、正直、もうちょっと勉強してから自分の家の価値を見出した方がよいです。


「設計」というのは、住まい手の家族・子孫の未来も設計するという事です。

それが高いのか安いのか・・・

そこら辺も考えた上で、「設計料」に対する付加価値を考えていただければ、原発問題・空家問題なども解決されていくのではないかと思っています。

 

2017年08月05日

エコハウスは高いイメージあります

こんなコメントを頂きました。

「エコハウスは高いイメージあります」

 

なるほど・・・。

 

僕の回答はこうです。

エコハウスだけの値段で言うならば、200~400万高いと思います(^^;)

だから手が届かない、関東は北海道並みに寒くないから安い家を建てよう!
その結果、冬の死亡率全国1位というのが栃木県の結果であり、今まで住宅業界が行ってきた悪い手法です。

 

誰も、光熱費をローンの一部として考えるという説明が出来なかったからでもあると思います。
要は、車は燃費を考えて、ガソリン代が安くなるなら車の値段が少し高くても、ハイブリッドを選ぶと思います。

プリンターでも、月に一回5~6千円出してインク買うなら2年間インク代かからなくて機種価格+2万円なら、高い方を選んだ方がよいという人もいます。

家は車の10倍高く、車のように買い替えが出来るものでもありません。

早い話…
安い家を買って、30年間で光熱費を750万と買いまくるのか、
高いエコハウスを買って、光熱費は375万で済むのかという話です(^-^)

家建てた後に電力会社に375万を払うのか
家建てる前に工務店に375万で断熱材の厚みや窓の性能分を払うのか。
後者の方は、健康でいられる可能性も高くなるので、病気になりにくくなり、医療費なども抑えられるという可能性も秘めてます。

光熱費=電気は使って終わり。
断熱材や窓の性能は自分の孫世代にも残せる資産です。

遠い未来、電気代は今より上がり、地球温暖化により、今までも安さ勝負の家づくりでは、家にいるのが苦痛になるかもしれません。

安さ勝負の家の冬の室温10℃以下、
かまくらは13℃。
安さ勝負の家は『かまくら以下の室温』であり、かまくらよりも性能が悪い家に何千万も出す事が、『高い買いもの』という事です。
2000万でかまくら以下の室温の家、
2400万で震災により計画停電や本当に電気が使えなくなったとしても、室温16℃は保てる家、

月々のローンで光熱費を入れたら、エコハウスを建てた場合の月々のローンが同じだった場合、建てたい家はどちらですか?
という話のストーリーになっていきます(^-^)

自分達家族の為にも、子供や孫世代の為にも、資産価値の高い家づくりを目指すべきという事以外、考える理由がないという感じです。

勿論、ローンが支払える範囲でです。

なにも考えずに窓の性能や断熱材を厚くしてお客様からお金出していただければ簡単な話ですが、太陽の日射を上手く利用したりして、窓の性能ランクが一番高くなくても、エコハウスというのは造れます。
いかに安く、エコハウスを住まい手に提供出来るかというのが、我々設計士、工務店の課題です(笑)

2017年08月03日

吹抜けをつくる場所

でも吹抜けの有り?無し?

は絶対あり!絶対必要!とお伝えしました。

 

ラファエル設計が吹抜けを絶対必要としている理由をおさらいしましょう!

吹抜けの役目というのは、「家じゅう一定温度」を達成するために必要という事です。

 

吹抜けという最高のアイテムを自信を持って提案できるのは、それだけ家の中の冷暖房効率も悪くならない性能の家を設計出来るからです。

 

で、その吹抜けの場所なのですが、おすすめはリビングです。

逆に設置してはいけない場所は「玄関」です。

 

何故か?

温熱環境の為に吹抜けは必要なアイテムです。

例えば冬、玄関というのは、玄関ドアを開けたら冷気が入ってきます。

玄関の床・壁・天井の表面温度が下がります。

その冷気が吹抜けを通じて、2階へ行ってしまいます。

 

玄関を風除室的に閉鎖できて、玄関ホールと繋がっているなら問題ないでしょう。

 

現在の日本で、高断熱住宅に住んだことがある人は、恐らく10%~20%。

吹抜けが冷暖房効率を悪くすると考えても、当たり前です。

高断熱高気密の家の性能の凄さを知らないのですから。

という事で、吹抜けは冷暖房効率が悪くなるという会社がいたら、そういった性能の家しか造った事が無いと言えます。

今後、資産価値のない家を造る事になります。

UA値などの数値競争が勃発しています。

ZEH(ゼッチ)ビルダー登録して宣言している工務店も沢山あります。

がしかし、登録しているにもかかわらず、話を聞くと気密の重要性を詳しく知らない工務店も数多く存在します。

 

「夏涼しく、冬暖かい」と謳っている会社に、

「吹抜け造ると、冷暖房効率悪くなりますか?」

と質問してみましょう!

 

「吹抜けは有効です」

「冷暖房効率は悪くなっちゃいますね~」

どちらかの回答が返ってきます。

当然、後者は、自分の造っている家の性能が分かっていないという結果となります。

 

吹抜けの設置場所・・・

それは、「家じゅう一定温度にする為に最適な所に考える」

という事が、最終的には重要な事です。

2017年07月30日

新住協マスター会員向け研修会

今日の午後は新住協マスター会員向け研修会、Q1.0住宅についての解説を含め、省エネ計算ソフトQPEXの有効な使い方を学んできました。


先日の東北大会in能代でも解説ありましたが、QPEXは、省エネ計算ソフトというより、窓の種類や性能、方位によって選定すべき窓、断熱材の入れ方による性能向上など、設計の根拠の為に一番使わなくてはならないものなのだと理解しました。
それをやる理由としては、
『安価にQ1.0住宅を設計する根拠』
となるから。
QPEXで設計の根拠を出して、エネルギー削減40%を目指してQ1.0住宅とする!
そしてエネルギーエージェントとしてそのQ1.0住宅の30年間の光熱費の見える化を行う!

凄いラリーだ!

目先の安さの家造りではなく、Q1.0住宅を目指す理由、根拠をしっかり示せるようになる。

正解のない、正解か不正解かも分からないまま色んな考えがある温熱環境…
僕が出した答えの根拠を示せることは、僕自身も自信が持てる。

しかしながら、新住協の技術指針は凄い…
命の基本仕様の断熱、気密の取り方、施工の仕方までマニュアルである。
これほどの事は、書店では絶対買えないので、新住協で色々学べることは、家造りをする僕にとっては『財産』です。

温熱環境は、疑問が解決されると、また疑問が生まれる。
これまでどれだけそのサイクルが繰り返されただろうか(笑)
疑問が生まれる度、色々と楽しみが増えていきます( ´艸`)

研修会終了後、新住協のトップ鎌田先生と理事の久保田さんも一緒に関東支部で食事して呑んで、色々聞きたいことも聞けました!

2017年07月19日

吹抜けって必要?

吹抜けって必要?

ラファエル設計に質問があったとしたら・・・

温熱環境の観点からは・・・
生活音を気にする場合 & 必要な部屋を設けなくなる場合以外

絶対に必要です

と答えます。


何でもそうですが、人によって求めるものが違いますし、フォーカスポイントも違います。


ラファエル設計の贈る住宅は、本物の高気密高断熱住宅です。

家じゅう一定温度を目指すのが、何より重要であり、そのために吹抜けは最高のツールなのです。

所属している新住協でも現場見学会などに何度も参加してますが、吹抜けが無かった事はないですね。

 

手っ取り早く、吹抜けがあるラファエル設計のQ1.0住宅で証明します。

外気温マイナス5.2℃の早朝5:00

無暖房で全室20℃超えています。

それを可能にしているのは吹抜けです。


 

 

というわけで、吹抜けが必要だという答えは出ていますが・・・
一般的な議論を一人でしてみましょう(笑)

 

吹抜けってどんな印象でしょうか?

何となく挙げてみましょう!

 

吹抜けを取り入れる・取り入れた

『肯定派』

心理的・感覚的な問題
  • 開放感
  • 憧れ
  • 明るい
  • 広い感じがする
現実的な問題
  • 日差しの取り入れの為
  • 風通しの為
  • 薪ストーブなどを活かす為
  • 余ったから
  • 容積率などの関係

 

 

吹抜けを考えない
『否定派』

心理的・感覚的な問題
  • 臭い
  • 生活音
  • 自分の周りで後悔した人しかいない
現実的な問題
  • 家の強度が悪くなる
  • 光熱費がかかる
  • 夏は冷房の冷気が逃げる
  • 冬は暖房の空気が逃げる
  • 冷暖房の効率が悪い
  • 空気を循環させないと温度差が発生する
  • 他に部屋が取れない
  • 清掃・メンテナンスが大変
  • 照明器具などのメンテナンス

 

こんな感じでしょうか?

心理的にOK・NGと感じる問題

現実的にOK・NGと感じる問題

に分けて見ました。

 

まず、吹抜けが必要か不要かの後押しをする人がいると思います。

温熱環境や結露、光熱費の観点から否定する意見は・・・
「省エネ住宅に住んでいない人」
と言えます。

本当の高断熱高気密の家でなければ、否定派で多数の様に、エアコンの効率は悪くなります。
光熱費も上がります。

高断熱住宅であれば、全然問題ありません。
夏の熱を逃がす設計なども重要です。

もしも設計士が吹抜けのデメリットで光熱費や冷暖房効率が悪くなる話をしたら、性能の低い設計をしていると思っても過言ではないです。

↓断熱性能がかなりよい、吹抜けをもつ45帖空間のお宅の温熱レポートです。
他に部屋が取れないで否定する意見は・・・
「その通り」と言えます。

吹抜けは「建築基準法の面積」には不算入ですが、「施工面積」には参入されます。

家じゅう一定温度を目指すのに最高のツールですが、ないから家じゅう一定温度にならないというわけではございません。
家の強度が悪くなるで否定する意見は・・・
その根拠は何ですか?と逆に聞きたいです。
確かに、吹抜けは造り方によって不利になり、耐震的に不利になる事がありますが、きちんとした構造計画を行えば全く問題ありません。
照明などの清掃・メンテナンスが大変で否定する意見は・・・
メンテナンスが大変になるものをつけてる事が正直悪いです。

照明は天井に付けなくてはいけないものではありません。
シーリングは、昇降式にすればいいだけの話です。

↓壁を照らして明るさを確保する手法です。
上下を照らします。

↓昇降式のシーリングファン。
1階の床につくまで降下します。
臭いで否定する意見は・・・
臭いを押し上げて排出する設計をすればよいと思います。

例えば、キッチンで焼肉や焼き魚を料理するとしましょう!
1階の天井が低いのであれば、臭いは1階に広まります。

吹抜けがあれば2階へ行きます。

更にハイサイドライトがあればそこから排出出来ます。

個人的に・・・
臭いは、建築材料の壁などで対応するか、空気清浄機で対応すれば問題ないと思っています。

そもそも、臭いなどをに気にする人は、家でそういった料理しますか?

階段があればそこから2階へ臭いは行きます。

間取りでどうにかなる問題かなと思います。
騒音で否定する意見は・・・
これは仕方がない問題です。

遮音の壁や床にすれば防げそうですが、吹抜けが有ろうとなかろうと、「騒音」というのは気になると思います。
吹抜けになった瞬間、騒音を最大のデメリットと考えるのは少し違うかなと思います。
壁に「セルロースファイバー」を充填すれば結構軽減も出来ると思います。
まとめ
吹抜けを不要とする前に・・・
吹抜け不要論となっている問題に解決策はあるのか?

それが重要かなと思います。

面積を抑える為に・・・
1階が大きくて2階が小さく、屋根ばっかり凸凹に出てきてしまったりする家をよく見ます。
↓こんな感じ。吹抜けを設けなくても構造的にも良くないです。
雨仕舞も良くないです。

であれば、↓こんな感じにすっきりさせて、吹抜け設けた方が断然メリットがあります。
上記の画像は横幅も縦幅も同じイメージパースです。
1階も同じ間取りで2階が違います。

要は、吹抜けが不要となっている考えの「前提条件」がどこにあるかです。

ほとんどが、対応できる問題ばかりです。

吹抜けはメリットの方が大きいと思っています。

「憧れ」や「開放的」を望むのに諦めかけている方は、あきらめる必要なんてありません。
必要な室が取れなくなるのであれば仕方がないですが、心理的にも健康的にも大活躍の
「吹抜け」
積極的に取り入れる事をおススメ致します。

 

2017年07月15日

消費電力から電気代を計算してみよう!

電化製品には「消費電力」という物があります。

照明でも60Wとかありますよね!

そう!このW(ワット)です。

LED照明は5Wとかなので、照明をLEDに変えただけでもの凄い省エネ効果が期待できます。


では、我が家の加湿器を例に挙げて見ましょう!

 

1kwhあたりの電力を26円計算。

加湿器 230W 1日10時間使用
(230W÷1000)kW×10時間×26円≒60円

1か月(30日)
60円×30日=1800円となります。

ちなみに、ハイブリットの加湿器だと1日8時間運転で考えると、
強運転だとしても1か月84円です(笑)
中運転で1か月54円(笑)
扇風機 35W 1日10時間使用
(35W÷1000)kW×10時間×26円≒9.1円

1か月(30日) 9.1円×30日=273円となります。
エアコン(出典:PANASONIC) 1時間当たり
【冷房】
最小
(110W÷1000)kW×1時間×26円≒2.86円

最大
(780W÷1000)kW×1時間×26円≒20.28円

1日10時間使用の場合
1か月(30日) 2.86円×10時間×30日=858円
1か月(30日) 20.28円×10時間×30日=6,084円
858~6084円程度となります。


【暖房】
最小(105W÷1000)kW×1時間×26円≒2.73円

最大(1480W÷1000)kW×1時間×26円≒38.48円

1日10時間使用の場合
1か月(30日) 2.73円×10時間×30日=819円
1か月(30日) 38.48円×10時間×30日=11,544円
819~11,544円程度となります。
ラファエル設計のQ1.0(キューワン)住宅・ダブル断熱住宅
暖房って最小運転で出来れば安いですが、最大ですと1万超えです。
消費電力が違い過ぎるので仕方ないですが・・・

しかも、これは6帖用と一番エネルギーを使わないで済む容量です。

高断熱住宅を造る上で、この暖房エネルギーが減らせれば、もの凄く低燃費で光熱費のかからない住宅を造れます。

要は、冷房、暖房とも「最小」で動かせる事が出来るような住宅です。
それが、ラファエル設計のQ1.0(キューワン)住宅・ダブル断熱住宅です。

 

 

2017年07月13日

夏涼しく、冬暖かい・・・ってホント?夏編

よく、住宅の広告などでも目にしたり聞いたりする

夏涼しく、冬暖かい・・・ってホント?

冬暖かいのは当たり前だけど、夏はほんとに涼しい?

 

そういった謳い文句は、「エアコンOFF!!」での話じゃないと意味がありません(笑)

 

今の日本・・・地球温暖化の影響もあり、凄まじく暑い日々が7月は続きます。

 

夏涼しいって・・・

例えば宇都宮であれば、北海道の省エネ基準を楽にクリア出来る性能の家でなければそれは多分不可能です。

「涼しい」というのがエアコンなしなのかどうかという所がポイントだと思います。

エアコン強運転で涼しいって・・・

そりゃ当たり前です(笑)

 

床・壁・天井の表面温度が1℃以内になるような住宅でなければ、「夏涼しい」はあり得ないと思います。

「冬暖かい」も同じです。

 

広告にも「次世代省エネ住宅」と記載があっても、表面温度を測ると4℃くらい所々で違う現実。

2階の床面温度が24℃で天井面は28℃近いなんて、天井の断熱材が薄い&気密が悪い証拠です。

このような家は、夏熱いし、冬寒いです。
「次世代省エネクリア」でもこんなレベルです。

当然です。

クリア出来ないのが可笑しいくらいに、激甘な基準なのが省エネ基準なのですから。

 

夏涼しく、冬暖かいを見抜くには取り合えず、

UA値
Q値
ηA値
を聞いてください。
栃木県とかの5地域ではUA値0.5くらいないと「夏涼しく、冬暖かい」という議論の土台に載りません。

地域区分 地域詳細(一部) 熱損失係数 外皮平均熱貫流率 冷房期の平均日射熱取得率
1地域  北海道(旭川・富良野・釧路・稚内) Q1.6 UA値0.46
2地域  北海道(札幌・苫小牧・室蘭) Q1.9 UA値0.46
3地域  函館・青森・山形・秋田 Q2.4 UA値0.56
4地域  宮城・福島・栃木県(那須、日光) Q2.4 UA値0.75
5地域  宇都宮(4地域以外の栃木県) Q2.7 UA値0.87 ηA値3.0
6地域  千葉・横浜 Q2.7 UA値0.87 ηA値2.8
7地域  長崎・鹿児島 Q2.7 UA値0.87 ηA値2.7
8地域  沖縄 Q3.7 ηA値3.2

 

でも、UA値って実際あてにならないんですよね~~・・・。

 

いずれにしても、今の日本、北の方の地域はエアコンなしでも夏涼しいと言えるかもしれません

しかし、全く使わないのは北海道くらいではないでしょうか?

 

栃木でも、エアコンは必ず使わないと駄目だと思います。

夏涼しい!

というのは、個人的に嘘だと思っています(笑)

実は僕も初めは「夏涼しく、冬暖かい」って宣伝した事ありましたが、止めました。

 

だって、どんなに高性能な住宅を造っても、「夏は暑いです!!」

ただ、ダブル断熱のような高気密高断熱住宅は、普通に省エネ基準をクリアした家よりは、室内温度2℃以上は低いと思います。

2℃ってかなり体感温度違うんですよ~!

 

考えてみてください・・・

27℃と25℃って、全然違いませんか?(笑)

 

夏の暑さに関しては、エアコンが頑張り過ぎないでもOKな家が、「夏涼しい」と言ってもいい権利があると思います(笑)

2017年07月10日

体感温度と室温と表面温度

体感温度と室温と表面温度って?

室温

誰もが知っていますよね。
室温25.9℃
湿度59%
床の表面温度
壁の表面温度
天井の表面温度
体感温度
部屋の寒さは室温ではなく、壁や床面の表面温度で決まるのです。

表面温度を知る事で体感温度を知ることが出来ます。

(表面温度+室温)÷2

で求められたものが「体感温度」となります。

今回、1階の体感温度は・・・
(床・壁・天井の平均表面温度24.3℃+室温25.9℃)÷2

25.1℃が体感温度となります!

 

 

 

2017年07月10日

年間光熱費20万の家と10万円の家、どちらを買いますか?

年間光熱費20万の家と10万円の家、どちらを買いますか?

当然、10万円の家ですよね(笑)

しかし、目先の金額で低コスト住宅を買おうとしている場合・・・

年間光熱費20万の家を知らないうちに選んでいる可能性がかなり高いです。

 

例えば、車。

購入する時燃費をかなり気にしますよね?

 

例えば家電。

グッドデザイン賞など受賞したかなりデザイン性高い家電製品。金額は1万円と安い。

電気代が月2万かかると知ったら買いますか?

 

例えばプリンター

本体は5千円

インクが4色1万円、写真50枚印刷したらインク切れ・・・
こんなプリンター買います?

 

年間光熱費20万円かかる2000万の家と
年間光熱費0~10万円で済む2400万の家・・・

30年で両方の金額が一緒になるとしたら、どちら買います?

家を建ててから光熱費を買うのか・・・
初めに、壁や窓の断熱性能を買って、住んでからは殆ど光熱費は購入しないのか・・・


光熱費を買いまくる家を買う理由が私には分かりません。

 

詳しくはこちら↓

 

2017年07月10日

オープンハウスを見学!凄い局所不快感

家が大好きな友人夫妻からオープンハウス見学の誘いがあり、行ってきました!

地元では結構有名?と思われる大きい会社の新築住宅です。
「次世代省エネ」と謳っています。

実は、お供した友人夫妻が家づくりをはじめた際に、今回のオープンハウスを行った会社の展示場に行った時・・・

「この会社は絶対ないな」

と思ったらしいのです。


理由は・・・
訪れたのは真冬、予約の3時間前から暖房を稼働していたらしいが、『極寒』だったのが一番の理由らしいです。

まあ、HPを見るとかなりの低コストなので、断熱・気密性能は聞かずとも低いというのはわかるのですが、その調査も兼ねて行ってきました。途中でスマホの充電が切れてしまい、写真は数枚しか残っていないのですが、表面温度を測ってきました。


【温熱レポート】
外気温34℃くらい。かなり暑かった・・・。
室温は不明です。
1F、2Fともエアコン強だと思うが、ガンガン稼働している感じ。
特に涼しいとも感じませんでした。
この時点で、それくらいフルMAXエアコンじゃないと室内が涼しくならないのだろうという事で、家の性能が低い事が体感としても分かります。
次世代省エネ基準をクリアしていると言っているが、宇都宮で激甘な基準をギリギリクリアしてる程度なのだろう。

写真は全て2階です。

床面
1階でエアコンの影響を受けているような所は、23℃台。
2階でエアコンの影響を受けているような所は、24℃台。
それ以外は25℃くらい。
基本的に場所によってバラバラ・・・。
壁面
1階でエアコンの影響を受けているような所は、24℃台。
2階でエアコンの影響を受けているような所は、24℃台。
それ以外は25℃~26℃くらい。
基本的に場所によってバラバラ・・・。

驚いたのが、1階の太陽光線を受けている外壁面の室内壁が28℃くらいになっていた事。
断熱材が効いていない感じがしました。
天井
2階で27℃台。
天井断熱なのだろうが、あんまり断熱材効いていないですよね。
1階は測るの忘れました。
まとめ
2階の
床:24℃~25℃台
壁:24~26℃台
天井:27℃台

もの凄くバラバラです。

友人夫妻が、真冬に「極寒」といった理由が分かった気がしますよね。

エアコンの風が苦手な家族はどうなるんだろうか・・・。

局所不快感の限界は4℃
局所不快を感じる温度は2℃

多分、冬は極寒なのだろうと僕も想像しました。

ラファエル設計のダブル断熱は2階でいえば床・壁・天井で0.1~0.3℃の差です。


UA値を明記せず、低コストで次世代省エネクリア!とだけ謳っている家の性能は恐らくどこもこんな感じなのだろうか・・・。

友人夫妻も含め、悪い方の見本となっているオープンハウスな感じがしました。
内装は、1階は無垢を使っていて2階は新建材という感じでした。

見た目のデザインは特に指摘するほどではないですが、温熱環境に関しては、恐縮ながら指摘しまくりたい感じで終わりました。

 

2017年07月09日

日本の笑えない常識『かまくら以下の室温』

今後進む化石燃料の価格高騰に供え、出来るだけエネルギーの必要ない省エネ住宅を普及させる事を普及する為に、日本の間違った家づくりを理解して、「本物」の家づくりを普及するべく綴るブログです。

 

↑でも話題には出していますが・・・

イグルー

マイナス20℃とかの世界で暮らす人たちイヌイットの家・休憩所です。
室温13~15℃らしいです。

日本の家は布団が暖かいので・・・
冬寝る時に、室温14℃で、朝起きる時は10℃以下になるのが「笑える日本の常識」だそうです。
イグルー以下のレベルという事です。

ZEH(ゼッチ)レベルの省エネ住宅を造ってもエアコン消したら9℃くらいの室温にしかならないようですからね・・・。

問題なのが、昔の家の話ではなく、省エネ基準をクリアした住宅のレベルです。
間違った高断熱住宅
僕がいう高断熱住宅とは、エアコンなどに頼らない家の事を指してます。

暖房付ければ暖かい、冷房つければ涼しい・・・
そんな事は当たり前です(笑)
目指すべき高断熱住宅
全くエアコンを使わない家を設計するのは厳しいものがありますが、高断熱住宅を新築する事の意味・理由の一つは「光熱費」を半減させることにあります。
それを本当に知ってもらいたいです。

2000万とかする高価な買い物なのに、家の燃費や性能をまるで分っていないのが現状です。
そんな高いお金払って建てた家がイグルー以下の室温とか、悲し過ぎませんか?

一緒に最高の省エネ住宅を建てませんか?

夢のマイホームではなく・・・

夢より素敵なマイホームにして見せます!

 

2017年06月26日

中気密高断熱でよい!?

うちは、予算やコスト面を考えて中気密高断熱くらいのローコスト住宅を造るんです!・・・ですと!?

良いわけがない!!(笑)

 

中気密高断熱なんて誰が造った言葉か定義が分かりませんが、そんな家はあり得ませんからね(笑)

中気密でよい理由って何?

高断熱にするとコストが高くなるから?

 

低気密・中気密高断熱というものはどういうものか説明しましょう!

 

まず繊維系断熱材と言われるグラスウール(黄色い部分))

 

低断熱
赤い部分のみの厚さ。
一般的な大手ハウスメーカーもほぼこの厚みです。
勘違い高断熱
赤い部分が同じ厚みでウレタンにしたら高断熱と思っている人が多い。
本物の高断熱
赤い部分も含めて壁は20cm、天井は30cm~40cm以上の厚みを取っているもの。
グラスウールとは?
ガラス繊維で出来ていて、静止空気を大量に含んで高い断熱性能を発揮するものです。
密度が高くなれば性能はアップして16Kより24K、24Kより36Kのように、数値が大きくなれば性能も高くなります。

高性能グラスウール24Kで厚み200mm入れています!
と言ってる会社がいたら、それは本当に高断熱だと思います。
低気密・中気密 高断熱
上記の様に、高断熱にしてるから気密まではコスト的にやってられないから、低気密・中気密高断熱でよい!
という考えの方が本当に多いです!!

低気密・中気密というのは、漏気が沢山あるという事です。
グラスウールって何で高い断熱性能発揮できるんでしたっけ?
静止空気を大量に含んでるからですよ?
もう一度・・・
低気密・中気密というのは、漏気が沢山あるという事です。
気流が起きて、空気が動きますよね?

静止空気じゃなくなりますよね?
グラスウール性能低下!
数倍、断熱性能が落ちます。
低気密・中気密でいいと言っている人たちは、この事を全く分かっていません。

なので、低気密・中気密とかあり得ないんです。
証拠

青くなって壁が冷えています。
断熱性能が発揮されていないという事です。
こんな壁になってしまう家を平気で造ろうとしているのです。
中気密高断熱でよい!?
絶対にダメです!
使用すべきグラスウール
断然、裸のグラスウールです。
そして、気密シートは0.2mmです。

ちょうど、グラスウール施工前、施工後、気密シート施工後の写真です。

グラスウールで高断熱住宅を造るなら↓このようなシート付使ってたら高い断熱性能は出せないですね。

↓10cmとか重ね合わせられないですもんね。
3cmくらい重ね合わせを必死にやる感じです。
ただ、初めてやる大工さんにはきちんと説明出来ないと、グラスウールの施工は困難と思います。
まとめ
低気密や中気密なんて、上手く使う言葉ではない(笑)

気密を無視した高断熱住宅なんて、「偽物」ですよ。

目先のローコスト住宅を建てるなら、お金(光熱費)が逃げて行きますよ~。

 

2017年06月25日

うちの高断熱仕様はウレタンです!

うちの高断熱仕様はグラスウールではなくウレタンです!
・・・てラファエル設計が!ではないですからね?(笑)

そう言って、ウレタンにするとオプションでえらいく高くなる工務店が実際にあります。

分譲地に何十棟も建ててるような会社なのにそんな感じです。

 

・・・それは高断熱仕様でも何でもないです。

 

たまにお客様から相談されるんですけどね。

 

断熱材は厚みが何より重要です。

材料別の熱伝導率(熱の伝わりやすさ)を少し説明致します。

【単位:W/(m・K)】※数値が小さいと熱が伝わりにくい
アルミニウム:210
銅:370
コンクリート:1.6
セメント・モルタル:1.5
漆喰:0.74
ガラス:1.0
タイル:1.3
窯業系サイディング:0.35
木質系壁材・下地材:0.12~0.17
ビニル系床材:0.19
畳:0.08
石膏ボード:0.22~0.36

吹込みセルロースファイバー:0.040
グラスウール断熱材:16K(kg/㎥):0.045
グラスウール断熱材:24K(kg/㎥):0.038
高性能グラスウール断熱材:16K(kg/㎥):0.038
高性能グラスウール断熱材:24K(kg/㎥):0.036
吹付け硬質ウレタンフォーム断熱材A種(1,2):0.034
吹付け硬質ウレタンフォーム断熱材A種(3):0.040

 

こんな感じなのですが・・・

断熱材は、厚みを与えてもらって初めて性能発揮できるアイテムです
熱抵抗値R「厚み÷熱伝導率」

抵抗なので、数値が大きければそれだけ抵抗してくれるので、断熱性が高いといえます。

要は、厚みが重要ですよって事です。
高断熱の家
断熱材の種類はあまり関係ありません。

厚みです!厚み!

そして高気密です!

この「高断熱&高気密」は必ずセットです!

 

2017年06月25日

省エネ・高気密高断熱について詳しくなろう!

専用ページを設けています。

『省エネ・断熱』皆が知らない事(←クリック)

こんな事いう工務店・ハウスメーカーには要注意!!

  • 高断熱にすれば中気密くらいがちょうどいい
  • 高断熱だと逆に低気密にしないと窒息する
  • 温暖な地域では高断熱なんて必要ないんです

Σ( ̄ロ ̄lll)ガーン

理屈が分かっていません。

全く根拠がありません。

2017年06月24日

外出より危険な家の中

「行ってらっしゃい!気を付けてね~」と子どもや旦那さんに声をかけて送り出す。

普通の日常です。

『事故に気を付けてね』という願いや祈りを軽く込めての言葉です。

しかし!

気を付けて・・・は自分なのです。

 

詳しくは↓クリック

 

近畿大学岩前篤教授の研究によると・・・

交通事故による死亡者数は96年頃から2015年まで右肩下がりで約14000人から約4000人くらいまでの約1万人も減少しているわけです。
しかし、家庭内の不慮の事故では96年から右肩上がりで13000人以上・・・

交通事故より3倍以上多いようなのです!!

原因は冬のヒートショックと夏の熱中症が原因の1つです。

 

下記は昔の家の僕の実家ですが、子どもの範囲は青くて寒い事が分かります。



冬は特にそこら中にヒートショックに陥る危険が潜んでいます。

断熱改修をする事で劇的に改善出来ます。

2017年06月24日

夏の室内での死亡事故『熱中症』

熱中症 
熱中症は、外よりも夏の家の中で起きます!

東京都福祉保健局 東京都監察医務院のデータ
平成27年の熱中症死亡者数(死亡場所別)によると・・・
「7月」
屋内:43人
屋外: 5人

「8月」
屋内:50人
屋外: 3人

圧倒的に室内の方が危険です!!
屋内で亡くなられた方の90.3%はクーラーを使用していなかったのが原因です。
高齢者や女性の方で冷房の風が苦手な方は多いように個人的には思います。 「省エネ」という事で室内の温度を高めに設定していますが、完全に自殺行為だという事が分かっていません。
皆さん、卓上扇風機などを使用しているし、正直意識がもうろうとしますよね。

クールビズとか取り組んでいますが、まさに「我慢」して省エネという現状ですよね。

25℃が一番快適に作業できる環境のようです。
2017年06月24日

冬の室内での死亡事故『ヒートショック』

一度は耳にした事があるであろう
「ヒートショック」
急激な温度変化が体に及ぼす影響のこと。

よく聞くのが入浴時の事故ですよね。
ヒートショックの状態
寒さの厳しい季節、脱衣室からお風呂に入る時など急激な温度変化によって血圧が急激に上昇したり下降したり脈拍が早くなったりする状態。

お風呂場で、残念ながらお亡くなりになられる方の多くはヒートショックが原因だったりします。

お風呂場での死亡という統計での人数が出てますが、これは救急隊が駆け付けた時に亡くなっていた場合であり、救急搬送された後に病院で亡くなった人はカウントされていませんので、ヒートショックが原因で亡くなるリスクは非常に高いもので恐ろしいです。 低温による死亡者数は推測すると、年間12万人になるようです。
実は心臓にもかなりの負担がかかっている
室温変化により、人の体は一定の体温を保とうとするために、血管が急激に収縮して血圧や脈拍の変動が起きてしまうわけですね。
ヒートショックは心筋梗塞脳血管障害などを引き起こす可能性のある危険な状態と言えるのです。
入浴には3つの危険が潜んでいる
実は、入浴時には3回危険性が潜んでいるのです。
①温度変化
②緊張からの解放
③姿勢変化(出典:もっとモックセミナー2017春資料)

【第一の危険】~温度変化~ リビングから廊下・脱衣所・風呂洗い場
『温度差』
【第二の危険】~緊張からの解放~ 浴槽
寒い部屋から熱いお湯に入った時の
『お風呂に入った時の失神』
【第三の危険】~姿勢変化~ 風呂洗い場
低い湯船から立ち上がった時の
『立ちくらみなど』
心拍数のデータ
近畿大学岩前教授の研究によると・・・

とある84歳の人の心拍数のデータを24時間4秒ごとに取ったようですが、普段、心拍数が60ちょっとの心拍がお風呂(入浴)では120にまで上がったようです!
2倍ですよ!全力疾走したくらいの心拍ですよΣ( ̄ロ ̄lll)
こうして考えると・・・夏の暑さによる死亡リスクよりも 冬の寒さによる死亡リスクの方が大きい という事ですね。

 

実は○○もヒートショックなのです
実はこのヒートショック、お風呂場で起きるものだけではありません。

  • 暖房の聞いた部屋から息が白くなるほど寒い廊下に出た時、ブルってした経験はありませんか?
  • 毛布から出た時にブルってした経験はありませんか?
  • リビングの室温が低くコタツから出た時に寒くないですか?
実は家の中には、危険がいっぱいなのです。
温暖な地域でも断熱性能が高い家づくりをしないとならないという事です。

ヒートショック=冬の事故です。

冬に家の中で亡くなる方の多くは「ヒートショック」に他なりません。

 

 

2017年06月24日