冬の室内での死亡事故『ヒートショック』
- 一度は耳にした事があるであろう
「ヒートショック」 - 急激な温度変化が体に及ぼす影響のこと。
よく聞くのが入浴時の事故ですよね。 - ヒートショックの状態
- 寒さの厳しい季節、脱衣室からお風呂に入る時など急激な温度変化によって血圧が急激に上昇したり下降したり脈拍が早くなったりする状態。
お風呂場で、残念ながらお亡くなりになられる方の多くはヒートショックが原因だったりします。
お風呂場での死亡という統計での人数が出てますが、これは救急隊が駆け付けた時に亡くなっていた場合であり、救急搬送された後に病院で亡くなった人はカウントされていませんので、ヒートショックが原因で亡くなるリスクは非常に高いもので恐ろしいです。 低温による死亡者数は推測すると、年間12万人になるようです。 - 実は心臓にもかなりの負担がかかっている
- 室温変化により、人の体は一定の体温を保とうとするために、血管が急激に収縮して血圧や脈拍の変動が起きてしまうわけですね。
ヒートショックは心筋梗塞や脳血管障害などを引き起こす可能性のある危険な状態と言えるのです。 - 入浴には3つの危険が潜んでいる
- 実は、入浴時には3回危険性が潜んでいるのです。
①温度変化
②緊張からの解放
③姿勢変化(出典:もっとモックセミナー2017春資料)
- 【第一の危険】~温度変化~ リビングから廊下・脱衣所・風呂洗い場
- 『温度差』
- 【第二の危険】~緊張からの解放~ 浴槽
- 寒い部屋から熱いお湯に入った時の
『お風呂に入った時の失神』
- 【第三の危険】~姿勢変化~ 風呂洗い場
- 低い湯船から立ち上がった時の
『立ちくらみなど』 - 心拍数のデータ
- 近畿大学岩前教授の研究によると・・・
とある84歳の人の心拍数のデータを24時間4秒ごとに取ったようですが、普段、心拍数が60ちょっとの心拍がお風呂(入浴)では120にまで上がったようです!
2倍ですよ!全力疾走したくらいの心拍ですよΣ( ̄ロ ̄lll)
こうして考えると・・・夏の暑さによる死亡リスクよりも 冬の寒さによる死亡リスクの方が大きい という事ですね。
- 実は○○もヒートショックなのです
- 実はこのヒートショック、お風呂場で起きるものだけではありません。
- 暖房の聞いた部屋から息が白くなるほど寒い廊下に出た時、ブルってした経験はありませんか?
- 毛布から出た時にブルってした経験はありませんか?
- リビングの室温が低くコタツから出た時に寒くないですか?
温暖な地域でも断熱性能が高い家づくりをしないとならないという事です。
ヒートショック=冬の事故です。
冬に家の中で亡くなる方の多くは「ヒートショック」に他なりません。