立地で選ぶ建売か、建物性能で選ぶ立地か?
皆さん、家づくりはいい感じで進んでますか?
Q1.0住宅は、予算が厳しそうだから、建売を選択しようとか、あくまでも職場へのアクセスや、子どもの学校への立地条件で、高い土地を選ぶ犠牲に建物の性能を捨てるのか?
そんな話題に触れたいと思います。
要約しますね。
- 職場や学校が近くて高い土地
- 職場や学校が遠くて安い土地
まず、貴方ならどちらを選択しますか?
僕なら職場や学校が遠くて安い土地を選びます。
遠いというのにも限度があるかとは思いますが・・・(笑)
職場まで車で1時間というのは、ちょっと遠いですよね。
これだと、高い土地を選びたくなります。
例えば・・・
土地が300万高いくらいなら、近くて高い土地を選ぶでしょう。
500万くらい高くても良いかも知れません。
何故か?
それはガソリン代です。
プリウスでも乗っていれば、300万までくらいならいいと思います。
例えば35年ローンで変動金利の場合、100万UPすると、だいたい3千円のUPとなります。
つまり、300万UPですと、9千円UPくらいです。
1回の給油で軽なら3千円くらいで月に3回入れたら9千円ですよね。
僕が乗っている車は1回で7千円くらい行きます。
つまり、月に2回の給油で14000円です。
つ~ことは、その給油が全くなくなる事を考えたとしたら、約470万くらいUP出来ます。
でもまあ、2月に1回くらいは給油するとして・・・
まあ370万くらいはUP出来そうですよね?
ガソリン代が安ければとか、高ければという考えはしていては、ダメです。
ガソリンの給油量も減れば、地球にも優しいですよね。
次に、家の性能です。
建売・・・
これはもう、基本的に温熱欠陥住宅がほぼ確定だと思っています。
↓こうやって、外壁が黒くなってしまうような家です。
では、このような家を、安いからと言って建ててしまったお宅はどうなるのか?
子ども世代か、孫世代は、必ずといっていいほど・・・
「断熱リフォームが必要な家」
となる事でしょう。
先日ブログに書いた、2050年の天気予報はご覧になりましたか?
別に、建売を買うのを否定している訳ではなく、しっかりとした高気密高断熱の建売だったら、文句も言いませんし、否定もしません。
いいですか?皆さん。
僕は何度も同じことを言いますが・・・
冬に、窓に結露ビチャビチャ・・・
このような家は、温熱欠陥住宅に他ならないですからね?
温熱欠陥住宅によって、何が起きるのか?
- ヒートショック
- カビの発生
- ダニの発生
これによって、何が問題かというのは、人体への健康被害ですよ。
例えば、土地を優先して、温熱欠陥住宅を手に入れたとします。
ここで家族に起こる可能性を羅列します。
- 50歳を超えた親のヒートショックでの死亡率が増える
- 赤ちゃんがいれば、夏の熱中症の危険
- 老人がいれば、夏の熱中症の危険
- カビやダニによる健康被害によって、アレルギーが発症
- アトピーなどのアレルギーが発症
- 鼻水が止まらない
- 女性は冷え性が酷くなる
- 冬、風邪をひきやすくなる(特に子供)
- 授乳をしているママは、風邪をひきやすくなる
- 授乳中のママは、病気になっても弱い薬しか処方されない
- 授乳中のママは、病気の期間が長くなる
- 将来、子どもが家の寒さ暑さで辛い思いをする
- 将来、孫が家の寒さ暑さで辛い思いをする
- 将来、断熱リフォームの費用が発生する
- 将来、断熱リフォームの費用を子どもや孫世代に負担させてしまう
- 将来、家の価値はほとんどないに等しい
まあ、とりあえずこんな所にしておきましょう。
再度、ハッキリ申し上げますが、建売のローコストなんて、ハウスメーカーも含めてですが、ろくな性能の家造ってませんからね?(笑)
欠陥住宅には大きく2種類あります。
- 構造上の欠陥住宅
- 温熱上の欠陥住宅
今の時代、構造上の欠陥住宅は、ほとんどレアです。
しかし、温熱上の欠陥住宅は、これが当たり前です。
断熱材が入っている、入っていないの問題ではありません。
下記は、CMでもやっているハウスメーカーで建てた100年住宅の、10年点検間近の家です。
これ、普通よりお金かけてるんですよ?
100年住宅とか言っておきながら、10年で、温熱による欠陥が進行して姿を現した状態です。
こういった住宅は、壁体内で結露が起きています。
いいですか?
省エネ基準クリアごときの家は、無暖房で真冬の朝こんなです。
暖房費ケチって、寝る前に暖房消してこんな感じです。
でも、ラファエル設計のQ1.0住宅は、無暖房でもこんなです。
これは、土地の条件にも寄ってきますが・・・
ここまでの性能の違いを出せるって事なのです。
真っ青な室温の家よりも200~300万UPで下に行けます。
つまり、35年ローンなら、月々6000~9000円UPという事です。
ってゆ~か、200~300万UPというのがおかしいか・・・
本来やるべき事をやらずに、200~300万削った結果が、真っ青な家になるって事です。
これが、日本の家のスタンダードです。
光熱費だって、↓こうやってQ1.0住宅と省エネ基準住宅では差がでます。
設計プランがQ1.0住宅ですね。
これ、24時間エアコンつけっぱなしでの差ですからね。
9.8万円の差が出ます。平屋でも。
このような家は、2050年頃には、家の資産価値は相当低いでしょう。
断熱リフォームが必要な家を中古で買うのと、ほとんどエアコンいらずで快適な中古住宅、どっちが高く売れますかね?
やっぱりさ・・・
家の価値っていうか、価値観は人それぞれかも知れないけどさ、
家族の健康って一番大切じゃないんすか?
僕は、今90歳を超える祖母が生きています。
亡くなった祖父が建てた家を壊されたくない為に、家を建てる事が出来ません。
Q1.0住宅を建てる事が出来ません。
昔の人が建てた家は、当時の経済状況などから考えて、立派です。
でもその家達は、今の時代に全くあっていないのですよ。
耐震性も無ければ、断熱性だってありません。
夏は暑くて冬は寒いマンション暮らしですが、今の時代に合っていない家を祖母が守っているために、子どもや孫である僕たちは、非常に苦痛な思いをして生活している訳です。
親は、自分が子供の時に子供部屋が小さかったからと言って、大きい部屋を与えようとしますが、冬寒い思いをしたからといって、暖かい子供部屋を与えようとしないのは何でなんすかね?
暖かい家を建ててあげようとならないんすかね?
子どもは、大きい部屋が欲しいなんて、一言も言っていないと思いますよ?(笑)
見た目のデザインや大きさで自慢するのではなく、家族が健康になれる家を、誇れるような家づくりをしませんか?