自立循環型住宅関東ゼミ『第3回』に参加
今日は自立循環型住宅関東ゼミで東大の前真之先生による講義。
主催者の方から「神長さん特等席で!」といって一番前を指示される(笑)
まあ、講習会・セミナーは必ず一番前に座るのがポリシーですけどね(笑)
前先生の話はいつもかなり面白い。
今回の話では、人類の祖先の話から、普段聞けないような話を聞くお事が出来ました。
メインは温熱の話です。
PMVとPPDの話と空気線図の書き方・読み取り方を勉強しました。
一級建築士試験では定番の問題なので、問題なく知っている知識でした♪
放射の不均一性の限界が、冷たい壁面は10℃以内、暖かい天井は5℃以内と言うのも定番だ。
何で暖かい天井の方が数値が厳しいかというと、足元寒くて頭付近が暖かいと不快度が高くなるからですね。
実はこの基準は、世界のISOで決まっています。
ラファエル設計のQ1.0住宅は、温かい天井も床も、全て1℃以内な感じです。
サーモカメラの設定とか意外に参考になった部分もあった!
ちょっと空気線図というものをご紹介します。
- 結露が分かる(冬季)
- 結露というのは「相対湿度(湿度計が示す)が100%」の状態である「露点温度」に達すると結露発生となるのですが、室温度と湿度の関係などは、『湿り空気線図』と呼ばれる下記の図で簡単に分かります!
うわっ!!ミカンのネットみたいで見るのやだ~~~ってなると思いますが、とりあえず、室温と湿度が分かれば結露は何度で発生するのか分かればOKですよ♪
室温24℃、湿度50%の時、窓面など約13℃以下のものが結露発生となります!
グラスのコップなども結露が起きます。 - 別パターン
- 室温20℃、湿度50%の時、窓面など約9℃以下のものが結露発生となります!
室温と湿度の交点から左に矢印!(相対湿度100%の所まで)
そして下に矢印!
そこが結露する温度です!!
簡単でしょ?(笑)
上記は冬の室内を想定して説明しております。
「夏型結露」は室温が高く、湿度も高いので、結露の発生温度も高くなります。
温度が高い程、水蒸気を多く含むことが出来るので、そういった感じになります。
まあ、講義ではもっと多くの読取をやったのですが、それは高度で専門的な話ですので、割愛します。
エンタルピーとかの話しても、子守歌のようになってしまいますからね(笑)
一般の方は、上記の空気線図が読めれば、「結露する温度と湿度の関係」について、分かると思います。
講義の最後で、まさにホームズ君(ソフト名は言ってないけど)を使ったプレゼン順序の話がありました!
僕のプレゼン順序は全く一緒だったので、ソフト開発者の方々が望むような使い方に沿って、ソフト使えているのかもしれないと、思えました(^-^)
ホームズ君は、この前先生の研究結果によって生み出されたソフトです。
つ~か、前先生も参加する懇親会に出られなかったのが、ショック過ぎる・・・
胸くそ悪い打合せを強制的に入れられて、大バトルの話し合いをしてきました。
こんな打合せの為にと思うと悲しい・・・
という事で・・・
↓去年の写真(笑)