家づくりの依頼先選定方法

とあるアンケートを妻が見つけてきたのですが・・・

この世の中、家づくりをする上での依頼先を迷われているというか、何処に依頼するのか判断基準に困っている方が多いようですね。

また、設計事務所は選択肢として無い、または、設計士と出逢いたくても出逢えないという感じのようです。

 

多分、皆さんは口コミ掲示板のようなもので、色んな工務店について、どうだったか?というやり取りをしているのではないでしょうか?

恐らく、対応はどうだったのか?という事が気になる所ではないでしょうか?

 

ハッキリ言います!!

家づくりおいて、対応だけが良くても話になりません!!(笑)

 

後、皆さん良く聞かれる事だとは思いますが・・・

 

坪単価はあくまでも目安にしましょう!

ラファエル設計のHPを隅々まで見てくださっている方は、知っている事実だと思いますが・・・

坪単価はあくまでも結果論です。

お風呂やトイレ、キッチンなど、400万の住宅設備を導入したお宅と、100万のお宅では、まるで違います。

30坪のお宅で

金額¥2400万=80万/坪

金額¥2100万=70万/坪

住宅設備だけの違いで坪10万の差が出ます。

 

まあ、こういった事も判断材料として重要ですが・・・

まず、下記の事が一番重要なのですよ。

  • UA値の算出をしているか会社かどうか
  • Q値の算出をしているか会社かどうか
  • C値の測定をしているか会社かどうか

詳しくは↓を参照

 

いずれも、省エネ性能を示す数値です。

これらを全くしていない場合、かまくらや犬小屋と同レベルの室温になってしまうかもしれません。

 

皆さん、車を買う時、燃費を気にしますよね?

後はデザイン。

つまり、燃費が良い車をピックアップしていき、その中でデザインが気に入ったものを選ぶという選別をしませんか?


家も同じ事です。

燃費=光熱費

です。

 

UA値、Q値、C値というのは、光熱費に係わる数値です。

つまり、これらの数値を出してもいない会社は、どのくらいの性能の家を造っているのか、設計しているのか、

分かっていないのですよ。

飲食店であれば、味見をしないで客に料理を出しているのと同じなわけです。

もっというと、自分がどんな味の料理を客に出しているのか分からないのですよ(笑)

 

僕はこれまで色んな所で何度も話をしていますが、車は燃費を気にするのに、家の燃費を気にする人は、ほとんどいないんです。

車は新車で買っても200~300万。

家は新築で買ったら2000~3000万。

ゼロ一個多いですよね!?(笑)

そんな買い物なのに、何故、誰も気にしないし、話題にも出る事が無いのだろうか!?

それは、本当に快適な住宅がどういったものなのかが教えられた事もないし、教える人もいないからです。

 

住宅展示場に行って、坪100万以上の仕様のものを見て、

『わぁ~~素敵~~~』

ってなる前に、UA値、Q値、C値の存在を聞いてください(笑)

 

無暖房で外気温マイナス5.2℃の朝5:00の宇都宮

ラファエル設計のQ1.0住宅
坪80万の家の寝室は20℃~21℃以上です。

しかし、

一般的な坪60万以下の家は無暖房で10℃以下。
※坪50万くらいですと5℃以下になります。

まさに、かまくら以下の室温です。

 

このようなシミュレーションを行い、坪80万まで行かなくても70万くらいでも19℃くらい行くのか、

年間冷暖房費は2万円以下で行けるか・・・

などなどを考えて、目指すべき性能と予算を考えて行きます。

 

坪60万以下の場合、付加断熱などを行っていれば少しは違うかもしれませんが、
冬の日射取得と夏の日射遮蔽を行っていなければ、光熱費=燃費は悪くなりますし、
冬は上記画像のようになります。

H25年以前にハウスメーカーで坪90万とかで建てた場合、上記画像のように10℃以下というより、マイナス5℃の環境下では0℃くらいになってしまうかもしれませんね。

坪80万の画像は、あくまでもラファエル設計が設計するQ1.0住宅の話です。

 

ラファエル設計の家づくりは、間取りの提案とかよりも先に、この辺の話をしてからです。

 

ラファエル設計がUA値などを聞かれた場合、お答えしておきますね!

目指すべきUA値=0.27~0.34
※省エネ基準(栃木県0.87)

目指すべきQ値=1.3~1.0
※省エネ基準(栃木県2.7)

目指すべきC値=0.5以下
※省エネ基準(栃木県5.0)

で行っています。

数値は少ない方が高性能という事になります。

 

ここで、もの凄く勘違いしちゃっている工務店などがいるのですが、UA値というのは、数値が少ないから高性能な事は正解なのですが、室温とはリンクしません。

坪80万もかけてUA値を0.29くらいにしても、冬の日射取得が的確に出来なければ、宝の持ち腐れ状態の家になってしまいます。

 

展示場やオープンハウスに行くと、たまに・・・

「窓が弱点だからトリプルガラスを採用している」

という事を何度もアピールしまくってくる営業さん?いらっしゃいますが、それだけではダメなんです。

 

外壁の断熱材はどのように施工しているのか?

屋根の断熱はどのように施工しているのか?

基礎はどうなのか?

って事などをしっかり説明されて、OKな感じです。

「ちゃんと考えてやっているな」

って思えます。

換気などの説明までされたら、かなり信頼度高いと思いますね。

 

家づくりとは、どれか一つだけ特化してても、快適性などには繋がりません。

温熱、自然素材、耐震性、換気、気密性

それらがバランスよく設計されてこその、家です。

注文住宅であり、ラファエル設計が設計するとすれば、提案型住宅という事になります。

 

家づくりの依頼先選定方法とは?

これらの事がきちんと説明できる会社を選んでください。

 

間違いないのは、新住協のマスター会員になっている会社です。

https://sites.google.com/site/q1masterkaiin/

2018年04月24日