所詮シミュレーションだよね?

「所詮シミュレーションだよね?」

この言葉を、一般ユーザーからも、同業者からも言われるたびに、いつか返り討ちにしてやろうと思い続けてホームズ君を最高の相棒にしてきました。

本日現場監理の為に行ってきたQ1.0住宅level3の平屋のお宅を、工事の状況と同じく・・・

・内部発熱なし

・換気も漏気もなし

の設定で外気温がほぼ一緒の日時を選んで、シミュレーションと実測がどれくらい一致するのか?の検証をしてみました。

ちなみに、朝から窓とドアを締切の現場です。
締切のカーテンも付いてない、
日射取得率74%の窓からの日射カットが出来てない状態でも、室内は26.1℃。スマホ充電切れて写真撮れませんでしたが、帰るときは35.1℃の外気温でも室温は変化ありませんでした。

 

結果、今回もQ1.0住宅level3粟野と同じく、シミュレーション通りの結果になりました。

『ホームズ君』
外気温34.8℃ 14時
室温(主寝室)26.3℃

 


『実測』
外気温34.7℃ 13時41分
室温(主寝室)26.1℃

 

 

「所詮シミュレーションだよね?」



そんなことはもう言わせないよ?

セミナーでのパワポ資料の仲間入り決定です(笑)

 

みなさんもよく目にした事があるであろう・・・
エアコンをエコの為に27℃とか28℃設定の話がありますが、Q1.0住宅都賀2の室温は27℃未満です。

帰宅後、窓を開けて通風させていた築20年の鉄筋コンクリート造マンションの一階の西側角部屋のラファエル設計の設計室は、室温30.5℃です。

 

僕はもう、おじさんなので、熱中症で死んじゃいます
(;´▽`A``

 

一般の皆様へ。

これが、『本気で断熱している』という事です。

コンクリート打ち放しの建物とか、どんだけアホな事かが分かるとともに、一般住宅だとしても・・・
断熱材は何が良い?とか、
どれだけ気密性は必要?とか、
熱交換はいるの?とか・・・

そんな心配事よりも、こういった事が、設計と施工で、設計を絵にかいたモチにしない家づくりというのが、よっぽど重要なのではないでしょうか?

壁は高性能グラスウール16Kの105mm+105mmの210mm断熱です。

20Kの高級品とか、ウレタンとかで施工費UPしなくても、しっかり施工出来ればこのような結果が出せます。

 

断熱材の種類とかの心配よりも、こういった施工が出来る大工さんなのか?

という事がもっというと、とても重要な事です。

 

また・・・

通風について少し触れますが、


通風は・・・

気持ちよさや心地よさの為に使う場面と、

通風をする事で、室内は外気温と同じような温度になってしまう時がある

と言うことです。

通風なんて効果が無いとか、通風を話す人はダメだとか、そういった動画とかあると思いますが・・・

 

これも良く言う事ですが、議論などには必ず「前提条件」が適切に設定されないと、グラスウールは水に沈むとかのバカ話と同じ様に、

通風に対しての前提条件を設定した上での視点を持ってくださいね。

 

通風がダメだとか言っている人は、

彼氏にするなら身長175cm以上

とか言っちゃってるやつと同じレベルの話だと思ってください。

 

何がダメで、何が良いという2択のような考えしかない人は、直進とバックしかできないような考えで、左折も右折も出来ません。

 

Q1.0住宅って、どこかおとぎ話のような感じで、

「ほんとう!?」

みたいな感情ってあると思うんです。

 

でも・・・

このおとぎ話のような家づくりという物語が、実話になっている方が全国にたくさんいます。

ラファエル設計も、夢より素敵な家づくりというサブタイトルを胸に秘め、家づくり頑張っております(笑)

2020年06月09日