栃木県に高断熱住宅は必要ない!?これを見て!
栃木県で高断熱住宅に対するイメージがこうです。
- ここは栃木!北海道じゃね~んだ
- 日光や那須とかならわかるけど他は寒冷地じゃない
- 寒くたって死にやしない
- 薪ストーブ入れればいいでしょ?
みたいな感じです。
まず初めに言っておきます。
Q1.0住宅のような高断熱住宅を否定して安さ重視の家を建てるなら、はっきり言ってお金の無駄使いです。
去年の12月、ちょっと午前中と夜で、Googleさんの天気を使って各地の気温を調べて見ました。
「ここは北海道じゃね~」とか
「日光や那須が寒い」
と言っている・思っている人ほど、良く見ていただきたい。
寒冷地も温暖と言われる栃木も、ほとんど変わらないですよね?
省エネ基準の地域区分で言うと、札幌は2地域、函館3地域、
僕は散々言ってる、2℃の差って、小さいようで、メチャクチャ大きい温度差なんですよ。
5地域の実家のある栃木県鹿沼市と3地域の秋田と12/19日の夜はマイナス1℃で同じですよ!?
しかも、4地域の仙台は1℃、5地域の宇都宮も1℃。
そりゃ、寒冷建築なんて必要ないという人がとても多い栃木県の人達。
申し訳ないけど、冬の死亡率日本一と言われても、当たり前の結果だと思います。
地域区分 | 地域詳細(一部) | 熱損失係数 | 外皮平均熱貫流率 | 冷房期の平均日射熱取得率 |
---|---|---|---|---|
1地域 | 北海道(旭川・富良野・釧路・稚内) | Q1.6 | UA値0.46 | - |
2地域 | 北海道(札幌・苫小牧・室蘭) | Q1.9 | UA値0.46 | - |
3地域 | 函館・青森・山形・秋田・日光 | Q2.4 | UA値0.56 | - |
4地域 | 宮城・福島・栃木県(那須) | Q2.4 | UA値0.75 | - |
5地域 | 宇都宮(4地域以外の栃木県) | Q2.7 | UA値0.87 | ηA値3.0 |
6地域 | 千葉・横浜 | Q2.7 | UA値0.87 | ηA値2.8 |
7地域 | 長崎・鹿児島 | Q2.7 | UA値0.87 | ηA値2.7 |
8地域 | 沖縄 | Q3.7 | - | ηA値3.2 |
まあこんな感じで、夜は栃木も函館も同じような外気温なのですよ。
栃木が違うのは、北海道は日中も雪の為、平均して低い温度だけど、栃木なんかは、10℃くらいに日中は上がる。
寒暖差が激しいとも言える。
なので、日中の太陽熱をどれだけ取り込んで、逃がさないか?という家づくりが重要なのだ。
トリプルガラスを使ったら暖かいとか、重要なのはそこではない。
トリプルガラスは、日射取得率が50%以下。20~40%台だったりする。
なので、南にまでトリプルガラスを設置しようなんて会社は、正確な知識を得るまで、理解するまで家づくりストップするべきだよね。
ラファエル設計が採用する日射取得率は70%以上。
この熱を逃がさないように設計するのです。
逆に、夏は、熱を入れないように設計するのです。
まあ、この気温を見てしまうと、ハウスメーカーで寒い家を建てる意味が全く共感出来ないんですよね。
デザイン重視で建てたとして、自分の子どもや孫たちは、室内環境重視かも知れない。
高気密に住むと、ビニールハウスに住んでいるようだと表現する人も、正直終わってる。
住んでいてビニールが見えるかよ!?(笑)
Q1.0住宅に住む人からは、「快適」という感想以外、ビニールハウスなんて感想は一切ない。
これから家を建てようとしている人、
家の中でユニクロのフリースとか着るの、もう止めましょうよ。