工務店が言っちゃいけないワード

本日、Googleビジネスから見積もり依頼のメールがあり、そんな登録してたっけ?と思っていたら、今の家づくりの進行具合が不安になっている様子の相談がありました。

 

最近、YouTubeをやる方が増えて、そのおかげ様でラファエル設計をネットで見つける方が増えてきております。

 

現場終わった後、2時間くらい電話でお話ししました。

 

なんていうか・・・

 

話を聞いただけで・・・

 

温熱の事、まるで分っていないじゃべりだね!

っていうのと・・・

耐震等級3ってどういうもんだかわからないで、営業トークしてるんだね!

っていうのと・・・

 

「この地域ではこの仕様はやりすぎなくらいです」

という・・・

 

全てが憶測での話であり、

全てが個人の感覚での話でしかなく・・・

 

お前は素人か!?

 

って言いたくなるくらいの酷い内容でした。

 

よくある典型なんですけど・・・

 

「省エネ法(国の基準)は軽くクリアしている」

「この断熱仕様(ZEH基準クリア)は正直やりすぎ」

「耐震等級3まではいらない」

 

すべて・・・

 

という状態です。

 

こんな事、工務店が言っちゃいけないよね。

 

真実を話しするとね?

 

「省エネ法(国の基準)は玄関ドアが無くてもクリアできます」

「省エネ法(国の基準)は玄関が無断熱でもクリアできます」

 

理由は、分かりやすく言うと、断熱具合の「平均」だから。

国語、数学、理科、社会が100点、英語が0点なら、平均80点です。

5教科の平均点は80点です。

英語0点と同じ様に、玄関ドアが0点、玄関が無断熱でも0点。

でも、全体で見ればその0点の割合はほんの少しなんです。

だから、国の省エネ基準というのは、クリア出来ない方がおかしいレベルです。

 

UA値0.6程度の性能というのは、現在の建材において、断熱材の最低厚みでラインナップした家で、大抵UA0.6前後になります。

つまり、ZEH基準というのも、和菓子くらいに甘い基準なのです。

 

耐震等級の話をするとね?

 

長期優良住宅は耐震等級2で「長期」に「優良」とか・・・

アベノマスクは長期に優良ですよ!

って言っているようなくらいに、仕様によっては全然優良ではない住宅です。

 

正直言って、国の基準は全て甘党です。

そして、耐震等級2程度で長期優良住宅となり固定資産税が安くなったり・・・

 

耐震等級2程度で長期優良住宅となり、地震保険が安くなったり・・・

 

すべて「保険会社」とか「税金」の話。

 

住まい手にとって、本来誰もが求められるべきQ1.0住宅を建てようとする人に対して、だれもが補助金を手にできる訳ではない。

 

保険料とか、税金が安くなるために制度を利用するのではなく・・・

 

住まい手の命を守るために、Q1.0住宅のような家を建てる手助けをする為に・・・

もっと多くの人が建てやすい制度を考えた方がいいよね。

 

例えば火災保険とかもそうだけど・・・

保険会社は基本的に保険金払いたくないわけですからね(笑)

 

まあ、何て言うか・・・

 

国の基準とかを目指すのはとても良い事だけど・・・

 

特に長期優良住宅なんかは、もう保険料とか、税金が安くなるためだったり、ローン借りやすくするための道具でしかないよね。

 

ラファエル設計は、そういったもの関係なく・・・

耐震等級3、制震ダンパー、BELS★5

というものは標準であり、長期優良住宅仕様にもなっています。

 

これは、何か制度を利用する為の仕様ではなく、住まい手の為の

「命の基本仕様」

なのですよ。

 

長期取得するには、耐震等級2でいいから、2を取るとか、そういった考え、全くないから(笑)

見据える先は、保険金とか税金じゃないから(笑)

住まい手の未来だから(笑)

 

地震保険とかもさ・・・

地震保険入らないと住まい手が不安な家、造るなよ。

 

もっとさ・・・

住まい手の健康や未来を本気で想った、本気の家づくりしようよ。

2020年07月28日