エコハウスは高いイメージあります

こんなコメントを頂きました。

「エコハウスは高いイメージあります」

 

なるほど・・・。

 

僕の回答はこうです。

エコハウスだけの値段で言うならば、200~400万高いと思います(^^;)

だから手が届かない、関東は北海道並みに寒くないから安い家を建てよう!
その結果、冬の死亡率全国1位というのが栃木県の結果であり、今まで住宅業界が行ってきた悪い手法です。

 

誰も、光熱費をローンの一部として考えるという説明が出来なかったからでもあると思います。
要は、車は燃費を考えて、ガソリン代が安くなるなら車の値段が少し高くても、ハイブリッドを選ぶと思います。

プリンターでも、月に一回5~6千円出してインク買うなら2年間インク代かからなくて機種価格+2万円なら、高い方を選んだ方がよいという人もいます。

家は車の10倍高く、車のように買い替えが出来るものでもありません。

早い話…
安い家を買って、30年間で光熱費を750万と買いまくるのか、
高いエコハウスを買って、光熱費は375万で済むのかという話です(^-^)

家建てた後に電力会社に375万を払うのか
家建てる前に工務店に375万で断熱材の厚みや窓の性能分を払うのか。
後者の方は、健康でいられる可能性も高くなるので、病気になりにくくなり、医療費なども抑えられるという可能性も秘めてます。

光熱費=電気は使って終わり。
断熱材や窓の性能は自分の孫世代にも残せる資産です。

遠い未来、電気代は今より上がり、地球温暖化により、今までも安さ勝負の家づくりでは、家にいるのが苦痛になるかもしれません。

安さ勝負の家の冬の室温10℃以下、
かまくらは13℃。
安さ勝負の家は『かまくら以下の室温』であり、かまくらよりも性能が悪い家に何千万も出す事が、『高い買いもの』という事です。
2000万でかまくら以下の室温の家、
2400万で震災により計画停電や本当に電気が使えなくなったとしても、室温16℃は保てる家、

月々のローンで光熱費を入れたら、エコハウスを建てた場合の月々のローンが同じだった場合、建てたい家はどちらですか?
という話のストーリーになっていきます(^-^)

自分達家族の為にも、子供や孫世代の為にも、資産価値の高い家づくりを目指すべきという事以外、考える理由がないという感じです。

勿論、ローンが支払える範囲でです。

なにも考えずに窓の性能や断熱材を厚くしてお客様からお金出していただければ簡単な話ですが、太陽の日射を上手く利用したりして、窓の性能ランクが一番高くなくても、エコハウスというのは造れます。
いかに安く、エコハウスを住まい手に提供出来るかというのが、我々設計士、工務店の課題です(笑)

2017年08月03日