K様邸新築工事ブログ(Q1.0住宅レベル3)一覧

エコテクノルーフ(太陽光一体型屋根)施工完了

今回の物件の大きな目玉である、エコテクノルーフ(太陽光一体型屋根)の施工が完了いたしました。

 

板金(ガルバ)になる部分をほとんど無くしたので、太陽光が載っていると一見分からないような納まりになっています。

中央の白っぽい所が「集熱」です。

太陽熱をここで集めて、その熱で全館暖房します。

床下には、その熱を蓄熱させる為の「蓄熱槽」もつくります。

施工はまだですが、蓄熱を「大谷石」で作ります。

この集熱の方式が新住協の鎌田先生が考えたシステムで、今回で全国で3件目の事例となります。

大谷石での蓄熱では、日本初です(笑)

大谷石は空気をキレイにする作用があります。

大谷石で空気をキレイにして、全館暖房するので、空気がキレイな住まいが出来ないかというのが狙いです。

過去の実績がないので、これから積み重ねていきます。

2019年01月17日

屋根面の透湿防水シート張り

さて、上棟から1日過ぎ、母屋の施工が完了です。

小屋面の水平構面の強さを確保する為に、合板を小屋裏にも敷いています。

屋根面の野地を無垢材にこだわり、水平面の剛性を確保出来ない場合など、この合板を張らない場合、は水平面の剛性は0となり、耐震等級3は取得出来ません。

そのような工務店は、「耐震等級3相当」という、「相当」を付けます。

 

相当って。。。

かなり都合のいい解釈でしかありませんね。

水平面の剛性0なんだから、簡単に言えば、水平面での地震に対抗する力が0という事です。

「相当」ってのは、基本的に使っちゃいけない言葉だと思っています。

 

↓「ミッ〇ー&ミ〇ー相当」

はい、こんなレベルの話ですよ。

 

 

今回は、母屋間断熱という、屋根断熱に近い手法をとっています。

その為、↓タイベックと防湿シートで断熱材をサンドイッチします。
その為のタイベックです。

 

防水にもなりますので、安心ですね。

タイベックの上に載っている木材は垂木といいます。
屋根を支える下地の1つでもあり、通気層にもなっています。

垂木は通常45x60くらいですが、許容応力度計算(詳細な構造計算)によって、耐震等級3を確保する為、45x90という大きなサイズとなっています。

つまり、通気も9cmの隙間を通る事になるので、湿気対策にも有利になります。

 

2月初めくらいに、構造見学会を開催します。

これは、見えなくなる部分を自信をもって披露する会です。

他とは違う丁寧な施工などが分かります。

 

近くなったら案内しますので、是非、見学に来てください。

2019年01月12日

上棟日

上棟日でした。

晴れて良かった!
気温5℃。10時で山から太陽が姿を現す。

 

 

土台はヒノキで、柱は栃木県のブランド杉である八溝杉。

許容応力度計算による耐震等級3を確保している為、部材が多く、8人の職人さん達で18時近くまで行いました。

 

↓15:30分、12月は西側の山でこの時間は完全に太陽が隠れてしまうけど、1月はまだ姿を見せております。

これから、小屋面にも張ります。



この時間も陽が当たっていると、室温も保たれるので、一安心。

↓約17時、上棟を意味する「棟木」部分の施工が完了しようとしています。

 

と、ここで充電切れという・・・(;´▽`A``

スマホが最近、寿命です・・・。

 

無事上棟しまして、

とにかく、大工さん達に感謝です!!

2019年01月11日

コンクリート打設

さて、いよいよコンクリート打設です。
朝8:30分・・・
南側の山によって、去年に調査した通り、太陽が隠れてしまっています。
よって、めちゃくちゃ寒かったです(笑)


 

下記の様に、精米機みたいに、コメを入れるのが生コンみたいな感じで、ポンプ車に生コンを送ります。

 

遠い所から打設していきます。

 

9:30分くらいになってくると、1階にも陽が当たるようになります。
これによって、設計を考えたポイントでもありました。

 

コンクリートの検査も当然行います。

空気量や塩化物量、コンクリートの柔らかさなどを試験します。
指定通りに生コンが造られているか?を試験するわけです。

↓準備中

 

空気量は4.5%(許容±1.5)以内でOK。
凍結への抗性を高めたり、、施工性を良くするために、一般的に4.5%の空気量が、生コン中に混入されています。この空気量が多くなると強度や耐久性が低下します。

 

コンクリートの柔らかさもOK。
スランプ値といって、数値が大きくなるほど柔らかくなり、流動性は良くなるけど材料分離しやすくなります。
基本的には、小さいスランプ値が望ましいです。(施工ができる範囲内で)

 

塩化物量0.3以下、コンクリート温度も12.9℃でOK。
コンクリート中の塩化物によって、鉄筋は腐食しやすくなるため、その量が制限さ
れています。
その値が0.30 kg/m3です。

 

強度試験の為のテストピースも6本とります。

 

取り合えず、試験結果はOk!

僕は色々監理作業があります(笑)

 

打設に関しては、生コン車が何台かできます。

で、初めに打った所と、後に打つ所という箇所が生じます。

当然、初めに打った所は、固まり始めます。

 

こういうのを「打ち重ね時間」といいます。

そして、それは決められています。

この時期(外気温25℃以下)は2.5時間。
それ以外は2時間です。

これをしっかり監理しないと「コールドジョイント」というのが生じて、簡単に説明すると、先に打ち込まれたコンクリートと後に打ち込まれたコンクリートが、一体にならない事をイメージしてもらえればOKです。

 

でね、僕は、これをコンクリートの表面温度によって、打設計画をしています。

先に打った範囲が、隣家などによって影になり、後に打った範囲は太陽にさらされているとします。

すると、影の部分と影じゃない部分で、10℃くらいコンクリートの表面温度は異なります。

勿論、温度が高い方が早く固まります。

 

なので、ラファエル設計は、影の影響などを考慮して、生コンを打ってもらうよう指示をします。

 

↓早い段階で打ち終わった日向の部分。8.4℃

 

↓その隣の影の部分(1.1℃)



こんなに違います。

 

まあ、朝から夜まで現場にいました。

コンクリートも無事打設完了で、金ゴテて仕上げて完了。

 

今回、基礎工事を全うしてくださった、職人の皆様です。

一番右は弟です(笑)

 

夜、養生

 

次からは、養生の為の屋根を作ろう・・・

 

今回の基礎工事、職人さんたちの「笑顔」がとても見られたと感じました。

 

素晴らしい基礎工事・・・

本当にありがとうございました。

次は大工さんへバトンタッチです。

27日に土台敷の工事が始まります。

2018年12月14日

型枠設置(タイトモールド工法)

今日はいよいよ、型枠工事。

ですが・・・

皆さんが知っている型枠工事ではありませんよ
(*´艸`*)

 

これから標準工法とする「タイトモールド工法」

 

まあ、言ってみれば「断熱型枠工法」って感じで、型枠を取り外さない工法です。

そのまま断熱材となり、それが「基礎断熱」として完結します。

これは凄いですよね。

鉄板の型枠は、凄く重いですし、ダンプに載せるのも大変だし、下ろすのも大変です。

それを、コンクリート打設前と後に、2回やるんです。

そして、型枠を掃除などしなければなりません。

それが、タイトモールドでやれば、削減されます。

 

型枠ですが、発泡スチロールなので、軽い軽い(笑)

並べています。

今回、初めてなのもあり、司コーポレーションさんから3人派遣していただきました。


神力の若い従業員がレクチャー受けています。

 

グッドデザイン賞のようですね。

 

アンカーボルトの設置がし易いようになっている「セパ」と呼ばれる連結部材で枠を固定していきます。

 

 

午前中で型枠設置完了です。
マジで速い(笑)

 

午後は、型枠が水平なのかなどを見て行きます。

 

枠を鉄筋に結束していきます。

 

う~~ん。

一日監理していましたが、本当に早いですね。

僕は高校生の頃、10棟以上、鋼製型枠での基礎工事を夏休みなどにバイトで手伝いましたから、どれくらい楽なのかが瞬時に分かります。

 

これからタイトモールドを採用していく理由の一つとして、施工性や工期短縮の狙いは勿論なのですが・・・

別の狙いというか、思いがあります。

それは「基礎工事職人の継続性」です。

 

神力建設は、これまで、数多くの従業員を雇ってきました。

中卒の人達の「厚生施設」的な存在だったりしてきたわけですが、誰も残っていません。

1人を除いては。

その1人というのが、一番頼りになり、神力を支えてくれている人の1人です。

 

基礎工事をやる会社が少なくなってきている今日・・・

誰もが楽にお金を稼げれば、そっちの方が全然いいわけです。

このご時世、高校卒業して基礎工事の職人になろうとする人なんて、ほとんどいないと思います。

 

だから中学卒業だって、基礎工事の職人を本気で目指すなら、誰だってなれる訳です。

基礎工事って、実は一番重要な部分です。

 

そんな重要な基礎工事を「俺に任せろよ」って職人が、どんどん出てきて欲しい。

その為には、工務店がしっかりとした給料を支払うべきです。

家づくりは、基礎工事が出来なきゃ、始まりません。

 

でも、仕事してきついのは間違いない。

夏とか、鉄板の型枠でお好み焼き焼けるんじゃね?ってくらいに型枠は熱くなります(笑)

 

そんな型枠を脱着もしないわけですから、コンクリートの強度もしっかりしますよね!

 

タイトモールド工法は、これから未来の職人を減らさない為の工法であるとも思います。

2018年12月11日

配筋検査(JIO)

今日は配筋検査です。

JIOの第三者検査というやつです。

第三者機関によって、鉄筋が適切に組まれているのかなどをチェックしてもらうのです。

 

検査員の方が、総合資格で構造の先生をしている方だった(笑)

僕も今、総合資格に通っているので(笑)

 

 

検査員というか、先生というか・・・
検査員で!

検査員が・・・

「JIOの検査が初めてとは思えない」
「こんな凄い配筋は久しぶりに見た」

と言っていました!

僕にとってはいたって普通だったので、

「え!?どんな所が凄いのでしょうか?」

と聞き返してしまいました(笑)

 

すると・・・

「地中梁もそうだし、地中梁で30cmも取っているのは中々ない!」

との事でした。

 

へ~そうなのね・・・と思いましたが、皆さん、どんだけ手抜きしてんだ!?と思いましたけどね・・・
(;´Д`)

 

ちなみに、少し前、地中梁についてお話しました。

↓これですね。

普通に、基礎の梁はGL(地面)から40cm立ち上がります。
で、この地中梁が人通口の所にあったとしても、25cmとか20cmくらいでは、「梁」にならないわけですよ。

許容応力度計算でも、25cmの地中梁ではNGとなります。
よって、耐震等級3はクリア出来ません。

長期優良住宅の申請での耐震等級3は、この基礎部分を計算しなくても、OKなので、実際はNGってパターンが多そうですよね。

ここら辺が、ラファエル設計の考えと、他は大きく違う所だと思っています。

ラファエル設計は、申請の為とか、補助金の為の基準に合わせる設計はしていません。

「必要なくても最高レベルをやる」

がポリシーです。

 

まあ、そんなわけで、次は型枠工事「タイトモールド工法」へ続きます。

2018年12月10日

配筋検査(監理)

10日が配筋検査なので、それに向けて工事は進みます。

ちょっと「捨てコンクリート」の施工した日の写真を取り損ねてしまいました(;´Д`)

配筋をする上で、必ず行う「捨てコンクリート」

これをやらない所も多いかと思います。

要は、防湿シートの上に直接配筋ってやつですね。

斜め部分には、捨てコンクリートをやりません。
理由は割れるから&やっても意味がないから。

 

これをやると、防湿シートが破れたり、済み出しなどの施工も難しくなりますし、かぶり厚さもしっかり取れているのかもよく分からなくなります。

かぶり厚さというのは、鉄筋とコンクリート表面までのクリアランスみたいなものです。

これがしっかり確保出来ないと、「爆裂」といって、鉄筋が錆びて、そこのコンクリートが割れます。

その他、そこの部分でコンクリートの強度が全然でなくなってしまいます。

よく、学校などの軒裏で、剥離しているやつです。
鉄筋コンクリートのマンションなんかでも見られますね。



基礎梁の図面との整合性を取って行きます。
鉄筋の種類、本数、ピッチなどを測って行きます。


特に問題なしなので、配筋検査も余裕でしょう。

2018年12月08日

工事着工しました(掘削・地中梁)

今回の工事から、実家の「神力建設」とコラボというか、連携して行う動きとなりました。

理由としては、住まい手に取って、最高の住宅を、出来るだけ安価に提案したいからです。

ちなみに、神力建設は、亡き祖父「神長力造」が設立した会社です。

昔、市会議員とかやっていたので、鹿沼の人で年配の人は、知っている人がいるんじゃないかな~~。

今は、「スウェーデンハウス」の基礎工事を請け負っている会社です。

で、そんな感じなので、忙しいわけです。

しかし、それを打開すべく、採用していくのが「タイトモールド工法」。

これは、後のブログで解説します。

 

↓は何を掘っているのかというと、「地中梁」です。

べた基礎になるのですが、多くの人が「地中梁」という概念自体を知らない為、地中梁が全くない基礎で建っている家が多く存在します。

下記のFG1は外周部の基礎梁断面です。
FG2は、内部で建物の荷重があまりかからない部分なので地中梁じゃなくしています。



問題なのが、「人通口」です。

下記は瑕疵保証の方で出ている資料なのですが・・・
人通口などの開口の所に、補強の為の鉄筋(補強筋)を入れるような絵です。


しかしながら、「もっと問題があるだろう!!」って話。

さっきの絵には「地中梁」がないです。

 

基礎梁というか、梁は「連続」していなければなりません。

これでは、人通口の所で梁が連続していません。切断されていますよね。

 

今回の基礎の人通口は下記の通りです。

↓赤の部分が地中梁も含めた梁で、青の部分が人通口になるので地中梁によって連続させています。



ちなみに、今回の基礎は「許容応力度計算」の構造設計によって、基礎の深さや鉄筋などが決定しています。

これは、「耐震等級3相当」としているものでは計算されないものです。

 

ラファエル設計は、基礎の設計も、しっかり構造計算によって、裏付けを取って設計をしています。

ご安心ください。

という訳で、この工事が大変ではあるのですが、施工しているのは弟です(笑)

しっかりやってくれるので安心です!

 

個人的に、基礎を自社で出来るというのは大きな強みだと思っています。

 

P.S

後日追加の鎮め物の証拠写真です

 

2018年12月01日

Q1.0住宅のレベル3の工事が始まります

いよいよ始まります。


栃木県鹿沼市の粟野町という山の中に建つ・・・

Q1.0住宅のレベル3のお宅。

レベル3というのは、次世代省エネ基準の暖房エネルギー使用が100%とした時、80%OFFの20%以下でしか使用されないという、本物の省エネ住宅(エコハウス)です。

今回は16%なので、84%OFFという事になります。
その為、年間の暖房エネルギーは、条件によりますが・・・
暖房¥11,340円
冷房¥3,465円

で合計¥14,805円で済む性能となっています。

 

空調システムは日本で3件目の事例で、換気システムと空気のキレイさを加味したシステムとしては、大谷石を使用しての考案により、ラファエル設計オリジナルな感じで、日本初のシステムとなります!!

 

また、過乾燥対策もしっかり考えた住宅となっています。

 

温熱性能は、下記をご覧ください。
QPEXで計算しています。
Q値:0.91
UA値:0.34
自然温度差:9.76℃(暖房期)、8.15℃(冷房期)
です。

 

ラファエル設計は、次世代省エネ基準の届出で必要な「UA値」だけではなく、以前のQ値や自然温度差、燃費も全て提示します。

UA値やQ値よりも重要なのが、『自然温度差』

そして、heat20のG2グレードをクリアできるUA値でも、「暖房エネルギー削減」が出来ないとQ1.0住宅にはならない。

つまり、単に高いお金を出して、光熱費は下がらない所か、実は思ったほど暖かくならないという事態が起きる。

 

現在の基準値であるUA値だけに着目するならば、普通にLow-eの窓を入れれば、次世代省エネ基準なんて楽にクリア出来る。

でも、これって、薪ストーブとか床暖房を入れないと、寒くて仕方がない家になる。

つまり、Q1.0住宅を目指すという事は、「エネルギー削減」まできちんと考えているという事になり、

「無暖房」での室温が冬なら暖かいという事になるのだ。

 

何故かって?

それは「日射取得」をしっかり考えているからですね。

 

この日射取得をキチンと考えられないと、例えば基礎断熱にしたら床は寒くなる。

エアコンをつけないと寒くなる。

といった事が起きてくる。

 

建築知識ビルダーズの連載1回目のモデルにした住宅です。

 

これから、工事状況を、この専用ブログでお伝えしていきたいと思います。

お楽しみに~~

2018年11月25日

地鎮祭

いよいよ地鎮祭です。

ラファエル設計の地鎮祭は、他とは一味違います。

「日本刀」を使います。

 

ですが・・・

今回、ちょっといつものお方が腰を怪我してしまったらしく、代理の方でしたが、「剣」を使用しての地鎮祭となりました。

とてもよく晴れた日で、良かったです。

 

では、地鎮祭の様子をご覧ください。

 

全員、剣を肩にあてて、邪気を払い、身を護る為の呪文を唱えてもらいます!

『臨・兵・闘・者・皆・陣・烈・在・前!』

 

↓大工工事をお願いする坂下棟梁!
来ていただきました。


 

弓を打っています。




「えい!えい!え~い!」と砂山を掘ります。



玉串奉奠(たまぐしほうてん)


こんな感じです。


後日、↓のお社を『鎮め物』として埋蔵します。
普通はお札とかですよね?
「お社」ですから、とても立派なものですよね。

 

無事、執り行われました。

2018年11月25日