Q1.0住宅のレベル3の工事が始まります
いよいよ始まります。
栃木県鹿沼市の粟野町という山の中に建つ・・・
Q1.0住宅のレベル3のお宅。
レベル3というのは、次世代省エネ基準の暖房エネルギー使用が100%とした時、80%OFFの20%以下でしか使用されないという、本物の省エネ住宅(エコハウス)です。
今回は16%なので、84%OFFという事になります。
その為、年間の暖房エネルギーは、条件によりますが・・・
暖房¥11,340円
冷房¥3,465円
で合計¥14,805円で済む性能となっています。
空調システムは日本で3件目の事例で、換気システムと空気のキレイさを加味したシステムとしては、大谷石を使用しての考案により、ラファエル設計オリジナルな感じで、日本初のシステムとなります!!
また、過乾燥対策もしっかり考えた住宅となっています。
温熱性能は、下記をご覧ください。
QPEXで計算しています。
Q値:0.91
UA値:0.34
自然温度差:9.76℃(暖房期)、8.15℃(冷房期)
です。
ラファエル設計は、次世代省エネ基準の届出で必要な「UA値」だけではなく、以前のQ値や自然温度差、燃費も全て提示します。
UA値やQ値よりも重要なのが、『自然温度差』
そして、heat20のG2グレードをクリアできるUA値でも、「暖房エネルギー削減」が出来ないとQ1.0住宅にはならない。
つまり、単に高いお金を出して、光熱費は下がらない所か、実は思ったほど暖かくならないという事態が起きる。
現在の基準値であるUA値だけに着目するならば、普通にLow-eの窓を入れれば、次世代省エネ基準なんて楽にクリア出来る。
でも、これって、薪ストーブとか床暖房を入れないと、寒くて仕方がない家になる。
つまり、Q1.0住宅を目指すという事は、「エネルギー削減」まできちんと考えているという事になり、
「無暖房」での室温が冬なら暖かいという事になるのだ。
何故かって?
それは「日射取得」をしっかり考えているからですね。
この日射取得をキチンと考えられないと、例えば基礎断熱にしたら床は寒くなる。
エアコンをつけないと寒くなる。
といった事が起きてくる。
建築知識ビルダーズの連載1回目のモデルにした住宅です。
これから、工事状況を、この専用ブログでお伝えしていきたいと思います。
お楽しみに~~