工事着工しました(掘削・地中梁)

今回の工事から、実家の「神力建設」とコラボというか、連携して行う動きとなりました。

理由としては、住まい手に取って、最高の住宅を、出来るだけ安価に提案したいからです。

ちなみに、神力建設は、亡き祖父「神長力造」が設立した会社です。

昔、市会議員とかやっていたので、鹿沼の人で年配の人は、知っている人がいるんじゃないかな~~。

今は、「スウェーデンハウス」の基礎工事を請け負っている会社です。

で、そんな感じなので、忙しいわけです。

しかし、それを打開すべく、採用していくのが「タイトモールド工法」。

これは、後のブログで解説します。

 

↓は何を掘っているのかというと、「地中梁」です。

べた基礎になるのですが、多くの人が「地中梁」という概念自体を知らない為、地中梁が全くない基礎で建っている家が多く存在します。

下記のFG1は外周部の基礎梁断面です。
FG2は、内部で建物の荷重があまりかからない部分なので地中梁じゃなくしています。



問題なのが、「人通口」です。

下記は瑕疵保証の方で出ている資料なのですが・・・
人通口などの開口の所に、補強の為の鉄筋(補強筋)を入れるような絵です。


しかしながら、「もっと問題があるだろう!!」って話。

さっきの絵には「地中梁」がないです。

 

基礎梁というか、梁は「連続」していなければなりません。

これでは、人通口の所で梁が連続していません。切断されていますよね。

 

今回の基礎の人通口は下記の通りです。

↓赤の部分が地中梁も含めた梁で、青の部分が人通口になるので地中梁によって連続させています。



ちなみに、今回の基礎は「許容応力度計算」の構造設計によって、基礎の深さや鉄筋などが決定しています。

これは、「耐震等級3相当」としているものでは計算されないものです。

 

ラファエル設計は、基礎の設計も、しっかり構造計算によって、裏付けを取って設計をしています。

ご安心ください。

という訳で、この工事が大変ではあるのですが、施工しているのは弟です(笑)

しっかりやってくれるので安心です!

 

個人的に、基礎を自社で出来るというのは大きな強みだと思っています。

 

P.S

後日追加の鎮め物の証拠写真です

 

2018年12月01日