階段出来ました

遂に、階段が施工完了しました。

 

大工さんも施主様家族も、皆が言った事。

「凄く上り下りしやすい階段」

そうなんですよ~(笑)

そのように狙って設計しているんです~~
(*´艸`*)

 

蹴上とか踏面はいくつかって?

秘密です!!!(笑)

 

建築基準法では階段の寸法が定められています。
住宅は、有り得ないくらいにダメダメ寸法です。

蹴上(段差) 23cm以下
踏面(床) 15cm以上

 

踏面15cm!?

子育てしている人は分かると思います。

そうです。

4歳児くらいの子どもの靴のサイズです(笑)

 

おいおい・・・

基準法定めているやつ、感覚大丈夫か?ってレベルですよね。

アンパンマンの滑り台昇ってんじゃね~んだからよ・・・
(;´∀`)

足のサイズと踏面を比較すると、子どもがこの滑り台をのぼるくらいの感覚ですよ。

 

段差23cmとかさ・・・

年取ったら足上がんね~よ(笑)

 

階段の話は一級建築士でも問題に出るのですが、最適な階段の問題を多くの人が間違えるというね・・・。

 

はい、問題です。

「階段の昇降のしやすさを考えて
踏面(T)+ 蹴上(R)=65とした」

〇か×か!?!?

 

 

 

 

答え・・・

思いっきり×です。

 

踏面(T)+蹴上(2R)=65

なら正解ですね。

 

建築士の問題としては、高齢者に配慮した階段の勾配として、

6/7以下(踏面(T)+蹴上(2R))=55~65cm
55cm≦踏面(T)+蹴上(2R)≦65cm

を覚えていれば、正誤の判定が付くけど、こんな問題間違えるのがおかしいです。

 

つまり、踏面21cm+蹴上20cm=41cmなので、

踏面+蹴上=65cmとなるのがXだと判断つかない場合、住宅設計をするのは止めた方がいいレベルだという事ですね(笑)

踏面+蹴上が65になるには・・・

蹴上(段差)20cmの場合、踏面45cmですよ?(笑)

踏面21cmの場合、蹴上(段差)44cmですよ?(笑)


試験でこのような問題出た事ありますが、サービス問題ですよね。

でも、結構間違える人いるんですよね~~。

 

建築士の問題は「配慮した」という所。

昇降のしやすさに関しては明確に言っていない。

 

ラファエル設計は、

踏面(T)+蹴上(2R)=63cm

というのを1つの基準にしている。

 

と言っても、階高によってピッタリに行かない事もありますので、60~65cmの中には必ず納めるように考えます。

今回のQ1.0住宅の階段は、上記式に当てはめると62.4cmです。

段数は14段。

これが15段になると59.8cmとなる。

段数が増えれば蹴上の段差は小さくなるので、良さそうに思えるが、昇降しやすさから言えば、大きく外れる事になる。

その為に、段数は14段。

これも、階段の設計に「ストーリー」が存在するのです。

 

こんな考えは別に住まい手に話していないけど、何も知らずに階段を昇り降りして、「昇り降りしやす~~い!」

って何気に出るのは嬉しいですよね(笑)

 

この式の根拠は、話すると、ブログを3時間くらい書く事になりますので、今日は止めます(笑)

何処かに階段特集で書こうかな。

 

さあ、今日の室温行ってみましょう!

2階(玄関ドア未だついてません)

20:32分

外気温8.5℃
室温16.3℃

 

1階(玄関ドア未だついてません)
外気温8.5℃
室温14.5℃

 

玄関ドアがまだ未施工でありながら、1階と2階での温度差が約2℃。

2階では工事段階で、しかも夜20時に無暖房で16.3℃もある。


素晴らしいですよね!

2019年04月15日