型枠設置(タイトモールド工法)

今日はいよいよ、型枠工事。

ですが・・・

皆さんが知っている型枠工事ではありませんよ
(*´艸`*)

 

これから標準工法とする「タイトモールド工法」

 

まあ、言ってみれば「断熱型枠工法」って感じで、型枠を取り外さない工法です。

そのまま断熱材となり、それが「基礎断熱」として完結します。

これは凄いですよね。

鉄板の型枠は、凄く重いですし、ダンプに載せるのも大変だし、下ろすのも大変です。

それを、コンクリート打設前と後に、2回やるんです。

そして、型枠を掃除などしなければなりません。

それが、タイトモールドでやれば、削減されます。

 

型枠ですが、発泡スチロールなので、軽い軽い(笑)

並べています。

今回、初めてなのもあり、司コーポレーションさんから3人派遣していただきました。


神力の若い従業員がレクチャー受けています。

 

グッドデザイン賞のようですね。

 

アンカーボルトの設置がし易いようになっている「セパ」と呼ばれる連結部材で枠を固定していきます。

 

 

午前中で型枠設置完了です。
マジで速い(笑)

 

午後は、型枠が水平なのかなどを見て行きます。

 

枠を鉄筋に結束していきます。

 

う~~ん。

一日監理していましたが、本当に早いですね。

僕は高校生の頃、10棟以上、鋼製型枠での基礎工事を夏休みなどにバイトで手伝いましたから、どれくらい楽なのかが瞬時に分かります。

 

これからタイトモールドを採用していく理由の一つとして、施工性や工期短縮の狙いは勿論なのですが・・・

別の狙いというか、思いがあります。

それは「基礎工事職人の継続性」です。

 

神力建設は、これまで、数多くの従業員を雇ってきました。

中卒の人達の「厚生施設」的な存在だったりしてきたわけですが、誰も残っていません。

1人を除いては。

その1人というのが、一番頼りになり、神力を支えてくれている人の1人です。

 

基礎工事をやる会社が少なくなってきている今日・・・

誰もが楽にお金を稼げれば、そっちの方が全然いいわけです。

このご時世、高校卒業して基礎工事の職人になろうとする人なんて、ほとんどいないと思います。

 

だから中学卒業だって、基礎工事の職人を本気で目指すなら、誰だってなれる訳です。

基礎工事って、実は一番重要な部分です。

 

そんな重要な基礎工事を「俺に任せろよ」って職人が、どんどん出てきて欲しい。

その為には、工務店がしっかりとした給料を支払うべきです。

家づくりは、基礎工事が出来なきゃ、始まりません。

 

でも、仕事してきついのは間違いない。

夏とか、鉄板の型枠でお好み焼き焼けるんじゃね?ってくらいに型枠は熱くなります(笑)

 

そんな型枠を脱着もしないわけですから、コンクリートの強度もしっかりしますよね!

 

タイトモールド工法は、これから未来の職人を減らさない為の工法であるとも思います。

2018年12月11日