外壁の通気層工事開始
外壁の通気胴縁の施工が始まりました。
普通は15~18mmの通気胴縁だと思いますが、30mmを使用しています。
窓廻りはまだ途中ですが、ウレタンを充填して、気密&熱橋を防ぎます。
大工さんが、こんな感じで良いですか?という事で、確認の為に途中という事です。
通気胴縁が窓廻りの木と隙間が空いているのが分かりますか?
これが非常に重要で、素人では監理出来ない知識の部分でもあります。
屋根工事完了の所でも解説していますが再度!
- 通気層工法の湿気の放散・雨水の排水の仕組み(イメージ縦断面図)
- 通気層は湿気を逃がす役割を担います。※出典:デユポン タイペック カタログ
- 通気層が取れなくなるダメな施工(横胴縁)
- 茶色の部分が木材で胴縁と言います。
横に取りつけてあるので「横胴縁」といいます。
赤くなっているのは、矢印の向きに湿気が逃げて行かない事を表しています。
こういう施工をしちゃうなら、ウレタンは有効かもしれませんが、そもそもこんな施工してたら経年劣化以前の問題で劣化します。 - 通気層が取れる最適な施工(横胴縁)
- 窓廻りが特に、通気が遮断されるポイントなので、横胴縁をさっきみたいにぶつける人が多いんですよね。
下図のように通気が出来れば、OKです。
グラスウールでも、全く問題ありません。 - 通気層が取れなくなるダメな施工(縦胴縁)
- 茶色の部分が木材で胴縁と言います。縦に取りつけてあるので「縦胴縁」といいます。
赤くなっているのは、矢印の向きに湿気が逃げて行かない事を表しています。
先ほど同様、こういう施工をしちゃうなら、ウレタンは有効かもしれませんが、そもそもこんな施工してたら経年劣化以前の問題で劣化します。
やはり、窓廻りでこういった事が起きやすいです。
初めて付き合う職人さんにはこの辺をしっかり説明しないといけません。
僕に依頼する設計監理というのは、こういった所もチェックします。
こういった所に、住まい手はお金を出さずに、自分でチェック出来ますかね? - 通気層が取れる最適な施工(縦胴縁)
- 窓廻りで縦胴縁を離します。
こうする事で、通気が正常に働きます。
これもまた、グラスウールでも全く問題ありません。
というわけです。