中気密高断熱でよい!?
うちは、予算やコスト面を考えて中気密高断熱くらいのローコスト住宅を造るんです!・・・ですと!?
良いわけがない!!(笑)
中気密高断熱なんて誰が造った言葉か定義が分かりませんが、そんな家はあり得ませんからね(笑)
中気密でよい理由って何?
高断熱にするとコストが高くなるから?
低気密・中気密高断熱というものはどういうものか説明しましょう!
まず繊維系断熱材と言われるグラスウール(黄色い部分))
- 低断熱
- 赤い部分のみの厚さ。
一般的な大手ハウスメーカーもほぼこの厚みです。 - 勘違い高断熱
- 赤い部分が同じ厚みでウレタンにしたら高断熱と思っている人が多い。
- 本物の高断熱
- 赤い部分も含めて壁は20cm、天井は30cm~40cm以上の厚みを取っているもの。
- グラスウールとは?
- ガラス繊維で出来ていて、静止空気を大量に含んで高い断熱性能を発揮するものです。
密度が高くなれば性能はアップして16Kより24K、24Kより36Kのように、数値が大きくなれば性能も高くなります。
高性能グラスウール24Kで厚み200mm入れています!
と言ってる会社がいたら、それは本当に高断熱だと思います。 - 低気密・中気密 高断熱
- 上記の様に、高断熱にしてるから気密まではコスト的にやってられないから、低気密・中気密高断熱でよい!
という考えの方が本当に多いです!!
低気密・中気密というのは、漏気が沢山あるという事です。
- グラスウールって何で高い断熱性能発揮できるんでしたっけ?
- 静止空気を大量に含んでるからですよ?
- もう一度・・・
- 低気密・中気密というのは、漏気が沢山あるという事です。
気流が起きて、空気が動きますよね?
静止空気じゃなくなりますよね? - グラスウール性能低下!
- 数倍、断熱性能が落ちます。
低気密・中気密でいいと言っている人たちは、この事を全く分かっていません。
なので、低気密・中気密とかあり得ないんです。 - 証拠
-
青くなって壁が冷えています。
断熱性能が発揮されていないという事です。
こんな壁になってしまう家を平気で造ろうとしているのです。 - 中気密高断熱でよい!?
- 絶対にダメです!
- 使用すべきグラスウール
- 断然、裸のグラスウールです。
そして、気密シートは0.2mmです。
ちょうど、グラスウール施工前、施工後、気密シート施工後の写真です。
グラスウールで高断熱住宅を造るなら↓このようなシート付使ってたら高い断熱性能は出せないですね。
↓10cmとか重ね合わせられないですもんね。
3cmくらい重ね合わせを必死にやる感じです。
ただ、初めてやる大工さんにはきちんと説明出来ないと、グラスウールの施工は困難と思います。 - まとめ
- 低気密や中気密なんて、上手く使う言葉ではない(笑)
気密を無視した高断熱住宅なんて、「偽物」ですよ。
目先のローコスト住宅を建てるなら、お金(光熱費)が逃げて行きますよ~。