吹抜けをつくる場所

でも吹抜けの有り?無し?

は絶対あり!絶対必要!とお伝えしました。

 

ラファエル設計が吹抜けを絶対必要としている理由をおさらいしましょう!

吹抜けの役目というのは、「家じゅう一定温度」を達成するために必要という事です。

 

吹抜けという最高のアイテムを自信を持って提案できるのは、それだけ家の中の冷暖房効率も悪くならない性能の家を設計出来るからです。

 

で、その吹抜けの場所なのですが、おすすめはリビングです。

逆に設置してはいけない場所は「玄関」です。

 

何故か?

温熱環境の為に吹抜けは必要なアイテムです。

例えば冬、玄関というのは、玄関ドアを開けたら冷気が入ってきます。

玄関の床・壁・天井の表面温度が下がります。

その冷気が吹抜けを通じて、2階へ行ってしまいます。

 

玄関を風除室的に閉鎖できて、玄関ホールと繋がっているなら問題ないでしょう。

 

現在の日本で、高断熱住宅に住んだことがある人は、恐らく10%~20%。

吹抜けが冷暖房効率を悪くすると考えても、当たり前です。

高断熱高気密の家の性能の凄さを知らないのですから。

という事で、吹抜けは冷暖房効率が悪くなるという会社がいたら、そういった性能の家しか造った事が無いと言えます。

今後、資産価値のない家を造る事になります。

UA値などの数値競争が勃発しています。

ZEH(ゼッチ)ビルダー登録して宣言している工務店も沢山あります。

がしかし、登録しているにもかかわらず、話を聞くと気密の重要性を詳しく知らない工務店も数多く存在します。

 

「夏涼しく、冬暖かい」と謳っている会社に、

「吹抜け造ると、冷暖房効率悪くなりますか?」

と質問してみましょう!

 

「吹抜けは有効です」

「冷暖房効率は悪くなっちゃいますね~」

どちらかの回答が返ってきます。

当然、後者は、自分の造っている家の性能が分かっていないという結果となります。

 

吹抜けの設置場所・・・

それは、「家じゅう一定温度にする為に最適な所に考える」

という事が、最終的には重要な事です。

2017年07月30日