家づくりで親の口出し【パート2】

以前こんなブログを書きました。

家づくり夫婦の親の口出し!家づくりあるある

最近、このブログにアクセスが多いのですが、多分年度末で、値引きセールなどもあり、家づくり始めた人も多いのでしょう。

 

まあ、本題に入りますが・・・前回のブログと同じ様な話をするかもしれませんが、ご了承ください。

親の口だしほど、ウザいものはありませんよね(笑)

 

でも、文句を言う前に、待ってくださいね。

ウザいな!って思っても、今、自分が建てようとしている家は、全て自分達で用意されたものですか?

 

それとも、敷地は親やおじいちゃん、おばあちゃんの土地ですか?

相続税で1000万とか援助されたりしていませんか?

後者の場合、少しは聞く耳持ちましょうよ(笑)

 

だって、「援助」してもらってるんですから。

援助してもらっているのに、少しは我慢が必要ですよ。

 

がしかし、限度ってものがあります。

 

「こんなキッチン俺は好きじゃない」

とか、親が実際に言ってた事ありますが・・・

「貴方が住むわけじゃね~だろ」

って心の声が出そうになりますよね(笑)

 

個人的にですが・・・

Q1.0住宅レベルの家を計画している人は、こんな事は聞く必要がない!

という事を書きます。

  • こんな北側に寝室があって寒いでしょ?
  • 南側じゃないと洗濯物乾かないわよ
  • こんな断熱し無くたって大丈夫

これらの事は無視ですね(笑)

 

「昔の知恵」のアドバイスなら聞く耳持ってもいいと思いますが、昔の家の常識をQ1.0住宅に重ねるのは、ナンセンスです。

ハウスメーカーとか、次世代省エネ準の家なら、何でもいいから好きにやってください。

って感じです(笑)

 

これだけは一応確認してもらっている事があります。

「鬼門・裏鬼門」

早い話、北東が鬼門。南西が裏鬼門です。

ここに玄関などがあると良くないという話です。

これは、自分達が良くても、周りが心配することでもあります。

 

僕は、そんなもん正直どうでもいいですが、昔の人ほど、気にします。

自分達は良くても、親は心配するものです。

多分、強制的に鬼門に玄関もってきたら、心配性の親は、精神的にダメージを受けます。

もしかしたら、寿命が縮むかもしれません。

例えば自分達の家族に何かあるたびに、鬼門に玄関があるせいだ!とか言ってくると思います。

家を建てた後、いつまでも言われるでしょう。

で、自分達も、段々、鬼門玄関のせいじゃないか?

なんて思ってきたリする人もいると思います。

 

なので、「風水くそくらえ」って心の底から思える人でなければ、鬼門玄関などを強行するのは止めた方がいいと思います。

僕は、初詣とか行かない人ですが、地鎮祭などはちゃんとやりますよ。

それは、職人さん達の安全も祈願する儀式のようなものだと思っているからです。

それでも怪我をする人はします。

 

こういう思考になったのは、やはり安産祈願3日後の流産ですよね。

双子でした。

 

多分、家で病気になるのが多いのは、断熱・気密が取れていない事による、家の性能がまず問題だと思っています。

エアコン暖房を付ければ乾燥して喉がやられます。

換気不足などで結露が発生し、カビが誕生します。

 

これって、風水関係ないですよね?

 

って話ですよ。

 

間取りとか以前に、設計側・施工者側の問題です。

今の日本の家づくりの大問題です。

 

まあ、親の口出しというのは、とても厄介ですが、キチンと自分の意見は言いましょう。

 

1、2回家を建てた事がある親ほど、多分口出し多いのではないでしょうか?

2回も建てれば凄い事ですが、それで我々に歯向かってくるのも、勘違いもいい所です。

 

間取りなど、親が住むのであれば、考慮すべき所でもあると思います。

家というのは、自分達世代だけで完結するわけではありません。

子供世代、孫世代にも残すべきものです。

自分が建てた立派な家を、守ってもらうのです。

 

だからと言って、後の世代の事ばかり気にする事もないですが・・・

間取りって、10のうち9がクリアしても1の不満で、間取り決定にならない事が多々あります。

その妥協点が何処なのかを見極める必要もあります。

家づくりは、今まで気にしなかったような事も気にするようになります。

 

まあ、どうしても親の口出しから逃げられない人もいるでしょう。

そんな時はこういってください。

「お父さん(お母さん)の納得する家ではなく、自分達が納得できる家を建てる事が出来ないなら、家を建てなくてもいい」

と言ってください。

この時、援助してもらっている土地やお金があるならば、全ていらない気持ちを出しましょう。

口出しする親にも、自己中の人もいれば、的確な口出しをしてくれる人もいるでしょう。

 

僕ならば、設計契約してくださった施主様との間を取り持って、差し上げます。

 

こういった問題は、設計的立場からどう説明できるのか?による所もあると思うのです。

もしもの時は、設計士を交えて話してみましょう。

 

一番は、お互い話し合って、仲が悪くなるのを最小限に抑えた上での家づくりを出来るといいですよね。

 

キッチンが嫌いだとか、言っている親ほど、建ってしまえば&ほとんど家に来ないのであれば、何にも言わなくなると思いますから(笑)

2019年03月17日