家づくり夫婦の親の口出し!家づくりあるある

家づくりには、その家庭それぞれにドラマがあります。

大抵、僕の場合ですが、女性(奥様)と打合せする事が多いです。

というか、旦那様の立場の方は、途中でフェードアウトしたりします(笑)

以前行っていた「無料間取り診断」は、相談者の殆どが女性でしたね。

 

打合せは奥様として、最終決定の際に、『主人に聞いておきます』って感じです。

 

基本的に、家づくりって、結婚してとか、子どもが産まれてとか、小学校上がる前に・・・

というタイミングで開始されることが多いのではないでしょうか?

 

女性の場合、育児もして家事もして・・・

子ども産まれたばかりなら、24時間育児みたいなもんだし、熟睡なんか出来る人はまず、いないと思います。

そんな中、家づくりって、正直ストレスですよね~~~(笑)

 

だって、全てが初めての経験で、誰も教えてくれる人なんていないし、自分が勉強しなければならないという状況になる人が多いと思います。

僕の様な設計者に依頼して、全てお任せいたします!的なノリですと、結構楽!と思いきや・・・

僕の場合はすさまじく細かい所まで、生活の追求が始まります(笑)

 

結構大変だとは思いますが、そうすると、実際に住んでからの後悔みたいなものが劇的に減ると思います。

で、一応、楽しく打合せ&家づくりが出来るような設計の進め方が出来るように考えています。

 

そんな中・・・

厄介な人物が登場する時があるんですよね~~~。

 

旦那様の親!

 

いや~~~本当に登場しなくていいレベルです。

こんな事いうと怒られそうですが、本当の事ですから(笑)

 

登場するパターンとしては・・・

親の敷地に家を建てる場合が、一番乱入率が高いのではないでしょうか?

 

 

正直、誰の家設計しているんだ?という状況になる確率、凄まじく高いです(笑)

で、こういった時、一番可哀想なのが、お嫁さんの立場の女性です。

 

嫁の立場の人は、旦那と旦那の親との板挟みにあい、言いたい事も言えなかったり、要望を叶えてもらえなかったり。

何だか知らないけど、設計している家に住むわけではない親が、結構口出ししてくるんですよね~~。


特に、その親が、自分の家とかの建築経験があったり、建築業界の人とか・・・

最悪です。
その住まい手にとっては・・・(;´∀`)

最悪とか言っちゃうと、本当に問題ありそうですが・・・

それくらい覚悟してた方がいいですよって事です。

 

自分の息子夫婦には、いい家に住んでもらいたいというか、幸せになってもらいたいと思うのが親だと思うのですが・・・

自分の建てた古くて寒い家と、息子夫婦が建てる家と。。。

比べちゃうんでしょうね。

 

「贅沢だ!」とか「そんなに金かけて!」とかなるんですよ。

遠回しに、僕が責められる事にもなる訳ですが・・・(笑)

 

特に、田舎の方に行けば行くほど、悪口の噂好きというか・・・

家同士の礼儀とか付き合い、挨拶に対して、もの凄く厳しい目になる感じがします。

 

家づくりの最中に、そういったものに巻き込まれると、奥様の立場の人が、精神的にも疲れてしまいます。

嫁、姑問題がちょっとある家庭だと、更にそうなります。

 

家づくりって、夫婦関係や親子関係も悪くするものでもあり、壊すものでもあります。

 

もし、ラファエル設計がお手伝いする家づくりで、うるさい親乱入となった場合・・・

そんな時、ラファエル設計はどうするか?


ハッキリ言いますよ。

というか、これは実話ですが・・・

『僕は、息子さんご夫婦が住む家を設計しているのです。親御さんの家を設計しているわけではありません』
と。
僕の設計をめちゃ否定されたり、依頼者の希望している事を否定したり・・・
ちょっと度が過ぎていたのでね(;´∀`)


『何で自分の言う事がきけないんだ~~~!?』っていう親もいます。

『息子たちが、言う事聞かないでと言っているのか?』という事もあります。

 

同じ回答をします。依頼者は息子さんご夫婦ですし、相談もせずに、勝手にプラン変えたりしてたら、僕が信頼無くします。

 

親御さんから怒られようが、文句を言われようが、住まい手の親御さんは、依頼者ではありません。

その親がそこに将来住むのであれば、話は別です。

住まないのなら、親御さんの理想を聞く意味があまりありません。

土地を提供しているなら、どんな家を設計しているのかは絶対話した方がいいと思いますので、話はします。

 

一番厄介なのは、二世帯住宅ではないでしょうか?(笑)

この二世帯住宅・・・

破壊者にもなり得ます。

二世帯住宅を造ったために、離婚する人もいます。

親子関係が悪くなる場合もあります。

 

テレビの位置に対していちゃもんつけてくる親御さんもいれば、

キッチンがダサいとか言ってくる親御さんもいます。

 

やっぱり家づくりって、そこに住む人じゃないのにも関わらず、口出ししたくなるんですから、特別って事ですよね~(笑)

 

兎に角、お嫁さんの立場の方は、家づくりをはじめようと思った時、旦那さんのご両親がどのようにかかわってくるのかも、考慮しなければならない部分です。

土地を提供してもらうとか、贈与税を頂くとか・・・

二世帯住宅になるとか・・・

そんな状況の場合は、夫婦そろって、親に対して感謝の気持ちをちゃんと伝えるとともに、

『こんな家建てます・考えてます』

っていうのを、結構話した方が、親御さんの機嫌を損ねないで済むと思いますよ!

 

ホウレンソウ(報告・連絡・相談)が、家づくりでも重要って事です。

 

親が乱入するのは別に構いませんが、自分たちの理想の家づくりが妨害されないように、普段から「筋」を通す事を忘れないようにしましょう!

特に男性!

自分の奥さんを守る事、自分の親に感謝&敬意を示す事

これらをしっかりやらないと、奥様が攻撃されます。

 

特に、男性が家づくりの打合せなどにあまり参加せず、奥様に任せっきり、更に親が口出ししてくるという状況は、極めて悪い方向へ行く可能性が高いです。

 

最終的に、親御さんが納得する家ではなく、そこに住む自分達が納得する家づくりをしなければ、何のためにローン組むのかもわからなくなってしまいますからね。

 

ただ、お金の援助してもらったり、土地の援助してもらったりという状況なのであれば、親御さんの完全スルーとかはNGです。それは可哀想です・・・。

 

親御さんの中には、家づくりが出来なかった方、家づくりに夢を見ていた方だっているはずです。

そういった親御さんであれば、完成した家に遊びに来てくれた時は、どこでテレビ見れるとか、どこで休めるとか・・・話してあげたり、

何でもいいから何かアドバイス求めて見たり・・・

楽しい家づくりに参加している感を味わってもらうのも、いいのではないでしょうかね?

 

兎に角・・・

日ごろからの行いというか、親子関係はいい関係を保っているのが一番です!(笑)

そして、家づくりに口出ししてくる登場人物が増えるほど、話がまとまらなくなります。

さらに、譲り合いの気持ちを持ってください。

話や意見を聞く耳を持ってください。

 

よく僕が言ってる事ですが・・・

家を建てる意味

これをしっかりと忘れないようにしてくださいね。

2018年05月11日