ダブル断熱のお宅訪問③
本日、新住協加入前にダブル断熱で設計して完成したお客様の所へ訪問してきました♪
加入前なので新住協の技術指針に合わせた仕様ではありません。
QPEXで計算して、Q値1.93、UA値0.53の、函館の省エネ基準はクリア出来る仕様となっております。
(ホームズ君で算出するとUA値は0.47になりQ値は1.6くらいと思われます)
外気温は20℃、室温22℃、部屋は締め切りでエアコンOFF
曇っていて、雨が降る前な感じでちょっと外は肌寒い。
1階リビングは、吹抜け+2階で約47帖の広さの空間です。
本日はいつもと違います!
定価(税抜き)¥68万円もする赤外線カメラ「FLIR E8」をレンタルして調査です♪
取り合えず、いつものように放射温度計で測定♪
2階から~
- 2階サブリビング
はい!
床・壁(外壁側、内壁側)・天井ほぼ一緒!!- サーモカメラ(2階ミニ吹抜け部)
- 赤外線カメラでSP1は23.0℃
放射温度計でSP1付近が22.2℃
赤外線カメラでSP4は23.3℃
放射温度計でSP4付近が22.3℃
測定する機種により多少の誤差はあるようですね。
放射率は0.95で同じにしています。
がしかし、どちらで測定しても同じような温度である事が分かります。 - サーモカメラ(2階吹抜け部)
- 23.2~23.5℃なので、こちらもほとんど同じです。
- 吹抜け部
- 22.0~22.4℃なので、こちらもほとんど同じです
- 1階リビング床・壁・天井
- 上記SP3、4は廊下ですね。
下記SP4は角の柱が下地で見えている(熱橋)部分です。
1階リビングは全部の画像通して21.0~21.7℃なので、こちらもほとんど同じです。
上記画像のSP4,5は外断熱部分しかない、熱橋部分です。
緑に見えるのは柱や間柱です。
下地が見えるって凄いですよね(笑)
なので20.5℃、20.8℃とそこの部分だけ若干低いです。
ダブル断熱じゃないと、断熱材がないので、熱橋部分の柱は下記のような状態になります。 - 1階ランドリールーム 床・壁
- お風呂のドア枠とお風呂の床がSP3,4で19.7,19.8℃
ランドリールームはクッションフロアなせいか20.2~20.8℃なので、こちらもほとんど同じです。
お風呂の周りの壁はグラスウールを入れているので赤く写るのだろうか・・・ - 2階寝室(写真天井のみ)※放射温度計にて。
- 床:21.6℃
壁:21.8℃
天井:21.9℃
0.3℃の差 - まとめ
- お風呂場なども通じて・・・
人が立つ範囲の床・壁・天井では19.7~23.5℃の範囲で3.8℃の差
1階リビングだけでは
床・壁・天井では0.7℃の差
2階サブリビングだけでは
床・壁・天井では0.1℃の差
2階寝室だけでは
床・壁・天井では0.3℃の差
お風呂ば無視して1~2階全体で、
人が立つ範囲の床・壁・天井では20.2℃~23.5℃の範囲で3.3℃の差
局所不快感の限界は4℃
局所不快を感じる温度は2℃
1階や2階に居る分にはほとんど局所不快は感じられない快適な空間と言えると思います。
1階リビングは、吹抜け+2階で約47帖の広さの空間です。
にもかかわらず、エアコン1台で「快適な生活」を送っているそうです。光熱費も年間10万前後で済みそうです。
(※1年後算出したら13万でした。)
今日みたいな曇りで太陽が出ていない日は、エアコンなどのエネルギーを全く使わず、
暑くもなく寒くもない、一番理想的な状態を測定する事ができました!
大手ハウスメーカーが造る普通断熱の高額住宅よりも安く建てられて、遥かに快適な温熱空間の家です。
誰もが安く建てられる高断熱住宅を目指しております。
温熱環境の「見える化」でした♪