二週連続、新規のお客様との初打合せ
先週に引き続き、今週も新規の相談者様と初打合せを行いました。
打合せというか、顔合わせですかね。
最近は、家づくりに関するYouTubeを観て勉強している方からの問い合わせが増えております。
まあ・・・
何て言うのでしょうか・・・。
毎回同じような事を話しする事になりますが、施主様が一生懸命勉強する事は大切です。
でも・・・
一番重要なのは、依頼先の会社に全幅の信頼を置けるか?って事だと僕は思っています。
正直・・・
適切な断熱材は何なのか?
適切な窓の種類やメーカーは何なのか?
適切な換気設備は何のか?
これらを調べても、多数決による判断にしかならなくないですかね?
そりゃそうですよ。
これが絶対によい!なんて答えてくれる専門家なんて、多分いませんよ。
結局は、一般論とかセオリーを話しするだけですから(笑)
何かで問題になったら責任なんて取る気はないですし、クレーマーに絡まれたら面倒ですから、答えや結論は
「フワッと」
「ごまかす」
「はぐらかす」
このような感じで逃げるのが殆どではなでしょうか?
僕は建築系のYouTubeはあまり観ませんので、憶測での話になってしまうのは申し訳ないですが、結局YouTube見て勉強した所で、視聴者が明確な答えを得られていない時点で、配信者も、結局無責任な内容が多いという事だと僕は思います。
僕は、最近のセミナータイトルには
「その敷地に存在する答えを探す」
というサブタイトルを入れております。
つまりは・・・
ある土地に家を建てたい場合・・・
ある土地に家を建てる事が決まっている場合・・・
答えはその土地にしか存在しないのです。
間取りだったり、温熱設計だったり・・・。
周辺環境や真北の方向によっても、考えは変わります。
それらの前提条件が無い中で、グダグダ話をしても、全く意味がないのですよ。
単純にセオリーみたいな話だって、本当は前提条件が必要なんです。
つまり、そういった前提条件なしに、知ったような感じで例えば温熱の話をしている人は、
「実はまったくわかってないよね?」
って感じで受け取れます。
ちょっと話戻しますが・・・
適切な断熱材は何なのか?
適切な窓の種類やメーカーは何なのか?
適切な換気設備は何のか?
というのは、正直、住まい手が勉強するべき問題ではありません。
プロ側が適切に住まい手に供給するものです。
素人である一般ユーザーの方が、浅い知識で勉強した範囲で、凄まじく勉強しているプロ側へ「これを使って欲しい」と要求するのは、正直失礼ですし、僕からすれば、なめてると思います(笑)
デザインや好みのものを要求するのは全然OKですし、そうするべきです。
でも、構造や温熱の部分というのは、ハッキリ言って、素人が口を出す部分ではありません。
口を出さないとダメな会社に依頼する事自体が、そもそも間違いだと僕は思います。
例えば、すっごく美味しいお寿司屋さんへいったとして・・・
醤油の種類って、客が持参したり要求します?
シャリに使う酢や砂糖の配分って、客が要求します?
例えば、車を買いに行くのに・・・
エンジンに対して要求します?
ブレーキパッドのメーカー指定します?
車を買いに行く場合、基本的に知りたい情報って、まずは燃費だったりしません?
そして乗り心地とかじゃない?
家ってさ・・・
誰も光熱費がどれくらいになるとか、聞くという概念すらないし、「快適」っていうのを床暖房とかに求めるんですよね(笑)
まず、光熱費がどれくらいとか言う前に、断熱材の種類とかを調べ出すわけです(笑)
断熱材の種類とかを調べている人たちに聞きたい。
それを調べて、答えが見つかったとして・・・
その断熱材の種類と厚みを、設計にどう生かすんだい?
断熱材の種類と厚みを設計者に指示するのって、ハッキリ言って
「俺は騙されない、いいかげんなものは造らせない」
みたいな考えが何処かにない?
ちょっと踏み込んで話をすると、グラスウールを否定する人は、ハッキリ言って、適切に施工する自信のないヘタレな人で、気密性が確保できないとか言っている人も、ハッキリ言って終わってる。
グラスウールが垂れ下がる?
それは、そういったシート付グラスウールで105mmの壁の中に80mmくらいの厚みで入れているからだよ。
セルローズファイバーだってそう!
55K~65Kではなく、45Kとかの密度なら、そりゃ自沈するべよ。
そんな事も知らずに、セルローズは自沈するデメリットを知らずにみんな使っているとか、住宅展示場の営業部長みたいな人が、偉そうに言ってるんですよ?
とか思いますよね。
建築業界の人達・・・
ハッキリ言って勉強不足な人が多すぎます。
例えば、「生卵」を強く握ったら潰れて中身が出てきますよね?
じゃあ、軽く握ればいいだけです。
グラスウールだって、しっかり自立するものを使えばいいだけです。
気密シートは別で張ればいいだけです。
栃木県の工務店がみんな大好きウレタン君は、施工が楽かもしれないけど、火災時に一気に燃え広がります。
栃木県の工務店が大好きウレタン君使用して建てた家、見学させてもらったことあるけど、クソ寒いです。
ウレタンは魔法瓶とか言ってる人、冷蔵庫とか作る会社に転職した方がいいと思います。
ALCは魔法瓶とか言っている人、取り合えず嘘つきです。
正直、僕だって色々知らない事とか沢山ありますし、日々勉強が必要な身です。
だから偉そうなことを言うつもりはありませんが、嘘も言うつもりはありません。
ちょっと誤解されないように補足しますが・・・
ラファエル設計が使用している断熱材は高性能グラスウールの16Kです。
これを、追加費用だすから20Kにして欲しいというのはwelcomeです。
工期優先で、追加費用出すから吹込みグラスウールにしてくれというのもwelcomeです。
ウレタンなんかには絶対しないけど・・・
同じグラスウールで、性能UPする事に関しては全然口出しOKです。
ただ、16Kが20Kになった所で、断熱材の性能だけでもの凄く家が暖かくなるという訳では無いですけどね。
基本的に、高性能グラスウール16Kで、住まい手の方々はQ1.0住宅に大満足されているようですので、僕の設計においては、断熱材のλの値の種類を変える必要は特にないと断言しちゃいますよ僕は。
窓とかもYKKとリクシル、どっちを使えばいいんですかね?
みたいな質問もしなくてOKです。
住まい手に取って、最高の組み合わせをシミュレーションによって導きだしますので、ラファエル設計のお客様は、見た目のデザインだけに集中して色々調べるなりしてください(笑)
きちんと、その根拠も提示しますので。
こういった計算根拠もないままに、
窓の種類、断熱材の種類と厚み、熱交換換気が必要か?
なんて議論は、
ゲ〇みたいなお好み焼きと、お好み焼きみたいなゲ〇、どっちがいい?
みたいな、小学生の時に流行った低レベルの質問内容と同じ様な話です。
どういうことか分かります?
どれも、「想像での話」なんです。
想像での話というのは、主観とか好みによっても左右されます。
まあ・・・
建築というか、家づくりってさ・・・
もの凄い高い買い物の割には、本当に議論すべき所がされないで、どうでもいい所を一生懸命議論しているというか・・・
家づくり開始していないのに、色々調べまくって、疲れてしまったり、何がいいのか分からなくなって自滅する方が本当に多いように感じます。
YouTubeも、
YouTubeという迷路に迷い込んだ人は、欲しい情報・欲しい結論を見つける事が出来ないままに、ゴールを目指せなくなっていますよね。
まあ、家づくりにおいて、勉強する事はとても大切ですし、必要な事です。
ただ、勉強するべき領域を間違うと、本当に大切なものを永遠に見つけられない状態になってしまいますよ?
そして、自分は絶対に失敗しないぞ!なんて考えている方は、他人を信用する事が非常に難しいと思いますので、敬遠されがちだと僕は思います。
家づくりというのは、信頼関係で成り立ちます。
こういった話を聞いて、僕に対してムカついたり、腹が立ったりすれば、僕に相談しなければいいだけの話ですし、表面上笑顔の営業マンや設計士がいる会社に依頼・相談すればよいと思います。
腹の探り合いみたいな関係は望んでいません。
何度も言うように、僕は僕の存在意義を作ってくださるお客様と契約になっております。
兎に角、信頼されなきゃ、僕だって信頼できませんよね(笑)
YouTubeやっている人は信用されやすいかもしれないけど、僕がほとんど観ないのは、観ても仕方がないレベルだという事です。
なので・・・
松尾さん、今泉さん、佐藤実さんのYouTubeは必見かもしれませんが、
貴方が家を建てようとしている土地に、最適な温熱環境の家を設計する答えを出してはくれません。
それを出来るのはどの会社なのか?という事ですよね。
とにかく、相談に行った際にはこれを聞いてください。
・御社のUA〇〇値では、冷暖房費いくらになるの?
・御社のUA〇〇値では、室温何℃になるの?
これが質問のゴールとなるならば、
その為に必要なプロセスというか、その答えに必要な断熱材の種類や厚み、窓の種類、熱交換の有無というのは、適切に考えられていないと、その答えが導き出される事はありません。
つまり・・・
その2択の質問の答えを出せない会社に、断熱材の種類や厚みを聞いた所で、または、要求した所で・・・
答えの出し方が分からないのです。
最高の食材を与えたとしても、料理の仕方が分からないのと同じです。
きゅうりと砂糖と塩を与えたら、キュウリと砂糖の漬物造るやつの可能性だってあるわけです。
兎に角・・・
・御社のUA〇〇値では、冷暖房費いくらになるの?
・御社のUA〇〇値では、室温何℃になるの?
この二つの質問は、「悪魔の質問」です。
是非、聞いてみてください。