オープンハウスを見学!凄い局所不快感

家が大好きな友人夫妻からオープンハウス見学の誘いがあり、行ってきました!

地元では結構有名?と思われる大きい会社の新築住宅です。
「次世代省エネ」と謳っています。

実は、お供した友人夫妻が家づくりをはじめた際に、今回のオープンハウスを行った会社の展示場に行った時・・・

「この会社は絶対ないな」

と思ったらしいのです。


理由は・・・
訪れたのは真冬、予約の3時間前から暖房を稼働していたらしいが、『極寒』だったのが一番の理由らしいです。

まあ、HPを見るとかなりの低コストなので、断熱・気密性能は聞かずとも低いというのはわかるのですが、その調査も兼ねて行ってきました。途中でスマホの充電が切れてしまい、写真は数枚しか残っていないのですが、表面温度を測ってきました。


【温熱レポート】
外気温34℃くらい。かなり暑かった・・・。
室温は不明です。
1F、2Fともエアコン強だと思うが、ガンガン稼働している感じ。
特に涼しいとも感じませんでした。
この時点で、それくらいフルMAXエアコンじゃないと室内が涼しくならないのだろうという事で、家の性能が低い事が体感としても分かります。
次世代省エネ基準をクリアしていると言っているが、宇都宮で激甘な基準をギリギリクリアしてる程度なのだろう。

写真は全て2階です。

床面
1階でエアコンの影響を受けているような所は、23℃台。
2階でエアコンの影響を受けているような所は、24℃台。
それ以外は25℃くらい。
基本的に場所によってバラバラ・・・。
壁面
1階でエアコンの影響を受けているような所は、24℃台。
2階でエアコンの影響を受けているような所は、24℃台。
それ以外は25℃~26℃くらい。
基本的に場所によってバラバラ・・・。

驚いたのが、1階の太陽光線を受けている外壁面の室内壁が28℃くらいになっていた事。
断熱材が効いていない感じがしました。
天井
2階で27℃台。
天井断熱なのだろうが、あんまり断熱材効いていないですよね。
1階は測るの忘れました。
まとめ
2階の
床:24℃~25℃台
壁:24~26℃台
天井:27℃台

もの凄くバラバラです。

友人夫妻が、真冬に「極寒」といった理由が分かった気がしますよね。

エアコンの風が苦手な家族はどうなるんだろうか・・・。

局所不快感の限界は4℃
局所不快を感じる温度は2℃

多分、冬は極寒なのだろうと僕も想像しました。

ラファエル設計のダブル断熱は2階でいえば床・壁・天井で0.1~0.3℃の差です。


UA値を明記せず、低コストで次世代省エネクリア!とだけ謳っている家の性能は恐らくどこもこんな感じなのだろうか・・・。

友人夫妻も含め、悪い方の見本となっているオープンハウスな感じがしました。
内装は、1階は無垢を使っていて2階は新建材という感じでした。

見た目のデザインは特に指摘するほどではないですが、温熱環境に関しては、恐縮ながら指摘しまくりたい感じで終わりました。

 

2017年07月09日