省エネ法改正!これは必ず聞くんだ!!
省エネ法が改正されました。
正直、省エネ住宅、長期優良住宅に適用される省エネ性能は、アメリカのm&mチョコくらい甘い基準なので、正直・・・
ラファエル設計にとっては、相手にしても仕方ないくらいどうでも良い基準なのですが、ハウスメーカーなどは、これを目指して設計をしています。
で、どう変わったのか、国土交通省から届いたパンフレットを見てください。
つまりは、省エネ性能について、建築士から建築主へ、省エネ性能について説明する事が義務になったという事です。
これが、どういう事か分かりやすく説明しよう。
下記は、その説明を受ける際の状況を漫画チックに説明するものです。
これが説明義務です。
これで終了です。
では、違う家族のパターンを見て見ましょう。
これが説明義務です。
これで終了です。
では更に、違う家族のパターンを見て見ましょう。
これが説明義務です。これで終了です。
しつこいようですが更に、違う家族のパターンを見て見ましょう。
これも説明義務です。これで終了です。
はーい!では・・・
ドン!!
左がQ1.0住宅ね。
右の様なものは許されないんですよ。
下記は、同業者に言いたい事です。
そうなんすよ。
多分ハウスメーカーの人間100人いたらほぼ100人近くが、UA0.6とかで省エネ基準クリアしていれば・・・
これ、絶対と言っていい程言ってきますから。
私がセミナーでいつも発表している事です。
家づくりをする人は、このように説明を受けるはず。
そうしたら、↓この2つが必ず聞くべき内容だ!
「この家は何℃になるのか?」
「冷暖房費はいくらになるのか?」
それを是非とも当たり前のように、住宅会社に聞けるようになって欲しい。
これだけは絶対に聞くんだ!!
これに答えられなかったら、契約破棄するくらいの気持ちでいるんだぞ!
最後にお聞きします。
あなたの購入しようとしている家の値段、おいくらですか?
2000万出してこんな家になるの?
超ローコスト住宅で1000万以下でこんな?
3000万近く出して、こう?
こんな家になるのを、たった2つの質問で回避できる可能性があるのだよ。
もう一度言う。
「この家は何℃になるのか?」
「冷暖房費はいくらになるのか?」
「この家は何℃になるのか?」の模範解答としては下記がある。
- 過去物件のサーモ画像を見せてもらう
- ほぼ2色。これなら温度ムラも無ければ、施工不良もない。
- 室温シミュレーションを見せてもらう
- これはホームズ君というソフトで行っています。
- QPEXなどで計算してもらう
- これで暖房エネルギー削減率が分かりますし、燃費(冷暖房費)が分かります。
QPEXでは、家の保温性能も分かります。夜0時に暖房切って、朝何℃まで室温下がるのか? - 過去物件の室温分布を見せてもらう
- ほぼ一定であれば、「冬暖かく、夏涼しい」は本物です。
「冷暖房費はいくらになるのか?」の模範解答としては下記がある。
言ってみれば、これらはラファエル設計が全て標準でやっている事なんですけどね(笑)
ハウスメーカーでは、ホームズ君もQPEXもやってないと思いますが、やっていたとしても、どちらかでしょうね。
他のソフトもありますが、それでもいいと思います。
最後にハッキリ言うと、省エネ性能についての説明というのは
UA値
を伝えれば、それだけで良いのです。
住まい手が何の質問も言わなければ、それで省エネ法の説明義務は果たされた事になるのです。
如何ですか?
詐欺みたいなもんだよね?
そう思わない?
こういうスーパーblackな事をブログで言っちゃうのは、多分僕位かもしれない。
もんのすごい、タブーな話を僕はしています。
僕はね?
同業者にこれらと同じ事をやれなんてセミナーでの話はした事ないんですよ。
これらは、住まい手の人が、契約しようする住宅会社に、当たり前のように望まなくてはなりません。
望まないから、省エネ法は「義務化」という方向へ進んでしまった。
本来は、UA値計算をした計算書を役所などに届け出るものだった。
それを、Sハウスなどが大反対したから、取りやめになり、義務化へとなったんだ。
これは、言ってみれば、住まい手の豹変により、残酷な法律へと変わった事に、ほとんどの人が気付いていない。
いいかい?
先ほどの質問、全ての住まい手が言ってみ?
そして答えられない場合・・・
契約破棄する勇気・・・
あなたにはありますか?
数千万出して、温熱欠陥住宅を買う勇気・・・
あなたにはありますか?
言っている事分かるよね?
結局は、本来進むべき道だったUA値計算以上に、「エネルギー削減」について、説明する必要が誕生するという訳だ!
来年1/28日に、また東大?でミニシンポジウムで登壇する予定です。
この辺の話を国の研究者の方々に、突き詰めて見ようと思います。