ローコストなのか高気密高断熱なのか?

たま~にですけど、「断熱リフォーム」の問い合わせがある。

断熱リフォーム希望の人は、「冬暖かい」という事を希望される。

 

土地の付録のようなローコスト住宅では、正直僕にとっては価値がないと思うに等しいのだけど、家族の幸せという部分で考えると、ローコストでも感じることができるだろう。

それを、いま僕は低気密低断熱の一戸建て賃貸に住んで、実体験からいろんなことを学ぼうとしている。

実家は「無気密で無断熱」

今まで住んだマンションは3つとも鉄筋コンクリートなので

「窓以外高気密だけど低断熱」

 

何度も言うけど・・・

「高気密高断熱」というのが一文で正しい言葉の使い方。

 

新築だけど、真夏とか真冬、子供がリビングとかの暖房室・冷房室のドアを開けると、親は怒ってませんか?

「暖かいのが逃げちゃうでしょ!」

「涼しいのが逃げちゃうでしょ!」

 

まるで、冷蔵庫を少しでも開けていると怒られるかのごとく、

子供は別に悪いことをしていなくても、怒られる。

 

ローコスト住宅にとって、子供がドアを開けっぱなしにすることは

「悪」

なのだ。

 

高気密高断熱住宅に住んだら、生まれることのない

「怒り」

「ストレス」

「悲しみ」

というものが、温熱環境によって生み出される。

 

この数だけ、その家族からは

「笑顔」

が消える。

 

断熱リフォームをしたからと言って、よく知識もないくせに、中途半端に断熱リフォームをしたところで、今まで結露しなかったところが結露したりする可能性は高くなる。

 

なんでもそうだけど、知識があると思っている我々プロ側の人間は、温熱に関しては建築士の試験ですら、広く浅くな感じなので、しっかりと学ぶ場面が少ないのである。

 

つまり、たいして分かっていないという事がほとんどです。

 

建築知識ビルダーズの連載にあたり、知ったことは、

温熱をしっかりやっている工務店は、全国で5%くらいだと。

 

つまり、95%は分からない人が多いので、多数決で言ったら、わかっている人の理論は、間違いだといわれても多数決で調べたら、正しいことも間違いになる。

という事で、温熱に関して、一般の人が一生懸命ネットで勉強しても、ほとんどが無駄な時間と労力を費やすことになる。

2020年09月17日