ハウスメーカーで建てる意味
「ハウスメーカーで建てる意味って何ですか?」
家づくりをしている最中・・・
よ~~く勉強した方ですと、このセリフが飛び出してくる。
ハウスメーカーで建てる意味・・・
そんなもん、無いっすよ(笑)
というより・・・
「温熱欠陥住宅を建てる意味がない」
という事です。
この手の話になると、何度も同じ様な話になってしまうのですが・・・。
何処で建てようが、考え方でこれだけは変わらないものがあるのです。
「家を建てる意味って何ですか?」
この「意味」をしっかりと答えられなければ、賃貸で十分だと思います。
ハウスメーカーで建てるメリットは?
と聞かれれば、メリットなんてそんなもんないよ(笑)
建てる意味は?と聞かれても同じ答えに結局はなるけど、
結局は、「何の為に家を建てるのか?」という所になる。
ヒートショックで死ぬ確率が高いのに、高くて、メーカーの名前がブランド的に思っている人は、その住宅メーカーで建てた事に誇りを持ったりする。
そんな人は、ラファエル設計に依頼する意味がないし、「死ぬ確立」を軽視すること自体が僕とは価値観が違う。
多くの人が勘違いしているのだけど、
「ハウスメーカーで家を建てる」
という事を突き詰めていくと、実際に家を建てているのは、ハウスメーカーから外注された大工さんなのだ。
ハウスメーカーに、基本、社員大工や職人はいません。
営業、設計、現場監督、事務員、役員
以外は、基本的に外注だという事を知るべきです。
つまり、「家を建てる」という行為をするのは、ラファエル設計が設計する家を建ててくれている大工さんや職人さんと、同じ立場の人達が家を建てている訳です。
そして、営業からの大値引き提案や、決済時期の大値引きによって、クッソ安い賃金で外注させられている職人さんや我々設計事務所。
ハウスメーカーで建てるのって、僕は、営業が一番美味しい思いをしているのではないかと感じております(笑)
お金の面でね。
ふつうに考えてさ・・・
食べ続けると人が死ぬ確率が高い薬剤入りの料理が出されるレストランに行くやついないよね?
でも、それを知らなければ1回は行っちゃうかもしれないよね?
でもさ、何度もいうけど、ヒートショックで死ぬ確率が高い家は、数千万出して買うんだぜ?
そして、今日の夜とか死ぬかもしれない家で生活するんだぜ?
特に50歳以上の人。
コロナだってそうだよ。
コロナになりたくないって、マスクは枯渇するのに、
ヒートショックで死ぬ確率が高い家は枯渇するどころか・・・
「ローコスト」という人によっては魅力的に感じる言葉に惑わされ、実際に800万くらいからの家づくりに飛びつく人たちによって、温熱欠陥住宅を造っている会社がQ1.0住宅を造っている会社に勝つような現状となっている。
僕は、これまで色んな話を惜しみなくブログでさらけ出している。
なので、「Q1.0住宅の重要性」という点で、特にこれ以上アピールするつもりはない。
健康食品とか通販番組で、良い事ばっかり言っていると、人はデメリットを探したくなるものだ。
でも、Q1.0住宅とローコスト住宅ってさ・・
ここまでブログで有料セミナーレベルの話を沢山書いてきて、その違いを分からない人は、単に「分かろうとしない」だけだと感じております。
仮にさ・・・
僕:「Q1.0住宅が必要なんです!」
客:「え?なんでローコストじゃダメなの?」
という会話を別なシチュエーションに変えて見るとね?
仮に・・・
北海道に行って、蟹を食べに行きました。
蟹は僕のお店だとします。
客:「蟹が食べたいんです」
僕:「はいよ」
「カニカマ」
出されてさ・・・
客:「何でカニカマなんだ!!」
僕:「何で本物の蟹を出す必要があるんです?カニカマでも同じようなもんですよ」
ってのと、同じレベルだと思っています。
つまりだよ・・・?
僕は本物の蟹を食べてもらいたいけど、本物の蟹は高いからカニカマでよくね?
って言われているようにしか思えないわけですね。
よく考えて見てよ。
カニカマに対して、本物の蟹の説明・・・
いる!?
(笑)
「本物の蟹はとても美味しいんです!特にタラバガニなんて身が大きくてたまりません!」
「でも、生で食べるならズワイガニがとろけて甘くておいしいんです!」
なんて、カニカマより本物の蟹を選んでもらう為のような必死な説明、もう2年も続けてたら特にいらないでしょ(笑)
兎に角・・・
何度も言っている「温熱欠陥住宅」を回避できるなら、ハウスメーカーで建てようが、それは自由だと思うのです。
ただ、現状は、そんなハウスメーカーは無いと思いますので、
「ハウスメーカーで建てる意味」
という事では、意味が無いという感じかなと思います。
ワン条やスウェー〇ンハウスは、結果論的に、一番マシな部類かなと思いますけど。