家の「設計料」を軽視し過ぎてませんか?
家を建てようとするとき、費用の面で問題に上がる「設計料」
最近思う事は、設計士に依頼すると「設計料」が高くつくと思っている人がかなりいらっしゃるという事。
そして、その「設計料」に対する認識は・・・
- 間取りを考えてもらう
- 外観デザインを考えてもらう
この二つだけにしかフォーカスされてないんじゃないかと思っています。
これによって、どんな事が起きるか?
- 自分で間取りを考える
- 気に入った外観の写真や雑誌を見せる
- 自分でスケッチする
こうなるのが殆どだと思います。
設計料は10~20%くらいの間で様々な設定が各会社によって定められています。
ラファエル設計はこちらで規定しています。
これらを考えると、
- 間取りを考えてもらう
- 外観デザインを考えてもらう
この2つだけに「設計」という付加価値があるのだとしたら、「設計料」は高いですよね(笑)
実際にこれだけしかやらない設計なら、僕も高すぎると思います。
ハウスメーカーや工務店に依頼すれば、設計料はかからないから、僕みたいな設計事務所に依頼して家づくりを行うよりも安く済ませる事が出来る。
と考える方は、2000万とか出して、イグルー(かまくら)以下の性能しかない家を買うという事に、気が付いてもらいたい。
勿論、工務店でも、素晴らしい家づくりをしている会社は沢山ありますが、全国の2割くらいだと思います。
家は、買い替え可能な「家電」「車」ではないんです。
家電を買いました。
機種の価格は安かったけど、「電気代」がもの凄くかかるので、1か月で手放す。
車を買いました。
デザイン優先で、ガソリン代・燃費は目を瞑りました。
ガソリン代高騰・・・2~4年で手放そう。
家を可能な限り安く買いました。
家は35年ローン。
簡単に買い替えできません。
しかし、その買った家が夏・冬ともエアコンをガンガンかけないと満足のいく室温・快適性が得られません。
光熱費が冬は4万円にもなってしまいました。
年間光熱費は25万円です。
月々に直すと約21000円です。
ローンは月8万円です。
光熱費は月2万円です。
合計10万円を月々支払うのが絶対です。
2万円という金額は、35年のローンに換算すると、500~600万円くらいに相当します。
という事は、家の値段を500万UPしたとしても、光熱費を払うのと同じような月々の出費で、
室内環境もよい家、
長生き出来る可能性の高い家、
病気になりにくい家
アトピーなどのアレルギーが緩和出来る家・・・
そのような家を「設計」してもらえたら、月々の出費は同じなので、住まい手は嬉しくないですか?
光熱費を抑えようとしたら、「我慢」するしかありません。
「我慢」とは、エアコンをつけない事が一番思い浮かぶと思います。
もし、夏に我慢をすれば、家の中で熱中症になる可能性が非常に高く、
冬はヒートショックになる可能性も高くなります。
2000万も出して建てた家が、このような状況。
2000万だして、エアコンをつけないと快適な環境が得られない家を買うわけです。
要介護に早い年齢でなってしまう可能性の家を買うわけです。
病気になりやすい家を買うわけです。
酷過ぎませんか?
殺人レベルの家という事です。
しかし、これらを解消できる家を「設計」してもらえるとすれば・・・
「設計料」を払う価値がありませんか?
僕のホームページでは、色んな所で光熱費との関係をお話しています。
家を建てようとした時、
大切なのは「家だけの値段」で決め手は駄目という事。
設計料・光熱費も含めて、月々の支払が、安い家を買った時と同じであれば、十分・・・
設計士に依頼する価値はあると思いませんか?
ラファエル設計のお話をさせていただきます。
他ではもっと安い設計料があるでしょう。
ラファエル設計は、
- 構造計算(耐震等級3)
- 温熱環境シミュレーション
- 30年間の光熱費のシミュレーション
- ストーリー性のある間取り
- 外観デザイン
- 内観デザイン
- 設計監理
これらを行います。
間取り&外観デザイン、設計監理だけ主な設計業務の会社とラファエル設計を比較しても、設計料に対する内容が違います。
詳しい温熱環境のシミュレーション
↓
- すまい燃費
- 一次エネルギーを元に住宅の燃費性能(光熱費)を示す計算書を作成します。
断熱性能や設備が異なった場合のプランの比較検討も行います。
また、ラファエル設計はエネルギーエージェントの資格を有していますのでエネルギーパス協会でプログラムされたソフトも使用して、30年間の光熱費のシミュレーションも行います。
精度も高く、ISOの世界基準もものさしで「家の性能」を見える化します。 - 室温シミュレーション
- 建物の外皮性能(UA値、ηA値)と気象データ(外気温、直達・天空日射量)、冷暖房設備の能力と運転計画を元に、部屋ごとの室温変化を見える化します。
これらを元に、予想される室温とその部屋での「健康度」も見える化します。 - 日射熱シミュレーション
- 季節・期間ごとの日射熱取得量を見える化します。
全国837地点の気象データによる直達・天空日射、軒や庇・隣の家、周辺の家からの日影の影響、
窓・外壁・屋根の日射取得率(η)を考慮します。
期間累計表示、指定時間単位のアニメーションで見える化します。 - 照度シミュレーション
- 隣の家や庇・軒の日射遮蔽を考慮しながら天空日射による照度の検討をします。
読書する部屋、食事をする部屋、北側に面した洗面所など、各室に求められる明るさを見える化します。
天窓や吹抜けによる採光の効果も見える化します。 - 日照時間シミュレーション
- 室内に入る日差し(直達日射)をもとに指定日、年間・月別などの日照時間を見える化します。
1日累計表示、指定時間単位のアニメーション表示も可能です。
夏期の日射遮蔽効果や冬期の隣接建物による日照障害もシミュレーションできます。
将来の隣地計画を加味した設計が可能です。 - 日影シミュレーション
- 敷地周辺環境の建物や樹木などから受ける日影を見える化します。
季節や時間ごとにリアルタイムに変化する一日の動きをアニメーションで見える化します。
これを元に、配置の根拠、リビングの位置やキッチンの位置など、間取りの根拠を見える化します。
これは、建物の配置などを決める上で一番初めに重要となる事です。 - 日射断面図
- 敷地周辺環境の建物や樹木の遮蔽物を考慮し、窓から日射がどれ程度家の中に入るのか見える化します。
夏至、冬至、秋分などをはじめ、お客様が希望される指定日でも作成します。
日射が必要な冬、周辺環境の遮蔽物がどれくらい邪魔するかなども見える化します。 - 通風シミュレーション
- 窓からの通風経路や各開口部の風量や風速も見える化します。
効果的な「換気計画」と「涼感を得るための通風計画」を行います。
天窓や高窓(ハイサイドライト)の効果も考慮します。 - 太陽光発電シミュレーション
- 太陽光発電の導入を検討するのに有効なシミュレーションで見える化します。
- 熱収支の明細シミュレーション
- 冬季において「日射や内部発熱(家電等)で熱をどのくらい得られているか」「窓と壁とで熱の取得や損失がどの程度の差があるか」など見える化します。
- 最適エアコンの選定
- エアコンの効率や能力不足を簡単に確認でき、建物や生活条件に最適なエアコンを選定します。
- ヒートショック・熱中症の危険度を知る
- ヒートショック・熱中症の危険度を見える化します。
『家は何処で建てても、完成しちゃえば一緒』
なんて思っている方がいれば、正直、もうちょっと勉強してから自分の家の価値を見出した方がよいです。
「設計」というのは、住まい手の家族・子孫の未来も設計するという事です。
それが高いのか安いのか・・・
そこら辺も考えた上で、「設計料」に対する付加価値を考えていただければ、原発問題・空家問題なども解決されていくのではないかと思っています。