ダブル断熱住宅入居後の感想
10月に引き渡し完了したダブル断熱住宅のお宅へ、所用の為に伺ってきました。
先日発売になったこの本でもあり、掲載にご協力をいただいたお礼も兼ねて、本をプレセントしてきました♪
今日は結構寒かったですが・・・
住まい手はTシャツに短パン(笑)
寝る時もそんな格好らしいです(笑)
それだけ暖かいという事ですね。
まだ住み始めて2か月も経ってないと思いますが、非常に満足している様子を見せていただき、設計者の立場としても非常に嬉しく思いました。
エアコンの設定は23℃でしたが、家の中は本当に暖かく、「ああ・・・高気密高断熱って感じ」
という感じがありました。
これまで沢山高気密高断熱住宅を見学してきましたが、UA値0.4前後の家っていうのは、体感で分かる感じの空気感で独特な感じなのですよね。
今回のお客様も同じことが言えますが、設計段階から、ストーリー性のある間取りという考えのもとに出来上がった家は、住んでからも、想定した通りの景色の眺めや、くつろぎなど、想像以上に満足されているように思います。
花火大会の時の眺めを一番に考えたこのアングルですが、住まい手のお母さまは、毎朝ここ(キッチン)に立って眺める景色が非常に好きというか、毎日楽しみなんだそうです。
なんかいいですよね、そういうのって・・・。
新築して、本当に良かったという話が、外観デザインなどではなく、温熱環境の事ばかり話されるのが、私としては嬉しい限りです。
外観もカッコイイとに言っていただけてますが、僕が高断熱住宅にこだわる理由は、光熱費の削減と、住まい手が健康でいられるという事。
下記は、新築の設計段階と住んでからの満足度を表すものですが、室内温熱環境は初めは16項目中3番目に、重要だと思っていた事なのに、住んでみると11番目に下がるという・・・
つまり、不満足な人たちが多いって事です。
下図を見ると・・・
今、光熱費削減や地球環境にとっても非常に大切な「省エネ性能」「自然エネルギー」なんて、元々眼中にない感じですからね(笑)
(出典:あたらしいいえづくりの教科書)
やっぱり、新築の家って、暖房などつければ大抵暖かいんですよ。
断熱性能が悪い家だって、暖かくなるんですよ。
でも、ダブル断熱の様な、北海道でもOKなような性能だと、その暖かさのレベルが違うんですよね。
暖房の設定も23℃でTシャツ短パンでいられるような暖かさなわけですから(笑)
やっぱり僕は、外観デザインなどを評価されるより、幸せそうな住まいが設計通りになって行きそうなものを評価される方が断然嬉しいのだと改めて今日実感。
僕は、「この間取りで行こう!」
って決めた時、ちゃんとその間取りから、そこに住まう家族の生活が想像出来た時がその時なのです。
次回伺う時はちょっとサーモカメラなどを使用して、温熱環境の調査をしようと思います♪
別なお宅で同じくダブル断熱住宅の温熱環境の測定は下記でまとめていますの良かったら見てください♪