双子たちの誕生日
4月18日は双子たちの誕生日。
ようやく?
まだ?
・・・・・・・
僕としては、もう6歳なのか!?
という感じです。
生きて産まれた我が子の数より、生きて会えなかった我が子の数の方が多いのですが、絶望的な経験、辛い不妊治療の経験が、双子を育てる事の精神的&肉体的披露を凌駕してくれたのだと思います。
何度もブログでは話してきた事ですが、双子の育児というのは、想像を絶する程大変だった。
特に息子のギャン泣きが基本寝ている時以外はほとんどだったからだ。
ちょっと寝ている時の再現をしてみよう。
- 気持ちよさそうに寝ている
- 寝かしつけるまでというか、この布団に寝かせるという事が、凄まじく大変だった。
1時間かけて抱っこで寝かしても、布団に置くと起きるという感じ? - 娘があやしい
- 抱っこして寝ると、30分とか1時間寝る時もあったけど、布団はそうはいかない。
こうなると、「ハア~~・・・」という感じ。 - はい、娘泣き起き~~~
- 息子からしたら、目覚まし時計代わりの一発
- 1時間かけて寝かした苦労が水の泡~~~
- 息子も泣き起き~~~その泣きに一瞬ビックリして泣き止む娘
- 田んぼで蛙の大合唱ならぬ、双子の大合唱
兎に角よく泣く息子。
ハイ、ポー~~~ず!!
1秒後
何でそんなにすぐ泣くのよ?(笑)
1歳過ぎまでは・・・
兎に角夜泣きも凄くて宇津救命丸飲ませてましたからね。
パパ年齢は6歳というか、レベル6になりましたが、まだまだ未熟者です。
コロナがなければ今頃、夢の国を満喫しているはずでした。
双子たちを祝うというより、ここまで育児頑張ってきました!というご褒美を親も欲しいですよね(笑)
『育児』というのは基本的に『親』になった人にしか出来ない事。
産みの親も育ての親も、子供にとっての親は、どちらも違いはないと思ってる。
そこにきちんと愛があるならば。
不妊治療をしている夫婦からすれば、喉から手がでる程望むものが『我が子』であり、『親』になることでもあると思うのです。
どんなに望んでも、親になることが結果として出来なかったり、諦めるという夫婦の形もある。
養子を選択する夫婦もいる。
法律上とか、自分のお腹の中で育てられなかったからとか、下から産めなかったとか、それらの理由で「我が子」として、親が愛情を注ぐのであれば、産まれた過程というのは、「自己満足」だと僕は思う。
無排卵の女性や、卵子を摘出した為に不妊治療をしなくちゃ子どもを授かれない人、親になるには養子として迎え入れるしかない人、
沢山いるわけです。
逆に、男でいえば、精子の数が少なかったりで、妊娠出来ないという理由のケースもある。
男の場合は「男として失格」みたいな感情を抱く人もいるかと思うけど、そんなプライドいらないでしょ?
って思います。
ちなみに、うちは特に夫婦で妊娠できない特別な理由はなかったのだけど、不妊治療に頼りました。
子供を持つこと、持たない事でどちらが幸せか?
という質問はナンセンスだけど、『学校などが休みで子供が無事に家にいる』というのは、我が家にとっては、実は凄く幸せな事なのだと、僕は思います。
仕事が進まないとかの問題はありますが・・・(^^;)
コロナによる死者数、自殺者の数、ヒートショックや熱中症による死者数・・・
それらの他に、
『生きて産まれる事が出来なかった赤ちゃんの数』
それらも実は重要なのではないだろうか?
不妊治療というものがもっと身近になるためにもそう思うし、助成金も額が増えれば良いなと願う。
何が言いたいかと言うと、うちの双子たちは何故、男と女なのか?
これが分からない人は意外と多い。
飲み会の席とかでたまに・・・
「3人目は頑張らないんですか?」
なんて、言われたりする。
男と女の双子がいるという話をした後でね。
こういった質問をする人は・・・
採卵するのにどれだけ痛い思いを女性がするのかとか、
排卵誘発剤でどれだけ女性が辛い思いをしているのか・・・
知る事がない。
まあね、子づくりすれば子供が当たり前に出来ると思っている人には一生分からないですよね(笑)
『コウノドリ』というドラマ(漫画)を観れば『不妊治療』を経ての出産までの危険性などがよくわかる。
流産の確率も、30代になるとかなり高くなる。
妊娠すれば『当たり前』に出産出きると思ったら大きな思い違い。
だから、妊娠した人に『おめでとう』とは言わない。
21週前に出産してしまったら、我が子が生きていても、死ぬのを見ているしかないのだ。
そして、実際には産まれたけど『存在』は法的に認められない。
実際に灰と骨だけになった我が子を手にしているのに、その存在は自分たち家族にしか認めてあげられないのだよ。
たった数秒、産まれて、呼吸して、でもそのまま生きる事が出来なくても、間違いなく「誕生」はしているのにさ。
恐らく、不妊治療を何度かしているすべての人は思うはずだ。
「虐待する親には簡単に子どもが出来て、何故、こんなに頑張っている自分達には中々子どもが出来ないんだろう」って。
コロナが蔓延している中での数々の『有り得ない世界』が、
『不妊治療~出産』までの世界でも同じ様に存在する。
出産した後も、ママは授乳中は風邪ひいても薬出してもらえなかったりします。
なので、是非ともQ1.0住宅の様な、無暖房でも冬は寒く無く、夏は暑くない家を建てて、そこに住んで育児を始めて欲しいなと思いますよね。
何事でもそうだけど、それらの試練は乗り越えないと未来はない。
僕らにとっては奇跡の双子たち。
2歳までは、正直可愛いと思うより辛いと思う事の方が多かったけど・・・
今は愛おしくて仕方がない。
去年はこんなブログ書いてました。