妊活クライシス
本日、Yahoo!ニュースでこんな記事を見かけた。
「妊活クライシス」男女の意識差が夫婦の危機に
https://news.yahoo.co.jp/feature/570
「妊活クライシス」とは
要は、赤ちゃん欲しさに、夫婦間で不信感が募る
という事らしい。
クライシスって・・・
僕からしたらFANATIC♢CRISIS(ファナティッククライシス)という大好きだったバンドが思い浮かびますけどね(笑)
まあ、とりあえず、 クライシス(crisis)は「危機」という意味である。
まあ、僕たち夫婦も、妊娠ではなく、出産までに8年かかっている。
色んな苦しみや悲しみ、恐怖、絶望も経験してきた。
少し前に
での僕のブログ記事の中で少し触れた。
取り合えずYahoo!ニュースの記事を読んでの感想だけど・・・
(-ω-;)ウーン
全部が全部は共感できないな・・・。
初めに言っておきます。
あくまでも僕の経験からの考えです。
まず・・・
自分の妻が下記な感じだったら何年も不妊治療は続かないよと思う。
- 「いっそ、夫に産んでほしい」
- こんな事思うママの所に子どもは宿りたいと思うだろうか(;´Д`)
- 仕事から帰宅した夫に、「今日、排卵日」と告げる。夫は言う。「いいよ」。「なんで私がお願いしたことになってるの?」と言いたくなる気持ちを押し殺す
- 何故、お願いした事になってるという感情が生まれる?プライド?そんなの関係ないよね。
自分の方が立場上だと思っている人のセリフだわ(;´Д`)
別にどっちから誘おうといいじゃないか(笑) - 生理が来るたびに、妻は、絶望を味わう。
- これは分かる。
絶望という表現を使いたいくらいに「落胆」するという意味でなら。
ただ、絶望するのであれば、「妻が」ではない。
「夫と妻が」である - 「できなかった」のではない。おっぱいをたくさん飲んでくれて、ハイハイして、あんよして、「ママ」と呼んでくれて、ランドセルを背負って桜の木の下で写真を撮って、そうやって一緒に人生を歩むはずだった子供を、毎回、「失う」のだ。
- 感情が行きすぎる・・・。そこまで思っていたら、毎月の絶望度合いが大きすぎる。(;´Д`)
じゃあ、「失う」というのは不妊治療を始めた人だけが持てる感情なの?
そんな事言ったら、世界中の女性は子供を何回失ってるの?と思う。
そうしても「失う」という表現を使いたいなら、子どもを失うのではない、「お腹に宿る機会」を失うのだと思う。
お腹に宿ろうとしている「魂」は恐らく決まっている。
宿ろうとしている赤ちゃんは、「使い捨てマスク」のように毎回失うわけではない!
- 「生理が来ちゃった」と夫に報告
ほとんど「私たちの子供が亡くなった」という意味だが・・・
- それはちょっと大げさにとらえ過ぎてない?(;´Д`)
何故そんなに自分の子どもを殺したいのか?
必死に宿ろうとしていると考えたらどうだろう?
宿ろうとしている赤ちゃんを、親が亡くなったと決めつけたらそれは殺す事と同じことだと思う。
「次、頑張ってくれよ!」と赤ちゃんへ願おう。
そうすれば、宿ろうとしている赤ちゃんは亡くならないよ。 - 落ち込む妻に、夫は悪気なく言う。「また次、頑張ればいいじゃないか」妻は心の中でつぶやく。「そういう問題じゃない」
- 夫が何も考え無しに言っていたら問題あるだろうが、そう言うしかない夫だっている(;´Д`)
夫に対してこんな風に思うのなら、ダメだった時、落ち込んだ時、自分が言って欲しい言葉を教えよう。
自分はこういう気持ちになっていると伝えよう。
夫婦であろうと、こんな事を思っているという事は、お互いを分かっていない。
- こんな生活(不妊治療)をもう5年以上続けている。単純に計算すれば、約60回の絶望を味わったことになる
- 絶望かも知れないが、生理が来た事が「絶望」というならもっと上の絶望が存在します。
流産、死産・・・。
正直、妊娠出来るか出来ないかを「絶望」というには早すぎる
僕自身、初めのうちは絶望と感じていた部分もあるかもしれない。
しかし僕は、絶望なんかと思ってはいけないと後に思う事になる。
逆にいえば、約60回も赤ちゃんはお腹に宿ろうと頑張っているのだと思いますよ?
「絶望」なんてしてたら赤ちゃんも、これからママになろうとしている自分自身も、可哀想じゃないですか? - 「生理が来てしまったとき、妊活中の女性は、わが子を失った母親とまったく同じ『喪失感』を味わいますが、男性にはそれがなかなかわからない」
- おいおい・・・
何故、妊活中の女性が「我が子を失った母親の気持ちが分かる?」
それは自分で創り出している巨大な絶望の感情に過ぎない。
本当に我が子を失った事があればお分かりだろうが「喪失感」なんて生ぬるいもんじゃあない。
記憶すら失う人もいるだろう。
生理は毎月来るが、失った我が子は2度と戻らない。
- 自分が男になって、「応援する側」に立てればどれだけ楽なことだろうか。つい、そんな風に考えてしまう
- これ・・・男の方は楽だといいたいのだろうか?
まあ、実際、薬飲んで気持ち悪くなったり、肉体的につらいのは女性の方だ。
そう思うのは当然かもしれないが、「応援する側」が決して楽なわけではない!
妻の辛さを変わってあげられない悲痛さはあるのだ。
そんな事妻に思わせてしまうなら、夫の気持ちにも問題あるかもしれないが、出産して育児になった場合も変りたいと思うのだろうか?
でも、女性は本当につらいというのを、夫も心の底から分かってあげなくてはいけないと思います。
赤ちゃんは女性にしか産めない。
自分で赤ちゃんを産む!という事に執着したり、しがみついてられる未来のママが、「妊娠」というチャンスが続く。
心が完全に折れるまでは「辛いけど頑張るしかない!」と思う。
取り合えずこの記事での「妊活クライシス」は、夫と妻の温度差が「スカイツリー」の頂点と地上くらいに差があると感じましたよ・・・。
まあ、それくらい女性は肉体的にも精神的にも大変なんですよね・・・。
というか、それだけ女性は追い詰められているという事。
上記の数々を見ても分かるように、普通に生活していたら、自分の考えとリンクすることなんて、一つもないだろう。
普通じゃ考えられない「考え」が沢山生まれてくるのが「不妊治療」
不妊治療をしているすべての人が同じような苦しみとは限らない。
だから、不妊治療をしている人の辛さを全て分かろうなんて、思っても出来ない。
逆に、当事者からすれば、「分かりもしないくせに!」といいたい人が殆どだろう。
全く同じ苦しみを味わった経験のある人同士以外は・・・。
多分、妊活クライシスのような考えや言葉が出るので日本は「S●Xレス大国」なのではないだろうか?
スウェーデンでは週5~6は夫婦で楽しむらしいですよ?
だってさ、「今日、排卵日」と告げる・・・
この後、よっしゃーーー!!くらいに楽しんでみては?
と本気で思う。
「いいよ?」の家庭はクライシス行き
「よっしゃーーー!!」の家庭はまだ安定。
でも、ママになるには3回の奇跡が必要だと書きましたが・・・
それには「夫婦愛」が非常に重要だと思っています。
あくまでもこれは僕の考えでしかないので、他の人の考えを否定したり同意を求めたりは全くする気はありませんが・・・
子どもって・・・
パパとママが最高に幸せじゃなきゃ、宿ってくれないのかな?
っていつも思っていました。
実際、幸せでしたけどね(笑)
ニュースを見ていると、本当に子どもが欲しい夫婦には中々宿ってくれず・・・
子どもなんて全く考えていないカップルには簡単?に宿る。
どうしてなんだ!?
いくら考えてもそんな答えを知っている人はいません。
思いもよらず妊娠してしまう事もあれば、いくら頑張っても妊娠出来ない・・・。
原因が分かっているものもあれば、お互い正常なのにダメな時もある。
不公平ですよね・・・。
でも、不妊治療まで行っている夫婦なら、誰よりも夫婦愛を深めるべきだと今も思っている。
結婚式・・・
「如何なる時も相手を幸せにする事を誓いますか?」
「はい!誓います!」
いいましたよね?
夫婦には何億通りのカタチがあるとは思うが・・・
結婚するという事は、相手の人生も自分の人生も、ある程度共有して共に生きて行かなければならないと思っている。
僕は、一人で外食して美味しいと思ったら、妻とも行きたいと思う。
社員旅行に行った時は、帰宅後妻と写真を見た時に、妻と一緒に行ってる気分になれるように写真を撮る。
(先輩に、「背後に奥さんが見える」って言われましたけどね(笑))
妊活ならなおさら、一緒に苦しんで、悩んで、同じ希望を見つけて行かなくてはならない。
もし、一緒に同じ方向をみて、支えてくれる夫に言ってはいけない言葉がある。
「離婚して、子どもが産める人と再婚していいよ?」
言う方も辛い・・・
愛があるこその、「優しい嘘」からくるセリフなのかもしれない。
言われた方も辛い・・・。
でも・・・
一緒に頑張ってくれる人を突き放すセリフだと思う。
体外受精には着床~胎嚢確認~心拍確認
と、毎日・数週間、ドキドキと不安などが交錯するんです。
そんな時、一番必要になってくれるのは、「夫の包容力」だと思います。
そんな優しい夫を「自分と一緒にいたら不幸」なんて思っては駄目です。
夫はそんな妻と一緒にいる事が幸せなのです。
妻は妊娠できない事を自分のせいとか思ったら絶対駄目です。
「奇跡」
なんですから、どっちが悪いとか、どっちのせいとかないと思いますよ?
体質的にどちらかに問題があるとしても、「不妊治療」が出来るという事は奇跡の可能性が有るという事。
この前、TVで子どもをあきらめて夫婦で楽しんで生きていく決意をして、LOVE×2で夫婦生活を満喫しているものをみた。
新築した家には予定していた「子供室」「子どものためのスペース」「子どものための遊び場」が作られていた。
正直・・・
凄い決断と、夫婦愛に涙腺崩壊したよ・・・。
僕には到底真似できない決断力だと思った。
妊活を続行するか辞めるか・・・
それは人それぞれの環境や人生があるので、様々だと思う。
ただ、妊活が実れば、当然育児が待っている。
妊娠がゴール地点のような思いであったら、心の底から欲しかった赤ちゃんが、自分を苦しめる事になると思う。
夫婦が直面する問題は、夫婦で共に乗り越えて行かなくてはならない。
それには、お互いが同じ温度というか熱量でなくてはならないと思っている。
これは「熱移動」と同じだ。
熱いものは冷たいものに熱を奪われる・・・。
言い換えると・・・
妊活に熱く燃えている妻の心は、
冷たい気持ちの夫の心に熱(やる気)を奪われるのと一緒ではないだろうか・・・。
温度差があってはならない。
床・壁・天井の表面温度が同じなら、その室内は快適に過ごせるように、夫婦間の表面温度も同じでなくてはならないのだ!
話が変わるけど・・・
NoGoDという大好きなバンドがいる
Raise a Flag
https://youtu.be/vse5XVXcYTo
という曲が本当に素晴らしい。
新たな環境に身を置く人たち、自分の選んだ道に不安を抱く人たちへエールを贈るNoGoDならではの応援ソング。
歌で、特に何か影響されるって事はないのだけれど・・・
昔の自分にも今の自分にも、へこたれそうな時に、心を奮い立たせてくれる曲であり、歌詞である。
僕のすべてに当てはまる凄い曲だ(笑)
- 何かのせいにして投げ出す事なら簡単に出来るけど
それじゃ変わらない
今君がやるべき事は その景色の場所へ歩いて行くための道を創る事
描いてた夢と今が重ならず 朝も夜も嘆く君よ
始まったばかりの戦いはまさに この場所からまた始まるさ
だけどもう 君は持っている
瞳の奥に折れない その旗を
NoGoD・・・見た目で判断してはいけないという典型(笑)
話を戻すが・・・
不妊治療の際、まずは男性が検査を受けるべき!とあるようだが・・・
でも書いてるが・・・
ちっぽけな男のプライドなんか、さっさと捨ててしまえ・・・と思います。
というか、男性が先とか、女性が先とか・・・
そんな無いでしょ!
同時に受けなよ(笑)
不妊の原因がどちらにあるのか、どちらにもないのか・・・
己を知る事が何事にも一番大切です・・・