無印良品の家を見学
本日は、タイトル通り「無印良品の家」の見学に家族4人で行ってきました!
個人住宅なので写真は他の都市に建つ、パンフレットイメージ
今回のも外観はほとんど似たような感じです。
見学はfacebookを通じて知ったのですが、家を見たりするのが妻が好きなので、家族で行った感じです♪
僕は、外観デザインや間取りは特に気にしていなくて、一番知りたかったのは・・・
温熱感覚!!
という事で、↓こんな感じで今回も放射温度計を片手に床・壁・天井の表面温度を測らせていただきてきました!
個人住宅&もう既に入居していて2年も経っているという事なので、外観も内観も写真はございません!
まず、玄関入った感想ですが、とても暖かかったです。
暖房は稼働していませんでした!
南側の大開口窓のおかげで、室内は暖房つけなくても、とても暖かく、むしろ暑いくらいで、とにかく動き回ってどうしようもなかった息子をずっと抱っこしていたので、汗かいてしまった(笑)
断熱を聞くと、グラスウール+外貼り断熱のようでした!
いわゆる「ダブル断熱」ってやつですね!
1Fですが・・・
- リビングは・・・
- 窓面付近の床表面温度がとても高く、23~25℃台
その他の床は21~22度くらい
壁と天井は20~22度くらい - キッチンは・・・
- 床表面温度が18℃台
壁と天井は20℃台くらい - 洗面所は・・・
- 床表面温度が19℃台
壁と天井は20℃台くらい - 玄関床タイル
- 16℃
玄関タイル16℃って低いように思いますが、前回見に行った「ネオマの家」の2階の床は同じ16℃でした。
2Fは・・・
- 全般的に・・・
- 床・壁・天井20℃前後くらい~22℃台くらい
こんな感じでした!
家の性能を示すQ値やUA値は不明ですが、キッチンとリビングが一体のはずだけど、ちょっと温度差がありますね。
少し前に
という、かなり断熱材などにコストかかっていそうな住宅の研究棟を見学に行きましたが・・・
そこより暖かかったです(笑)
ネオマの家は、窓を小さくしている為、「エアコンに頼る」しかありません。
しかし、今回のお宅は、見学は15時過ぎだったので、直射日光が当たっている訳ではなかったですが、
大きな窓が「暖房替わり」
となっている証拠です。
パッシブという住宅を造る上で、日射はやはり欠かせない要素だと思います。
勿論、夏は遮熱をしっかり出来ないと、サウナになります(笑)
オーバーヒート
ってやつです。
入居者の方に少しだけお話聞くことが出来ました!
- 冬は夜エアコン消して、朝まで暖かいそうです
- しかし、「夏はめちゃめちゃ暑いですよ!!」
と言っていました・・・。
夏はとてもじゃないけどエアコンなしでは無理のようです・・・。
排熱がきちんと出来ないのだろうか・・・
それとも南側の大開口窓にきちんとついていたカーテンを使用していないのか・・・
抱っこしている息子がグズリまくりで途中退席する事になり・・・
あまり聞けませんでした~~~
(;´Д`)
もう、子どもは連れて行けないと思いました(笑)
ただ、住まい手の旦那様・・・
床材とか何を使っているのか分からないと言っていました・・・。
昨日、ブログでも書きましたが、光熱費もいくらかかっているのかわからないと言っていました。
今回の無印良品の家の見学のうたい文句に、
「木で造る家」
という目玉ともいえる特徴があるにも関わらず、住まい手の方がよくわかっていらっしゃらないというのは、季節ごとの、設計で考えた通りの住まい方の説明を受けているのかは定かではないですが・・・。
ただ、ここでもやはり気になったのは、建具(ドア)がほとんど無い事。
ドアが無いのはコスト的にも結構減額になります。
しかし、「音」の問題は出てきます。
二世帯住宅などでこういったドアなし空間というのは嫌がる人も多分いると思います。
妻は「絶対嫌だ!」と言っていました(笑)
そうすると、今度は「家じゅう同じ温度」にする為に、「技術」がいるわけです。
断熱設計をしっかりした上で、パッシブエアコンのような全館空調設備に頼れば、簡単なのかもしれませんが、ネオマの家のようにエアコン1台でそれを行おうとすると、「技術」がいるわけです。
それが設計です。
設計士の仕事です。
家が建てば何処で建てても同じというわけにはいきません。
設計がしっかりできた上で、しっかりとした「施工」が必要です。
今回の見学で再確認した事は、「冬の日射取得と夏の日射遮蔽」が非常に重要な要素であるという事です。
そして、「夏がめちゃめちゃ暑い」この一言が聞けただけでもよかったです!
お施主様、無印良品様、ありがとうございました!