脚を怪我する
昨日の夜ですが・・・
脚を怪我しました。
正確に言うと・・・
スネです。
階段を踏み外して、スネ強打!!
しばらく悶絶・・・
双子たち絶句・・・
スネ、凹んでる・・・
もう少しで肉が見える!?
とりあえず冷やしたら、冷えすぎて痛いんだか、ダメージで痛いんだかわからないので、冷やすの止めたら真っ赤に腫れあがってきました。
そんな時・・・
お医者様から、圧迫して軽く冷やすと良いというアドバイスをいただけましたので・・・
冷えすぎないようにタオルで巻いて、寝たけど、痛くて眠れませんでした
(^_^;)
そして、本日ですが・・・
腫れは少し引いた感じあるけど、ジンジン痛い
(´;ω;`)ウゥゥ
建築知識ビルダーズの連載が締め切り間近なので、痛みに耐えて執筆中・・・。
車のアクセルを踏んだりする動作が痛くて出来ない。
とりあえず、明日も痛かったら病院行ってレントゲン撮っていただこう。
では、何故こうなったか?という事を検証してみよう・・・。
思い出しただけでも痛い・・・。
もう・・・
すっごい恥ずかしいんですが・・・
子どもたちと軽く追いかけっこをしていたというか、びっくりさせゲームをしていたというか・・・
そんな中、2階のホールに隠れ気味の双子たちの前に突如現れたらビックリして面白いと考え・・・
階段の2段抜かし飛びをして昇ろうとしたんです。
一回やったら余裕で多分3秒くらいで2階へ行けたんです。
調子に乗った僕は、再度試みました。
双子たちのビックリする顔を楽しみにして・・・
初めの一歩でスネ強打しました・・・。
Σ( ̄ロ ̄lll)
つまり、踏板の角にスネで着地をした状態です。
階段で遊んじゃダメ!!と双子たちに言っておきながら、自分で遊んで負傷するという・・・
普段からこの回り階段は私の設計と大きく違うので、昇降にストレスを感じているのですが・・・
寸法測ってみました。
- 蹴上
- 1段の高さの事をいいます。
210mmなので、結構高めです。建築基準法では、住宅の階段は230mmです。
僕の設計では200mmを超える事はまず無いですけどね。
まあ、つまりは63cmを飛び越えようとしたわけですね(笑)
僕は中学時代、垂直飛び77cmという全学年1位で、70cmを超えたのは只一人という当時のスポーツテストローカル記録保持者なので、ジャンプ力には自信があったので、過信していたのでしょうね(^_^;) - 蹴込み
- 3cm蹴込みというのは、立上りの板部分から、踏板が少し飛び出ている寸法を言います。
まあ、一般的です。 - 踏面
- 24cmの踏板の奥行寸法を言うわけではありません。建築士の試験にも出ますが、踏面というのは先ほどの「蹴込み寸法」を含まない為、踏面は24cm-3cm=210cmとなります。
これも僕の設計では227.5mm以下の寸法はまずやりません。
大体230mmmくらいを考える。
地下に行く階段で、どうしても階段の奥行が取れない場合などの時以外に210mmという踏面の階段は設計しません。
我が家の賃貸の階段は14段。
蹴上が210mmという事は
ちょっと、階段の昇降のしやすさの話を改めてしよう。
一級建築士の試験で高齢者向けの階段の計画として、
- 6/7以下(踏面(T)+蹴上(2R))=55~65cm
- 55cm≦踏面(T)+蹴上(2R)≦65cm
というものがある。
踏面のTというのはTREAD
蹴上のRというのはRISER
ラファエル設計は、
踏面(T)+蹴上(2R)=63cm
というのを1つの基準にしている。
踏面の方を大きくなるようにしての63cm以内。
と言っても、階高によってピッタリに行かない事もありますので、60~65cmの中には必ず納めるように考えます。
分かりやすく
踏面(T)+蹴上(R)=420~450cm
でも良いと思う。
420に近い方が良いと思います。
Q1.0住宅粟野は
蹴上197.43mm
踏面230mm
なので・・・
踏面(T)+蹴上(R)=427.43です。
踏面(T)+蹴上(2R)=624.86です。
現在工事中のQ1.0住宅鶴田は
蹴上190.7mm
踏面227.5mm
なので・・・
踏面(T)+蹴上(R)=418.2です。
踏面(T)+蹴上(2R)=608.9です。
多分ね、階段はこの
踏面(T)+蹴上(R)=420~430
という所を狙うと、非常に昇降しやすい階段の1つのポイントだと思っています。
その場合、踏面の方が大きいという前提での420~430ね!
我が家の階段は、上記式に当てはめると
蹴上210mm
踏面210mm
なので・・・
踏面(T)+蹴上(R)=420です。
踏面(T)+蹴上(2R)=630です。
計算式に当てはめると、適切数値内なのですが、蹴上も踏面も210なので、僕の中では微妙。
しかも、階段には、特に回り階段には「踊り場」というものが、数値に現れてこない昇降しやすさのポイントだと思っています。
下記は我が家の階段ですが、踊り場が無く、いわゆる踊り場の部分は、半分づつで考えると、3段と3段になっている。
これが非常にストレスの原因。
ようは、踊り場は、1枚の踏板でいくのか、我が家のように5段プラスされるか、1段プラスされるかという考えになっていく。
ラファエル設計は、踊り場は昔は回り階段だと、
この一枚だった。
①だけという事ですね。
最近ではこのように2段にする。
あと、特に気にしているのが、階段には木目をあまり見せなくない。
ようは、「踏板」が何処か分からなくなるのがもの凄くストレスなのと、年取ってから、色の見え方が区別しにくくなるので、注意が必要。
この階段で言えば、下記の様に木目が見える。
いわゆる、↓こういった階段は個人的には好みではありません。
まあ、いずれにしても・・・
階段というのは、踏面が大きくて、蹴上が低い方が、安全です。
階段の周り部分というのは、最近「間取り診断」の依頼があったので、そこにも2段にすべきかどうかという疑問点がありました。
これも建築士の問題でも出題されるものですが、階段の周り部分というのは、階段の降りはじめに近い方が、転んだ時にそのまま下まで落下するので危険なのです。
ですが、すぐ踊り場があるのであれば、そこで一旦止まる可能性は高まります。
ちなみに、手すりというのは、降りる時の利き手側につけるのが望ましいです。
試験の問題においての考えと、実際の階段との違いをしっかり考えずに、試験の解答通りの事を考えると、若干ニュアンスが変わる可能性があります。
まあ、とにかくだ・・・
階段というのは、設計においても凄く考えるポイントの一つであることは間違いない。
みなさん、住宅階段の2段飛ばしジャンプはやめましょう。