法人設立記念日
2022年、Raphael設計が法人となり、
Raphael設計株式会社
となって3年が経ちました。
独立したのは2014年11月。
勤めていた設計事務所を辞めたのが2013年12月。
独立後、親戚とか以外で初めてのお客様は、妻が出産前に周産期センターの病棟で同室だったご家族でした。
とにかくうちの双子たちは育児に心折れるくらいに、
「泣く」
が凄まじく・・・
特に息子は寝ている時以外は常に泣いていて、
泣かなくても抱っこしていない時は基本5分も泣かないでいる事が無理な子でした(笑)
双子たちが2歳になって、若干、妻一人でも私が少し外に仕事で出かけられるかなという状態になった2016年からが
実質のRaphael設計の本格始動という感じでした。
それから新住協にも加入して、全棟Q1.0住宅をつくってきております。
独立してから、Q1.0住宅じゃない家でも、付加断熱は全棟してきています。
ホームズ君取り入れて、
「所詮シミュレーションでしょ」
なんて言われるのをかき消すために、
「実測」
を繰り返し行い、
一軒一軒、検証してきました。
それから雑誌の連載も6年続いて、今では東大で環境塾の講師として登壇させていただき、東大の前先生と一緒に、塾生の皆さんと一緒に、
日本の家づくりの底上げというか、レベルアップの基礎を作っていくプロジェクトに携わることができる立場にいる自分に成長を感じる部分はある。
「ラファエル設計さんがつくる高性能住宅・Q1.0住宅などは、他社と何が違うのですか?」
と以前質問された方がいます。
同じQ1.0住宅や断熱等級6とかの話になれば、性能値の数字的な部分では同じような感じになりますよね。
他社の事を詳しく知っていて、比較をしたわけじゃないから何が違うかという返答・回答は難しいですが・・・
基本的に、温熱や耐震的な部分の「命の基本仕様」となる部分に関しては、
予算に関わらず、すべてのお客様は同じとして、差別化を行っていません。
つまり、同じお客様の中で、性能については全く同じものを造り続けています。
それが夏目線か冬目線かで、最近窓の考えが変わったものはありますが、他は同じです。
で、家づくりって、性能がすべてじゃない!っていうのを、
自分で構造計算もしなければ温熱計算をしない設計事務所から何人かに言われたことありますが、それはその通りで、
私は性能すべての設計をしてきたわけではありません。
「性能」なんてものは、お客様が自由にオーダーするものでもないし、
オーダーさせるものでもないと思っています。
性能は、設計者として息をするように当たり前に最高のものを設計するだけで、最高過ぎるものは予算の関係で考えればよいと思うのです。
弊社が設計する家は、トップページに仕様書いていますが・・・
温熱だけでなく構造計算も私自身が行って、制振ダンパーまでつけています。
「温熱+構造」
そして
「長期優良住宅」
さらに、
「室温を設計する」
という考えを元に設計・施工をしています。
間取りに関しては、収納を意識した設計だったり、
窓から見える景色をどのように取り入れるかの考えなども持っています。
まあ、いずれにしても・・・
Raphael設計が継続していられるのも・・・・
私を信頼して依頼してくださってきたお客様のご家族のおかげでもあります。
それからも住まい手の皆さんにとって、
Raphael設計に依頼して良かった
と言ってもらえる設計を続けていきたいと思います。