とある事情により足場看板を初作成しました

初めての足場看板を作成してみました



作成した背景としましては・・・

自邸の工事が「違法建築」の疑いをかけられて、建築指導課に通報された点。

それと、とある人との会話の中で、自邸の建築場所を教えた所・・・

その人も違法建築だと思ったというのである。

理由は、足場に当たり前のようについている「看板」がないからというもの。

 

これまで、看板の無いらーめん店というか、そういった感じの考えでやってきたのですが、足場に工務店の看板がないと違法だと思う人がいるという事に驚きました。

 

まあ、いずれにしても・・・

これで粛々と工事している感じではなくなったと思います。

 

さて・・・

自邸において、何故違法建築の疑いがあるかというと、指導課いわく・・・

「3階建てがこの地域に建つはずがない!」

ということに加えて、足場に会社の看板版掲げてないから怪しまれたという感じです。

工事看板がちょっと見えにくいのもあったのですが・・・。

 

ここで、自邸においての敷地にかかってくる法律的な所を少し書きます。

・埋蔵文化財包蔵地(遺跡)

・風致地区

・第一種低層住居専用地域

・がけ条例

まあこんな感じ。

 

一番の厄介者は・・・

「第一種低層住居専用地域」における高さ制限と斜線規制と日影規制。

建築物の高さは10mまたは12m以下に制限されます。

 

3階建ては建つはずがないというのもわからないでもないけど・・・

これは、一級建築士の学科試験で、法規の科目を30問中満点で合格したどころか・・・

あの30問を1時間45分という極限の時間との勝負である法規の科目を、

30分残した上で満点取っているという私の設計のテクニックによって3階建てに見える高さの建物を実現させたという感じ。

実際の高さは9035mmです。

日影規制に関しても・・

真北方向に影が落ちる検討になるのだけど、その落ちる影が市の公園側と道路にうまく落ちるような配置計画と建物の形状を考えたからである。

で、実際は2階建てです。

3階に見える部分はロフト。

 

長期優良住宅もちゃんと取得しています。

しかも、日影規制の緩和処置を使える所、難しすぎて市の回答が全然でないので、緩和処置使わずに日影規制クリアしてますので、何の問題もありません。

最も厳しく、都内なんかでも一番の苦労ポイントの一つであろう

「北側斜線」

も余裕でクリアしています。

 

まあとりあえず、この土地なら、自分であれば最高の設計ができると思って、購入しました。

ロフトの窓からは、冬は富士山だって見える設計です。

ロフトの窓も、本来は設けてはいけないのですが、これも設計のテクニックでちゃんと審査機関に窓の審査も受けています。

法律を熟知していれば、このような設計も堂々とできます。

 

まあいずれにしても、宇都宮から富士山見える設計って、中々できるものでもないですし、土地の特性を最大限に生かした設計ができるかどうか?が間取りの設計にも繋がるのですよ。

ただ、1階にリビングあって、北側は水回り、2階がまるでパズルのように、

中央付近が階段とホールで四隅が子供部屋と寝室という・・・

だれがやっても2階は同じような間取りになり、

だれがやっても、北側から家を観たら、窓の位置と大きさから

何処が階段で、何処が水回りかわかるような外観であふれている。

2025年06月27日