見積り単価が他社の倍!?
最近、ハウスメーカーの見積もりと、ラファエル設計からの見積もりをお客様が比較していて・・・
『ラファエル設計さんの方がクロスが倍なんですけど!?』
って指摘がというか質問というか・・・
ありました。
ハウスメーカーの金額は¥1000円/㎡程度
ラファエル設計の金額は¥2000円/㎡程度
200㎡壁の面積があったとしたら・・・
ハウスメーカーは20万円
ラファエル設計は40万円です。
まあ今回、ハウスメーカーは全室クロス、
ラファエル設計はトイレや収納だけクロスで他は漆喰・・・
なので、そんなにクロスに対しての差が全体で出ているわけではありませんが、単価だけ見たらビックリですよね(笑)
理由はですね・・・
ラファエル設計の単価は、クロスを貼る為の施工費を含んでいるからです。
こういう出し方を『材工』といいます。
材=材料(今回でいうクロス)
工=手間代・施工費
を言います。
ハウスメーカーのは材だけなのかは分かりませんが、材だけだとすると、クロスの単価は工も含むと同じくらいになると思われますね。
材工で1000円だとしたら材は500円くらいのものだと思います。
基本的に、物の単価は材工で出すことも多いです。
手間を別で出すこともあります。
これらはきちんと見積書で分かるようになっています。
しかし、ハウスメーカーの見積もりでは分かりませんでした。
諸経費に入っているのか、躯体工事一式となっているので、こちらに入っているのか・・・
本来、一式ばっかりの見積もりは全然当てにならないというか、妥当性が見えません。
工務店もそうですが、『一式』というのはめちゃめちゃ便利な言葉であり、てきとうに単価入れても分からないので、都合のいい使われ方です。
外壁工事などで一式となっていた場合、その工務店は業者にその部分だけ拾わせてる(積算させてる)可能性が高いです。
業者に積算させると、「安全率」みたいなものを考慮するので、数量か単価が多くなります。
そこにマージン乗っけるので更に高くなります。
「一式」が悪いと言っているわけではありません。
一式の中に何が含まれているのか明確であれば、それはよいと思います。
公共工事では、一式の中身を分かるように内訳を作るのが普通です・・・というかつくらないとダメです。
家づくり真っ最中の皆さんも、見積もりを自分で確認する場合、内容を全て質問する気持ちで依頼する会社に色々聞いてみましょう!
また、材工なのか材料費と施工費が分かれているなら、施工費が別な項目できちんとあるのか確認してみましょう。