住宅は性能だという信念

はい、今日はタイトル「住宅は性能だという信念」に触れたいと思います。

先日、HPから問い合わせがあり、素晴らしい考えを持ったお客様に出逢いました。

「住宅は性能だという信念も持っています。」

正直、心が震えましたよ(笑)

今、この時代にこのセリフを言えるのって、昔から高断熱住宅に興味や関心がある人じゃないとなかなか言えないです。

新築にあたり・・・

高断熱住宅に住む事のメリットを説明する上で、コストパフォーマンスが気になる所だと思うのです。

僕のHPで色んな所で説明している話で、

「家を買うという事は30年間の光熱費も買うという事」

を説明してます。

ここで、2つに分かれます。

①屁理屈並べて、中々話を受け入れない、現在の光熱費を沢山払っている現状を脱却しようとはしない人。

②今までは光熱費の事なんて考えた事なかったけど、初期投資を高くしてもいいという人。

家づくりで外観デザインや間取りはとても重要ですよ。

 

がしかし、「住宅に性能を求めるべき」という内容は・・・

家づくりをする上で「スタートライン」に立てるかなのです。

ゴールというか、30年先を見据えた家づくりの土台がしっかり出来るという事。

「資産価値のある家づくり」が出来る状態にあるって事です。

 

正直、間取りや、外観デザインの優れた家は「本当の資産価値」とはあまり関係がありません。

家事動線をしっかり考えた家や、外観にお金を掛けて、カッコイイ家を造ろうが・・・

性能が悪ければ、これからの時代、何の価値も無くなっていくというか、売っても売れない時代になっているか、売

ってもほとんどお金にならない時代になると思います。

 

何故か?

 

性能が悪い・・・

つまり、暑くて寒い家を買っても、断熱リフォームが必要になるからです。

家っていうのは、木造が一般的だと思いますが、家に使われる木は60年とかかけて、家に生まれ変わるのです。

何が言いたいか分かりますか?

家も60年持たせないといけないという事ですよ。

 

資産価値の話をすると、こんな事を言う人がいます。

「自分の子どもたちは、俺たちが造った家には住まないんじゃない?」

「子ども達は新築したいんじゃない?」

 

仮にそうだったとしましょう。

 

40歳で子どもが5歳だとして、30年後、親は70歳で子どもは35歳です。

子どもも結婚して家づくりをする年齢かもしれません。

もう30年で60年経った事になります。

親はもう生きてる可能性は少なく、子どもは65歳、孫がいれば30歳くらいかもしれません。

 

60年というのは、孫世代にまで年月が流れます。

家も長生きしなくてはいけないんです。

そうでなければ、森が減っていきます。

家づくりをするという事は、次の家づくりの為に、森に還元しなくてはいけないのです。

家の性能を求めるという事は、地球温暖化をはじめ、自然災害などの発生も抑える可能性を秘めているのです。

 

家の性能を求める理由の1つに、「健康」というのもあります。

交通事故での死亡者数の3~4倍、家の中で死ぬ人が多いのですよ?

それくらい家の中って危険なのですよ?

 

勘違いして欲しくないのは、家の性能を重視しすぎて、外観がダサすぎる家では全然ダメです。

奇抜な家にするとかではなく、家の性能も求めて、デザインが美しい家づくりをしていきたいです。

これから家づくりをはじめる方は、是非・・・

「住宅は性能だという信念も持っています。」

と依頼する会社へ発言してみましょう!

2017年10月15日