あれから1年・・・
何が1年かというと・・・
ホームページ立ち上げて1年です。
「はじめまして」
というブログから始まりました♪
言い換えると、独立してから本格的に仕事を始められたのが1年前という事ですね(笑)
双子たちが産まれて3年半。
妊娠14週くらいの時の話を少しします。
過去に2度経験した流産・・・。
今回の双子の前も双子を妊娠してました。
16週と19週で天国へ行ってしまった我が子たち。
妻は2週間くらい入院してましたかね。
この時期、僕は設計事務所に勤めていました。
コンペなどが入ると1か月くらい朝方まで仕事をやる事は普通でしたし、普段から夜中までやる事は当たり前の仕事でした。
僕は、そんな仕事状況でしたが、勤め先の社長に状況を話して、妻の入院の手助けを専念する事を了承してもらいました。
しかし、結果は最悪の結果になってしまいました。
それから数年、新たにまた双子を妊娠。
今回は本当に慎重に!という想いが強くあり、体調がすぐれない妻。
妊娠14週で入院させてもらいました。
そんな中、妻の母に癌が見つかり、お義母さんの事も僕が気にかけていかなければならないと思い、2人の入院生活の手助けをする為に、勤めていた設計事務所を年内いっぱいで退社しました。
それから3ヶ月後、出産の1か月前でしたが、孫の顔を見る事が出来ないまま、抱く事も叶わぬまま、天国へ旅立ってしまいました。
妻が頼れるのは僕だけ。
もうね、覚悟は決めていました。
一緒に育児をしていくという覚悟をね。
病院にも1週間泊って、育児教育を受ける事になり、退院後も仕事は外注で少しいただけたので、育児に支障が出そうなときは断る事も多く、本当に育児に専念している感じでしたね(笑)
スリングで抱っこしながら図面描いてる時もありましたね
(;´▽`A``
まあ、本当に「地獄」と表現したいくらいの育児でした。
双子を育てるとはこんなにも辛いのかと。
過去のつらい経験が無ければ、乗り越えられなかったと思います。
そんな大変だった時期があるからこそ、今、我が子が本当に可愛くて仕方がないんですけど(笑)
1年前というは、子ども達は2歳半です。
そろそろ、自分の仕事を7割くらいの力で出来るかな?
と思い、ホームページも作成したのが去年の今時期です。
初めて作成したので公開するのに1週間かかりましたけどね(笑)
独立(設計事務所登録)したのは平成26年11月。
本格始動が約2年後の平成28年11月。
平成29年2月から新住協にも加入。
中学生の時から家の設計がしたいと思い、栃木にも寒冷建築を取り入れた設計をしようと思っていて、大学も北海道を選び、独立してから色んなセミナーや講習会にも参加しまくり、温熱環境の巨匠たちはどんな事を考え、
どんな設計をしているのか・・・
そんな事をひたすら学ぶ1年になっていたような感じがします。
現在、温熱環境の見える化に伴い、色んな温熱環境のシミュレーションを繰り返した結果、これまで参加してきたセミナーなどでの話などが色々繋がっていき、僕なりの答えというか、道筋というか・・・
やりたい設計というのが明確になってきましたね。
「冬暖かく、夏涼しい」
これは、高断熱にすればそうなると思っていましたが、大きな間違いだったという事も、僕の中で明確になりました。
誰かに教えられたわけではなく、シミュレーション結果を繰り返し行った成果により、得た知識・技術の習得が出来ました。
そこが僕の中で、今年の成果と言っても過言ではありません。
今後は、セミナーは所属している新住協の勉強会を基本として他はそんなに行かなくてもいいかなと思っています。
東京開催だと新幹線往復8千円かかりますしね(笑)
次世代省エネ基準クリアしただけでは冬極寒ですし、ZEHをクリアできる高断熱にしても、無暖房では室温5℃くらいにしかならない状況もあります。
これって、「冬暖かく・・・」ではないですよね(笑)
必要なのは「太陽」です。
太陽に素直な設計がある程度マスター出来ると、窓1つに対して光熱費がどれくらい稼げるという事も分かり、非常に設計が面白くなりました。
無暖房で18~20℃の室温が保てる家が「冬暖かい」と名乗れる権利があると思います。
まあ、今日のこの日は、仕事完全オフにしました。
色々振り返ろうと思って(笑)
まあ、正直この1年で結構、温熱環境設計の戦闘力は上がったと思いますが、向上心は忘れず、日々勉強の精神は常に持ち続けたいと思っています!
今後とも、ラファエル設計を宜しくお願い致します。