感動してくださる家づくり

本日のタイトルは、工事着工前・・・
つまり、計画段階・実施設計段階でのお話です。

先日、現在実施設計中のお客様より、嬉しいお言葉をいただきました。

「正直、神長さんの情熱に感動しました」

と。

無垢の床材にホワイトの自然塗料を塗る事が非常に難しく、色々提案して、納得できるまで提案していったのですが、それが非常に嬉しかったようです。

サンプル10種類くらい用意して、3社の塗料用意して、塗り分けたのです♪

 

実は、前にも違うお客様から、実施設計で色々決めている時の事です。

  • 「朝から図面見て、感動です。」(展開図をお渡しして)
  • 「ホント、感動しまくりです!!びっくり&どれだけ時間割いてくださったかと思うとホントに感謝しきれないほどです」(細かい図面を見て)
  • 「無理なお願い、ワガママなお願いに対して、色々してくださった事に感動の1日でした。設計士さんが神長さんで改めてよかったです(色決めなどの時)」

というメールをいただいております。

 

最近では監理中に口頭で、

「監理料があるから初めは依頼するか悩んだけど、神長さんに依頼して本当によかったよ。もの凄い自分の事を理解して提案してくれるもんね」

という事も言っていただけました。

 

色々思い返すと、改めて嬉しくなりますね。

 

家づくりって・・・

学校では教えてくれないし、何かの正解があるわけではないし、

育児してればその分家づくりへのエネルギーが必要だし・・・

【疲れる】

の一言ですよね(笑)
(※お客様からしたら)

 

特に、サプライズ的な事して感動を生んでるわけでもなく、僕にとってはいたって普通な事なのですが・・・

「感動を生む仕事」

が出来てるという事なのかな・・・。

まあ、兎に角僕は細かいんですよ(笑)

相手にする業者さんとかは嫌になるくらいに(笑)

 

正直、僕と業者・工務店との温度差は結構感じる時があります。

 

一度こんな事を言われました。

「神長さんの考えはかなりレベルが高い。そのレベルについていける業者はあまりいない。神長さんが求めるクオリティを実現するにはうちの力量では無理。1日多く仕事量が増えたら他の仕事が回せない」

と。

完全に僕の独り歩きというか・・・

向いてる方向が違いますよね(;´▽`A``

 

そもそも、そんな発言をするという事は、その業者さんはかなりの仕事を回しているという事。

要するに、請負っている単価が安いのだと思います。

僕は、減額もすることなく、その業者さんには依頼しました。

希望の金額通りやっていただいても、そのような発言が出るという事は、元々見ている仕事量が違うんですよね。

 

今、日本の家づくりは、ピラミッドに例えると、頂点ににハウスメーカーが君臨して、底辺に業者さんたちがウヨウヨいる状態です。

つまり、ハウスメーカーの言いなりだったり、ハウスメーカーから急ぎで何件も請け負っているような状態。

時には脅されたりして仕事をしているのですよ。

そんな状態では、業者さんたちは誰の為の家づくりをしているのか忘れてしまっていますよね。

 

仕事を失う事を恐れているわけです。

 

「感動してくださる家づくり」

とは、僕(設計)だけが評価されてもあまり意味がないと思っています。

家を完成させるには、大工さんをはじめ、色々な業者さんが係わりを持ちます。

1人1人の職人さんたちの技術が集結して、家が建つのです。

 

僕はね・・・

家を建てるのに、設計者の立場とか関係なく、職人さんたちと同じ方向を向いて、同じ気持ちで、

「お客様の為の家づくり」

という大前提を忘れずに、色んな人たちの思いが込められた家づくりこそが、

本当の・・・

「感動してくださる家づくり」

だと思っているのですよ。

 

要するに、「感動のリレー」ですよね♪

計画・実施段階から感動が生まれ、

工事中でも感動が生まれ、

完成したら感動が生まれ、

入居後も感動が続く・・・

そんな家は理想論かもしれませんが、実現は可能です。

同じ思いの職人さんたちと時間が集まれば!

※入居後も感動が続くっていうのは、人には慣れがあるので、毎日続く事にはならないかも知れませんが(笑)

 

僕は、グラスウールの詰め方一つで、イライラしながら施工したかどうかなど分かります(笑)

 

まあ、感動とは狙って生まれるわけでもないので、感動を生む為に意識してエネルギーを使うのはちょっと違いますが、普通に当たり前に行動する事が、お客様にとって喜んで頂ける事が一番なのではないかと思いますよね♪

 

2017年11月11日