ドイツから木造パッシブハウスの未来

本日は東京大手町で株式会社イケダコーポレーションさん主催のセミナー

ドイツから木造パッシブハウスの未来

と言うことで講師には遥々ドイツから・・・

フランク・ラトケ氏(写真左)
バイエルン建築家議会の会長を務め、公共物件のプロポーザル審査員としても活躍しているお方
ホルガーケーニッヒ氏(写真右)
ドイツにおけるサスティナブル建築の認定システムに力を入れ、サスティナブル建築の評価システム&サスティナブル建築のドイツ協会の監査役を担うお方

が講師として来日!

セミナー後の懇親会で撮影!
とっても気さくな方々でした!一番右の女性は通訳の方です♪


通訳ありイヤホンでのセミナーでした!


専攻建築士の為のCPD単位も4単位ついていました!

これからというか、話題?のCLTを初めとする木造建築、健康や環境に配慮した建築、持続可能な建築…
非常に勉強になりました!

先月、ジャパン建材フェアに行った目的の1つ…
アトリエフルカワ一級建築士事務所の古川泰司先生による
「木の魅力を伝える」
のセミナーともの凄くリンク(繋がる)感じのセミナーでした!

木って、実は物凄い可能性を秘めているというか、これから建物を50年~100年と残して行くには…エネルギーなどの観点からも木造建築!

セミナーのラストを飾るに言葉であり、感銘を受けた言葉…

『未来をつくり出す住まいづくり』とは
『次世代に対する責任を今日負うことを言う』

・・・何て深いんだ!!

僕は原発反対とは今まで強く言った事はない。
理由はそれに変わるエネルギーをどうすればよいのか分からなかったから。
ドイツはしっかり政策として考えられている。
ただ、反対反対言ってるだけではない。

 

今日は兎に角・・・

  • エコハウスとは光熱費安くなればそれでいいのか?
  • 冬暖かくて、夏涼しければそれでいいのか?
  • ただ単に、エネルギー削減をかかげればそれでいいのか?

そうじゃないよ!
って事がよく分かるセミナーでした! 

大切な事は
【未来をつくり出す住まいづくり】

建物を造るという事は、それだけの「エネルギー」が使われたという事。

そのエネルギーを無駄にしない為にも、持続していかなければならない。

木というのは、今日植えれば50年後、100年後には家づくりが出来るくらいに成長する。

山の手入れをしている人たちに還元できるように木材を使って50~100年後まで持つ木造建築・木造住宅。


きちんとした設計をすれば、鉄筋コンクリートにも劣らないくらい長生き出来るんだと知った。

木材は劣化する、長持ちしない・・・

そんな考えが「新住協」に加入するまではあった。

それは僕がただ木造住宅に対しての知識が乏しかった。

木造住宅でもきちんとした知識と設計が出来れば長生きできる事を強く再確認させられた。

木材に関して、もっともっと知識を付けたいと思えた。

今日のセミナーは僕の設計論に新たな息吹を感じさせてくれた。

自然素材というのは、我々に「健康」をもたらすことが出来るだけではなく、未来にまで、後世にまでも伝えていけるものなんだと改めて思った。
新住協に加入し、今目指す先がある。
その目指す先へ進む為の羽根が生えた気分で感動すら覚えた。

まだまだ勉強する事は沢山ある。

日々勉強である。

 


 

ちょっと話がそれるが、僕が、進学した大学の推薦入試の小論文は選択問題だった。
・これからの老人施設について
・スクラップ&ビルドについて
前者は自信を持って書いて結果、学長推薦枠に入ったらしいが…僕はスクラップ&ビルドについて、全く書ける気がしなかった…
それは、今までも…
でも、「あの時の入試の書けなかった問題と言う悔いというかモヤモヤ」が今日晴れた(笑)
今なら自信を持って書ける自信がついた!

 



今、三重県の住宅を設計しているが、お客様は、『後世へ50年、100年残せる家を』というのが希望だった。
素晴らしい考えだと思った。
これは、新住協の技術指針を元に取り掛かるつもりです。

 



最近、セミナーを受けたことで、色々と考えが繋がっていく。それらを上手くアウトプット出来る家づくりをしていきたいと、改めて思った!今日は楽しかったぁ~(*´▽`*)

セミナー後の懇親会では・・・断熱設計・エコハウス・省エネ住宅の第一人者と言えば西方里見先生!(いくつか書籍で参考にさせていただいております!)
とも名刺交換させていただきましたし、講師のお二方にも、通訳してもらい、色々お話をお聞きする事が出来ました!

心が躍って、心が滾(たぎ)りました!!

最後に集合写真♪

 

2017年04月05日