ラファエル設計が目指す住宅設計とは

先日、無料間取り診断を行った相談者様から、目頭が熱くなる感動的な感想を頂きました。

皆さま、非常に高評価をしていただけるので何だか恐縮なのですが・・・(^_^;)

 

一部を記載させていただきます。

「神長様の診断は単に間取りをみて頂いただけではなく、私達家族の未来を考えてくださったという感覚です。」

 

「住まい手の未来を考えた設計」
僕が一番目指すポイントを分かっていただけた事が何より嬉しく思いました。

 

色んな所で「断熱・気密」などの重要性をお話していますが、最終的なゴール地点は、死ぬまでその家で幸せに暮らせる事を目指しています。

その幸せというのは、何より「笑顔」が生まれる家です。

そんな未来が「図面」を通じて診えるかどうか。

 

幸せって何だろう?と思いますよね?


健康でいられる家・長生きできる家が、僕は幸せな家だと思っています。

  • 風邪をひきにくい
  • アレルギー緩和
  • 寝たきりになりにくい
  • 要介護になる年齢がずっと遅い
  • 基礎体温が上がり、妊娠しやすくなる
  • ヒートショックなんて無縁
  • 室内での熱中症なんて無縁

 

普通のようで、なかなか難しい日常です。


これらの設計は、当たり前に考えなくてはいけないものなのに、ほとんど考えられていないものが多い。



車の10倍以上の値段もするものなのに、そういった基準もないし、住まい手も安く家を買う事に夢中になってしまっている。

今の日本の家づくりは、正直・・・

「住まい手の為の家づくりではない」と思うんです。

工務店などの会社の為の家づくりだと思うのです。

 

要は、工務店は、家を造れなくては会社が存続できない。

だから、他よりも安い金額で家を建てよう!
そうしないと仕事が来ない。

そんな感じじゃないですか?

住まい手の為に、安い家を造る・・・

これは非常に重要な事ですが、

中気密・高断熱などのように、ふざけた家づくりをして安い家を提供するなんて、言語道断!

ヒートショックなどの家の中での死亡率が高い家を結果として造るんですよ。

それの何処が、住まい手の為の家づくりですか?

と思っています。

 

お金がないから安い家を建てる・・・

これは当たり前かも知れませんが、光熱費も一緒に考えなくてはいけないのです。

 

家のローン(¥5万)は銀行に払って、電気代(1万)は電力会社に払う。


家のローン(¥6万)は銀行に払って、電気代は0円


どちらがいいですか?
という事なのです。

月々1万円を家の性能アップ分として銀行に払うか、電気代として電力会社に払うかの違いです。

今、目先の安さ勝負の家を2000万で建てたとしても、2020年には省エネ義務化により、その2000万の資産価値は思いっきり下落するでしょう。

売った所で、元値近くなんて絶対に行きません。

例えば、自分の子どもがその家に住むとして、将来「断熱リフォーム」が必要になるかも知れません。

そういった費用負担も負債のように我が子に押し付ける事になるかも知れないのです。

 

車は買い替えれば済みますが、家は現在よりもアップグレードするならリフォームしか手段はありません。

 

是非とも「資産価値」の高い家づくりをしていただきたいと思っています。

 

それが、住まい手の未来を考えた本当の設計だと思っています。

 

 

2017年07月29日