エコハウスは何故儲かるのか
レビューが遅くなりましたが…
日本エネルギーパス協会 代表理事の今泉太爾 氏による著書『エコハウスはなぜ儲かるのか?』
これは衝撃的に素晴らしい本であることは間違いないです。
僕の心を滾らせてくれました(笑)
家づくりをはじめる方、その真っ最中の方に、
松尾和也さん著書『ホントは安いエコハウス』同様にオススメしたい本です。
今泉さんの本は、家づくりに詳しくない方でも、物凄く分かり易く書かれている。
『はじめに』を読むだけでも、これから日本が目指すべき住宅建築の未来が理解できる。
今年5月にZEHのセミナーに参加した時に、初めて今泉さんの講演を聴いたのですが、一つ一つの言葉に説得力があって、凄い方だなとすぐに理解出来ました!
そして、エネルギーエージェントの資格?を取ろうと思ったわけですが…
(現在なりました)
本の書かれ方も、まさに今泉さんのセミナーを聴いているかのような感じになります。
何より…読みやすい!!
エネルギーって、家づくりはじめたばかりの方々からしたら地球規模単位でスケールが大きい感じがあって、ピンとこないと思うのですよ。
がしかし、今泉さんの説明は、これからどういった家づくりを目指さないとどうなるか、物凄く分かり易く書いてある。
難しい単語は全く使われていない。
さらには、目指すべきレールを敷いてくれてる感じさえ思える。
と言うより、他に目指すものがないくらいに、他の考えを自然と消去出来る考えも持てる。
今泉さんは日本の未来がハッキリと見えてますよね!
省エネを勉強すると必ず比較対象で出てくるドイツ!
日本がドイツ並みの政策を出来たら物凄い。
原発問題、空き家問題、色んなものが解決へ向けて動き出しそうですが…
『日本のすごいところ』みたいなテレビありますが…
『日本のダメなところ』と題して、住宅の断熱性能から、ドイツと比べてこんなに違うんだよ!?
って事を取り上げて欲しいくらいですね(笑)
建築知識という雑誌で『猫の為の家づくり』特集が組まれ、定価1600円くらいの本がオークションではプレミア化して4000円越えで取引されてましたが、省エネ住宅に関する本がプレミアするくらいになって欲しいですよね(笑)
自分達の命の仕様に関する家の本よりも、猫の為の家の本の方がプレミアつくって…
感覚的におかしいと思うのは僕だけでしょうか?(笑)
多分『犬の為の家づくり』って号もでたら売れるんだろう(笑)
兎に角、今泉さんの本は、建築関係者なら絶対に読まなくてはならないくらいの本だと思います。